ブロックチェーン・暗号資産ニュース週間まとめ|現物ETF年内承認の可能性・BINANCE移行期日迫るなど
2023年10月15日〜21日にかけて紹介した暗号資産・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。
BNB上場など国内の注目ニュース多数
bitbank(ビットバンク)は2023年10月19日に、同社が提供している「取引所・販売所・暗号資産を貸して増やす」のサービスで、ビルドアルドビルド(Build and Build/BNB)の取扱いを開始することを発表しました。
今月17日には、日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)から「暗号資産証拠金取引のレバレッジ倍率改正」に向けた要望を日本暗号資産取引業協会(JVCEA)に提出したことも発表されています。
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バイナンスジャパンへの移行手続きは早めに
Binance Japan(バイナンスジャパン)は2023年10月13日に、BINANCEのグローバル版サービスを利用している日本居住者に対して「先物取引における決済未了のポジションは2023年10月31日までに手仕舞い清算するように」と注意喚起を行いました。
バイナンスでは本人確認手続きの受付期間も短縮されており、最新の発表では「2023年11月10日までに移行手続き・本人確認を行うように」と説明されているため、移行手続きが完了していない方は注意が必要です。
仮想通貨関連の誤報に要注意
ビットコイン(BTC)の価格は2023年10月16日に「ブラックロックの現物ビットコインETFが承認された」という誤報を受けて、一時的に3万ドル(約448万円)付近まで急騰しました。
先日は「世界的に人気のゲームプラットフォームRoblox(ロブロックス)が仮想通貨XRPによる支払いに対応した」という誤ったニュースも大々的に報じられていたため、そのような誤報やフェイクニュースには注意が必要です。
Ripple社、米SECに3回連続の勝利
Ripple(リップル)は2023年10月19日に、米国証券取引委員会(SEC)がRipple社のブラッド・ガーリングハウス氏とクリス・ラーセン氏に対する全ての訴訟を取り下げたことを発表しました。
リップル社は「これはSECが降伏したことを示すものである」と述べており、「今回の勝利はガーリングハウス氏・ラーセン氏・リップル社にとって3回連続の勝利である」とも説明されています。
ビットコインで「ステーブルコイン」発行可能に
Lightning Labs(ライトニングラボ)は2023年10月18日に、ビットコインのブロックチェーン上でステーブルコインやその他の資産を発行できるようにする新しいプロトコル「Taproot Assets」のメインネットアルファ版をリリースしたことを発表しました。
Taproot Assets(タップルート・アセッツ)は、以前まで「Taro」という名称で開発が進められていたプロトコルであり、ビットコインのブロックチェーン上でステーブルコインやその他の資産を発行・管理・探索できるようになると説明されています。
話題のSHIBレストランがレイアウト公開
シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)関連のブロックチェーン技術を活用したフランチャイズ展開で注目を集めている「Welly」は2023年10月16日に、レストランのレイアウト画像を公開して、2023年10月に店舗をオープンすることを予告しました。
また、今月18日には暗号資産取引所「ビットトレード」でSHIBとDOGEの取扱いが開始されています。
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ビットコイン現物ETF「年内承認」の可能性
米国の大手暗号資産運用会社「Galaxy Digital」の創設者兼CEOであるマイケル・ノヴォグラッツ氏は2023年10月18日にCNBCの番組に出演した際に「現物ビットコインETFは2023年中に承認されると思う」との予想を語りました。
ギャラクシー・デジタルは「Invesco」と提携してビットコインETFを申請していますが、ノヴォグラッツ氏はこの申請が今年中に承認されると予想しています。
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スノーデン氏が語るBTC価格よりも重要なこと
アメリカ国家安全保障局(NSA)による大規模な個人情報収集を告発したことで知られる元CIA職員のエドワード・スノーデン氏は、2023年10月12日から開催された「Bitcoin Amsterdam 2023」の中で、ビットコインETFやBTC価格よりも重要なことに関する様々な発言を行いました。
スノーデン氏はX(旧Twitter)上における仮想通貨関連のやり取りから、多くの人は”仮想通貨価格”にばかり関心を持っているようだと指摘しており、チャートばかりを見るのではなく実際の活用事例を見るべきであるとアドバイスしています。
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