ソニーのNFTプラットフォーム「SNFT」、第1弾は「BONSAI NFT CLUB」のコラボNFT
SNFTの第1弾はBONSAI NFT CLUBのコラボNFT
ソニーグループのブロックチェーン関連企業のSNFTが、実物のアートの魅力と利便性をデジタル技術で拡張するアートプロジェクト「SNFTデジタルフィジカルアート」を3月より開始する。SNFTが2月19日に発表した。
同プロジェクトの第一弾の取り組みとして、盆栽師の平尾成志氏および盆栽をテーマにアートの可能性を追求するNFTプロジェクト「BONSAI NFT CLUB」とコラボレーションしたNFTコレクション「BONSAI NFT GALLERY on SNFT」の「曲」と「線」を提供するとのこと。
「BONSAI NFT GALLERY on SNFT」の「曲」と「線」の所有者は、実物の盆栽作品の所有者となり、盆栽園「成勝園」での管理が受けられるという。また展示会への出品などの権利を行使することも可能。今後、その所有権の二次流通取引は、NFTのマーケットを通じて行えるとのこと。
同作品は、ソニーグループのSony Block Solutions Labs(ソニーブロックソーリューションズラボ)提供の基盤インフラ「Soneium(ソニューム)」で展開が予定されている。またソニーの空間コンテンツ制作ソリューション群「XYN(ジン)」の活用など最新のデジタル技術を用いて、実物のアート作品を所有している感覚をデジタルでも得られるような表現をNFTに施すとのこと。
また今回のプロジェクトは、ソニー銀行が提供するweb3エンターテインメント領域向けスマートフォンアプリ「Sony Bank CONNECT(ソニーバンクコネクト)」とコラボレーションするという。同アプリは、SNFTと接続することで、SNFTで保有しているNFTを表示し、楽しめる機能を提供するなど、SNFTデジタルフィジカルアートの体験を拡張するとのことだ。
なお同作品は、NFTの購入・管理ができるマーケットプレイスであるSNFTのウェブサイト内にて、販売される。なお今回のプロジェクトによるNFTコレクションは、同プラットフォーム初の取り組みとなる。
「BONSAI NFT GALLERY on SNFT」の「曲」と「線」は、3月9日13:00より先着固定価格でクレジットカードでの決済方法で販売される。価格については後日発表されるとのこと。
また「SNFTデジタルフィジカルアート」のスタートを記念して、1月にグランドオープンしたGinza Sony Parkの1階にて、「盆栽アートパフォーマンス“爻:MAJIWARI” supported by Sony Bank CONNECT」を3月7日~8日の2日間開催するという。このイベントでは平尾成志氏がライブで盆栽アートを製作するとのことだ。
「Soneium」は今年1月にメインネットローンチしたEthereum(イーサリアム)のレイヤー2ブロックチェーン。スケーリング技術「ロールアップ」のひとつである「オプティミスティックロールアップ(Optimistic Rollups)」を採用した独自のレイヤー2ブロックチェーンを立ち上げられるソフトウェア「OPスタック(OP Stack)」により構築された。
2025年3月、実物のアートの魅力と利便性をデジタル技術で拡張する新しいアートプロジェクト「SNFTデジタルフィジカルアート」が始動!
— SNFT_official (@snft_official) February 19, 2025
プロジェクトスタートを記念して、2025年1月にグランドオープンしたGinza Sony Parkの1階にて、盆栽アートパフォーマンス“爻:MAJIWARI” supported by Sony Bank… pic.twitter.com/7WekISsllw
画像:PIXTA
関連ニュース
- ソニーグループ、3つの取り組みで包括的な「Web3ソリューション」提供
- NEO TOKYO PUNKS、アニメ化権の分割NFTコレクション「UTOPIA」を「Soneium」でローンチへ
- ヴィタリック、「Soneium」の物議を醸す対応に好意的な意見表明
- 盆栽をテクノロジーでアートに。Web3で起業/事業展開するヒント(BONSAI NFT CLUBファウンダー まじすけ)
- 今年のWeb3どうなる? 暗号資産/ブロックチェーン業界を牽引する88人が語る「2025年の展望」
参照元:NFT – あたらしい経済