米SEC、グレースケールのカルダノETF申請を受理|最終判断はいつ頃?
米国証券取引委員会(SEC)が2025年2月24日に、ニューヨーク証券取引所(NYSE)グループ傘下の「NYSE Arca」が申請していたグレースケールのカルダノ(Cardano/ADA)のETFである「Grayscale Cardano Trust(GADA)」の申請書類を受理したことが明らかになりました。
Grayscale Cardano Trust(GADA)は、米資産運用大手グレースケールが提供するADAを対象とした投資商品であり、2025年2月10日にはNYSE Arcaが「19b-4フォーム」と呼ばれるルール変更の申請書類を提出したことが報告されていました。
今回のニュースはこれに続くもので、SECは19b-4フォームの申請受理後45日以内に最初の判断(承認・却下・審査延長)を下す必要があり、最長240日間まで審査期間を延長することができるため、2025年10月末頃までにはカルダノETFに関する最終判断が下されることになると伝えられています。
SEC posted their acknowledgement of Grayscales Cardano ETF application
Key Dates to Watch:
Feb 10, 2025 – ETF filed with SEC
Feb 24, 2025 – SEC published for public comment
Apr 10, 2025 – SEC’s initial decision deadline (approve, deny, or extend)
Final deadline: Oct… pic.twitter.com/0y2d1hzTzD
— P₳ul
(@cwpaulm) February 24, 2025
SECがグレースケールのカルダノETF申請を正式に受理
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注目すべき日程:
2025年2月10日 – SECにETF申請提出
2025年2月24日 – SECが一般コメント募集のために公開
2025年4月10日 – SECの初回判断期限(承認・否認・審査延長の決定)
最終期限:2025年10月22日(最大240日間の審査期間)
承認されれば、2025年第2四半期にも取引開始の可能性あり。しかし、SECは通常、審査期間を延長するため、どうなるか見守りましょう…
なお、Grayscale Cardano Trustは「GADA」のティッカーシンボルで上場する予定で、カストディアン(保管担当)は「Coinbase Custody Trust Company」、管理者は「BNY Mellon Asset Servicing」と報告されています。
カルダノETFが上場すれば、機関投資家や個人投資家が証券取引所を通じてADAを直接保有するリスクを回避しながらカルダノに投資できるようになるため、カルダノ(ADA)への資金流入が増加する可能性があると期待されています。
また、ETFの承認・上場はカルダノの信頼性向上にもつながると期待されており、技術採用や資金流入の増加などで価格上昇にもつながる可能性があるため、今後の動向には注目が集まっています。
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Souce:SEC公開書類
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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