OpenSea、オファーや出品に対するXP報酬の付与を停止
2月18日、OpenSeaは、オープンベータ版のOS2における、XP報酬システムの一部機能を停止すると発表しました。
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we've heard the feedback on the current XP system, and we're putting a pause on XP given directly for listing and bidding
— dfinzer.eth | opensea (@dfinzer) February 18, 2025
while we don’t think liquidity rewards are inherently bad (see more below), we understand that there are a lot of strong emotions towards point systems, and…
これにより、NFTの出品やオファーに対するXPの付与が一時的に停止されます。
今回の措置は、XP報酬システムがファーミングを助長しているとの指摘を受けたものであり、OpenSeaは今後の適切な方針を検討するとしています。
OS2のXP報酬システムは、取引活動を促進し、今後予定されている$SEAトークンのエアドロップに向けてユーザーを惹きつける目的で導入されました。しかし、一部のトレーダーが低コストで出品・オファーを繰り返し、大量のXPを獲得する方法が横行したため、これが市場の健全性を損なうとの批判が高まっていました。
OpenSeaのCEOであるDevin Finzer氏はこれに対し、「XPの仕組みは本質的に悪いものではないが、NFT市場の現状を考慮し、出品やオファーに対する報酬を一時停止する」とコメントしています。
一方で、今後のXP報酬プログラムは、OS2でのNFT購入や長期保有者を対象とした「XP Shipment」へとシフトしていく方針です。
今回の決定に対し、コミュニティからは賛否の声が上がっています。一部の業界関係者は、OpenSeaが市場の動向を考慮し柔軟に対応している点を評価していますが、長期的なプラットフォームの成長を支えてきたユーザーが適切に報われていないとする批判もあります。特に、$SEAトークンのエアドロップを期待していたユーザーの間では、過去の利用実績に対する適切な評価が求められています。
OpenSeaは引き続き流動性インセンティブの重要性を認識しており、今後も調整を加えながらマーケットプレイスの競争力を維持していく方針です。$SEAトークンの発行を控えたこのタイミングでの変更が、今後のOpenSeaのユーザーエンゲージメントや市場全体にどのような影響を与えるかが注目されています。
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参照元:NFT Media