ゲームを遊んでユーザーが稼げる世界「Play to Earn」とは?
本コラムでは「Play to Earn」とは何かの基本的な解説を行います。
遊んで利益を得るブロックチェーンゲーム
「Play to Earn」とは文字通り「遊んで収益を得る」というトレンドであり、特に最近英語圏ではバズワード化しています。基本的にはブロックチェーンゲーム全般のことを指しており、ブロックチェーンゲームと呼ばれるものと「Play to Earn」というワードは同一と考えて問題ありません。ブロックチェーンゲームというジャンル自体は早いものでは2017年ごろから存在しており、2021年に大きく成長している形です。
2021年時点で「Play to Earn」のトレンドで代表的なプロジェクトは、アクシー・インフィニティ(Axie Infinity)です。10月時点で170万人が利用し、ゲームキャラクターなどのNFTの累積取引は約2,000億円です。ユーザーの4割はフィリピン人で、先進国と比較して賃金が低い国の人がゲームで稼いで生活をしていることも話題になりました。ガバナンストークンAXSは2021年を通して最もパフォーマンスが高かったトークンの一つです。
Play to Earnを構成する要素
「Play to Earn」とは一般的にブロックチェーンゲームを通して、遊びながら稼げることを指します。「Play to Earn」の中心にいるゲームタイトルとしては、アクシー・インフィニティの他にゴッズアンチェインド(Gods Unchained)などが挙げられ、定義にもよるかもしれませんがサンドボックス(SandBox)やディセントラランド(DecentraLand)なども該当します。
これらのブロックチェーンゲームの多くは以下のような特性を備えています。
- NFTの形式でゲームアイテムやキャラクター、アバターが資産化されている。運営会社によるデータだけの存在ではなく、ユーザーのウォレットに保管され二次流通取引ができる
- ゲームそれ自体が株式会社に保有されるものではなく、ガバナンストークンを媒介にしてユーザー主体のシステムになっている
- メタバース空間でユーザーがゲームやコンテンツを自作して、それを運営することができる
これらの特性によってユーザーが遊んで稼ぐことを可能にしています。具体的にどのように稼ぐかはいくつか方法がありますが、次回のコラムで解説します。
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参照元:CoinChoice