【週間海外NFTニュース】4/24〜4/30 | これだけは押さえておきたいニュース5選
NFTに興味はあるけれど時間がなくて情報をキャッチアップしきれない。ましてや海外で発信されている外国語のニュースなんて追ってられない。そんな方に向けて、本記事では、今週1週間に海外で発信されたニュースの中からNFTメディア編集部が厳選したものをまとめて紹介します。
▼NFTに関して詳しく知りたい方はこちらから
【ついにリリース】延期されていたAmazonのNFTマーケットプレイス「Amazon Digital Marketplace」の登場が2023年5月15日に決定
引用:Amazon
大手ECサイト運営会社Amazon(アマゾン)が展開するNFTマーケットプレイス「Amazon Digital Marketplace(アマゾン・デジタル・マーケットプレイス)」が、2023年5月15日にローンチされることがわかりました。
AmazonがAmazon Digital Marketplaceをローンチするといったニュースは、海外Web3メディア「Blockworks(ブロックワークス)」によって2023年1月に初めて報じられました。
3月に追加情報が報じられた時点では、2023年4月24日にサービスが開始される予定であると言われていました。
そして今回、延期を経て2023年5月15日にローンチされることが判明しました。
Amazon Digital Marketplaceは、Amazonが抱えている膨大な数の既存顧客にリーチできる可能性を持っています。
またAmazonは、顧客からの高い信頼性があるインターネット通販サイトを既に運営していることから、新しいマーケットプレイスをリリースする上でも、顧客にとって安心感のあるプラットフォームを確保することができると考えられています。
この新しいNFTマーケットプレイスでは、デジタルアート作品や音楽、コレクションなど、幅広い種類のNFTを提供する予定です。
このような幅広い品揃えによって、NFT初心者から上級者まで、幅広い層の人々の多様なニーズに応えることができるプラットフォームとなっています。
さらに、デジタルコレクションを購入するとフィジカル版の商品も受け取ることができると言われており、従来のEコマースと急速に発展するデジタル資産とのギャップを埋めるプラットフォームとして機能すると考えられています。
企業:Amazon
▼詳しくはこちらから
Google CloudとPolygon Labsが提携、Web3関連企業の支援を強化
Google Cloud(グーグル・クラウド)は、Polygon(ポリゴン)エコシステムのソフトウェア開発とサポート提供を行うPolygon Labs(ポリゴン・ラボ)とのパートナーシップ締結を発表しました。
グーグル・クラウドは、ポリゴンエコシステムのクラウドサービスを多様化するために、ポリゴンのサポートをBlockchain Node Engine(ブロックチェーン・ノード・エンジン)に統合することを計画しています。
ブロックチェーン・ノード・エンジンは、グーグル・クラウドが提供するブロックチェーンのノード運用の負荷を最小化することを可能にする、フルマネージド型のノードホスティングサービスです。
ノードは、ブロックチェーンの管理基盤であり、ノードにトランザクションデータ(取引データ)が記録されています。
また、グーグル・クラウドは、ポリゴンエコシステムの統合に加え、2023年3月27日にリリースされたポリゴンエコシステム内の新しいネットワークである「Polygon zkEVM」をインフラとして確立することを目指しています。
さらに、グーグル・クラウドが提供するWeb3スタートアップ向けのアクセラレーター・プログラム「Google for Startups(グーグル・フォー・スタートアップ)クラウドプログラム」が拡大されることが、発表されています。
Google for Startupsクラウドプログラムの参加企業は、専任のスタートアップエキスパートのサポート、Google Cloudサービス利用料の割引(1年で最大約1,360万円分を2年間提供)、技術トレーニング、ビジネスサポート、その他Googleが提供する特典を利用できます。
企業:Google Cloud、Polygon Lab
▼詳しくはこちらから
10KTFとPUMAがコラボレーションコレクション「Grailed PUMA Slipstream NFT」を発表
スポーツブランドのPUMA(プーマ)は、Yuga Labs社傘下のNFTプロジェクト「10KTF」と共同で、NFTコレクション「Grailed PUMA Slipstream NFT(グレイル・プーマ・スリップストリーム・NFT)」をリリースすることを発表しました。
今回発表された「Grailed PUMA Slipstream NFT」は、PUMAを象徴するスニーカーモデルであるSlipstream(スリップストリーム)と、10KTFのデジタルアーティストWagmi San(ワグミさん)とのコラボレーションによって誕生した、NFTコレクションです。
Grailed PUMA Slipstream NFTは、NFTホルダー参加型のゲームであるBattle.town(バトルタウン)の装備品として使用できるNFTと、Wagmi Sanが製作したフィジカルスニーカーをセットにしたコレクションです。
注目すべきポイントは、このフィジカルスニーカーには、フィジカルアイテムとデジタルアイテムを紐付けるためのNFCチップが搭載されていることです。
これによって、所有するスニーカーが本物であることを証明することができます。
Grailed PUMA Slipstream NFTは、10KTFエコシステムがサポートする一部のPFPコレクションをお持ちの方のみが入手可能です。
対象コレクションをお持ちの方は、NFTのアローリスト登録サービスを提供するプラットフォームPREMINT(プレミント)にて、アローリストへの登録が可能です。
PREMINTでは、PUMA、10KTFのそれぞれのサイトページが用意されており、ページによって販売個数や登録条件が異なります。
企業:PUMA、10KTF
▼詳しくはこちらから
スティーブ・アオキと3LAUが、CryptoPunksモチーフのWeb3ユニット「PUNX」初のトラックをリリース
グラミー賞にノミネートされた世界的DJのティーブ・アオキ氏と3LAUのアーティスト名で知られるDJのジャスティン・ブラウ氏は、NFTコレクション「CryptoPunks(クリプトパンクス)」をモチーフにした音楽ユニット「PUNX(パンクス)」としての初のトラック「Concentrate(コンセントレイト)」を発表しました。
PUNXは2022年12月に結成され、2023年から本格始動されると言われていました。
このトラックは、CryptoPunksの象徴である、アンダーグラウンド、テクノロジー、近未来のスピリットが体現されている音楽であり、2023年4月28日に、ブラウ氏が手がけるWeb3音楽プラットフォーム「Royal(ロイヤル)」にてリリースされました。
このプラットフォームは、音楽の所有権の民主化とアーティスト支援を目的としています。
Concentrateの印税の50%は、ブラウ氏のNFT保有者、アオキ氏のNFT保有者、CryptoPunksのNFT保有者の中から選ばれた99人のコレクターに付与される予定です。
また、ブラウ氏、アオキ氏はこれまでにWeb3界隈で大きな動きを見せており、ブラウ氏は2021年に音楽NFTの最高売却記録1160万ドル(約16億円)を記録しており、アオキ氏は初のNFTコレクションで400万ドル(約5.4億円)の売上を記録しています。
PUNXは、CryptoPunksのテーマとNFTの基盤技術を利用することで、ファンとアーティストを中心に据えた新しいタイプの音楽体験の創造を目指しています。
企業:Larva Labs
▼詳しくはこちらから
Yuga Labs社のCTOにEpic Gamesの元幹部が就任
引用:Yuga Labs
BAYCなどの世界的NFTコレクションを手がけるYuga Labs(ユガラボ)社は、2023年5月22日付で、CTOにマイク・シーヴァース氏を任命することを発表しました。
マイク氏は、ゲーム開発企業Epic Games(エピックゲームズ)の開発担当上級副社長を務めていた人物であり、技術・製品リーダーとして20年以上のキャリアを持っています。
Epic Gamesでの在職中は、ゲームエンジンのUnreal Engine(アンリアルエンジン)、オンラインゲームのFortnite(フォートナイト)、デジタルゲームストアのEpic Games Store(エピックゲームズストア)など、多くの制作を担当する開発チームを率いていました。
Yuga Labs社のCEOであるダニエル・アレグレ氏は、プレスリリースで「マイク氏は組織を次のレベルに引き上げる実績があります。マイク氏が持つ専門知識は、私たちが、エンターテインメントの最前線にあるWeb3プラットフォームになることを達成するための、スケールアップに役立つでしょう」と述べています。
また、マイク氏は、「Web3の新技術が世界に真のパラダイムシフトを起こすと思っています。世界に良い影響を与えるために、インターネットの新時代を切り開いていくことに興奮を覚えています」とWeb3の可能性と、Yuga Labsに参画することへの喜びを述べました。
企業:Yuga Labs
▼詳しくはこちらから
最後に
この記事では、1週間の海外ニュースを厳選して紹介しました。
国内の話題も毎週まとめて紹介しているので、国内の動向が知りたい方は是非こちらもご覧ください。
▼週間NFTニュース
参照元:NFT Media