月: 2017年7月

GPIF、現金積み上げ過去最大に マイナス金利で「運用難」 News

GPIF、現金積み上げ過去最大に マイナス金利で「運用難」

[東京 7日 ロイター] - 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が保有する2016年度末の資産額は144兆9034億円となり、自主運用を始めた01年度以降で最大となった。同時に、国内外の株や債券以外の現金保有も7兆円超に膨らみ、マイナス金利下での厳しい運用環境が浮かぶ。

インタビュー:日銀は政策枠組み見直すべき=白井元審議委員 News

インタビュー:日銀は政策枠組み見直すべき=白井元審議委員

[東京 7日 ロイター] - 元日銀審議委員の白井さゆり慶大教授・アジア開発銀行研究所客員研究員は7日、ロイターのインタビューに応じ、日銀は金融緩和策の持続性確保と国債市場の機能改善を図るため、金融緩和策の枠組みを見直すべきと提言した。現在の楽観的な物価見通しを現実的なものに修正し、それに応じて国債買い入れ額を段階的に減額していく必要があると語った。

コラム:マクロン仏大統領と小池都知事と日銀人事=嶋津洋樹氏 News

コラム:マクロン仏大統領と小池都知事と日銀人事=嶋津洋樹氏

[東京 7日] - 2日の東京都議会選は、小池百合子知事率いる都民ファーストの会が圧勝する一方、自民党が歴史的敗北を喫するという結果に終わった。報道によると、自民党内では敗因として、強引な政策運営や、森友・加計学園問題での説明不足など多様な要因が挙げられているという。安倍政権の「驕(おご)り」に国民が反発したとの評価もあり、首相の責任を問う声もあるようだ。

来週の日本株は神経質な展開、FRB資産縮小の方向性を注視 News

来週の日本株は神経質な展開、FRB資産縮小の方向性を注視

[東京 7日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、神経質な展開となる見通し。米6月雇用統計やイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言でテーパリング観測が強まれば、米国株安を通じ日本株に調整圧力が高まりそうだ。半面、上値を圧迫していたETF(上場投信)分配金捻出のための売り需要が一巡することも見込まれており、外部環境に落ち着きがみられれば、買い戻しの流れが加速する可能性もある。

第二のトランプラリーはもう始まっている!? ユーロは買うのみ! 円安は追随するのみ! ブログ

第二のトランプラリーはもう始まっている!? ユーロは買うのみ! 円安は追随するのみ!

■米ドル安、円安のトレンドが続く 米ドル安、円安のトレンドが続いている。

 米ドル安とは米ドル全体の下落トレンドを指すが、米ドル/円のみ上昇しているから、結果的にクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)の強気変動がもたらされているのも当然の成り行きで、円売りトレンドの継続が確認されているわけだ。

米ドルVS世界の通貨 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 日足)

世界の通貨VS円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足)

 ドルインデックスは、前回のコラムで指摘させていただいたように、昨年(2016年)11月9日(水)の米大統領選当日の安値を下回ったから、当面下落トレンドが維持され、また、安易な修正はないだろう。

【参考記事】

●米ドル軟調も米ドル/円はなぜ堅調なのか? 背景にあるファンダメンタルズ的要因とは?(2017年6月30日、陳満咲杜)

ドルインデックス 日足(出所:Bloomberg)

■各国中銀のスタンスの違いが足元の市場のテーマに マーケットの焦点は、米利上げやFRB(米連邦準備制度理事会)の資産圧縮よりもECB(欧州中央銀行)の軌道修正や英、豪利上げの可能性に集中しており、当面、主要通貨の米ドルに対する強気変動が継続される公算が高い。

 主要中銀が揃ってFRBに追随する姿勢を見せている中、唯一日銀のスタンスは変わらない。

 本日(2017年7月7日)午前中の日銀の買い入れオペが前回から増額したことを受け、円安傾向が一段と強まり、執筆中の現時点では、米ドル/円は113.83円まで上昇、ユーロ/円は130円の節目寸前に迫り、英ポンド/円は5月11日(木)以来の高値を更新している。

世界の通貨VS円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足)

 要するに、足元の市場のテーマは、中銀のスタンスの違いそのものである。日銀のスタンスが当面維持されるからこそ、円売りには「安心感」がある。よって、クロス円を中心として円安トレンドは当面維持されるとみる。

 最も強いユーロ/円に関しては、前回のコラムで提示していたターゲット、130円の心理的大台はもはや目前で、これを超えてくると今度は133~135円台の目標も射程圏内に収めるだろう。

【参考記事】

●米ドル軟調も米ドル/円はなぜ堅調なのか? 背景にあるファンダメンタルズ的要因とは?(2017年6月30日、陳満咲杜)

ユーロ/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 日足)

 もっとも、米ドル/円の値動きが日米金利差と連動する傾向が…
第二のトランプラリーはもう始まっている!? ユーロは買うのみ! 円安は追随するのみ! ブログ

第二のトランプラリーはもう始まっている!? ユーロは買うのみ! 円安は追随するのみ!

■米ドル安、円安のトレンドが続く 米ドル安、円安のトレンドが続いている。

 米ドル安とは米ドル全体の下落トレンドを指すが、米ドル/円のみ上昇しているから、結果的にクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)の強気変動がもたらされているのも当然の成り行きで、円売りトレンドの継続が確認されているわけだ。

米ドルVS世界の通貨 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 日足)

世界の通貨VS円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足)

 ドルインデックスは、前回のコラムで指摘させていただいたように、昨年(2016年)11月9日(水)の米大統領選当日の安値を下回ったから、当面下落トレンドが維持され、また、安易な修正はないだろう。

【参考記事】

●米ドル軟調も米ドル/円はなぜ堅調なのか? 背景にあるファンダメンタルズ的要因とは?(2017年6月30日、陳満咲杜)

ドルインデックス 日足(出所:Bloomberg)

■各国中銀のスタンスの違いが足元の市場のテーマに マーケットの焦点は、米利上げやFRB(米連邦準備制度理事会)の資産圧縮よりもECB(欧州中央銀行)の軌道修正や英、豪利上げの可能性に集中しており、当面、主要通貨の米ドルに対する強気変動が継続される公算が高い。

 主要中銀が揃ってFRBに追随する姿勢を見せている中、唯一日銀のスタンスは変わらない。

 本日(2017年7月7日)午前中の日銀の買い入れオペが前回から増額したことを受け、円安傾向が一段と強まり、執筆中の現時点では、米ドル/円は113.83円まで上昇、ユーロ/円は130円の節目寸前に迫り、英ポンド/円は5月11日(木)以来の高値を更新している。

世界の通貨VS円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足)

 要するに、足元の市場のテーマは、中銀のスタンスの違いそのものである。日銀のスタンスが当面維持されるからこそ、円売りには「安心感」がある。よって、クロス円を中心として円安トレンドは当面維持されるとみる。

 最も強いユーロ/円に関しては、前回のコラムで提示していたターゲット、130円の心理的大台はもはや目前で、これを超えてくると今度は133~135円台の目標も射程圏内に収めるだろう。

【参考記事】

●米ドル軟調も米ドル/円はなぜ堅調なのか? 背景にあるファンダメンタルズ的要因とは?(2017年6月30日、陳満咲杜)

ユーロ/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 日足)

 もっとも、米ドル/円の値動きが日米金利差と連動する傾向が…