英国ロモンドスクール、今秋からビットコインによる授業料支払いに対応へ

ローモンドスクールがBTCの学費支払いに対応へ

英スコットランドの私立学校ローモンドスクール(Lomond School)が、今年秋学期より暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)による授業料の支払いに対応すると発表した。これは英国の教育機関として初の試みであり、同校の公式ウェブサイト上で明らかにされた。

ローモンドスクールによれば今回の取り組みは、保護者や海外の教育エージェントからの要望を受けて実現したとのこと。現時点ではBTCのみが支払い対象となっており、他の暗号資産に対応する計画はないという。

導入初期段階では、受け取ったBTCはすべて即座に英ポンド(GBP)へ換金される予定とのこと。また今後BTCでの支払いが継続的に利用されれば、同校独自のBTC準備資産(トレジャリー)を構築し、授業料の一部をBTCで長期的に保有することも検討されているという。

なお、すべてのBTC取引は英国の金融規制に準拠し、マネーロンダリング防止(AML)および税務コンプライアンス要件を満たす形で行われるとされている。

また、付加価値税(VAT)に関してローモンドスクールは「全ての税金は適切に支払われる」とし、「これは税回避ではなく、イノベーションの問題」としている。

さらに将来的には、職員の任意で給与の一部をBTCで支払う制度の導入も検討されているという。

なお今回の取り組みにあたりローモンドスクールは、暗号資産決済プロバイダーのコインコーナー(CoinCorner)およびマスケット(Musqet)と提携しているとのことだ。

参考:ローモンドスクール
画像:iStock/b14ckminus・LongQuattro

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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