Cardano NFTマーケットプレイス「Fibo」ベータ版をリリース:EMURGO
カルダノ(Cardano/ADA)の公式商業化部門である「EMURGO(エマーゴ)」は2022年5月18日に、Cardano NFT(CNFT)を発行・取引することができるNFTマーケットプレイス『Fibo』のベータ版リリースを発表しました。
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CNFTマーケットプレイス『Fibo』ベータ版公開
EMURGO(エマーゴ)は2022年5月18日に、Cardano NFT(CNFT)を発行・取引することができるNFTマーケットプレイス『Fibo』のベータ版リリースを発表しました。
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— EMURGO カルダノ ADA (@Emurgo_Japan) May 18, 2022
『Fibo』はカルダノブロックチェーンを基盤としたNFTを発行・売買することができるNFTマーケットプレイスであり、公式サイト右上の「Connect(接続)」ボタンからEMURGOが提供している仮想通貨ウォレット「YOROI(ヨロイ)」を接続することによって、仮想通貨ADAでNFT作品を売買することが可能となっています。
記事執筆時点で利用できる機能は限られているものの、出品されているNFT作品を閲覧することは可能で、ウォレットを接続すれば自分のプロフィールも編集可能、NFTの発行・販売機能は『近日公開』とされています。
Cardano NFT(CNFT)の特徴について
EMURGOは今月12日に公開した『Fiboガイド』の記事の中で、Cardano NFT(CNFT)の特徴として以下の3点を挙げており、これらの特徴から『Cardano NFTはNFTアプリ開発者・アーティスト・ミュージシャン・コレクターにとって素晴らしい選択肢になる』と説明しています。
NFTミントにスマートコントラクトは不要
カルダノNFTの最も大きなメリットの1つはスマートコントラクトを必要としないこと。CNFTのミント(鋳造)する際にはスマートコントラクトを使用する必要がないため、多くの潜在的エラーが排除される。これによりCNFTを安全に作成し、簡単にデプロイすることができる。
これは「スマートコントラクトの展開にかかるガス代や取引手数料を支払う必要がないこと」も意味する。他のネットワークでは、NFTをミントする際にその作成を担当するスマートコントラクトをネットワーク上にデプロイする必要があるが、これは非常に高価であり、NFTプロジェクトのコストを増加させることにつながる。Cardanoではこれを回避することができる。
最低限の料金のみの支払い
Cardanoブロックチェーンは「決済レイヤー」と「計算レイヤー」という2つのレイヤーに分かれている。決済レイヤー上で取引される資産はカルダノネットワーク上の最低手数料のみが発生し、1取引あたり約0.17ADA(2022年5月12時点で0.13ドル)が発生する。
カルダノNFTをミントする際にはスマートコントラクトを使用する必要がないため、アセットは決済レイヤーを移動するだけである。そのため、2つの異なるウォレットからCardano NFTを転送する場合、基本手数料のみが課金される。
安全なメタデータ
他のプロトコルでは、NFTのブロックチェーンメタデータは「IPFS」や「Arweave」などの外部ストレージを経由してトークンに添付される。
Cardanoでは、トークンはブロックチェーン自体の一部であり、ブロックチェーンメタデータはトランザクションの一部として送信される。そうすることによって、トークンとブロックチェーンメタデータの間に直接的なリンクができ、分離することが不可能になる。
ブロックチェーンのメタデータに含まれる情報は、カルダノのネットワークによって保護され、将来的にカルダノNFTの内容を検証するために使用することができる。
>>「Fibo」の公式サイトはこちら
>>「Fiboガイド:CNFTの特徴」はこちら
>>「Fiboガイド:使い方」はこちら
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