マネーフォワードのウォレット連携機能とは?NFTのフリーミント企画も紹介

「マネーフォワードME」でブロック・チェーンウォレットの連携を開始

「マネーフォワードME」でブロック・チェーンウォレットの連携を開始
引用:PRTIMES

「マネーフォワードME」は、ブロックチェーンウォレットとの連携を開始しました。

そもそも「マネーフォワードME」とは、残高や支出を自動で更新して分析する無料の家計簿アプリです。ユーザーが持つ複数の銀行口座やクレジットカードを登録するだけで、食費や光熱費などに自動で種類分けし、グラフ化してくれます。

今回、連携が開始された「ブロックチェーンウォレット」とは、ビットコインなどの自身の暗号資産を管理するデジタル上の財布です。ブロックチェーンウォレットとの連携により「マネーフォワードME」のアプリ内で暗号資産の値動きの確認が可能になります。

連携対象となるのは「イーサリアム」と「ポリゴン」のブロックチェーンです。

「マネーフォワードME」がウォレット連携を開始した理由

資産管理ツールの「マネーフォワードME」は、なぜウォレット連携を始めたのでしょうか。

「マネーフォワードME」は今回の新機能について以下のようなコメントを残しています。

「マネーフォワードME」は2012年「世の中からお金に関する課題や悩みをなくし、お金に振り回されずに、やりたいことにチャレンジできる社会をつくりたい」という想いのもと創業されました。

近年、新たにWeb3が世界で台頭し、今後の決済手段や資産となる可能性を持つ暗号資産、ステーブルコイン、NFTが世の中に生まれ、今後もその種類は増えていくことが考えられます。

そこで当社は、これらの新たな決済手段・資産の可能性を持つWeb3にも対応できるよう、サービスの改善・開発を進めてまいりました。法定通貨や株式といった、今まで一般的に資産として捉えられていたものと統合して管理できる新たな体験価値を届けていきたいという想いから、今回のブロックチェーンウォレットとの連携機能をリリースしました。

引用:PRTIMES

元々「マネーフォワードME」はCoincheckなどの複数の取引所との連携を進めていました。今回はそれに加えブロックチェーンウォレットと新たに連携した形です。

NFT市場の拡大が予想される中「マネーフォワードME」が注目されることで、さらなるユーザー獲得を図るとともに、ブロックチェーン技術を活用した金融サービスの開発に積極的に取り組んでいることが伺えます。

マネーフォワードのNFT「MF GACHA」とは

「マネーフォワードME」のブロックチェーンウォレット連携機能のリリースを記念し、オリジナルNFTアートフリーミントキャンペーンが開催されました。(2023年3月31日に終了)

フリーミントキャンペーンとは、手数料であるガス代のみでNFTを受け取れるキャンペーンのことです。

MF GACHA
引用:マネーフォワードME

NFTアート名MF GACHA
対象者「イーサリアム」もしくは「ポリゴン」のアドレスを取得している方。※このキャンペーンは「マネーフォワード ME」ユーザーに限らず参加できます。
販売期間2023年2月20日~2023年3月31日
対応ブロックチェーン・イーサリアム・ポリゴン

NFTアート名は「MF GACHA」。あらゆる時代の「資産」をアートワーク化することをテーマに、全15種類のアートがランダムに発行されました。発行されたNFTアートは自身のウォレットで確認できます。

MF GACHA コンセプト
引用:Money Forward ME

「MF GACHA」は現在発行数が20,000件を突破しました。ガチャは何度でも回せますが、その都度ガス代がかかるので注意が必要です。また、発行されたNFTアートは「マネーフォワード ME」上では確認できないようになっています。

今回のMF GACHAのNFTアートは、NFTマーケットプレイスであるOpenseaでも高価で取引されているわけではありません。公式から詳しいメリットや使い道が提示されてもいないため、記念品的な価値が強いでしょう。

しかしながら、今回のように「日本企業がイーサリアムやポリゴンを介し、NFTを無料で配布する」ということはあまり行われてきませんでした。

今回の「マネーフォワードME」キャンペーンを機に、今後様々な日本企業が独自のフリーミントキャンペーンを開催することを予想すると、MF GACHAの価値が上がることも考えられます。

「マネーフォワードME」ウォレット連携のやり方

「マネーフォワードME」をブロックチェーンウォレットと連携するやり方をご紹介します。

イーサリアムから連携するやり方とポリゴンから連携するやり方がありますが、どちらも手順は変わりません。ENS(イーサリアムネームサービス)を利用している場合は、自身の持つENSを使って連携することも可能です。

今回はENSを使わずイーサリアムを「マネーフォワードME」と連携する場合の手順をご紹介します。(ポリゴンの場合はイーサリアムをポリゴンに置き換えて読んでください)

事前にMetaMaskなどの暗号資産ウォレットの作成と「マネーフォワードME」の登録を済ませましょう。

以下の工程でブロックチェーンウォレットと「マネーフォワードME」を連携できます。

  1. MetaMaskなどの暗号資産ウォレットにログイン
  2. ウォレット上に表示されている、イーサリアムアドレスを取得
  3. マネーフォワード MEの口座メニューで「Ethereum(アドレス管理)」を検索
  4. イーサリアムアドレスを入力して連携

イーサリアムアドレスは、”0x..”の形式で表される文字列です(ポリゴンアドレスの場合も同様です)。

「マネーフォワードME」ウォレット連携のやり方
引用:MetaMask

MetaMaskなどのウォレットを利用する際のパスワードや、秘密鍵、シークレットフレーズは、「マネーフォワードME」との連携では使用しません。

「マネーフォワードME」の口座メニューから金融機関の登録をクリックし、「金融機関名で検索する」で「Ethereum(アドレス管理)」を選択します。

「マネーフォワードME」ウォレット連携のやり方
引用:Money Forward ME

「Ethereum(アドレス管理)」の画面でイーサリアムアドレスを入力し「連携する」ボタンをクリックします。

「マネーフォワードME」ウォレット連携のやり方
引用:Money Forward ME

以上で連携は完了です。

暗号資産にも対応して、ますます便利になった「マネーフォワードME」のさらなる発展に期待したいところです。

参照元:NFT Media

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