XDC Network(XDC)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

エックスディーシー(XDC Network/XDC)に関する基本情報や特徴をなどをわかりやすく解説するとともに、取扱う暗号資産取引所・価格・チャート・対応ウォレット・関連リンクなどの情報もまとめて掲載しています。

XDC Network(XDC)とは?

XDC Network(XDC)のロゴ画像

エックスディーシー(XDC)とは、貿易金融の効率化を目的とした企業や金融機関などエンタープライズに特化したブロックチェーン「XDC Network(旧:XinFin Network)」上で発行される暗号資産です。

XDC Networkは、プライベートブロックチェーンとパブリックブロックチェーン両方の利点を兼ね備えたハイブリッドブロックチェーンとして構築されており、貿易金融・サプライチェーン管理・クロスボーダーペイメントなど世界中の経済活動における活用が期待されています。

ブロックチェーンには、誰でもアクセスできる「パブリックブロックチェーン」や、限られた参加者のみアクセスできる「プライベートブロックチェーン」などが存在しますが、XDC Networkはこれら両方のブロックチェーンのメリットを備えています。

具体的には「処理能力が高い・通信速度が速い・手数料が安い・エネルギー消費が少ない・セキュリティが高い・透明性が高い」などの特徴を有しており、暗号資産XDCは、取引の透明性・追跡性の向上やコスト削減、スマートコントラクトを活用した取引スピード向上や信用リスク低減など、世界中の貿易マーケットの効率化につながると期待されています。

XDC Network(XDC)の特徴

XDC Network(XDC)の特徴・機能としては以下のような点が挙げられます。

貿易金融特化のブロックチェーン

XDC Network(XDC)は、国際貿易に関連する支払いやリスク管理などといった「貿易金融」を効率化することを目的として構築された、企業・金融機関向けのブロックチェーンとなっています。

従来の貿易金融は紙・FAX・国際郵便などといった書類ベースの取引が多く、事務的な手間や書類改ざんなどのリスクを抱えていましたが、XDC Networkはブロックチェーン・暗号資産・スマートコントラクトなどの技術を活用して貿易金融の効率化に取り組んでいます。

ブロックチェーンを利用すると改ざんが極めて困難な形でデータを安全に記録することができ、暗号資産を活用すれば取引を迅速かつ安価に行うことが可能、スマートコントラクトを活用すれば特定の条件を満たした時に契約や取引を自動執行することができます。

そのため、貿易を行う際に「XDC Network」や「XDC」を活用すれば、貿易に関する手続きを簡素化して、XDCを介して為替交換を円滑に行い、取引スムーズに行いながらを各種コストを下げることができるようになっています。

機能性に優れたハイブリッドチェーン

ビットコインのようなパブリックブロックチェーンは透明性の高さを特徴としている一方で取引速度や手数料などの面に問題があり、プライベートブロックチェーンは処理速度やセキュリティの高さに強みを持つ一方で透明性などの問題がありました。

しかし、XDC Network(XDC)はプライベートブロックチェーンが有する「処理速度・セキュリティの高さ」と、パブリックブロックチェーンが有する「透明性」を両立した”ハイブリッドブロックチェーン”として構築されています。

ハイブリッドブロックチェーンのメンバーは「誰がブロックチェーンに参加できるのか」「どのトランザクションを公開するのか」などを決めることができるため、企業や組織は外部に重要情報を漏らすことなくブロックチェーン技術を活用することが可能となります。

また、必要に応じて部分的にトランザクションを公開することもできるため、柔軟なルール変更で透明性を維持することができ、取引に必要なノードの数が少ないため、取引コストを安く抑えることも可能です(1回の取引手数料を0.01ドル程度に抑えることが可能)。

持続可能なマイクロインフレモデル

XDCは発行上限のない暗号資産となっていますが、バランスのとれた持続可能なマイクロインフレモデルが採用されており、ネットワークへの参加とセキュリティにインセンティブを与える一方で、全体的なインフレの影響を最小限に抑えるように設計されています。

ノード参加にインセンティブを与えることによってネットワークの回復力と取引能力が向上されている他、開発資金として2017年から年2.5%、ファウンダー資金として年3%のトークン放出も実施、ガバナンスコミュニティ投票でのみアンロックできる25億XDCを用意することによって緊急事の対応力も高めています。

さらに、デフレにも対応できるよう、ユーザーやDAppsが流通供給からトークンを永久に削除できるようにする「バーン」の仕組みも備えています。

独自のコンセンサスメカニズム「XDPoS」

XDC Networkは「XinFin Delegated Proof of Stake(XDPoS)」と呼ばれる独自のコンセンサスメカニズム(取引承認・合意形成の仕組み)を採用しています。

XDPoSは、ラウンドロビン方式と呼ばれる方法を採用して、ブロックを生成できるノードをランダムに選出されたマスターノードに限定しているため、効率よくコンセンサスを形成できるという特徴を有しています。

仮想通貨業界ではプルーフ・オブ・ステーク(PoS)と呼ばれるコンセンサスメカニズムが主流となっていきていますが、XDPoSは既存のPoSと比較してもコンセンサスのコストを削減でき、拡張性にも優れていると報告されています。

高速・低コストで環境にも優しい

このような仕組みを採用しているXDC Network(XDC)は、高速かつ低コストで環境にも優しい取引環境を実現しています。

XinFinの公式サイトでは「BTC・ETH・XDC」の性能比較として以下のようなデータが掲載されています。

比較基準 BTC ETH XDC
1秒あたりのトランザクション数 3〜6TPS 12〜16TPS 2000+ TPS
平均手数料 15ドル 10ドル 0.00001ドル
取引の確認時間 10~60分 10~20秒 2秒(ファイナリティあり)
スマートコントラクト対応 ×
エネルギー消費 71.12TWh 20.61TWh 0.0000074 TWh

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XDC Network(XDC)の基本情報

名称 XDC Network
トークン名称 XDC(エックスディーシー)
ティッカーシンボル XDC
総発行枚数 上限なし
コンセンサスメカニズム XinFin Delegated Proof of Stake(XDPoS)

XDC Network(XDC)の価格・チャート


XDCを取扱う暗号資産取引所

エックスディーシー(XDC)は日本国内の暗号資産取引所にも上場しているため、そのような暗号資産取引所の口座を開設することによって日本円などで購入することができます。

XDCの取引が可能な暗号資産取引所としては、以下のような取引所が挙げられます(2023年6月時点)。

【日本国内の暗号資産取引所】
SBI VC Trade(SBI VCトレード)

【海外の暗号資産取引所】
Bybit(バイビット)
Gate.io(ゲート)
Bitget(ビットゲット)
CoinEx(コインエックス)
など

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XDC Network(XDC)対応のウォレット

XDC Network(XDC)を保管することができる代表的なウォレットとして以下のようなものが挙げられます。
XDC Wallet
Ledger(レジャー)
Trezor(トレザー)

XDC Network(XDC)関連リンク

XinFin公式サイト
XinFin公式Twitter
XinFin公式Facebook
XDC Network公式YouTube
GitHub
エクスプローラー①(xdc.network)

国内で取引可能な仮想通貨などのまとめ記事はこちら

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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