グーグルクラウド、オムニチェーン「ZetaChain」のバリデータに参画

ZetaChainのバリデータにGoogle Cloud参画

オムニチェーンレイヤー1(L1)ブロックチェーン「ゼータチェーン(ZetaChain)」のメインネット及びテストネットのバリデータに、グーグルクラウド(Google Cloud)が参画した。「ゼータチェーン」公式ブログより11月13日発表された。

これによりグーグルクラウドは、「ゼータチェーン」が構築する「ユニバーサルブロックチェーン(Universal Blockchain)」のバリデータエコシステムのセキュリティとスケーラビリティの強化に貢献することとなる。

またグーグルクラウドは今回のバリデータ参画により、開発者とバリデータによるノード操作を簡略化し、「ゼータチェーン」エコシステム内のステーキングとガバナンスへの参加を促進させる狙いがあるとのこと。

なお「ゼータチェーン」が取り組む「ユニバーサルブロックチェーン」とは、ビットコイン(Bitcoin)やイーサリアム(Etherium)、ソラナ(Solana)など様々なブロックチェーンへのネイティブなアクセスを可能にするプロジェクトである。

この「ユニバーサルブロックチェーン」により開発者は、「ゼータチェーン」上で各ブロックチェーンを跨いでネイティブに動作する「ユニバーサルアプリ(Universal Apps)」の構築が可能になるとのこと。現在ユニバーサルエコシステムには290のdapp(分散型アプリ)パートナーが存在するという。

今回「ゼータチェーン」は、「ユニバーサルブロックチェーン」の拡大とエコシステムの成長に向け、グーグルクラウド上で稼働するバリデータに対して、「ゼータチェーン」の独自トークンZETAを1,000,000ZETA委任するとのこと。

また「ユニバーサルアプリ」を構築をする開発者は、グーグルクラウドのスタートアッププログラム「グーグルクラウドウェブ3スタートアップスプログラム(Google Cloud Web3 Startups Program)」が提供する特典にアクセス可能になるという。さらに、アプリのテストと開発の効率化を図るため、開発者は「ゼータチェーン」のテストトークンを容易に取得可能になったとのことだ。

ゼータチェーンとは

「ゼータチェーン」は、相互運用性を高める目的のブロックチェーンで、今年2月1日にメインネットベータ版としてローンチした。同チェーンは、「コスモスSDK」によって構築されており、コンセンサスエンジンにはテンダーミント(Tendermint)が採用されている。

「ゼータチェーン」に接続されたすべての外部チェーンは、「ゼータチェーン」上の「オムニチェーンスマートコントラクト」によって操作が可能になっているという。なお同チェーン上では、ERC-20トークンやネイティブビットコインもZRC-20規格のトークンとして取り扱われる。

なおZETAは、接続されたブロックチェーンを越えて 「ゼータチェーン」に転送できるオムニチェーントークン。またクロスチェーン取引におけるガス(手数料)代やガバナンスなどにも利用されている。

参考:ゼータチェーン
画像:iStock/Ket4up

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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