【週間海外NFTニュース】3/27〜4/2 | これだけは押さえておきたいニュース4選
NFTに興味はあるけれど時間がなくて情報をキャッチアップしきれない。ましてや海外で発信されている外国語のニュースなんて追ってられない。そんな方に向けて、本記事では、今週1週間に海外で発信されたニュースの中からNFTメディア編集部が厳選したものをまとめて紹介します。
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GucciがBAYCを手がけるYuga Labsと提携し、メタバース関連事業を開始
引用元:Gucci Twitter
イタリアのラグジュアリーブランドGucci(グッチ)が、BAYCなどの世界的なNFTコレクションの制作を手がけるYuga Labs社と提携し、メタバース関連事業を開始することがわかりました。
2023年3月27日、GucciはTwitterにて「Gucciは、Yuga Labsと共にメタバースの探求を続けます。フィジカルとデジタルの境目をぼやけさせるような新しい物語が始まることを、楽しみにお待ちください」とツイートしています。
2022年にGucciは、Yuga Labs社傘下の10KTFと共にNFTプロジェクトを開始しました。
そして今回、Yuga Labs社が展開するメタバースプロジェクト「Otherside(アザーサイド)」に参画する運びとなりました。
Othersideは、Yuga LabsのGameFi(ゲームファイ)であり、RPGのメタバース空間です。
今回の提携の詳細はまだ明らかではありませんが、今週行われるOthersideの初回アクティベーションで、初めてGucciとOthersideとの関わり方を確認できると考えられています。
Gucciの実験的オンラインスペースGucci Vault(グッチヴォールト)のCEOであるロバート・トゥリーファス氏は、「今回の提携により、GucciがOthersideと10KTFに今後も継続的に関わっていくことを意味します」と述べています。
これらの提携は、とても大きな意味を持っており、Gucciが単にWeb3やNFTに参入するという事実だけではなく、世界最大のNFT制作会社と組むことで、業界のパイオニアの一員になりつつあるということです。
企業:Gucci
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TicketmasterがNFTトークンゲート機能の試験導入を開始
引用:Ticketmaster
チケット販売会社のTicketmaster(チケットマスター)は、プラットフォームでのトークンゲートオプションを開始しました。
これは、NFTホルダーがチケット販売に優先的にアクセスでき購入できるといった機能です。
この新しい機能は、アメリカの人気メタルバンドAvenged Sevenfold(アヴェンジド・セヴンフォールド)からスタートします。
アヴェンジド・セヴンフォールドは、「Deathbats Club(デスバット・クラブ)」と呼ばれる1万個からなるイーサリアムチェーンのNFTコレクションを展開しており、このホルダーは、コンサートのチケットに独占的にアクセスすることができるのです。
Ticketmasterのプラットフォームでの購入手順はとてもシンプルでわかりやすくなっています。
購入手続きの際に、ウォレットを接続してNFTの所有権を認証し、その後は、いつもと同じプロセスで進めていけば、購入完了できます。
トークンゲート機能により、サイトに繋がりにくくなってチケットが完売してしまう恐れや、チケットを買い込んで不正転売するような人にも邪魔されずに購入することができます。
トークンゲート機能の導入は、2022年のNFT LAカンファレンスと呼ばれるイベントでバンドメンバーと、Ticketmasterのグローバルミュージック担当EVPであるデヴィッド・マーカス氏が出会ったことがきっかけで実現しました。
今後は、コンサートのプレミアシートへのアクセス権や、サウンドチェックやリハーサルの見学といったような特別体験へのアクセス権などのあらゆる方法で、ファンにはたまらない特典が展開されていくと考えられます。
企業:Ticketmaster
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https://nftnewstoday.com/2023/03/28/ticketmaster-launches-new-nft-feature/
アルゼンチンの航空会社が航空券をNFT化
アルゼンチンの格安航空会社Flybondi(フライボンダイ)は、NFTチケット販売企業TravelXと提携してNFT化した電子航空券の発行の開始を発表しました。
この新システムは「Ticket 3.0」と名付けられ、航空券の発券プロセスにWeb3技術を導入することで、航空会社に革命を起こそうとしています。
このシステムは、Algorand(アルゴランド)チェーン上で展開されており、乗客は自ら、NFT航空券の名義変更や譲渡、転売を行うことができます。
また、旅行の詳細や旅行者の身元を特定せずに航空券を購入できるため、航空会社は顧客サービス費用を最小限に抑え、取引手数料からの収益を高めることができます。
TravelXのブロックチェーン最高責任者であるファクンド・マーティン・ディアス氏は、最初のチケット購入には手数料がかからないものの、二次流通で取引される際には2%の手数料を徴収すると説明しており、航空会社も手数料を受け取ることができます。
航空券は、Flybondiのウェブサイトから法定通貨で購入でき、通常のEチケットと同時にNFT航空券が発行されます。
そして、購入者は、FlybondiでNFTを管理・保管するためのTicket 3.0アカウントを開設することができます。
FlybondiのCEOであるマウリシオ・サナ氏は、「これまでの慣習を変革することは決して簡単なことではありませんが、乗客に新しいレベルのフライトの自由さを提供していきます」と述べています。
企業:Flybondi
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https://nftnewstoday.com/2023/03/31/flybondi-leads-the-way-with-nfticketing-integration/
BAYCを手がけるYuga Labsが新NFTコレクション「HV-MTL」を発表
引用:HV-MTL
BAYCなどの世界的NFTコレクションを手がけるYuga Labs社は、新NFTコレクション「HV-MTL(ヘビーメタル)」を発表しました。
HV-MTLコレクションは、30,000体のメカで構成されています。
メカはそれぞれ、以下の8種類のパワーソースから派生するとされており、8種類のタイプのスキル、個性、役割を組み合わせて、メカを進化させることができます。
・GLITCH
・DYNAMIC
・BIO
・KNIGHT
・CELESTIAL
・REAVER
・HOLO
・LEGENDARY
Yuga Labs社が公開したゲーム「DOOKEY DASH」のプレイ権であった、Sewer Pass NFTのホルダーは、それらをバーンすることでパワーソースを手に入れることができ、HV-MTL NFTを獲得できます。
そして、HV-MTLのホルダーは、今後公開されるミニゲームに参加することができます。
また、記事執筆時点(2023年4月4日)で、NFTマーケットプレイスOpenSeaのフロア価格は1.924ETH(約46.6万円)です。
企業:Yuga Labs
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最後に
この記事では、1週間の海外ニュースを厳選して紹介しました。
国内の話題も毎週まとめて紹介しているので、国内の動向が知りたい方は是非こちらもご覧ください。
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参照元:NFT Media