柴犬:Shib Walletで「シードフレーズを必要としないウォレット復元機能」を提供

多彩なサインインオプションを用意

シバイヌ(SHIB)は2023年11月7日に、Shib Walletに「シードフレーズなしで簡単にウォレットを復元できる機能」を搭載することを発表しました。

一般的な自己管理型ウォレットでは、ウォレットを復元する際に「リカバリーフレーズ・シードフレーズ・秘密鍵」などを使用しますが、一部ではこれらの重要情報を失くしてウォレットを復元できなくなるケースが見られていました。

今回発表された機能はそのような不安を解消できる機能となっており、メールアドレスとパスワードだけで簡単にサインアップできる他、パスワードを忘れても簡単にウォレットを復元できると報告されています。

具体的には「Google・X・Githubなどとの連携」や「電子メールリンクによるパスワードなしの登録」など多彩なサインインオプションが提供されるとのことで、開発者はログインシステムをカスタマイズして、既存の認証プロセスにシームレスに新機能を統合することもできるとされています。

このような仕組みに対しては「ウォレットへのアクセス手段が増えることによる安全性の低下」を懸念する声も出ていますが、ウォレット管理方法の選択肢が増えれば、自分の好きな方法でウォレットを管理できるようになり、秘密鍵管理が苦手な人でもウォレットを作成できるようになるため、多彩なオプション機能はユーザー拡大に向けた重要なステップになると期待されます。

ガスレストランザクション・ガススポンサーシップ

今回の発表では、自己管理型ウォレットの複雑さの1つとなっていたガス代(取引時に発生するネットワーク手数料)の問題を解決する「ガスレストランザクション」と「ガススポンサーシップ」についても説明が行われています。

その1つはガス代を必要としない「ガスレストランザクション」で、これによってネットワークのネイティブトークンを所有せずに署名付きのトランザクションを送信することが可能になり、不必要なコストが排除され、シームレスな取引体験が保証されると説明されています。

もう1つはユーザー体験を向上させる「ガススポンサーシップ」と呼ばれる機能で、この機能を使用すれば、ユーザーのガス代をスポンサーしたり、特定の要件に基づいてカスタマイズされたルールを設定できるため、ユーザー体験が大幅に向上し、アプリへの関与が加速すると説明されています。

シバイヌでは既に大規模なコミュニティが形成されていますが、最近では分散型IDプラットフォームの「Shib Name Service」が公開されるなど利便性を向上させるサービスの開発が続けられているため、一連の取り組みが新しいユーザーの獲得に繋がり、SHIBエコシステムがさらに拡大していく可能性があると期待されています。

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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