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恐怖心を煽ったサーキットブレーカー! <i style=”font-style:normal;font-size: 97%;”>中国株下落は序の口、為替は円高トレンドに</i> ブログ

恐怖心を煽ったサーキットブレーカー! <i style=”font-style:normal;font-size: 97%;”>中国株下落は序の口、為替は円高トレンドに</i>

 新年あけましておめでとうございます。

 今年もよろしくお願いします。

■中国株が大発会からいきなり大暴落! さて、新年早々、筆者の予想どおり、中国発の混乱が世界の金融マーケットを直撃、円高市況をもたらした。 

世界の通貨VS円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足)

 実際、筆者は中国から帰ってきたばかりで、この間、中国で初のセミナーを開催し、中国株の先行きが厳しいといった内容を話してきたので、予想どおりの展開だ。

 とはいえ、中国株が大発会からいきなりの暴落とは、さすがに筆者にとってもサプライズであり、中国株市場の脆弱性を象徴した出来事だった。皮肉にも暴落の引き金を引いたのは市場の変動率を抑えるための制度導入だ。 

上海総合指数 日足(出所:CQG)

 中国株は変動率が高く、当日決済できないにもかかわらず、ストップ高やストップ安が頻繁に発生、また、売買回転率は500%に達し、世界一のレベルかと思われる。

 国民性(ギャンブル好き?)の側面もあるが、その本質は、いわゆるバリュー投資の土壌がないことにある。結局、短期的な投機に走るしかないと皆が思い、個人投資家も機関投資家も目先の値動きを追うばかりだ。その上、個人投資家の比率(≒80%)が高すぎることも市場構造をさらにゆがめていると言える。

 ゆえに、変動率を抑え、より健全な市場を育てようとする中国政府の初心は正しい。が、その初心とはまったく逆の事態を招いたのが皮肉で、また、悲劇的なことだ。

■「サーキットブレーカー」がもたらしたギネス級の大混乱 新制度とは、「サーキットブレーカー」と呼ばれる、一定の変動率に達したら、取引を休止するという制度だ。変動率が5%に達したら、いったん取引が休止され、さらに7%に達した時点で終日取引中止となる。

 しかし、取引が休止になったら、売るに売れないと焦る投資家たちが逆に売りに殺到、取引が休止されている間、冷静になるどころか、かえって恐怖心があおられ、次のブレーカー発動につながるといった展開になってしまった。

中国:CSI300指数 1時間足(出所:CQG)

 たびたび指摘してきたように、中国発の混乱があれば、たちまち世界の金融市場、とりわけ日本市場に影響を与えるから、日経平均は2016年年初から下落し、リスクオフの動きで円が買われた。その一方で米ドル高基調は維持されているだけに、結果としてクロス円(米ドル以外の外貨と円との通貨ペア)の下落がすさまじく、円全面高の地合いを強化した。

 そして、昨日(1月7日)は事態がさらに悪化した。中国株市場がオープンして、13分足らずで1回目のブレーカーが発動され、15分の休止期間を経て取引が開始されたものの、たちまち7%安まで売られ、30分で終日取引休止となった。

 あまりにもショッキングな出来事で政府官僚らは自信喪失、昨日(1月7日)夜中まで緊急会議を開き、同制度をいったん停止することを決めた。

 4取引日しか実行されていない短命な政策に加え、2回のサーキットブレーカーの発動、そして、オープンしてからたった13分後の発動など、すべてギネス世界記録に残るほどの出来事だった。

中国:CSI300指数 30分足(出所:CQG)

 中国のスケールの大きさやスピード感が、悪い意味で中国株市場にて再確認された。

 中国株の急変は、当然のように世界株の全面安…
南アフリカランド円両建て 暴落りようして利益確定 ブログ

南アフリカランド円両建て 暴落りようして利益確定

ここのところ暴落気味に推移している南アフリカランド円、買い中心の方は苦しい想いをされているだろうと思います。その方々には申し訳ないのですが、先日両建てポジションを利益確定することができました。こういう暴落期は両建て派にとっては、利益拡大の好機でもあります。売買記録と今後の予定をまとめました。スワップ金利サヤ取り(異業者両建)の低リスクなやり方
<i style=”font-style:normal;font-size: 97%;”>急激な円高は一服か。けれど2016年は強気</i> 相場にならない。1月に日銀追加緩和も… ブログ

<i style=”font-style:normal;font-size: 97%;”>急激な円高は一服か。けれど2016年は強気</i> 相場にならない。1月に日銀追加緩和も…

■クリスマスに書いた2016年の相場予想は、円高・株安 みなさん、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 さて、2015年のクリスマスに当コーナーで、2016年の相場予想を書きました。

【参考記事】

●証券会社の上昇予想は話半分で読むべき。日経平均1万5000円、米ドル/円は110円も(2015年12月25日、今井雅人)

 簡単にまとめれば、2016年は原油価格がさらに下落。中国経済は、落ち込む。米国は利上げをしていくものの新興国への影響、ハイイールド債券(※)への影響を考慮しなければならず、利上げペースは鈍る。

 そうした環境のもと、為替は円高、株価は下落する可能性が高い。

 こういうものでした。

(※編集部注:「ハイイールド債」とは、格付けのランクが低く、元本割れリスクが高い代わりに高利回りの債券のこと。ジャンク債などと、ほぼ同じ意味で使われる)

■いきなり予想が的中し、中国でサーキットブレーカー発動 年が明けまして、1月4日(月)から、いきなり予想していたことが起きてしまいました。

 中国の景況指数が予想を下回ったことをきっかけに、取引初日から中国の株価が急落し、中国人民元も急落しています。

中国人民元/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:中国人民元/円 4時間足)

 景況指数が予想を下回ったといっても、48.9の予想に対して、48.2と大した差でもありませんし、そもそも、それほど普段は重要視されていない経済指標です。

 それがこれほどの激しい相場の原因となってしまうというのは、結局、元々何かのきっかけがあれば、崩れそうな環境にあったということなのでしょう。

 上海の総合株式指標は、2016年から1日の変動幅が7%になったら、自動的に取引が停止される、いわゆるサーキットブレーカー制度が採用されています。

中国CSI300指数 1時間足(出所:CQG)

 そして、1日7%下落して制度が適用されてしまうという事態がいきなり2日間も起こるという、信じられないようなことが起きています(※)。


(※編集部注:上海株式市場では1月4日に続き、1月7日もサーキットブレーカーが適用された)

■産油国のチキンレースが起きて、原油価格は下落 原油価格の方も、中国経済の落ち込みで下落をしていますが、これも実はきっかけに過ぎません。

 下のグラフを見ていただけるとわかりますが、今、世界的な景気の低迷で原油の需要が落ち込んでいるにもかかわらず、各国は原油価格の下落分を量産で補おうとするため、供給は逆に増えてしまっています。

(IEA(国際エネルギー機関)公表のデータより、ザイFX!編集部が作成)

 その結果、需要と供給の推移を見ると、ワニの口のように開いていっているのがわかると思います。

 また、産油国のチキンレースが起きてしまっているのです。これでは原油価格が下落するのは当たり前でしょう。

 OPEC(石油輸出国機構)も、今や指導力をまったく失っており、誰もこの需給調整ができない状態に陥っています。であれば、今後は、採算が合わなくなった企業などで倒産、あるいは撤退していくことが連鎖的に起きるまでこの傾向は続いてしまうのではないかと思っています。

 中国がおかしくなっていることを受けて…
2カ月で16円暴落!ポンド/円は想定どおり 急落! 株安・円高のカギはNYダウが握る ブログ

2カ月で16円暴落!ポンド/円は想定どおり 急落! 株安・円高のカギはNYダウが握る

 明けましておめでとうございます。

 本年もよろしくお願いします。

■英ポンド/円は2カ月弱で16円暴落、米ドル/円は120円割れ 前回のコラムで2016年注目の通貨ペアと取り上げさせていただいた英ポンド/円が年末年始に急落。

【参考記事】

●2016年は英国のEU離脱懸念が高まる!? 英ポンド/円は下落余地拡大で170円へ(2015年12月24日、西原宏一)

英ポンド/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/円 4時間足)

 昨年(2015年)11月19日(木)に英ポンド/円は188.82円に到達後、本日(1月7日)に一時172.20円まで急落。わずか2カ月弱にして16円も暴落しています。

英ポンド/円 週足 (出所:CQG)

 この背景は変わらず、英ポンドの「Brexit(英国のEU離脱)」懸念(前回のコラム参照)と株の下落による円高です。

【参考記事】

●2016年は英国のEU離脱懸念が高まる!? 英ポンド/円は下落余地拡大で170円へ(2015年12月24日、西原宏一)

 2016年の相場がスタートして、まだ1週間しか経ってないのですが、中東問題の混乱に加え、北朝鮮の核実験報道、中国人民元安の加速が中国株の急落を誘引するなど、リスクオフ要因には事欠かず、円高要因も多数ある状況…。

【参考記事】

●今年の10大リスクが早速炸裂!?中国株暴落、中東大荒れ、2016年相場は波乱の幕開け(1月5日、西原宏一&松崎美子)

世界の通貨VS円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 4時間足)

 米ドル/円は2016年の年明けから重要なサポートだった120.00円を割り込むと、一時117.67円まで下落し、対米ドルでも円高が急速に進行しています。

米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)

  そして、昨年(2015年)6月24日(水)の195.89円から下落した英ポンド/円は…
中国元円(CNHJPY)スワップポイント比較 2016年最新版 ブログ

中国元円(CNHJPY)スワップポイント比較 2016年最新版

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トルコリラ円(TRYJPY)スワップポイント比較2016 ブログ

トルコリラ円(TRYJPY)スワップポイント比較2016

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南アフリカランド円スプレッドとスワップ金利比較 2016年最新情報 ブログ

南アフリカランド円スプレッドとスワップ金利比較 2016年最新情報

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スワップ金利比較 2016年最新版

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129円台半ば割れのユーロ/円は買い時? 売り時?「化け線」で下値は狂ったのか? ブログ

129円台半ば割れのユーロ/円は買い時? 売り時?「化け線」で下値は狂ったのか?

 明けまして、おめでとうございます。

 本年も、なにとぞ宜しくお願い申し上げます。

■2012年11月に中長期のレジスタンスラインを突破 今回はユーロ/円の分析を行なう。まずは、月足チャートからご覧いただきたい。

 ユーロ/円は、2008年に約170円(正確には、169.95円)の高値をつけてから、下落に転じた。 

ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 そして、月足チャートで見ると、2012年3月に2008年の高値を起点としたレジスタンス・ライン「ピンクの破線(細線)」を上に抜けたのだ が、この時点では、結局、トレンド転換が起こらなかった、と判断したので、2012年4月の高値に合わせて、新たなレジスタンス・ライン「緑の破線」を表 示した。

 つまり、レジスタンス・ライン「ピンクの破線(細線)」を上に抜けた時には、ユーロ/円は、下落トレンドのままで、上昇トレンドに転換していない、と判断した。

 しかし、改めて引き直した中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を明確に上に抜ける場合は、「買いシグナル」なので、要注意と考えていた。

 2012年の11月に、中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を、明確に上に抜け、「買いシグナル」を発した、と考える。 

ユーロ/円 月足(クリックで拡大) (出所:ヒロセ通商)

■150円近辺をピークに下落トレンドに転換した可能性 一昨年(2014年)の10月31日(金)に、日銀が追加の金融緩和策を発表したことを材料に、ユーロ/円が急騰した。

 それで、その時点での直前の安値(134円台前半)に合わせて、サポート・ライン「赤の破線」を表示した。

 高値150.00円アラウンド(149.75-80円水準)をつけるまでは、このサポート・ライン「赤の破線」に従って上昇した、と考える。

 しかし、昨年(2015年)の1月中旬(1月15日木曜日)の急落で、このサポート・ライン「赤の破線」を割り込んだ。「売りシグナル」を発した、と考える。 

ユーロ/円 月足(クリックで拡大) 

(出所:ヒロセ通商)

 この時点(2015年1月15日木曜日)で、ユーロ/円が、トレンド転換した可能性がある、と考えた。

 つまり、ユーロ/円の94円台から150円近辺まで上昇した期間が、「上昇トレンド」であり、150円近辺がピーク(最高値)で、「下落トレンド」に転換している可能性がある、ということだ。

 ユーロ/円は、この「売りシグナル」に従い、126.00円近辺まで下落した。

 しかし、126.00円近辺を底に、反転して、大きく急騰した。

 それで、新たに、一番右のサポート・ライン「緑の破線」を表示した。 

ユーロ/円 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 126円台からの反転、大きな上昇で、ユーロ/円のトレンドは判然としなくなった(つまり、はっきりしなくなった、わからなくなった)、と考えた。

 昨年(2015年)の4月以降の値動きでは、ユーロ/円は、126円台にまで急落し、そして、141円台に急騰した。

 しかし、直近の値動きで、一番右のサポート・ライン「緑の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

 個人的な思惑になるが、月足チャートに、「赤の破線」で示したサポート・ラインを割り込んだことで、その時点でトレンド転換が起こっているのではないか?(=すでに、下落トレンドに転換しているのではないか?)と、考えている。

 ごく目先の直近の値動きでは、昨年(2015年)の12月3日(木)のECB(欧州中央銀行)理事会後のドラギ総裁の発表した「追加の緩和策」が、事前に期待した程の内容ではなかったことで、強烈な「ユーロの買い戻し」となった。

 12月3日(木)のユーロ/円の安値は129円台ミドルをつけているが、安値(129円台ミドル)から急上昇して、134円台をつけている。

 しかし、この値動きで「上昇トレンド」に転換したとは言えない、と考えている。

 続いて、週足チャートをご覧いただき…
円高につきレバレッジ2倍に引き上げ レバレッジ付き定期外貨取引 レバレッジ変更手順 ブログ

円高につきレバレッジ2倍に引き上げ レバレッジ付き定期外貨取引 レバレッジ変更手順

レバレッジ付き定期外貨取引、1月l購入分の入金を先日行いました。為替相場は円高モードに突入しているため購入増の好機と考え、レバレッジも1倍⇒2倍へと引き上げています。この円高でしっかりと買い続けてドルコスト平均法効果とともに買い平均値を下げておくつもりでおります。参考までに、実質レバレッジ1倍⇒実質レバレッジ2倍にするやり方をまとめました。簡単な一工夫ですが、単純にレバレッジ2倍で設定するよりは余力が違ってきます。SBIFXトレード レバレッジ付き定期外貨取引