米コインベースとF1のアストンマーティンが提携、「USDC」で契約金を全額支払へ

CoinbaseとAston Martin提携

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)と、英自動車メーカーのアストンマーティン(Aston Martin)のF1(フォーミュラワン)チーム「アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワン・チーム(Aston Martin Aramco Formula One Team)」が、複数年にわたるグローバルブランドパートナーシップを締結した。両社が2月14日に発表している。

この契約によりコインベースは、「アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワン・チーム」の公式暗号資産パートナーとなったとのこと。また契約金の支払いは、米サークル(Circle Internet Financial)発行の米ドル建てステーブルコイン「USDC」で全額支払われるという。

発表によると、F1チームがパートナーシップの契約金をステーブルコインで全額支払うのは、今回が初めての試みとなる。

さらに今回のパートナーシップの一環として、アストンマーティンの2025年型マシン「AMR25」のハロー(頭部保護装置)およびリアウィングエンドプレート、またドライバーのフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)氏とランス・ストロール(Lance Stroll)氏のレーシングスーツにコインベースのロゴが掲出される予定だ。

「アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワン・チーム」は、サウジアラビアの石油企業「アラムコ(Aramco)」がタイトルスポンサーを務めている。なお2021年には米IT企業「コグニザント(Cognizant)」がアストンマーティンのF1チームのタイトルスポンサーを務めており、その際のチーム名は「アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワン・チーム(Aston Martin Cognizant Formula One Team)」だった。

当時「アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワン・チーム」は、暗号資産取引所クリプトドットコム(Crypto.com)とパートナーシップを締結していた。なおクリプトドットコムは、2021年にF1ともパートナーシップを締結しており、2024年12月にはこの契約を2030年まで延長することが発表されている。

他のF1チームとWeb3企業の提携事例としては、「オラクル・レッドブル・レーシング(Oracle Red Bull Racing)」が、スイ(Sui)ブロックチェーンを開発するミステンラボ(Mysten Labs)と2023年に提携している。また、同チームは2022年に暗号資産デリバティブ取引所バイビット(Bybit)とも提携した。

さらに2023年には「ウィリアムズ・レーシング(Williams Racing)」が、米大手暗号資産取引所クラーケン(Kraken)と提携している。

参考:コインベースアストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワン・チーム
画像:PIXTA

関連ニュース

参照元:ニュース – あたらしい経済

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です