Bybit、NFTマーケットプレイスを4/8に運営終了へ

BybitのNFT関連サービス終了へ

海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所Bybit(バイビット)が、同社提供のNFTマーケットプレイスBybit NFT Marketplace(バイビットNFTマーケットプレイス)の運営を終了すると4月1日に発表した。

バイビットは今回のサービス終了の理由について「提供サービスの合理化の一環」と説明している。

サービス終了対象には同NFTマーケットプレイスに加え、Bybit Web3’s Inscription Marketplace(バイビットWeb3インスクリプションマーケットプレイス)およびInitial DEX Offering(IDO)製品ページも含まれている。これらの各サービスページは、4月8日16時(UTC)以降アクセス不可となる予定で、バイビットは期限前に資産の管理を行うようユーザーに呼びかけている。

なおバイビットWeb3インスクリプションマーケットプレイスは、ビットコイン(BTC)「オーディナルズ(Ordinals)」のインスクリプション(NFT)を作成および取引できるプラットフォームである。またIDOは、分散型取引所(DEX)を通じてトークンを初期販売する仕組みである。バイビットによるIDOでは、同社が提供するクラウドウォレットを通じてトークンがエアドロップされていた。

なお、クラウドウォレットにトークンがエアドロップされているユーザーに対しては、これらのトークンをシードフレーズウォレットやプライベートキーウォレットへ移行するよう案内が出されている。

またバイビットは今後のEthereum(イーサリアム)チェーン上のNFTの確認および取引について、NFTマーケットプレイスOpenSea(オープンシー)、Blur(ブラー)、Magic Eden(マジックエデン)で可能であると伝えている。

またMantle(マントル)チェーン上のNFTは、NFTマーケットプレイスElement Marketplace(エレメントマーケットプレイス)およびMintle(ミントル)上での確認および取引が推奨されている。

さらにインスクリプションについては、外部のインスクリプションマーケットプレイスであるUniSat(ユニサット)とマジックエデンで確認および取引が可能とのことだ。

なお先月31日にイーサリアム上のNFTマーケットプレイス「X2Y2」も4月30日をもってサービス提供を終了すると発表した。

「X2Y2」の運営チームはサービス終了の理由について「NFT市場のピークから90%の取引量が失われたこと」を挙げ、また「マーケットプレイスはネットワーク効果によって成否が決まる」と説明している。今後同運営チームは、人工知能(AI)を活用した分散型プロジェクトにシフトするとのことだ。

参考:Bybit
画像:iStock/berya113

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参照元:NFT – あたらしい経済

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