月: 2017年7月

コラム:景気と物価のミスマッチ、ボリュームゾーン消費減退も一因か News

コラム:景気と物価のミスマッチ、ボリュームゾーン消費減退も一因か

[東京 20日 ロイター] - 日銀が20日公表した展望リポートでは、成長率の見通しを上げて、物価の見通しを下げた。このミスマッチな現象の背景に何があるのか。私は、日本企業が高度成長期から「享受」してきたボリュームゾーンの需要が減退し、そこでの過当競争による価格競争があると指摘したい。

ECB政策変更は秋に討議、超緩和スタンス維持  News

ECB政策変更は秋に討議、超緩和スタンス維持 

[フランクフルト 20日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は20日の理事会で、超緩和的な政策スタンスも据え置くとともに、見通しが悪化すれば資産買い入れを拡大する道も残した。緩和解除を巡る議論もなく、資産買い入れの縮小という不可避の決定をできる限り先送りする可能性を示唆した。

日銀総裁会見:識者はこうみる News

日銀総裁会見:識者はこうみる

[東京 20日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は20日の金融政策決定会合後の記者会見で、物価目標達成時期を先送りした理由について、企業や家計の物価見通しが足元の水準に大きく左右されやすい点を「十分勘案していなかったと言わざるを得ない」と述べ、「何回もの先送りは残念」と振り返った。

日本がゼロ金利固定の間に欧州や米国は 金利正常化へ! ユーロに優位性あり! ブログ

日本がゼロ金利固定の間に欧州や米国は 金利正常化へ! ユーロに優位性あり!

■トランプ政権の政策に疑問符…。米ドルの上値重い みなさん、こんにちは。

 今週(7月17日~)は総じて米ドルの上値が重い展開に。

米ドルVS世界の通貨 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 1時間足)

 7月18日(火)の米議会上院で、オバマケア代替法案の可決が絶望的になったことがきっかけ。

 結果、トランプ政権が掲げる税制改革、インフラ投資、金融規制緩和などの実現性に疑問符がつき、米ドルは、円やユーロに対して下落。

米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)

ユーロ/米ドル 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 4時間足)

 ただ、多くのマーケット参加者はこの米ドル安の動きを一過性のものと捉えています。

 なぜなら現在、多くの市場参加者の目は米国の政治よりも各国の中央銀行の政策に集まっているからです。

【参考記事】

●引き締めに向かう主要国中銀が「密約」? ECB理事会でのテーパリングの行方は…!?(7月17日、西原宏一&大橋ひろこ)

 金利正常化に最初に舵を切ったのは米国。

 昨年(2016年)末の米国の利上げに向けて、米ドルは大きく上昇し、米ドル/円は一時118.66円という高値をつけました。

 そして、追随してECB(欧州中央銀行)、そしてBOC(カナダ銀行[カナダの中央銀行])、加えてRBA(オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])と中央銀行がタカ派なスタンスをみせるたびに、その通貨は急騰しています。

【参考記事】

●株式よりも金利の動きが今後もカギに? 米国債利回り上昇なら米ドル/円も続伸!(7月3日、西原宏一&大橋ひろこ)

■日銀がゼロ金利固定の間に欧米は金利正常化へ 一方売られる通貨は、ゼロ金利固定の円ということになります。

 これはある意味、円安容認?との誤解も生じやすく、各国から批判があがりそうですが、日銀のみが金利をゼロで固定してくれている間に、米国、欧州が順調に金利正常化を進められるという意味もあり、この点においてはお互い利するところがあるため、この状況がしばらく続くのかもしれません。

 結果、直近の加ドル/円、豪ドル/円は急騰しています。

加ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:加ドル/円 日足)

豪ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/円 日足)

 そして、金利正常化という点においては…
日本がゼロ金利固定の間に欧州や米国は 金利正常化へ! ユーロに優位性あり! ブログ

日本がゼロ金利固定の間に欧州や米国は 金利正常化へ! ユーロに優位性あり!

■トランプ政権の政策に疑問符…。米ドルの上値重い みなさん、こんにちは。

 今週(7月17日~)は総じて米ドルの上値が重い展開に。

米ドルVS世界の通貨 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 1時間足)

 7月18日(火)の米議会上院で、オバマケア代替法案の可決が絶望的になったことがきっかけ。

 結果、トランプ政権が掲げる税制改革、インフラ投資、金融規制緩和などの実現性に疑問符がつき、米ドルは、円やユーロに対して下落。

米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)

ユーロ/米ドル 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 4時間足)

 ただ、多くのマーケット参加者はこの米ドル安の動きを一過性のものと捉えています。

 なぜなら現在、多くの市場参加者の目は米国の政治よりも各国の中央銀行の政策に集まっているからです。

【参考記事】

●引き締めに向かう主要国中銀が「密約」? ECB理事会でのテーパリングの行方は…!?(7月17日、西原宏一&大橋ひろこ)

 金利正常化に最初に舵を切ったのは米国。

 昨年(2016年)末の米国の利上げに向けて、米ドルは大きく上昇し、米ドル/円は一時118.66円という高値をつけました。

 そして、追随してECB(欧州中央銀行)、そしてBOC(カナダ銀行[カナダの中央銀行])、加えてRBA(オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])と中央銀行がタカ派なスタンスをみせるたびに、その通貨は急騰しています。

【参考記事】

●株式よりも金利の動きが今後もカギに? 米国債利回り上昇なら米ドル/円も続伸!(7月3日、西原宏一&大橋ひろこ)

■日銀がゼロ金利固定の間に欧米は金利正常化へ 一方売られる通貨は、ゼロ金利固定の円ということになります。

 これはある意味、円安容認?との誤解も生じやすく、各国から批判があがりそうですが、日銀のみが金利をゼロで固定してくれている間に、米国、欧州が順調に金利正常化を進められるという意味もあり、この点においてはお互い利するところがあるため、この状況がしばらく続くのかもしれません。

 結果、直近の加ドル/円、豪ドル/円は急騰しています。

加ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:加ドル/円 日足)

豪ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/円 日足)

 そして、金利正常化という点においては…
各国と同じ物価目標、為替安定に資す=黒田日銀総裁 News

各国と同じ物価目標、為替安定に資す=黒田日銀総裁

[東京 20日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は20日の金融政策決定会合後の記者会見で、欧米各国でも、雇用がひっ迫しているわりには物価が上がりにくい状況になりつつあると指摘した。一方、2%の物価目標はグローバル・スタンダードであると改めて強調し、各国が同じ物価目標を掲げれば為替の安定に資すと明言した。