【eSports×NFT】注目が集まるeSports業界におけるNFT活用事例 3選
eSport(イースポーツ)とは、Electronic Sports(エレクトロニック・スポーツ)の略で、ゲームソフトとゲーム機があれば、どこでもプレイ可能です。
「娯楽」「競技」「スポーツ全般」を指す言葉であり、コンピュータゲームやビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉えられています。
また、コミュニケーションの一環として、オンラインを通してさまざまな人と交流を深められるのも魅力の一つといえるでしょう。
NFTとは、Non-Fungible-Token(ノン・ファンジブル・トークン)の略で、代替不可能な暗号資産という意味です。
近年、eSports(イースポーツ)がビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として盛り上がりを見せていおり、海外では、大規模なプロスポーツ大会として開催されます。
日本では、少しずつeSport(イースポーツ)の動きが広がっており、2017年以降、さまざまな企業が参入しています。
eSports(イースポーツ)は、従来のスポーツと異なり、年齢や性別に関係なく誰もが参加できるスポーツです。
NFTとの連携はすでに始まっており、今後さらに拡大していくでしょう。
本記事では、eSports業界の未来やNFTの活用事例を解説します。
日本の認知度は、海外と比べると低い傾向にありますが、将来的には世界中で注目される業界です。
ぜひ、最後までお読みください。
eSports業界の未来は?
eSports(イースポーツ)業界の発展において、国内で大きなできごとがありました。
ニュースなどで話題になったので、記憶に新しい人もいるでしょう。
それが、以下の記事になっています。
ZETA DIVISION堂々3位の大躍進! 「VALORANT」世界大会「VCT 2022 Stage 1 Masters」レポート - GAME Watch
「ZETA DIVISION(ゼタ デヴィション)」という日本代表のプロゲーミングチームをご存知でしょうか。
海外で開催された「VALORANT Champions Tour(ヴァロラント チャンピオンズ ツアー)」に出場し、世界3位という偉業を成し遂げたのです。
特にTwitterでの注目度が高く、世界でもトレンド1位になりました。
格闘ゲームやカードゲームなどは、日本の強さが証明されていますが、eSports(イースポーツ)は、日本の実力が世界で通用しませんでした。
影響力の高いゲームタイトルで活躍し、話題性や評価に直結してしまうのが日本の現状だからです。
またeSports(イースポーツ)は、全世界での市場規模が約1,000億円に達していますが、日本国内の市場規模は約5億円で、まだまだ規模が小さいことがわかります。
しかし、日本代表チームが世界3位になり、SNSなどで認知が広がってきています。
従来は「ゲーム会社」「PC周辺機器メーカー」「動画配信サイト」など、eSports(イースポーツ)に直接関わりのある企業がスポンサーとなっていましたが、現在は「KDDI」「レオパレス21」「イオン」「日本テレビ」など、さまざまな業界の企業がスポンサーとして参入しています。
今後も、さまざまな業種からの参入が相次ぎ、国内のeSports(イースポーツ)産業は盛り上がるでしょう。
「eSports」×「NFT」の活用事例 3選
Fnatic:メンバーシッププログラムNFT
引用:Memberships | Unlock the future of Fnatic.
HP:https://fnatic.com/membership
Twitter:https://twitter.com/fnatic/
運営会社:Sannpa Limited(サンパ リミテッド)
リリース時期:2022年3月
Fnatic(フナティック)は、2004年にイギリスで設立された老舗eSports(イースポーツ)チームであり、30以上のゲームタイトルで、200回を超える優勝実績を誇ってるいます。
そんなFnatic(フナティック)は、2022年3月に、NFTを活用したメンバーシッププログラムをリリースいたしました。
メンバーシッププログラムは、以下三種類になります。
- シチズン:無料
- コア:$ 250)
- パイオニア:$ 600
プログラムによって、イベントへの参加する権利や、ショップでの割引、オリジナルアイテムなどを受け取ることができるそうです。
▼メンバーシッププログラムの詳細はこちらから
nap:e-sports特化のNFTマーケットプレイス
引用:e-sports特化のNFTマーケットプレイス展開を目指す「株式会社nap」設立のお知らせ
HP:https://nap-inc.jp/
Twitter:https://twitter.com/shimpei_fujino
運営会社:株式会社nap(ナップ)
リリース時期:未定
nap(ナップ)は、eSports(イースポーツ)に特化したNFTマーケットプレイスを開発しています。
活躍している選手やチームがNFTを出品し、全世界のサポーターが売買できる仕組みになっています。
このサービスのメリットは、以下の3つです。
- プロチーム収益が増加する
- コレクション機能がある
- ファンアートで応援できる
プロチーム収益が増加する
ブロックチェーン技術を使用すると、チームが販売したNFTが二次流通取引が発生するたびにロイヤリティをを受け取れます。
コレクション機能がある
自分が持っているNFTをコレクションとして世界中の人々に公開可能です。
ゲーム部屋の部屋に飾るように、NFTアートを展示できます。
ファンアートで応援できる
ユーザーは、自分が応援するチームのファンアートを出品可能です。
商品が売れると、自動的に収益をチームに分配できるので、新しい応援スタイルとして注目されています。
Unique:NFTゲーム×esports NFTゲーム大会
HP:https://plumix.xbiz.jp/unique_wp/
Twitter:https://twitter.com/unique__NFT
運営会社:株式会社Plumix(プルミックス)
Unique(ユニーク)は、次世代スポーツ競技eSports(イースポーツ)との掛け合わせを目指している会社です。
Unique(ユニーク)の特徴は以下の3つです。
- NFTゲーム大会運営
- オンライン大会運営代行
- コミュニティ運営
2-3-1.NFTゲーム大会運営
さまざまなNFTゲームの大会やイベントを開催しています。
大会やイベントを通して、国内のNFTゲームの認知や発展につなげることが目的です。
2-3-2.オンライン大会運営代行
NFTゲームオンライン大会やイベントを代行可能です。
「企画」「制作」「配信」「運営」など、さまざまなサポートや委託しています。
2-3-3.コミュニティ運営
NFTゲームとeSports(イースポーツ)に特化した「Unique esports(ユニーク イースポーツ)」を運営しています。
大会やイベントだけではなく、eSportsチームの作成など幅広く活動しているので、大規模な大会が開催可能です。
▼2022年6月開催NFTゲームイベント
最後に
eSports(イースポーツ)は、2024年に開催されるパリオリンピック・パラリンピックの新種目として採用が検討されています。
将来的に競技として世界中に認知されることは間違いないでしょう。
日本ではスポーツとして理解を得られることは難しく、まだまだ課題は多いのが現状です。
しかし、今後は次世代通信規格「5G」による快適なオンライン対戦が普及するので、2023年には市場規模が150億円を超えると予測されています。
NFTと連携することで、市場はさらに拡大しニーズも高まるでしょう。
新しい交流も図れるので、ファンはより近くでチームを応援していると感じます。
eSportsでNFTを活用する動きは、まだ始まったばかりです。
成功例はほとんどないので、NFTを利用して何をしたいのかビジョンを明確にもって進めていく必要があります。
暗号資産業界やブロックチェーン企業は、eSports(イースポーツ)に大きな関心があるので、協業などが多くなるかもしれません。
実際、NFTを活用するチームが出てきており、固定ファンとの結びつきを深めてコミュニティーはさらに活気づくでしょう。
eSports(イースポーツ)とNFTが、今後どのような展開を見せるのか注目されます。
参照元:NFT Media