ハイパーリキッド、「Hyper EVM」初回メインネット稼働開始
Hyper EVMの初回メインネット稼働開始
「ハイパーリキッド(Hyperliquid)」の成長を支援するハイパー財団(Hyper Foundation)が、「ハイパーEVM(Hyper EVM)」の初回メインネット稼働開始を公式Xで2月18日発表した。
「ハイパーリキッド」は、DEX(分散型取引所)およびその基盤となる独自レイヤー1(L1)ブロックチェーン。また「ハイパーEVM」は、このL1に統合されたEVM(Ethereum Virtual Machine:イーサリアムヴァーチャルマシン)環境である。
今回の初回メインネット稼働により、「ハイパーリキッド」でスマートコントラクトの実行が可能となり、同チェーンの汎用性が向上したとのこと。
なお「ハイパーリキッド」は、プルーフオブステーク(PoS)型のコンセンサスアルゴリズムである「ハイパーBFT(HyperBFT)」を採用しており、「ハイパーEVM」の初期メインネットもこの「ハイパーBFT」からセキュリティを継承しているという。「ハイパーBFT」では、1秒間に最大20万件のトランザクションを処理でき、コンセンサスの達成は0.2秒とのこと。
また「ハイパーEVM」では、「ハイパーリキッド」の独自トークン「HYPE」がガストークンとして機能するとのこと。これにより同チェーン上で取引可能な「HYPE」と、ハイパーEVMの「HYPE」間で相互に転送が可能になるとのことだ。なお「HYPE」は、「ハイパーBFT」のステーキングトークンとしても利用可能で、昨年11月にエアドロップが実施されている。
さらにDeFi(分散型金融)アプリケーション向けの「ラップドハイプ:Wrapped HYPE(WHYPE)」が、「ハイパーEVM」に含まれているという。
またハイパー財団は、「ハイパーEVM」のメインネットにおけるバグ報奨金(バグバウンティ)プログラムを開始したことを発表している。
なお今後のネットワークアップグレードでは、イーサリアム(Ethereum)のERC-20規格トークンのネイティブ転送機能および、プリコンパイル機能の実装が予定されているとのことだ。
The HyperEVM is live. This is a major step toward the vision of housing all finance by bringing general-purpose programmability to Hyperliquid’s performant financial system. The initial mainnet release of the HyperEVM includes:
— Hyper Foundation (@HyperFND) February 18, 2025
1. HyperEVM blocks built as part of L1 execution,… pic.twitter.com/sleqk1N7T5
参考:ハイパーリキッド
画像:iStock/Antiv3D
関連ニュース
- 北朝鮮ハッカーグループ、「Hyperliquid」を標的にしている可能性が浮上、運営は否定
- ハイパーリキッド、独自トークン「HYPE」配布イベント実施
- Pump[.]Fun、モバイルアプリ版をiOSとAndroidで公開
- Doodlesがソラナ上で独自トークン「DOOD」発行へ、Baseへのブリッジ予定も
- リキッドステーキングプロトコル「Lido」が「Lido v3」展開へ
参照元:ニュース – あたらしい経済