マレーシア政府:ブロックチェーン、AI活用で汚職犯罪への対策強化=報道

マレーシア政府、ブロックチェーンとAIを活用して汚職対策を強化(Malaysia government strengthens anti-corruption measures using blockchain and AI)

ブロックチェーン・AI活用で犯罪防止を図る

マレーシア汚職防止委員会(MACC)のタン・スリ・アザム・バキ委員長は2025年1月30日に、犯罪や政府の汚職防止対策の一環として、ブロックチェーン技術と人工知能(AI)を活用する方針を発表しました。

タン・スリ・アザム・バキ委員長は「サイバー犯罪や仮想通貨を利用した詐欺、マネーロンダリングなどが近年巧妙化しており、こうした犯罪に対応するため、最先端技術を取り入れる必要がある」と述べたことが報じられています。

地元メディア「The Edge Malaysia」によると、この声明はモルディブで開催された第3回国際技術・人文・経営会議(ICTHM)での基調講演に合わせて発表され、MACC職員が財務や会計、エンジニアリング、テクノロジーの専門訓練を受け始めていることも明らかにされています。

また、タン・スリ・アザム・バキ委員長は「この取り組みは、さまざまな分野にわたって誠実性、透明性、説明責任を強化することを目指すマレーシアの国家汚職防止戦略(NACS)に沿ったものだ」と述べたことも報じられています。

汚職防止対策の強化

MACCは、汚職が発生する可能性を最小限に抑えるためにデジタルでの支払いシステムを推進しており、ブロックチェーン・AI技術も用いることで、公金の不正使用防止を図る考えであることが報じられています。

タン・スリ・アザム・バキ委員長は「この取り組みによって、補助金、福祉、給与が仲介者を介さずに受給者へ直接支払われることが保証さ、汚職のリスクが軽減される」と述べたことも明らかにされています。

MACCは、国家汚職防止戦略(NACS)に沿って監視体制を強化し、法執行機関との協力を進める方針を示しています。この取り組みは、政府のデジタル改革戦略の一環として実施されており、国内外からの注目を集めています。

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Souce:The Edge Malaysia報道
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Freepikのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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