国内IEO検討のFanplusとFanpla、Web3音楽エンタメPJにFireblocksの組み込みウォレット採用
FanplusとFanplaがFireblocksの組み込みウォレット採用
Fanplus(ファンプラス)とFanpla(ファンプラ)が協働・推進する「音楽エンターテイメント業界におけるWeb3経済圏の構築プロジェクト」において、米Fireblocks(ファイアブロックス)提供の「組み込み型ウォレット」が導入されることが2月19日に発表された。
同プロジェクトで展開されるプラットフォーム上において、Fireblocks持つ最新のMPC(Multi-Party Computation)技術の活用が可能になるとのことだ。
Fanplusは音楽アーティストのファンサイト運営を手掛ける国内企業。Fanplaは国内でエンタメ関連事業を行う企業だ。そしてFireblocksは米国拠点のデジタル資産インフラストラクチャプロバイダーである。
今回の「組み込み型ウォレット」導入は、FanplusとFanplaによるWeb3プロジェクトの本格始動に向けて行われた。なお同ウォレット採用は日本市場において初の事例となるようだ。
「音楽エンターテイメント業界におけるWeb3経済圏の構築プロジェクト」においては、Fanplaが新規暗号資産(仮想通貨)の発行体となって進めるIEO(イニシャルエクスチェンジオファリング)が現在検討されている。
なおIEOとは、トークンによる資金調達を暗号資産取引所が支援し、具体的には主体となって発行体のトークンを暗号資産として販売するモデルのこと。
このIEOに向けFanplaは、昨年3月に国内暗号資産取引所コインチェックと契約締結している。
同IEOではFanplaが、エムアップホールディングスの100%子会社であるFanplusより新規暗号資産の発行および販売業務を受託し、Fanplaが発行体として進めるものだという。
IEO実施によりFanplus運営の300を超えるファンクラブおよびファンサイトと250万人超の有料会員において流通するトークンの発行を目指すとのこと。
ちなみにFanplusではUVERworldやサカナクションといったアーティストのファンクラブを運営している。ただしIEOの契約締結時点では、当該アーティストやタレントのファンクラブ等で新規暗号資産を用いたサービスが提供されることは決定していないとのことだ。
Fireblocks’ Embedded Wallets are coming to @fanpla & Japan
— Fireblocks (@FireblocksHQ) February 19, 2025By leveraging Fireblocks for secure digital asset management, Fanpla ensures that fan interactions and transactions are both safe and intuitive in the digital world.
Learn more → https://t.co/d6ATlWngdI pic.twitter.com/tPqrOlFfVh
参考:Fanpla
画像:iStocks/Ket4up
関連ニュース
- Fireblocks、PayPalステーブルコイン「PYUSD」の普及に向け1Mドルの助成金プログラム開始へ
- Fireblocks、NYDFSから暗号資産信託ライセンス取得
- コインチェックとFanplaがIEOに向けた契約締結、Emooteが発行体パートナーに
- Fireblocks、「グローバル・カストディアン・パートナー」にSBI出資のゾディアや野村のコマイヌらが参加
- 今年のWeb3どうなる? 暗号資産/ブロックチェーン業界を牽引する88人が語る「2025年の展望」
参照元:ニュース – あたらしい経済