【CryptoPunks】盗まれた2.2億円相当のゾンビが元の持ち主に!

2月6日、約2.2億円(420ETH)相当のNFT「CryptoPunk #3609」が、盗難から約10日後に持ち主の元へと戻ってきました。

NFTを盗まれたのは、コレクター兼投資家のLittle Fish氏

Little Fish氏は、Xにて「信じられない!私のゾンビパンクが戻ってきた!」と喜びの報告をしています。

盗んだ犯人が自らNFTを返却するという異例の展開となりました。

盗難からの経緯

1月27日、Little Fish氏は、自身の保有するゾンビパンクスが売りに出されていることを発見し、4ヶ月前に盗まれていたことに気づきました。

同氏によると、NFTはLedgerに保管し、そのLedgerもコード付きの金庫に保管するなどセキュリティ対策は万全に行っていたとのこと。

盗まれたことに気づいたLittle Fish氏は、すぐにYuga LabsやWeb3周りのセキュリティを得意とするzachxbt氏に協力を求め、そのNFTの取引をしないようXで呼びかけました。

1月31日には、コミュニティの支援を受けて「ZOMBIE PUNK(ZP3609)」というトークンがPump.fun上でローンチ。

Pump.fun CryptoPunks
引用:pump.fun

「NFTの価値は盗難ではなく、私たちが決める」というコンセプトのもと、Little Fish氏には総供給量の7.5%が報酬として提供されました。

犯人が自ら返却、その理由とは?

2月6日、事件は急展開を迎えます。Little Fish氏の知人に犯人から電話が入り、「シードフレーズをメモしろ」と指示。ウォレットを確認すると、そこには盗まれたCryptoPunk #3609があったと言います。その後、Little Fish氏が指定したアドレスへNFTは送金され、無事に持ち主の手に戻ることとなりました。

この予想外の展開について、Little Fish氏は「コミュニティの力、警察の捜査、そして圧倒的なプレッシャーが犯人を追い詰めた」とコメント。「誰も盗まれたNFTを買おうとはしなかった。それが決定打だったのだろう」と語っています。

今回の事件は、NFTの「所有権」と「価値」の本質を問い直す出来事となりました。NFTの価値は単なるデジタルアートではなく、コミュニティの合意によって成り立つという事実が、改めて証明された形と言えるでしょう。

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参照元:NFT Media

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