ウィスコンシン州、ビットコインETFを3.2億ドルに増額|アブダビ政府も投資拡大
ウィスコンシン州、BTC ETF投資を増額
ウィスコンシン州投資委員会(SWIB)が2025年2月14日、ビットコインETFへの投資額を約3億2,100万ドル(約490億円)に増額したことが明らかになりました。
同州は2024年5月時点で、ブラックロックのIBIT(iShares Bitcoin Trust)約240万株、グレースケールのGBTC(Grayscale Bitcoin Trust)約100万株を保有しており、合計で約1億6,400万ドル(約252億円)のビットコインETFを保有していることをSEC(米国証券取引委員会)に報告していました。
今回提出された2024年第4四半期報告では、IBITをさらに約310万株追加取得したことが報告されており、同州のビットコインETFへの投資額は、IBITの現在の市場価格で約5億8,800万ドル(約896億円)となりました。
SWIBはウィスコンシン州の年金基金を管理をしており、今回のビットコインETF投資の拡大は、インフレリスクへの対応や投資先の分散化を目指す取り組みの一環とみられています。
アブダビ政府系ファンドもIBITへの大規模投資
アブダビ政府が管理する投資ファンド「ムバダラ・インベストメント・カンパニー」も、ブラックロックのIBITへの投資を拡大していることが報じられました。
SECに提出された2024年第4四半期報告によると、同ファンドは約4億3,600万ドル(約664億円)相当のIBITを保有していることが明らかにされています。
アブダビ政府系ファンドは、これまで不動産などの伝統的な資産への投資を行ってきましたが、近年の金融市場の構造変化を受けて、仮想通貨分野への投資を積極化する姿勢を見せています。
特にブラックロックのIBITは、機関投資家向けの規制対応が進んでいるため、採用が拡大しているとみられています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=152.33円)
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Souce:SEC
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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