【OnCyberとは】NFTを展示可能なメタバースギャラリーの作り方や使い方を徹底解説!!
NFTが注目され始めてから、自身が所有しているNFTをメタバース空間上に展示することができる「OnCyber(オンサイバー)」というサービスが人気を集めています。
NFTが話題になり始めた当初は購入して満足している人が大半でしたが、そこから徐々に、SNSのアイコンにしたり、コミュニティで活動するようになったりしました。このようなNFTを購入した後の楽しみ方の一つとして、OnCyberのようなメタバース空間上にNFTを展示するという点が誕生しました。
NFTコレクターの方は、自身のNFTを多くの方へ見ていただくためにも、OnCyberにて自身のNFTギャラリーを作成することができます。
また、NFTクリエイターの人であれば、自身のNFTのプロモーションの場として、OnCyber上で個展を開催するなどするなどして活用することができます。
そこで今回は、「NFTを展示することができるメタバースギャラリー作成サービス」のOneCyberについて詳しく解説します。
OnCyberとは
OnCyber(オンサイバー)とは、自身の所有しているNFTをメタバース空間上に展示できるサービスです。
OnCyberは2021年2月にRayan Boutaleb(ラヤン・ブータレブ)氏によって創設された、サンフランシスコに本社を構える企業です。リリースから1年以上が経過し、Twitterの公式アカウントでは約67,000人(2022年9月地点)のフォロワー数を抱えており、多くの方々に認知されていると言えます。
自身でNFTマーケットプレイスを通して購入したNFTや、自分で作成したNFTなどをメタバース空間上に展示することができ、自身のコレクションギャラリーとしてや、クリエイターとしての展示会などを開催することができます。
また、簡単に使うことができる上に利用料金が無料なので、興味のある方はぜひ試してみてください。。
さらに、メタバース空間に制作したギャラリーには、パソコンやスマートフォンからのアクセスが可能となっているため、いつでもメタバースギャラリーを楽しむことができます。
現在では、EXILEメンバーの関口メンディー氏や人気ファッションブランドheart relationのCCOであり元AKB48の小嶋陽菜氏などがOnCyberを活用しています。コレクションしたNFTを自分で楽しんだり、第三者と共有したり、個展を開催するなどのさまざまな用途で使用されています。
なお上記画像が、関口メンディー氏のOnCyberで作られたメタバースギャラリーです。
▼入館はこちらから
https://oncyber.io/spaces/y0BWN3LY6KuxHiAAzBLe
上記画像が、小嶋陽菜氏のOnCyberで作られたメタバースギャラリーです。
▼入館はこちらから
https://oncyber.io/nyan-nyan-museum
OnCyberの使い方、設定方法
OnCyber(オンサイバー)を使用する前には、Metamask(メタマスク)に登録する必要があります。
Metamaskとは、ビットコインやイーサリアムなどの各種暗号資産コインを保管しておくためのデジタルウォレット(財布)です。NFT Mediaでは、過去にMetamaskの使い方や登録方法などについて、詳しく解説しています。
OnCyberを利用するのにMetamaskへの登録方法がわからない、という方は以下のURLをご覧ください。
では、OnCyberの設定手順について解説します。
OnCyberのサイトにアクセスする
OnCyberのサイトにアクセスしたら、右上に表示される赤枠内の「CONNECT WALLET」をクリックしてください。
Walletを選択する
OnCyberにアクセスし、「CONNECT WALLET」をクリックすると、接続可能なウォレット一覧が表示されます。
ウォレット一覧が表示されたら、最上部に表示されている「Metamask」を選択してください。
Metamaskのパスワードを入力して「署名」
Metamasukを選択すると、接続させるアカウントの選択画面に切り替わります。
アカウントを複数所有している場合は、いずれかOnCyberと接続させたいアカウントを選択。その後、パスワードを入力して承認されたら、赤枠内の「署名」をクリックするとOnCyberとの接続が完了します。
OnCyberへの同期完了
OnCyberにアクセスできると、上記のようなワープ映像に切り替わります。
設定が完了した後は、他のなユーザーのギャラリーにアクセスできたりオリジナル空間を作成したり、NFT作品を鑑賞しながらメタバース散策を楽しめます。
3D Studioでギャラリー作成
なお、OnCyberのトップビュー右上に表示されている赤枠内の「3D Studio」をクリックすると、無料で使用できるギャラリーや有料ギャラリーなどが表示されます。
各種ギャラリーを選択する
ギャラリー一覧の左上に表記されている赤枠内に有料・無料などのグレードが表示されているので、お好みのギャラリーをクリックしてカスタマイズしましょう。
ちなみにここでは「Wolfgang N-°2」というテーマのギャラリーを選択しました。こちらは無料で利用可能なギャラリーで、44枚まで作品を展示できます。ギャラリーごとに展示できる作品の上限数があり、一覧の各種ギャラリーの画像の右下に表示されている数字が作品の可能展示数となっています。
NFTコレクションを展示する
ギャラリー作成では、ブラックボードの「Add Asset」と表記されている部分に、所有しているNFTコレクションを展示できます。
ほかのユーザーのギャラリーを散策
OnCyberのトップビューに戻ることで、ほかのクリエイターのギャラリーを鑑賞できます。
他のユーザーのギャラリーからNFTコレクションを購入する
気になるNFT作品の目の前まで近づくと、OpenSeaへのリンクが現れます。そこからアクセスしてNFT作品を購入することができるのです。画面右下にグレーのメニューバーが表示されるので、購入したい場合はボタンを押して手続きを進めてください。
購入方法については、後ほど詳しく解説します。
OnCyberの活用方法
OnCyberはこれまで、OpenSea上の2次元ベースで表面上に一覧で表記されているだけの味気のない管理方法でした。
しかしメタバース空間などのユーザビリティが向上したことにより、3次元ベースでのNFT管理が楽しめるようになったのです。
今後コレクターは、集めたNFTをギャラリー空間に展示して、多くのユーザーと共有して楽しめます。
また、クリエイターであれば、自身で作成したNFTの個展などを開催して、制作活動から情報発信活動、ギャラリー演出までのトータルプロモーションを手がけることも可能です。NFTを通じた集客活動や、個展開催によるインフルエンサー活動をキッカケに、さまざまな事業に展開しさせていくことも難しくありません。
このように、OnCyberを活用するとメタバース上で幅広い表現方法でNFTを楽しめるため、ぜひOnCyberを試してみてはいかがでしょうか。
OnCyber上のNFT購入方法
OnCyber(オンサイバー)では、他のユーザーが制作したオリジナルギャラリーを観覧できます。
屋内空間の一室のようなメタバースから、公園のような屋外空間までさまざまです。各ユーザーが工夫を凝らした魅力的なギャラリー内には、BAYCやCryptoNinja、Beepleなどの有名作品からオリジナル作品まで、幅広いNFTコレクションが展示されています。
また、展示されているNFTアートを眺めていると、その作品を欲しくなることがあります。そういった際に嬉しいOnCyberの機能の1つが、他のギャラリーで展示されている作品に購入のオファーを行えるところです。
前述したとおり、OnCyber内で気になるギャラリーにアクセスすると、さまざまな作品に触れることができます。
以下では、OnCyberからNFTの作品を購入する方法について解説します。
気になるクリエイターのギャラリーにアクセス
まず最初に、OnCyber(オンサイバー)のトップページより、自分が気になるギャラリーを確認して、興味が湧くギャラリーを探してみましょう。
例として、「こむぎのNFT部屋」さんにより制作されたギャラリーを見てみましょう。
気になるNFT作品に近づく
気になるギャラリー空間にアクセスして、購入したいと思えるNFTコレクションを発見したら、十字キーで近づいてください。
NFT作品の目の前まで近づくと、右下にグレー背景の小さくメニューと購入ボタンが表示されます。
購入ボタンを押して手続きを進める
NFT作品を購入したい場合は、ギャラリー空間から簡単にOpenSea(オープンシー)にアクセスできるので、気になる作品はぜひ購入してみてください。
なお、OpenSeaでのNFT作品の購入方法は、NFT Mediaでも詳細をまとめてます。OpenSeaの購入方法がわからない方は、以下の記事をご覧ください。
まとめ
OnCyber(オンサイバー)は、コレクションしているNFTをメタバース空間上に展示することができるサービスです。ネット環境が整っていれば、パソコンやスマートフォンなどからでも簡単にアクセスできます。
またOnCyberのギャラリーには、特定のNFTを所有していないと使用できないギャラリーなども存在します。例えば、限定コミュニティで有名なBoard Ape Yatcht Club(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)などがいい例です。
無料ギャラリー、有料ギャラリー、限定コミュニティのギャラリーまで、オリジナルのNFT展示場を作れるので、自分好みのギャラリーを作成してみてください。
このようにWeb3が普及したことで、今まで以上にフレキシブルなNFT管理が可能となりました。NFT作品、NFTアートを集めていると、どこかのタイミングで「この作品を他の人にも見せたい、自慢したい!」という気持ちになる方が多いようです。この記事をご覧の方もそのような気持ちになったのであれば、ぜひOnCyberを使って他の人に自分の保有しているNFT作品を見せてあげましょう。
参照元:NFT Media