グレースケール、「ピスネットワーク(PYTH)」の投資信託を提供開始
Grayscale Pyth Trust提供開始
暗号資産(仮想通貨)運用会社のグレースケール(Grayscale)が、暗号資産ピスネットワーク:Pyth Network(PYTH)の私募投資信託「グレースケールピストラスト(Grayscale Pyth Trust)」の提供開始を2月18日に発表した。
ピスネットワークは、ソラナ(Solana)ブロックチェーン上に構築された分散型オラクルネットワーク。同プロジェクトは、暗号資産や株式、外国為替、ETF、コモディティ等の資産のリアルタイム価格フィードを50以上のブロックチェーン上で提供している。
現在「Grayscale Pyth Trust」では、適格投資家および認定機関投資家に対して、毎営業日ごとに新規投資を受け付けているとのこと。また同信託は、グレースケールの他の単一資産投資信託と同様に、「PYTH」のみを投資対象とするとのこと。
「Grayscale Pyth Trust」のベンチマークインデックス(指数)は「CoinDesk Pyth Reference Rate」。また同信託の2月19日時点の1株当たりの純資産価値(NAV)は、10.29ドルである。
なおグレースケールは、「Grayscale Pyth Trust」を含め、単一の暗号資産に投資する信託を合計24銘柄取り扱っている。直近では今年1月31日に、暗号資産ドージコイン:Dogecoin(DOGE)に投資する「Grayscale Dogecoin Trust」の提供を開始。また昨年12月には、暗号資産ライドダオ:Lido DAO(LDO)に投資する「Grayscale Lido DAO Trust」と、オプティミズム:Optimism(OP)に投資する「Grayscale Optimism Trust」が提供開始されている。
また同社は、その他にもDeFi(分散型金融)や分散型AIの複数銘柄に投資するバスケット型の製品も取り扱っている。
なおグレイスケールは、米国でも提供されているビットコインとイーサリアムの現物ETF(上場投資信託)、およびそれらの低額版のETF4銘柄も提供している。
ちなみに今月10日には、シカゴの証券取引所「NYSEアーカ(NYSE Arca)」が、グレースケールが運営する暗号資産カルダノ:Cardano(ADA)の投資信託「Grayscale Cardano Trust(GADA)」の上場および取引開始に向け、米証券取引委員会(SEC)に提案書を提出している。
その他グレースケールは昨年12月にソラナ(SOL)の現物ETFの申請書とXRPの投資信託をXRP現物ETFへ転換するための申請書を米SECへ提出している。
参考:グレースケール・グレースケール製品一覧
画像:iStock/Lidiia-Moor
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参照元:ニュース – あたらしい経済