gumiのシンガポール子会社、EigenLayerのノード運営開始
gC Games SingaporeがEigenLayerのノード運営開始
gumi(グミ)の連結子会社gC Games Singapore(gcゲームズシンガポール)が、EigenLayer(アイゲンレイヤー)のバリデータのノード運営開始を2月10日に発表した。
gC Games Singaporeは、gumiのブロックチェーン事業を展開するシンガポール法人だ。
またEigenLayerは、ステーキングされたイーサリアム(ETH)を再利用するリステーキングにより、Ethereum(イーサリアム)ネットワークのPoS(Proof-of-Stake)システムを強化するプロトコルだ。
なお今回gC Games Singaporeが参加したバリデータとは、ブロックチェーンのネットワークに接続し、トランザクションが正しいかを検証するノード(コンピューター端末)またはその運用者のこと。バリデータは、その貢献度等に応じた報酬が得られる仕組みとなっている。
またノード運営とは、ブロックチェーン上での取引承認の合意形成が正常に稼働する状態を担保することだ。
なおリステーキングとは、既にステーキングされたトークンを再度ステーキングし、担保として利用する技術である。Eigenlayerは、このリステーキングを通じてトークンのセキュリティ機能を引き出し、分散型ネットワーク全体の安全性を向上させる為のプロトコルとなっている。
Eigenlayerの場合、一般的にEthereumのリキッドステーキングサービスにステーキングした際に得られるLSTを、さらに別のAVS(セキュリティを借りたいチェーンやネットワーク)に対してステーキングする。これによりAVSは、PoSブロックチェーンにおけるセキュリティとなる「Stakeされたトークンの価値総量」をリステーキングを通じて借りられる仕組みとなっている(AVSのブロック生成等の計算を行うノードであるオペレーターが、Ethereumと同時にAVSのブロック生成を行うことで、オペレーターはEthereumとAVSで資産を失うリスクを持つ。これによりAVSのセキュリティが担保される)。
gC Games Singaporeは2024年6月にレイヤー1ブロックチェーン「Injective(インジェクティブ)」、2023年12月にレイヤー1ブロックチェーン「XPLA」、同年11月にレイヤー1ブロックチェーン「Mycel(マイセル)」、同年7月にレイヤー1ブロックチェーンのCosmos Hub(コスモスハブ)、同年6月にはレイヤー1ブロックチェーンSui(スイ)、同年5月にはゲーム特化型ブロックチェーン「WEMIX3.0」のそれぞれのバリデータに参画し、ノード運営を開始している。
参考:gumi
画像:iStocks/Vit_Mar
関連ニュース
- EigenLayer(アイゲンレイヤー)とは? リステーキングとセキュリティ貸し出しサービス
- gumiのシンガポール子会社、韓国Com2uS開発「XPLA」のノード運営に参加
- gumiのシンガポール子会社、分散型IDプロトコルの基盤「Mycel」のバリデータに参加
- gumiのシンガポール子会社、コスモスハブ(ATOM)のバリデータに参加
- 今年のWeb3どうなる? 暗号資産/ブロックチェーン業界を牽引する88人が語る「2025年の展望」
参照元:ニュース – あたらしい経済