月: 2017年7月

真摯に受け止め、諸課題の解決に努力=内閣支持率低下で官房長官 News

真摯に受け止め、諸課題の解決に努力=内閣支持率低下で官房長官

[東京 14日 ロイター] - 菅義偉官房長官は14日午後の会見で、一部の世論調査で内閣支持率が30%を割ったことについて、「一喜一憂することはないと考えるが、真摯(しんし)に受け止めていきたい」としたうえで「内外の諸課題の解決に向け、努力していきたい」と語った。

調整は買いの好機! 黒田氏が日銀総裁で ある限り、円安トレンド継続に疑いなし!? ブログ

調整は買いの好機! 黒田氏が日銀総裁で ある限り、円安トレンド継続に疑いなし!?

■多少の調整はあれど、結局は中銀スタンスの相違どおり ロシアゲート疑惑の再燃に、イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言が「ハト派」寄りとみられ、米ドル安が続くなか、米ドル/円の一時調整がみられた。

米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)

 しかし、結論から申し上げると、このような調整は短命に終わる可能性が大きく、為替市場におけるメインテーマが変わらない以上、円売りが継続される公算も大きいかと思う。

 なにしろ、ロシアゲートにしても、米利上げ見通しにしても、確かに重要だが、肝心なのはやはり、中銀スタンスの相違である。

 米の資産圧縮、また、欧英のQE(量的緩和策)縮小が既定路線と思われる以上、日銀の緩和政策維持は「浮いている」から、構造的な円売りが継続されやすい、ということに尽きる。

 言ってみれば、円売りの終焉は日銀スタンスの修正を前提条件としているのだから、少なくとも黒田さんが日銀総裁である限り、このような可能性は少ない。

黒田氏が日銀総裁である限り、円売りは終焉しない!?

(C)Bloomberg/Getty Images

 黒田総裁の任期は来年(2018年)春まででいったん切れるが、再任される可能性もあり、また、再任されなくても、氏の路線を継承する方が選ばれる公算が大きいから、当面、金融引き締めの可能性は低いだろう。

■「緩和がやめられない」日銀スタンスの修正は当面難しい 最近、安倍政権の支持率が急落してきた。これを材料に日銀総裁人事、または日銀政策修正の可能性を推測する見方もあるが、飛躍しすぎというか、憶測にすぎないだろう。

 政局の変動があったとしても、たちどころに日銀政策に影響を及ぼすとは到底考えられない。皮肉にも、黒田氏がめざす物価目標2%が達成できず、デフレ脱却の実現が厳しく、また道半ばだからこそ、日銀の基本スタンスは維持され、安易に軌道修正はできないとされている。

 周知のとおり、黒田氏が日銀総裁に就任して以来、日銀政策は「効かないからさらに緩和。こんなに緩和してきたのだから、効かないうちにはやめられない」といったジレンマに陥っている側面が大きい。その功罪はともかく、日銀スタンスの修正が当面、難しいことは確かだ。

 世界主要地域や国家がそろって緩和政策を…
調整は買いの好機! 黒田氏が日銀総裁で ある限り、円安トレンド継続に疑いなし!? ブログ

調整は買いの好機! 黒田氏が日銀総裁で ある限り、円安トレンド継続に疑いなし!?

■多少の調整はあれど、結局は中銀スタンスの相違どおり ロシアゲート疑惑の再燃に、イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言が「ハト派」寄りとみられ、米ドル安が続くなか、米ドル/円の一時調整がみられた。

米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)

 しかし、結論から申し上げると、このような調整は短命に終わる可能性が大きく、為替市場におけるメインテーマが変わらない以上、円売りが継続される公算も大きいかと思う。

 なにしろ、ロシアゲートにしても、米利上げ見通しにしても、確かに重要だが、肝心なのはやはり、中銀スタンスの相違である。

 米の資産圧縮、また、欧英のQE(量的緩和策)縮小が既定路線と思われる以上、日銀の緩和政策維持は「浮いている」から、構造的な円売りが継続されやすい、ということに尽きる。

 言ってみれば、円売りの終焉は日銀スタンスの修正を前提条件としているのだから、少なくとも黒田さんが日銀総裁である限り、このような可能性は少ない。

黒田氏が日銀総裁である限り、円売りは終焉しない!?

(C)Bloomberg/Getty Images

 黒田総裁の任期は来年(2018年)春まででいったん切れるが、再任される可能性もあり、また、再任されなくても、氏の路線を継承する方が選ばれる公算が大きいから、当面、金融引き締めの可能性は低いだろう。

■「緩和がやめられない」日銀スタンスの修正は当面難しい 最近、安倍政権の支持率が急落してきた。これを材料に日銀総裁人事、または日銀政策修正の可能性を推測する見方もあるが、飛躍しすぎというか、憶測にすぎないだろう。

 政局の変動があったとしても、たちどころに日銀政策に影響を及ぼすとは到底考えられない。皮肉にも、黒田氏がめざす物価目標2%が達成できず、デフレ脱却の実現が厳しく、また道半ばだからこそ、日銀の基本スタンスは維持され、安易に軌道修正はできないとされている。

 周知のとおり、黒田氏が日銀総裁に就任して以来、日銀政策は「効かないからさらに緩和。こんなに緩和してきたのだから、効かないうちにはやめられない」といったジレンマに陥っている側面が大きい。その功罪はともかく、日銀スタンスの修正が当面、難しいことは確かだ。

 世界主要地域や国家がそろって緩和政策を…
来週はECB理事会でユーロ底堅いか、政策正常化の姿勢を見極め News

来週はECB理事会でユーロ底堅いか、政策正常化の姿勢を見極め

[東京 14日 ロイター] - 来週の外為市場では、欧州中央銀行(ECB)理事会を経てユーロの底堅さが持続するかに関心が寄せられている。金融政策の正常化への思惑がECBの声明や総裁会見であらためて確認されるかが焦点になる。ユーロ/円などクロス円が堅調となれば、ドル/円の支えになるとみられている。

来週の日本株は堅調地合い、日欧の金融政策の行方に注目 News

来週の日本株は堅調地合い、日欧の金融政策の行方に注目

[東京 14日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、堅調地合いが見込まれる。日欧で金融政策決定会合が予定されており、政策変更は見込まれないものの、双方の中央銀行総裁の記者会見が焦点となる。日本株はレンジ相場が続いているが、5月下旬から下値水準は徐々に切り上がっており、米株や為替の動向次第では日経平均の年初来高値更新もあり得る。

日経平均は小幅続伸、米CPIや国内3連休控えこう着感強まる News

日経平均は小幅続伸、米CPIや国内3連休控えこう着感強まる

[東京 14日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅続伸。前日の米株高や円安基調を追い風に買い先行で始まったが、値がさ株のファーストリテイリングの下落などが重しとなり徐々に上げ幅を縮小。マイナスに転じる場面もあった。6月消費者物価指数(CPI)など今晩の米経済指標の発表や、国内の3連休などを控えて買いを手控える投資家が多く、後場は一段とこう着感が強まった。

ドル113円半ばで小動き、米指標待ちに News

ドル113円半ばで小動き、米指標待ちに

[東京 14日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ややドル高/円安の113.31/33円だった。実質的な五・十日に当たり、仲値付近にかけて実需筋のドル買い/円売りが強まった。その後は米国の6月消費者物価指数(CPI)など、この日発表される米指標に関心が向かった。日本の三連休前でもあって、東京時間の午後には113円半ばを軸に小動きとなり、様子見ムードが強まった。

今夜の注目材料は? ブログ

今夜の注目材料は?

東京市場のドル/円は、連休前の仲値公示に絡んで113.50円台まで値を上げるも一時的となり、その後は113.20円台まで失速しました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

7/14(金)
17:00  ノボトニー・オーストリア中銀総裁、講演
18:00  ユーロ圏5月貿易収支
20:00  米JPモルガン・チェース決算
21:00  米シティグループ決算
21:30☆米6月消費者物価指数
21:30☆米6月小売売上高
22:15☆米6月鉱工業生産
22:15  米6月設備稼働率
22:30  カプラン米ダラス連銀総裁、講演
23:00☆米7月ミシガン大消費者信頼感指数・速報
23:00  米5月企業在庫
※☆は特に注目の材料

本日は重要な経済イベントが多数ありますが、その中で最も注目されるのは米6月消費者物価指数です。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が昨日・一昨日の議会証言で「低インフレが続けば利上げ余地は限られる」との見方を示しました。そうした中、インフレ率の伸びが予想(前月比+0.1%、前年比+1.7%、コア・前年比+1.7%)を下回るようならば、年内利上げ期待が一段と後退してドル売りが優勢となる公算です。

また、同時刻に米6月小売売上高も発表されます。個人消費は米国の国内総生産(GDP)の約7割を占めるとされており、こちらも注目です。