Fosun Real World Asset、都内高級ホテルの宿泊権をNFT化。最大半額で提供
日経新聞は2月17日、Fosun Real World Asset(FRWA)が、東京都内の高級ホテル3施設の宿泊権をNFT化し、2月末から販売を開始することを明らかにしました。
高級ホテルを最大半額で 宿泊権をNFTに、転売も可能https://t.co/j5jPi3aHku
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) February 17, 2025
対象となるのは、ザ・キャピトルホテル東急、グランドハイアット東京、青山グランドホテルの3施設で、6月から8月に利用可能な宿泊権がNFTとして提供されるとのこと。価格は1泊7万円程度に設定されており、通常価格から最大50%割引となる予定です。
今回のNFT宿泊権は、購入者がマーケットプレイスで転売や譲渡を行うことが可能な一方で、購入のキャンセルはできません。FRWAは、この仕組みによってホテル側が空室リスクを事前に回避し、収益の安定化を図る狙いだと言います。また、購入時にホテルを指定できない「福袋」形式を採用することで、価格の抑制にもつなげています。
FRWAは、中国の大手投資会社「復星集団(Fosun Group)」と、日本のブロックチェーン企業ハッシュポート(HashPort)の共同出資により、2024年3月に設立された企業です。ホテル事業やレストラン事業(レストラン予約権のNFT化)の他、モビリティなどその他の資産についても、NFTを活用した流動化を進める事業を行っています。
今回のNFT宿泊権販売は、その事業の一環として発表されたものとなります。現在、FRWAの取り組みに対し30以上のホテルが関心を示しており、今後は導入施設の拡大が見込まれるとのこと。
ホテル業界において、NFT技術を活用した宿泊権の販売は、新たな収益モデルとして注目されています。従来のホテル予約とは異なり、宿泊権の二次流通が可能となることで、利用者に柔軟な選択肢を提供するとともに、ホテル側にも安定的な収益をもたらす可能性があります。FRWAのサービスがどのように市場に受け入れられるのか、今後の展開に注目が集まります。
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参照元:NFT Media