東京市場のドル/円は、連休前の仲値公示に絡んで113.50円台まで値を上げるも一時的となり、その後は113.20円台まで失速しました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。
7/14(金)
17:00 ノボトニー・オーストリア中銀総裁、講演
18:00 ユーロ圏5月貿易収支
20:00 米JPモルガン・チェース決算
21:00 米シティグループ決算
21:30☆米6月消費者物価指数
21:30☆米6月小売売上高
22:15☆米6月鉱工業生産
22:15 米6月設備稼働率
22:30 カプラン米ダラス連銀総裁、講演
23:00☆米7月ミシガン大消費者信頼感指数・速報
23:00 米5月企業在庫
※☆は特に注目の材料
本日は重要な経済イベントが多数ありますが、その中で最も注目されるのは米6月消費者物価指数です。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が昨日・一昨日の議会証言で「低インフレが続けば利上げ余地は限られる」との見方を示しました。そうした中、インフレ率の伸びが予想(前月比+0.1%、前年比+1.7%、コア・前年比+1.7%)を下回るようならば、年内利上げ期待が一段と後退してドル売りが優勢となる公算です。
また、同時刻に米6月小売売上高も発表されます。個人消費は米国の国内総生産(GDP)の約7割を占めるとされており、こちらも注目です。