a16z crypto、LayerZero独自トークン「ZRO」を55Mドル相当取得

a16z cryptoがZROを78億円相当取得

米大手ベンチャーキャピタルa16z(アンドリーセンホロウィッツ)の暗号資産(仮想通貨)部門であるa16zクリプト(a16z crypto)が、オムニチェーンプロトコル「レイヤーゼロ(LayerZero)」の独自トークンZROを、3年間のロックアップ付きで5,500万ドル(約78億円)相当を取得した。「レイヤーゼロ」がXで4月18日に発表した。

「レイヤーゼロ」は、オムニチェーン相互運用プロトコル(Omnichain Protocol)により相互運用性を可能にし、無数のブロックチェーン間でシームレスなクロスチェーンメッセージングを促進するインフラを提供している。開発者は「レイヤーゼロ」を利用することで、クロスチェーンのやり取りを行う仲介者を必要とせずに、複数のブロックチェーンにまたがるプロジェクトを構築できる。また独自トークンであるZROは、「レイヤーゼロ」においてガバナンス、プロトコル手数料の支払い、ステーキング報酬といった機能を担う。

a16zクリプトは「レイヤーゼロ」によるシリーズA+およびシリーズBラウンドを主導しており、今回のZRO取得は同プロトコルに対する継続的な投資となる。

「レイヤーゼロ」は発表の中で、世界の金融システムが新たなレールの上で再構築されつつあるとし、同プロトコルがその中核を担うインフラであると説明した。

また「レイヤーゼロ」は、インターネットにおけるTCP/IPが果たした役割を、ブロックチェーンに対して果たすとのこと。そして同プロトコルが、価値とデータをあらゆるチェーン間で移動させるための、パーミッションレスかつ改ざん不能で検閲耐性のある基盤であるとした。

これにより複数のチェーン上での開発が、1つのブロックチェーン上で構築しているかのような体験を実現するという。

今回の発表時点で「レイヤーゼロ」はステーブルコインの70%、1,000億ドル(約4.2兆円)を超える資産、400以上のアプリケーションの相互運用性を支えているとのこと。

また「レイヤーゼロ」は、125のブロックチェーンを接続し、累計で1億4,000万件超のメッセージと750億ドル(約10.6兆円)以上の取引を処理してきたとのことだ。

画像:iStock/BadBrother

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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