Hyperliquid、分散型デリバティブ取引量で半数近く占める

Hyperliquidの取引量、半数近くに

分散型金融(DeFi)に関するデータを集計するDeFiLlamaのデータによると、2024年12月2日にHyperliquid(HYPE)の取引量が分散型デリバティブプラットフォーム全体の40%を超えたことが分かりました。

Hyperliquidは、分散性の高い状態で低レイテンシーの取引を実現することを目指したDEX向けの高性能L1ブロックチェーンです。類似のプラットフォームに、dYdX・GMX・SynFuturesなどが挙げられます。

DeFiLlamaのデータによると、Hyperliquidの取引量は過去1カ月間で大きく伸びています。直近の24時間のデータでは、27億ドル(約4,000億円)の取引量を記録しました。

分散型デリバティブ取引所全体における取引の40%を占めており、取引量ランキングにおいて1位に位置しています。過去1カ月、類似の傾向が続いており、一時47%に達するタイミングも見られました。

主要な競合であるSynFuturesは6.8億ドル(約1,000億円)の取引量となっており、Hyperliquidは4倍ほどの取引量を記録している状態です。

HYPEの時価総額もAAVE・OPを一時超える

Hyperliquidは、11月29日にHYPEトークンの大規模なエアドロップを行い、仮想通貨業界で大きな話題となりました。また、創業者が全面的に資金を提供したことで、VCやCEX(中央集権取引所)がトークンの発行に関与しておらず、コミュニティに全面的に還元された点も注目されています。

HYPEはローンチ後、おおむね順調に価格を上げました。CoinGeckoによると、2024年12月2日時点において、価格は8.6ドルで時価総額は28億ドル(4,200億円)になっています。一時、レンディングのAAVEやL2のOP(Optimism)の時価総額を超えるタイミングも見られました。

DeFiLlamaによると、チェーンのTVLは約13億ドル(約2,000億円)を記録しており、高性能な分散型DEXとしてのみならず、L1チェーンのプラットフォームとしても期待されています。

HYPEは今後ステーキングに使用され、他のブロックチェーンと同様にチェーンのコンセンサスを保護する重要な役割を担う予定です。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=150.6円)


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Souce:DeFiLlama

執筆・翻訳:BITTIMES 編集部

サムネイル:Freepikのライセンス許諾画像を用いて作成


参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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