ユーロ/円相場は、直近1週間ほどは129円±1円弱でもみ合う展開が続いています。今月11日に130.770円をつけた後で日足の一目均衡表の転換線が上値抵抗となるなど上昇に一服感が漂うものの、未だ20日線を割り込んでおらず、下落トレンドに入ったとの感触も乏しいものとなっています。
こうした中、足元のレンジを上下どちらに抜けるかが、次の動きを読む上でポイントとなるでしょう。直近の動きを見る限りだと上抜けのほうが分がありそうに見えます。ただ、4月安値を基点に3ヶ月以上に渡り上昇しており、一度割れると調整局面を迎える事も考えられます。
(上記ユーロ/円日足の外貨ネクストネオのチャートは7/20の11:53現在)
○上値目処について
足元のレンジ上限にあたる7/18高値(129.744円)を突破すると、上値模索の動きが再開する公算です。その場合は7/11高値(130.770円)やボリンジャーバンド+2シグマ(131.504円)を目指した一段高が予想されます。特にバンド上限を突破した場合は、近くに目標値が見当らないこともあり、思いのほか上昇スピードが速まるかのしれません。その場合、4/17安値114.841円-5/16高値125.812円の上げ幅を、6/15安値122.399円に加えた値(N計算値。133.370円)や、14年12月高値149.760円-16年6月安値109.197円の下げ幅61.8%戻し(134.265円)をが上値目処となるか注目です。
○下値目処について
足元のレンジ下限に当たる7/13安値(128.493円)に注目です。すぐ上に日足の一目均衡表の転換線(128.632円)や20日線(128.557円)もあり、レンジを下抜けると調整局面入りの可能性が高まります。目先の下値目処として、週足の一目均衡表の転換線&日足の一目均衡表の基準線(126.585円)やボリンジャーバンド-2シグマ(125.610円)が挙げられます。
○上値目処
129.113円(6日線)
129.744円(7/18高値)
130.770円(7/11高値)
131.504円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
132.294円(16年1月に付けた同年高値)
133.370円(4/17安値114.841円-5/16高値125.812円の上げ幅を、6/15安値122.399円に加えた値。N計算値)
134.265円(14年12月高値149.760円-16年6月安値109.197円の下げ幅61.8%戻し)
○下値目処
128.632円(日足の一目均衡表の転換線)
128.557円(20日線)
128.493円(7/13安値)
126.585円(週足の一目均衡表の転換線、日足の一目均衡表の基準線)
125.812円(5/16高値)
125.610円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
125.124円(月足の一目均衡表の基準線)
124.668円(13週線)
123.908円(75日線)
123.829円(日足の一目均衡表の雲上限)