The Sandbox(ザ・サンドボックス)の土地を活用している日本国内、海外企業6選
The Sandbox(ザ・サンドボックス)とは
The Sandbox(ザ・サンドボックス)とは、メタバース(仮想空間上)でプレイするブロックチェーンゲームです。
ユーザーは、メタバース(仮想空間上)のLAND(土地)を購入したりレンタルしたりすることで、オリジナルのゲームやアイテム、キャラクター、サービスを作成することができます。
特徴は、以下の4つです。
- LANDを販売している
- ゲーム制作ができる
- 有名企業が参入している
- NFTマーケットプレイスがある
順番に解説します。
1-1.LANDを販売している
The Sandbox(ザ・サンドボックス)は、メタバース上でLAND(ランド)という土地を販売しています。
しかし土地を買うには、一区画につき数百万~数億円が必要で、非常に高価です。
LANDでは、土地の一部を有料で貸し借りができます。
一部を安く貸し出すことで、クリエイターが活動しやすい環境を提供できるのも特徴の一つです。
1-2.ゲーム制作ができる
The Sandbox(ザ・サンドボックス)は、ゲームやアートを制作しています。
コンテンツは以下の3つが提供されています。
- Game Maker(ゲームメイカー)
- VoxEdit(ボックスエディット)
- アバター
1-2-1.Game Maker(ゲームメイカー)
Game Maker(ゲームメイカー)は、オリジナル3Dゲームを作成するツールです。
プログラミングが不要ですので、誰でもゲームを作れます。
1-2-2.VoxEdit(ボックスエディット)
VoxEdit(ボックスエディット)は、オリジナルのボクセルモデルを作成するツールです。
ボクセルモデルとは、マインクラフトやレゴブロックのように立法体のブロックを組み合わせて作られるキャラクターやアイテムのことをいいます。
作品は「人」「動物」「食べ物」「建築物」など幅広く作成可能です。
作成したボクセルモデルは、ゲームで使用したり、マーケットで販売できます。
1-2-3.アバター
アバターは、ボクセル型のオリジナルアバターを作成することです。
VoxEdit(ボックスエディット)は、ゼロからボクセルモデルを作成します。
アバターは既存のモデルを組み合わせてボクセルモデルを作成します。
今後は「衣装」「ヘアスタイル」「色合い」など、自分だけのアバターが作れるようになる予定です。
また、VoxEdit(ボックスエディット)で作って、アバターに装着ができます。
自分のアバターでLAND(ランド)でのゲームやイベントに参加し、ほかのアバターとの交流が楽しめます。
1-3.有名企業が参入している
すでに参入している有名企業は、例えば以下の三社です。
- スクウェア・エニックス
- エイベックス・テクノロジーズ
- SHIBUYA109
今後は、日本だけではなく、世界的大手企業が参入します。
すでに有名企業や投資家がLAND(ランド)を保有していて、今後さらに購入する人は増えるでしょう。
1-4.NFTマーケットプレイスがある
The Sandbox(サンドボックス)には、作成したボクセルモデルが取引できるマーケットプレイスがあります。
ボクセルモデルは、自由に販売し収益を得ることが可能です。
The Sandbox(サンドボックス)は、独自通貨の「SAND」を発行しており、時価総額39位の暗号資産で、2022年5月24日に上場しています。
The Sandbox(サンドボックス)は、スマホアプリのリリースはなく、パソコンのみプレイ可能です。
基本的に公式サイトは、日本語に対応していますが、英語表記のままになっている箇所もあるので注意が必要です。
英語が苦手な方は、Google翻訳などのツールを利用するといいでしょう。
The Sandbox(ザ・サンドボックス)の土地を活用している日本国内企業3選
avex(エイベックス)
HP:https://register.sandbox.game/metavex
リリース時期:2022年3月3日
概要:avex(エイベックス)は、Metavex District LAND(メタベックス・ディストリクト・ランド)セールを実施しました。
「ピコ太郎」「浜崎あゆみ」「AmPm」「大沢伸一」のNFT関連アイテム6点と、初回イベントに参加できるプレミアムLANDが110組限定で販売し、即完売しました。
avex(エイベックス)は、今後も次世代テクノロジーやメタバース領域で活動していく方針です。
SQUARE ENIX(スクウェア・エニックス)
引用:スクエニ NFTゲーム「The Sandbox」に自社RPG関連コンテンツを導入 - MoguLive
HP:https://bittimes.net/tag/square-enix
リリース時期:2022年3月1日
概要:SQUARE ENIX(スクウェア・エニックス)は、The Sandbox(ザ・サンドボックス)と提携して、RPGゲーム「Dungeon Siege(ダンジョン・シージ)」の体験を仮想空間上で提供しました。
Dungeon Siegeのキャラクターやアイテムなどが提供されます。
ユーザーは、無料のクリエイター向け制作ツールを使用して、キャラクターやアイテムに取り入れられるので遊びの幅が広がります。
SHIBUYA109
引用:メタバース『The Sandbox』内で「SHIBUYA109 LAND」セールを開催!2022年4月7日よりオリジナルNFTアイテムを販売開始
HP:https://register.sandbox.game/shibuya
リリース時期:2022年4月7日
概要:SHIBUYA109は「SHIBUYA109 LANDセール」において、渋谷を代表する文化をモチーフにした「プレミアムLAND」を100組限定販売しました。
今後は、以下の企画を展開する予定です。
- アーティストやキャラクターなどのコラボレーションによるイベント
- オリジナルNFTの販売
- ミニゲームの実施
- メタバース上での大胆な広告発信
- 新たな体験価値を提供する企画
The Sandbox(ザ・サンドボックス)の土地を活用している海外企業3選
adidas(アディダス)
引用:INTO THE METAVERSE | adidas Originals
HP:https://www.adidas.com/into_the_metaverse
リリース時期:2021年12月18日
概要:adidas(アディダス)は、ブランド初となる「Into The Metaverse(イントゥ ザ メタバース)」をリリースしました。
人気NFTとコラボレーションし、デジタルと現実の製品を入手できる権利が得られます。
具体的には、以下の権利です。
- adidas(アディダス)が提供する体験
- ブロックチェーンを活用したNFTゲーム
- そのほか、プラットフォームで使用できるバーチャルウェアラブル
adidas(アディダス)と同じデザインで、実物の製品を手に入れられます。
合計29,620枚のNFTを出品し、26億円を売り上げて完売しました。
GUCCI(グッチ)
引用:https://www.highsnobiety.com/p/gucci-superplastic-supergucci-nft-collab/
HP:リリース時期:2022年2月1日
概要:GUCCI(グッチ)は、アート・トイメイカーのSuperplastic(スーパープラスチック)と連携し、スーパグッチという三部に分かれるNFTリリースを実施しました。
GUCCI(グッチ)のシグネチャーコードや実物のセラミックフィギュアも付属しています。
セラミックフィギュアは、イタリアで手作りされていて250体限定販売されていました。
またGUCCI(グッチ)は、NFTやメタバース専用のディスコードチャンネルを開設しました。
今後、ユーザーは、グッチデザインのアイテムを購入できます。
ワーナー・ミュージック・グループ
引用:https://twitter.com/thesandboxjp/status/1486799811030384643
リリース時期:2022年後半予定
概要:ワーナー・ミュージック・グループは、Warner Music LAND(ワーナー・ミュージック・ランド)を創設します。
音楽ファンは、ワーナー・ミュージック・グループの所有地に隣接する貴重なLANDSを購入できます。
ただ鑑賞して楽しむだけではなく、文化的な土台を支えていると実感がもてるので、リリース後は人気になるでしょう。
最後に
The Sandbox(ザ・サンドボックス)は、すでに多くの有名企業や投資家が活用しています。
近い将来、メタバース上でビジネスが日常的に行われるかもしれません。
2022年3月に、The Sandboxは、アルファシーズンと称した新しいサービスを開始しています。
従来は、LAND(ランド)を保有していないとプレイできないコンテンツがありました。
しかし今ではLANDがなくても、The Sandbox(ザ・サンドボックス)内でゲームができるようになりました。
すでにほかの人が保有しているLAND内で作られたゲームができるので、気軽に利用が可能です。
現在では、SNSなどで知り合った人が、コミュニケーションツールとして利用するケースが増えてきています。
メタバース関連事業が増えコンテンツの質が上がると、市場価値が上がり、The Sandbox(ザ・サンドボックス)の需要は高まるでしょう。
今後どのような形で、The Sandbox(ザ・サンドボックス)が活用されていくのか注目されます。
参照元:NFT Media