FTX債権者、80%が仮想通貨への再投資か|SOLやミームコインへの関心も
FTX債権者、約80%が仮想通貨へ再投資
海外仮想通貨メディア「NFTevening」が2025年2月20日に公開したレポートによると、大半のFTX債権者が仮想通貨への再投資に意欲的なことが分かりました。
レポートでは、オンライン調査プラットフォームを通して、約1,000人のFTX債権者を対象に行われたアンケートがまとめられています。
同レポートによると、FTX債権者の約80%が、返済金を仮想通貨に再投資する意向であることが明らかになりました。。
2022年に破産したFTXは、2025年1月に5万ドル以下(約750万円)の債権者を対象に返済を開始することを発表しました。返済される総額は、140億ドル〜160億ドル(約2兆円〜2.3兆円)前後であると見られています。
返済は主に米ドルで行われる予定であることから、仮想通貨業界では「返済金が仮想通貨市場に再流入するのではないか」との見方が広がっていました。
SOLへの投資意欲が高い
再投資を計画している債権者のうち、約62%がソラナ(SOL)への再投資を行う方針であることが分かりました。債権者全体では、44%に相当します。
次いで、イーサリアム(ETH)が人気の再投資先に上がっており、債権者のうち31%が返済金を割り当てる方針となっています。
また、FTX債権者のうち71%が、仮にSOLの価格が145ドル(約2万円)を下回った場合、さらに購入するか、保有すると回答しました。
同レポートでは、上記の調査結果に対して「ソラナコミュニティの驚異的な回復力を示しています。投資家は撤退するのではなく、ブロックチェーンの基盤であるスピード、低い手数料、活気のあるエコシステムを支持しています」とコメントしています。
ただし、同レポートは、FTX債権者のうちSOL保有者を主な対象としており、結果に偏りが生じる可能性があります。
ミームコインへの関心も
FTX債権者の3分の1が、返済金をミームコインに割り当てる予定であることも明らかになりました。同レポートは、この点について「大胆な投資に対する投資家の意欲は、依然として強いようです」とコメントしています。
また、債権者のうち31%が、返済金をAIに関連する仮想通貨へ割り当てる方針となっており、AI関連銘柄についても高い関心が集まっていることが明らかになりました。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=149.2円)
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Souce:NFTevening
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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