月: 2017年4月

ドル111円前半、米NAFTA離脱撤回でメキシコペソ上昇 News

ドル111円前半、米NAFTA離脱撤回でメキシコペソ上昇

[東京 27日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、若干ドル高/円安の111円前半。トランプ大統領による北米自由貿易協定(NAFTA)離脱撤回が伝わり、メキシコペソやカナダドルが大幅に買い進まれた。日銀は金融政策の現状維持を決定したが、ドル/円は方向感に乏しい値動きにほぼ終始した。

野村HD、17年3月期当期利益は2396億円 06年3月期以来の高水準 News

野村HD、17年3月期当期利益は2396億円 06年3月期以来の高水準

[東京 27日 ロイター] - 野村ホールディングスが27日発表した2017年3月期通期の当期利益(米国会計基準)は前年同期比82%増の2396億円となり、06年3月期(3043億円)に次ぐ高水準となった。為替、金利などのトレーディング業務の好調を受け、ホールセール部門がグループ全体の収益を押し上げた。

ファナック、FA堅調で今期営業益1.5%増予想 対ドル100円想定 News

ファナック、FA堅調で今期営業益1.5%増予想 対ドル100円想定

[東京 27日 ロイター] - ファナックが27日発表した2018年3月期の連結業績予想は、営業利益が前年比1.5%増の1555億円の見通しとなった。売上高は同6.1%増の5698億円を予想する。FA(工場の自動化)やロボット、ロボマシンなど主要部門の需要が堅調に推移する見通し。想定為替レートは対ドルで100円、対ユーロで110円に設定した。

誕生から100日を迎える米トランプ政権。 税制改正案発表にも市場の反応は鈍い ブログ

誕生から100日を迎える米トランプ政権。 税制改正案発表にも市場の反応は鈍い

■北朝鮮の問題は、当面、こう着状態が続くか いくつかの不安材料が、さらに円高を進める可能性がありましたが、結局、すべての不安材料が大事には至っていません。

 米国と北朝鮮の間での緊張の高まりから、市場が不安定になっていましたが、北朝鮮は今のところ、核実験などを見送っています。

 どうやら、中国が石油(重油)を北朝鮮に供給しないことをほのめかして自制を促しているようです。とりあえず、いったんは難を逃れたという状況ですが、今後とも注意が必要です。

 当面は、こう着状態が継続するでしょう。

■ちょっと警戒し過ぎたか? 市場はリスクオンの株高・円安に トランプ米大統領が、「米ドルは、強過ぎる」と発言して、米ドル安圧力がかかりましたが、その後、ムニューシン米財務長官が、「長期的には強い米ドルが望ましい」と発言したことや、G20(20カ国・地域財務大臣・中央銀行総裁会議)で、為替相場について特段、変わった議論はありませんでした。そのため、その後は、米ドル安圧力が和らいでいます。

 仏大統領選挙も、マクロン氏が5月7日(日)の決選投票で勝利する公算が非常に高くなったことで、EU(欧州連合)離脱リスクが遠のきました。その結果、市場は、リスクオンとなり、ユーロ買いだけでなく、株価も上昇、円安も進行しています。

 ちょっと警戒し過ぎてしまいました。

 ただ、北朝鮮の問題も何も解決していませんし、トランプ米大統領が、短期的に米ドルが強過ぎることに不満を持っているのは事実なので、この問題は、いずれまた再燃するでしょう。

【参考記事】

●米ドルの反転・上昇が難しい理由は何か? 1ドル=105円台もあり得るとの見方を維持(4月20日、今井雅人)

ユーロ/米ドル 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 4時間足)

世界の通貨VS円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 4時間足)

 ところで、4月26日(水)、トランプ政権は…