Oasys:USDCネイティブ対応に向け「Celer」と連携|ブリッジ型USDCにも対応
より安全性の高いUSDCがオアシス上で利用可能に
ゲーム特化型ブロックチェーンのオアシス(Oasys/OAS)は2024年7月3日に、米ドル連動ステーブルコイン「USDC」へのネイティブ対応に向けて、ブロックチェーン間のシームレスな通信を実現するレイヤー2スケーリングソリューション「Celer Network」と連携することを発表しました。
USDコイン(USDCoin/USDC)は、規制に準拠した企業であるCircle(サークル)が発行している米ドル連動ステーブルコインであり、常に米ドルと1:1で交換できるため、価値基準との乖離するリスク(ディペグリスク)が非常に低いことが特長です。
USDCのネイティブ対応が実現すると、Oasysエコシステム内のユーザーは、より安全で相互運用可能なステーブルコインを利用できるようになります。
具体的には、USDCを転送元のチェーンでバーン(焼却処分)させて、転送先のチェーンでミント(発行)する「CCTP」の機能を利用することが可能となります。
また、ネイティブ型USDCが実装されると、Circle社の準備資産で裏付けられた安全性の高いUSDCがOasys上で直接発行されるようになり、CCTP経由でネイティブ型USDCに対応している他の複数のブロックチェーンとの間でより安全にUSDCを移動することが可能となります。
Oasysの詳細はこちら
ブリッジ型USDCへの対応開始
今回の発表では、ネイティブ型USDCの対応をシームレスに行うために、ステーブルコインUSDCを運営するCircleが制定する標準規格の「Bridged USDC Standard」を採用し、Celer cBridgeによって発行される「ブリッジ型USDC」の対応を開始したことも報告されています。
ブリッジ型USDC「Bridged USDC (Celer)(USDC.e)」への対応によって、将来的にユーザーはブリッジ型USDCをネイティブ型USDCに移行する際に、スワップなどの作業を行うことなく、自動的にその恩恵を享受する事ができるようになります。
なお、これまで採用されていたUSDCは2024年7月3日から「Legacy Bridged USDC (Celer)(USDC.e-legacy)」として扱われることになるとのことで、保有者は新しくブリッジ型USDCへのスワップまたはブリッジ作業を行う必要があると説明されています。
スワップやブリッジの具体的な方法は「こちらのページ」で解説されています。
こちらの記事もあわせてどうぞ