月: 2017年7月
ノキア、中国スマホの小米科技と特許ライセンス契約で合意
[ヘルシンキ 5日 ロイター] - フィンランドの通信大手ノキアと中国のスマートフォン(スマホ)・家電メーカー小米科技(シャオミ)[XTC.UL]は5日、特許のライセンス契約で合意したと発表した。
トランプ米大統領が欧州歴訪へ、NATOとの関係修復など課題
[ワシントン 5日 ロイター] - トランプ米大統領は5日、欧州歴訪を開始する。先の欧州訪問では北大西洋条約機構(NATO)の集団的自衛権へのコミットメントを明言しなかったが、今回は同盟関係の修復を図る機会となる。
アングル:外的要因頼みの円安、思惑先行の中銀トレードに潜む反転リスク
[東京 5日 ロイター] - じりじりと円安が進んでいる。「正常化」を急ぐ米連邦準備理事会(FRB)だけでなく、欧州中央銀行(ECB)などもタカ派寄りにスタンスを変えてきたとの思惑が浮上。一方、日銀は超緩和政策を当面維持するとの見方から、中銀スタンスの違いを背景とした円売りが強まっている。ただ、思惑先行の面も強く、日本以外の外的要因の比重が高い円安の構図の下では、外的要因の変動で相場の方向性が急変するリスクも一部で意識されている。
ボルボ・カーズ、2019年以降の新モデルは全てEVかHVに
[ストックホルム 5日 ロイター] - スウェーデンのボルボ・カー・グループ(ボルボ・カーズ)は5日、2019年以降に発売する全ての新モデルを完全な電気自動車(EV)かハイブリッド車(HV)とする計画を明らかにした。
運転補助システムの需要が急増=独ボッシュ
[フランクフルト 4日 ロイター] - ドイツの自動車部品大手ロバート・ボッシュ[ROBG.UL]は4日、自動車各社が運転補助や自動運転機能の拡充を競っていることを背景に、レーダーやビデオセンサーの需要が急増していることを明らかにした。
コラム:新興国揺るがす「テーパー・タントラム」の再来あるか
[ロンドン 4日 ロイター] - ホラー映画などの続編におけるどっきりの仕掛けは、しばしばオリジナルほどの効果を発揮しない。2013年5月、新興国市場は恐怖に駆られて萎縮した。米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和縮小の時期がきたと示唆し、いわゆる「テーパー・タントラム」が世界を覆ったからだ。
目先上昇中の豪ドル/円だが大局で下落は 変わらず、上昇が止まってから「売り」で!
■豪ドル/円の月足チャートを分析 今回は豪ドル/円の分析を行なう。まずは、月足チャートをご覧いただきたい。
月足チャートを見ると、一番右のサポート・ライン「緑の破線」に沿った上昇が続いた結果、「紫の破線」で示した「下値72円-上値90円のボックス相場」を上に抜けて、「買いシグナル」を点灯させて上昇したことがわかる。
豪ドル/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
この「買いシグナル」で、豪ドル/円は、105円台の高値を付けているが、105円台から86円台にまで大きく急落している。
86円台からは、再び大きく反発(上昇)して、102円台後半の高値を付けている。
俯瞰すると、豪ドル/円は、「赤の破線」で示したボックス相場を形成したと考える。このボックス相場「赤の破線」に注目するべき、と考えていた。
豪ドル/円は、まず、右端のサポート・ライン「緑の破線」を割り込んで、最初の「売りシグナル」を発した、と考える。
そして、この「売りシグナル」が発せられた時点でのターゲットは、
このボックス相場「赤の破線」の下限(86.00円近辺)であったと考える。
■2015年の動きは2007年、2008年頃の値動きに似ている 焦点を2007年、2008年頃の値動きに向ける。豪ドル/円は「ピンクの破線」でボックス相場を形成した、と考える。
豪ドル/円 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
この頃は、ボックス相場「ピンクの破線」の内側で、サポート・ライン「緑の破線」を下に抜けて、「売りシグナル」を何回か発したのだが、その都度、反発(上昇)している。
しかし、最終的には、ボックス相場「ピンクの破線」を下に抜けて、明確な「売りシグナル」を発し、その後、大きく下落した。
このボックス相場「ピンクの破線」の値動きと、ボックス相場「赤の破線」の値動きが、よく似ている、と感じていた。つまり、時間が経過すると、ボックス相場「赤の破線」を割り込むことで明確な「売りシグナル」を発することになるのではないか、と考えていたわけだ。
月足チャートを見てのとおりに、ボックス相場「赤の破線」の下限(86.00円近辺)を割り込み、明確な「売りシグナル」を発したと考える。
難しく考える必要もないので、単純に従来の安値(86.00円近辺)を更新したので「売りシグナル」を発した、と考えてもかまわない。大きな「ダブル・トップ」を形成して、「売りシグナル」を発した、とも言える。
2番天井の102円台を起点にしたレジスタンス・ライン「緑の破線」を表示した。
このレジスタンス・ラインの引き方次第では、このレジスタンス・ラインを上に抜け、「買いシグナル」を発した、と考えることもできる。
しかし、大局では、トレンド転換は起こっておらず、「下落トレンド」が持続している、と考えるので、このレジスタンス・ライン「緑の破線」の傾きを緩やかに修正した。
そして、ボックス相場「茶色の破線」を表示した。
豪ドル/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「茶色の破線」の上限は91.00円近辺、下限は72.00円近辺、と考える。
ただし、豪ドル/円が高値を更新する場合は、改めてトレンド転換の可能性を考える必要がある。
今のところ、米国大統領選挙後の急上昇で、87円台の高値を付けている。
86.00円近辺が、過去の重要なチャート・ポイントだったので、その水準近辺で、いったん上値を抑えられた格好だ。
■週足では2009年半ばから2012年までボックス相場 続いて、週足チャートをご覧いただきたい。豪ドル/円は2009年半ばから2012年までの期間、「緑の破線」で示した「下値72円-上値90円の18円幅のボックス相場」を作った。
豪ドル/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
上の週足チャートは、2010年の後半頃からの表示だ。つまり、このボックス相場「緑の破線」は、もっと横に長いものである。言い換えれば、かなり期間の長いボックス相場を形成した、ということだ。
2013年の初めに、このボックス相場を上に抜けたことで「買いシグナル」を発して、上昇を始めた。
ボックス相場のセオリーに従うならば、ボックス相場上抜けの場合は、上限からボックス相場の値幅分上昇したところがターゲットになる。
このケースでは、上限が90.00円、ボックス相場の値幅が18円だから、ターゲットは、108円になる。しかし、すでにこのターゲットは達成したと考える。
この時点での高値は、105円台半ば(105.40円-50円)程度だ。ターゲットは108円程度なので、まだ2円ほど余地がある、と考える人もいることだろう。
しかし、チャート分析でのターゲットは、そのような厳密なものではなく、「だいたいこのくらい」といった「いいかげんなもの、大まかなもの」だ。
■サポートラインとボックス相場下限を割り込み… 豪ドル/円は105円台の高値から下落に転じ、「紫の破線」で示したボックス相場を形成した、と考える。
豪ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
そして、ボックス相場「紫の破線」の上限を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
月足チャートに表示したボックス相場「赤の破線」を、週足チャートにも同じように「赤の破線」で表示した。
豪ドル/円は、サポート・ライン「青の破線」を割り込んで、「売りシグナル」を発した、と考える。
そして、ボックス相場「赤の破線」の下限(86.00円近辺)を割り込み、新たな「売りシグナル」を発した、と考える。
この「売りシグナル」に従い、82.00円近辺まで下落したが、82.00円近辺から反転、急上昇している。
この反転急上昇で、90円台まで大きく反発したが…
月足チャートを見ると、一番右のサポート・ライン「緑の破線」に沿った上昇が続いた結果、「紫の破線」で示した「下値72円-上値90円のボックス相場」を上に抜けて、「買いシグナル」を点灯させて上昇したことがわかる。
豪ドル/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
この「買いシグナル」で、豪ドル/円は、105円台の高値を付けているが、105円台から86円台にまで大きく急落している。
86円台からは、再び大きく反発(上昇)して、102円台後半の高値を付けている。
俯瞰すると、豪ドル/円は、「赤の破線」で示したボックス相場を形成したと考える。このボックス相場「赤の破線」に注目するべき、と考えていた。
豪ドル/円は、まず、右端のサポート・ライン「緑の破線」を割り込んで、最初の「売りシグナル」を発した、と考える。
そして、この「売りシグナル」が発せられた時点でのターゲットは、
このボックス相場「赤の破線」の下限(86.00円近辺)であったと考える。
■2015年の動きは2007年、2008年頃の値動きに似ている 焦点を2007年、2008年頃の値動きに向ける。豪ドル/円は「ピンクの破線」でボックス相場を形成した、と考える。
豪ドル/円 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
この頃は、ボックス相場「ピンクの破線」の内側で、サポート・ライン「緑の破線」を下に抜けて、「売りシグナル」を何回か発したのだが、その都度、反発(上昇)している。
しかし、最終的には、ボックス相場「ピンクの破線」を下に抜けて、明確な「売りシグナル」を発し、その後、大きく下落した。
このボックス相場「ピンクの破線」の値動きと、ボックス相場「赤の破線」の値動きが、よく似ている、と感じていた。つまり、時間が経過すると、ボックス相場「赤の破線」を割り込むことで明確な「売りシグナル」を発することになるのではないか、と考えていたわけだ。
月足チャートを見てのとおりに、ボックス相場「赤の破線」の下限(86.00円近辺)を割り込み、明確な「売りシグナル」を発したと考える。
難しく考える必要もないので、単純に従来の安値(86.00円近辺)を更新したので「売りシグナル」を発した、と考えてもかまわない。大きな「ダブル・トップ」を形成して、「売りシグナル」を発した、とも言える。
2番天井の102円台を起点にしたレジスタンス・ライン「緑の破線」を表示した。
このレジスタンス・ラインの引き方次第では、このレジスタンス・ラインを上に抜け、「買いシグナル」を発した、と考えることもできる。
しかし、大局では、トレンド転換は起こっておらず、「下落トレンド」が持続している、と考えるので、このレジスタンス・ライン「緑の破線」の傾きを緩やかに修正した。
そして、ボックス相場「茶色の破線」を表示した。
豪ドル/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「茶色の破線」の上限は91.00円近辺、下限は72.00円近辺、と考える。
ただし、豪ドル/円が高値を更新する場合は、改めてトレンド転換の可能性を考える必要がある。
今のところ、米国大統領選挙後の急上昇で、87円台の高値を付けている。
86.00円近辺が、過去の重要なチャート・ポイントだったので、その水準近辺で、いったん上値を抑えられた格好だ。
■週足では2009年半ばから2012年までボックス相場 続いて、週足チャートをご覧いただきたい。豪ドル/円は2009年半ばから2012年までの期間、「緑の破線」で示した「下値72円-上値90円の18円幅のボックス相場」を作った。
豪ドル/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
上の週足チャートは、2010年の後半頃からの表示だ。つまり、このボックス相場「緑の破線」は、もっと横に長いものである。言い換えれば、かなり期間の長いボックス相場を形成した、ということだ。
2013年の初めに、このボックス相場を上に抜けたことで「買いシグナル」を発して、上昇を始めた。
ボックス相場のセオリーに従うならば、ボックス相場上抜けの場合は、上限からボックス相場の値幅分上昇したところがターゲットになる。
このケースでは、上限が90.00円、ボックス相場の値幅が18円だから、ターゲットは、108円になる。しかし、すでにこのターゲットは達成したと考える。
この時点での高値は、105円台半ば(105.40円-50円)程度だ。ターゲットは108円程度なので、まだ2円ほど余地がある、と考える人もいることだろう。
しかし、チャート分析でのターゲットは、そのような厳密なものではなく、「だいたいこのくらい」といった「いいかげんなもの、大まかなもの」だ。
■サポートラインとボックス相場下限を割り込み… 豪ドル/円は105円台の高値から下落に転じ、「紫の破線」で示したボックス相場を形成した、と考える。
豪ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
そして、ボックス相場「紫の破線」の上限を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
月足チャートに表示したボックス相場「赤の破線」を、週足チャートにも同じように「赤の破線」で表示した。
豪ドル/円は、サポート・ライン「青の破線」を割り込んで、「売りシグナル」を発した、と考える。
そして、ボックス相場「赤の破線」の下限(86.00円近辺)を割り込み、新たな「売りシグナル」を発した、と考える。
この「売りシグナル」に従い、82.00円近辺まで下落したが、82.00円近辺から反転、急上昇している。
この反転急上昇で、90円台まで大きく反発したが…
目先上昇中の豪ドル/円だが大局で下落は 変わらず、上昇が止まってから「売り」で!
■豪ドル/円の月足チャートを分析 今回は豪ドル/円の分析を行なう。まずは、月足チャートをご覧いただきたい。
月足チャートを見ると、一番右のサポート・ライン「緑の破線」に沿った上昇が続いた結果、「紫の破線」で示した「下値72円-上値90円のボックス相場」を上に抜けて、「買いシグナル」を点灯させて上昇したことがわかる。
豪ドル/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
この「買いシグナル」で、豪ドル/円は、105円台の高値を付けているが、105円台から86円台にまで大きく急落している。
86円台からは、再び大きく反発(上昇)して、102円台後半の高値を付けている。
俯瞰すると、豪ドル/円は、「赤の破線」で示したボックス相場を形成したと考える。このボックス相場「赤の破線」に注目するべき、と考えていた。
豪ドル/円は、まず、右端のサポート・ライン「緑の破線」を割り込んで、最初の「売りシグナル」を発した、と考える。
そして、この「売りシグナル」が発せられた時点でのターゲットは、
このボックス相場「赤の破線」の下限(86.00円近辺)であったと考える。
■2015年の動きは2007年、2008年頃の値動きに似ている 焦点を2007年、2008年頃の値動きに向ける。豪ドル/円は「ピンクの破線」でボックス相場を形成した、と考える。
豪ドル/円 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
この頃は、ボックス相場「ピンクの破線」の内側で、サポート・ライン「緑の破線」を下に抜けて、「売りシグナル」を何回か発したのだが、その都度、反発(上昇)している。
しかし、最終的には、ボックス相場「ピンクの破線」を下に抜けて、明確な「売りシグナル」を発し、その後、大きく下落した。
このボックス相場「ピンクの破線」の値動きと、ボックス相場「赤の破線」の値動きが、よく似ている、と感じていた。つまり、時間が経過すると、ボックス相場「赤の破線」を割り込むことで明確な「売りシグナル」を発することになるのではないか、と考えていたわけだ。
月足チャートを見てのとおりに、ボックス相場「赤の破線」の下限(86.00円近辺)を割り込み、明確な「売りシグナル」を発したと考える。
難しく考える必要もないので、単純に従来の安値(86.00円近辺)を更新したので「売りシグナル」を発した、と考えてもかまわない。大きな「ダブル・トップ」を形成して、「売りシグナル」を発した、とも言える。
2番天井の102円台を起点にしたレジスタンス・ライン「緑の破線」を表示した。
このレジスタンス・ラインの引き方次第では、このレジスタンス・ラインを上に抜け、「買いシグナル」を発した、と考えることもできる。
しかし、大局では、トレンド転換は起こっておらず、「下落トレンド」が持続している、と考えるので、このレジスタンス・ライン「緑の破線」の傾きを緩やかに修正した。
そして、ボックス相場「茶色の破線」を表示した。
豪ドル/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「茶色の破線」の上限は91.00円近辺、下限は72.00円近辺、と考える。
ただし、豪ドル/円が高値を更新する場合は、改めてトレンド転換の可能性を考える必要がある。
今のところ、米国大統領選挙後の急上昇で、87円台の高値を付けている。
86.00円近辺が、過去の重要なチャート・ポイントだったので、その水準近辺で、いったん上値を抑えられた格好だ。
■週足では2009年半ばから2012年までボックス相場 続いて、週足チャートをご覧いただきたい。豪ドル/円は2009年半ばから2012年までの期間、「緑の破線」で示した「下値72円-上値90円の18円幅のボックス相場」を作った。
豪ドル/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
上の週足チャートは、2010年の後半頃からの表示だ。つまり、このボックス相場「緑の破線」は、もっと横に長いものである。言い換えれば、かなり期間の長いボックス相場を形成した、ということだ。
2013年の初めに、このボックス相場を上に抜けたことで「買いシグナル」を発して、上昇を始めた。
ボックス相場のセオリーに従うならば、ボックス相場上抜けの場合は、上限からボックス相場の値幅分上昇したところがターゲットになる。
このケースでは、上限が90.00円、ボックス相場の値幅が18円だから、ターゲットは、108円になる。しかし、すでにこのターゲットは達成したと考える。
この時点での高値は、105円台半ば(105.40円-50円)程度だ。ターゲットは108円程度なので、まだ2円ほど余地がある、と考える人もいることだろう。
しかし、チャート分析でのターゲットは、そのような厳密なものではなく、「だいたいこのくらい」といった「いいかげんなもの、大まかなもの」だ。
■サポートラインとボックス相場下限を割り込み… 豪ドル/円は105円台の高値から下落に転じ、「紫の破線」で示したボックス相場を形成した、と考える。
豪ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
そして、ボックス相場「紫の破線」の上限を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
月足チャートに表示したボックス相場「赤の破線」を、週足チャートにも同じように「赤の破線」で表示した。
豪ドル/円は、サポート・ライン「青の破線」を割り込んで、「売りシグナル」を発した、と考える。
そして、ボックス相場「赤の破線」の下限(86.00円近辺)を割り込み、新たな「売りシグナル」を発した、と考える。
この「売りシグナル」に従い、82.00円近辺まで下落したが、82.00円近辺から反転、急上昇している。
この反転急上昇で、90円台まで大きく反発したが…
月足チャートを見ると、一番右のサポート・ライン「緑の破線」に沿った上昇が続いた結果、「紫の破線」で示した「下値72円-上値90円のボックス相場」を上に抜けて、「買いシグナル」を点灯させて上昇したことがわかる。
豪ドル/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
この「買いシグナル」で、豪ドル/円は、105円台の高値を付けているが、105円台から86円台にまで大きく急落している。
86円台からは、再び大きく反発(上昇)して、102円台後半の高値を付けている。
俯瞰すると、豪ドル/円は、「赤の破線」で示したボックス相場を形成したと考える。このボックス相場「赤の破線」に注目するべき、と考えていた。
豪ドル/円は、まず、右端のサポート・ライン「緑の破線」を割り込んで、最初の「売りシグナル」を発した、と考える。
そして、この「売りシグナル」が発せられた時点でのターゲットは、
このボックス相場「赤の破線」の下限(86.00円近辺)であったと考える。
■2015年の動きは2007年、2008年頃の値動きに似ている 焦点を2007年、2008年頃の値動きに向ける。豪ドル/円は「ピンクの破線」でボックス相場を形成した、と考える。
豪ドル/円 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
この頃は、ボックス相場「ピンクの破線」の内側で、サポート・ライン「緑の破線」を下に抜けて、「売りシグナル」を何回か発したのだが、その都度、反発(上昇)している。
しかし、最終的には、ボックス相場「ピンクの破線」を下に抜けて、明確な「売りシグナル」を発し、その後、大きく下落した。
このボックス相場「ピンクの破線」の値動きと、ボックス相場「赤の破線」の値動きが、よく似ている、と感じていた。つまり、時間が経過すると、ボックス相場「赤の破線」を割り込むことで明確な「売りシグナル」を発することになるのではないか、と考えていたわけだ。
月足チャートを見てのとおりに、ボックス相場「赤の破線」の下限(86.00円近辺)を割り込み、明確な「売りシグナル」を発したと考える。
難しく考える必要もないので、単純に従来の安値(86.00円近辺)を更新したので「売りシグナル」を発した、と考えてもかまわない。大きな「ダブル・トップ」を形成して、「売りシグナル」を発した、とも言える。
2番天井の102円台を起点にしたレジスタンス・ライン「緑の破線」を表示した。
このレジスタンス・ラインの引き方次第では、このレジスタンス・ラインを上に抜け、「買いシグナル」を発した、と考えることもできる。
しかし、大局では、トレンド転換は起こっておらず、「下落トレンド」が持続している、と考えるので、このレジスタンス・ライン「緑の破線」の傾きを緩やかに修正した。
そして、ボックス相場「茶色の破線」を表示した。
豪ドル/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「茶色の破線」の上限は91.00円近辺、下限は72.00円近辺、と考える。
ただし、豪ドル/円が高値を更新する場合は、改めてトレンド転換の可能性を考える必要がある。
今のところ、米国大統領選挙後の急上昇で、87円台の高値を付けている。
86.00円近辺が、過去の重要なチャート・ポイントだったので、その水準近辺で、いったん上値を抑えられた格好だ。
■週足では2009年半ばから2012年までボックス相場 続いて、週足チャートをご覧いただきたい。豪ドル/円は2009年半ばから2012年までの期間、「緑の破線」で示した「下値72円-上値90円の18円幅のボックス相場」を作った。
豪ドル/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
上の週足チャートは、2010年の後半頃からの表示だ。つまり、このボックス相場「緑の破線」は、もっと横に長いものである。言い換えれば、かなり期間の長いボックス相場を形成した、ということだ。
2013年の初めに、このボックス相場を上に抜けたことで「買いシグナル」を発して、上昇を始めた。
ボックス相場のセオリーに従うならば、ボックス相場上抜けの場合は、上限からボックス相場の値幅分上昇したところがターゲットになる。
このケースでは、上限が90.00円、ボックス相場の値幅が18円だから、ターゲットは、108円になる。しかし、すでにこのターゲットは達成したと考える。
この時点での高値は、105円台半ば(105.40円-50円)程度だ。ターゲットは108円程度なので、まだ2円ほど余地がある、と考える人もいることだろう。
しかし、チャート分析でのターゲットは、そのような厳密なものではなく、「だいたいこのくらい」といった「いいかげんなもの、大まかなもの」だ。
■サポートラインとボックス相場下限を割り込み… 豪ドル/円は105円台の高値から下落に転じ、「紫の破線」で示したボックス相場を形成した、と考える。
豪ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
そして、ボックス相場「紫の破線」の上限を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
月足チャートに表示したボックス相場「赤の破線」を、週足チャートにも同じように「赤の破線」で表示した。
豪ドル/円は、サポート・ライン「青の破線」を割り込んで、「売りシグナル」を発した、と考える。
そして、ボックス相場「赤の破線」の下限(86.00円近辺)を割り込み、新たな「売りシグナル」を発した、と考える。
この「売りシグナル」に従い、82.00円近辺まで下落したが、82.00円近辺から反転、急上昇している。
この反転急上昇で、90円台まで大きく反発したが…
ドル113円前半に持ち直し、北朝鮮リスクひとまず消化
[東京 5日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日の午後5時時点に比べ、ややドル高/円安の113.18/20円だった。北朝鮮を巡る地政学リスクが意識され、午前には112円台後半に下押しした。午後にかけてひとまず消化が進み113円台を回復したものの、引き続き警戒感はくすぶり、上値を抑えやすいとみられている。