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FTSE100配当金生活 両建てと資産増加 大まかな流れ
先日、FTSE100の買いポジションの一部を両建てにしています。参考:FTSE100両建て 配当金生活良い感じです。 昨日の下落により、売りポジションに利益が乗り始めたところです。記事のなかで今後の売りポジションの方向性については書いたのですが、もう少し長期的なことや別の視点についてもまとめておきたいと思います。
2016年は「中銀の裏に道あり、花の山」。 為替は中央銀行の思惑と逆に動く!
■“クロダレジスタンス”が日銀失敗の象徴に!? 前回のコラムでは、黒田ラインの健在を示唆した。
【参考記事】
●黒田バズーカ3の自爆でアベノミクスは終わったか。米ドル/円は近々106円台へ!(2016年2月12日、陳満咲杜)
当然のように、すでに大きく割り込んだ以上、それはサポートラインではなく、レジスタンスラインとして意識されるはずだ。
実際、米ドル/円は2月16日(火)に114.87円までリバウンドしたものの、足元では再度112円台へ反落。明らかに黒田ラインの存在を意識している値動きとなった。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
皮肉にも同ラインは、張本人の黒田日銀総裁が自ら破ったわけだから、現在“クロダレジスタンス”と呼ばれるのがふさわしく、また少し「カッコいい」かもしれない。
なぜなら、“クロダレジスタンス”は中央銀行の失敗を象徴する言葉として、これから歴史に残るかもしれないからだ。
■世界中の中央銀行の失敗で幕を開けた2016年 もっとも、中央銀行の失敗は日銀に限ったことではなく、世界的に発生しているから、2016年は中央銀行の総失敗によって幕開けし、また、その失敗を引きずる形でマーケットは混迷を深めていくだろう。
最近の金(ゴールド)の上昇は、世界的なリスクオフの結果と言える一方、本質的には中央銀行への不信がもっとも大きい背景になっているのではないだろうか。
事の始まりはやはり「問題児」の中国だ。
昨年(2015年)、中国人民銀行(中国の中央銀行)が中国人民元と米ドルのペッグ制を緩和しようとしたが、これによって人民元安の観測が高まり、これが中国経済のハードランディングを連想させたことから、株の暴落へつながった。その後、中国株の急落が世界金融市場に強い衝撃を与えたことは周知のとおりだ。
ECB(欧州中央銀行)がマイナス金利政策を推進した結果、EU(欧州連合)圏銀行株は暴落し、銀行の収益を大きく浸食したことで、政策本来の目的を果たしたとは言い難い。実際、マイナス金利でも国債が買われ、資金の安全志向が一段と刺激されたわけだから、中央銀行の思惑が外れたことが証左されている。
満期まで持つと確実に損する債券を買うこと自体は愚かな行為と言えるが、債券価格の上昇さえ維持できれば(つまり、もっと愚かな投資家が出てくる限りは)、買い手が出現し、また、買い手の出現によって債券価格は上昇し、マイナスになった利回りはさらにマイナス幅を拡大していく。これこそチキンレースだ。
チキンレースにあとから入ってきたのが日本国債だ。長期国債(10年もの)利回りもマイナスのゾーンに踏み込ませたのが日銀のマイナス金利付QQE(質的・量的緩和策)だった。
日本の10年国債利回り 日足(出所:CQG)
その結果、株式市場は暴落、円が急騰したことは周知のとおりだから、日銀は少なくとも短期スパンでは、もっとも失敗した中央銀行だと言える。白黒をはっきりつけた形で、市場は黒田総裁が主導した政策に不信任票を投じた。
では、世界の中央銀行と言われるFRB(米連邦準備制度理事会)は…
【参考記事】
●黒田バズーカ3の自爆でアベノミクスは終わったか。米ドル/円は近々106円台へ!(2016年2月12日、陳満咲杜)
当然のように、すでに大きく割り込んだ以上、それはサポートラインではなく、レジスタンスラインとして意識されるはずだ。
実際、米ドル/円は2月16日(火)に114.87円までリバウンドしたものの、足元では再度112円台へ反落。明らかに黒田ラインの存在を意識している値動きとなった。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
皮肉にも同ラインは、張本人の黒田日銀総裁が自ら破ったわけだから、現在“クロダレジスタンス”と呼ばれるのがふさわしく、また少し「カッコいい」かもしれない。
なぜなら、“クロダレジスタンス”は中央銀行の失敗を象徴する言葉として、これから歴史に残るかもしれないからだ。
■世界中の中央銀行の失敗で幕を開けた2016年 もっとも、中央銀行の失敗は日銀に限ったことではなく、世界的に発生しているから、2016年は中央銀行の総失敗によって幕開けし、また、その失敗を引きずる形でマーケットは混迷を深めていくだろう。
最近の金(ゴールド)の上昇は、世界的なリスクオフの結果と言える一方、本質的には中央銀行への不信がもっとも大きい背景になっているのではないだろうか。
事の始まりはやはり「問題児」の中国だ。
昨年(2015年)、中国人民銀行(中国の中央銀行)が中国人民元と米ドルのペッグ制を緩和しようとしたが、これによって人民元安の観測が高まり、これが中国経済のハードランディングを連想させたことから、株の暴落へつながった。その後、中国株の急落が世界金融市場に強い衝撃を与えたことは周知のとおりだ。
ECB(欧州中央銀行)がマイナス金利政策を推進した結果、EU(欧州連合)圏銀行株は暴落し、銀行の収益を大きく浸食したことで、政策本来の目的を果たしたとは言い難い。実際、マイナス金利でも国債が買われ、資金の安全志向が一段と刺激されたわけだから、中央銀行の思惑が外れたことが証左されている。
満期まで持つと確実に損する債券を買うこと自体は愚かな行為と言えるが、債券価格の上昇さえ維持できれば(つまり、もっと愚かな投資家が出てくる限りは)、買い手が出現し、また、買い手の出現によって債券価格は上昇し、マイナスになった利回りはさらにマイナス幅を拡大していく。これこそチキンレースだ。
チキンレースにあとから入ってきたのが日本国債だ。長期国債(10年もの)利回りもマイナスのゾーンに踏み込ませたのが日銀のマイナス金利付QQE(質的・量的緩和策)だった。
日本の10年国債利回り 日足(出所:CQG)
その結果、株式市場は暴落、円が急騰したことは周知のとおりだから、日銀は少なくとも短期スパンでは、もっとも失敗した中央銀行だと言える。白黒をはっきりつけた形で、市場は黒田総裁が主導した政策に不信任票を投じた。
では、世界の中央銀行と言われるFRB(米連邦準備制度理事会)は…
累計利益300万突破 スワップ金利サヤ取り スワップ金利逆転により決済
本日、南アフリカランド円のスワップ金利サヤ取りポジションを決済しています。売りポジションで使っていてDMMFX口座で大きなスワップポイント変動があったのが理由です(参考:南アフリカランド円スプレッドとスワップ金利比較 2016年)。過去の経験からいくとこういう変動は数ヶ月続くこともあるため、決済することにした次第です。
ランド円売りスワップー70円!? マネースクウェアジャパン「全通貨ペアのスワップ金額のスプレッドをゼロ」は結構凄い
マネースクウェアジャパンが、期間限定ではありますが「全通貨ペアのスワップ金額のスプレッドをゼロ」にしています。これだけであれば、くりっく365やDMMFXと同じになっただけなので特筆するほどでもないのですが、実際のレートが興味深いので紹介させていただきます。マネースクウェア・ジャパン 詳細
中国景気減速による試練はまだまだ続く! もみ合いのあとはジリジリと円高・株安へ
■行き過ぎ感からの反転で、本格回復する環境ではない 日銀のマイナス金利採用以降、急激な円高・株安の荒波となりましたが、その後、短期的な行き過ぎ感から、相場は自律反転し、現在に至っています。
まず、結論から言うと、最近の戻しは、あくまでもポジション調整に過ぎないということです。ショックが一時的に終わり、本格的に回復していくような環境には、まったくありません。
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
日経平均 日足(出所:株マップ.com)
■中国景気減速の打撃は、新興国も日本もまだまだ続く… 先日、中国の1月貿易統計が発表されましたが、前年同月比で見ると、貿易全体は14.3%のマイナス、輸出は11.2%のマイナス、輸入は18.8%のマイナスとなっています。1年前と比べると、激しい落ち込みです。
中国の貿易が縮小することは世界経済、特に新興国へのマイナス影響が大きいということは、以前にも紹介しました。
【参考記事】
●ドル/円120円~121円台はなぜ買いなの? 安易な新興国通貨への投資は止めよう!(2015年12月17日、今井雅人)
●急激な円高は一服か。けれど2016年は強気相場にならない。1月に日銀追加緩和も…(1月7日、今井雅人)
●日銀追加緩和は今回なくても近々あるか!?米ドル高相場にならないと思う理由とは?(1月28日、今井雅人)
●日銀マイナス金利導入の影響は終わり!少しレンジディールに徹する時期にきた(2月4日、今井雅人)
たとえば、米格付会社大手のS&Pがブラジルの格付けをジャンク級の領域で、さらに一段階引き下げるという事態に陥っています。
新興国の試練はまだまだ続きます。金利が高いからといって安易に新興国通貨を買うことは避けるべきでしょう。
さらに日本にとっても、中国は最大の貿易国でありますから、中国経済が減速すれば、企業業績にもマイナスの影響が出ることは自明の理です。
株価にも当然マイナス。中国が2016年に景気回復に向かうことはほとんどありえないでしょうから、その影響はかなり長い期間に渡って続くということになってくると思います。
■状況が悪化すれば米国だって再び金融緩和に舵を切る 米国でも利上げの継続に黄色信号がついています。
FOMC(米連邦公開市場委員会)のメンバーも世界経済の先行きに懸念を示しています。信用リスクに関しての懸念が広がることも警戒しているということが、議事録や関係者の発言からも見て取れます。
こうした状況を勘案すれば、次の利上げは、かなり先送りになりそうな気配だと思えます。
極端なことを言えば、状況がさらに悪化すれば、政策を大きく転換して、再び金融緩和に舵を切ることだってありえなくはないと考えています。
欧州の銀行の収益悪化も…
まず、結論から言うと、最近の戻しは、あくまでもポジション調整に過ぎないということです。ショックが一時的に終わり、本格的に回復していくような環境には、まったくありません。
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
日経平均 日足(出所:株マップ.com)
■中国景気減速の打撃は、新興国も日本もまだまだ続く… 先日、中国の1月貿易統計が発表されましたが、前年同月比で見ると、貿易全体は14.3%のマイナス、輸出は11.2%のマイナス、輸入は18.8%のマイナスとなっています。1年前と比べると、激しい落ち込みです。
中国の貿易が縮小することは世界経済、特に新興国へのマイナス影響が大きいということは、以前にも紹介しました。
【参考記事】
●ドル/円120円~121円台はなぜ買いなの? 安易な新興国通貨への投資は止めよう!(2015年12月17日、今井雅人)
●急激な円高は一服か。けれど2016年は強気相場にならない。1月に日銀追加緩和も…(1月7日、今井雅人)
●日銀追加緩和は今回なくても近々あるか!?米ドル高相場にならないと思う理由とは?(1月28日、今井雅人)
●日銀マイナス金利導入の影響は終わり!少しレンジディールに徹する時期にきた(2月4日、今井雅人)
たとえば、米格付会社大手のS&Pがブラジルの格付けをジャンク級の領域で、さらに一段階引き下げるという事態に陥っています。
新興国の試練はまだまだ続きます。金利が高いからといって安易に新興国通貨を買うことは避けるべきでしょう。
さらに日本にとっても、中国は最大の貿易国でありますから、中国経済が減速すれば、企業業績にもマイナスの影響が出ることは自明の理です。
株価にも当然マイナス。中国が2016年に景気回復に向かうことはほとんどありえないでしょうから、その影響はかなり長い期間に渡って続くということになってくると思います。
■状況が悪化すれば米国だって再び金融緩和に舵を切る 米国でも利上げの継続に黄色信号がついています。
FOMC(米連邦公開市場委員会)のメンバーも世界経済の先行きに懸念を示しています。信用リスクに関しての懸念が広がることも警戒しているということが、議事録や関係者の発言からも見て取れます。
こうした状況を勘案すれば、次の利上げは、かなり先送りになりそうな気配だと思えます。
極端なことを言えば、状況がさらに悪化すれば、政策を大きく転換して、再び金融緩和に舵を切ることだってありえなくはないと考えています。
欧州の銀行の収益悪化も…
日銀マイナス金利導入が円高・株安誘引!? ドル/円急落の裏で何が起こっていたのか?
■黒田総裁の切り札「マイナス金利」の評判は芳しくない 黒田日銀総裁が切り札として投入した「マイナス金利」ですが、マーケットの評判は芳しくありません…。
【参考記事】
●日銀のマイナス金利導入で相場大荒れ! 米ドル/円は急上昇→急反落→ジリ上げ
黒田総裁が切り札として繰り出した「マイナス金利」だったが、マーケットの評判は芳しくない…。マイナス金利導入が急激な「株安・円高」を誘引したとの報道も多くなっている (C)Bloomberg
過去のコラムでも触れましたが、1月29日(金)という時期に発表されたこともあり、多くの運用担当者は、2016年度の運用計画を大幅に見直す必要に迫られ、会議の連続…。
【参考記事】
●日銀のマイナス金利の効果は賛否両論。円安・株高は中長期マネーがカギを握る(2月4日、西原宏一)
また、外資系銀行はECB(欧州中央銀行)がすでにマイナス金利を導入しているため問題ないようですが、邦銀、とくに地方銀行はマイナス金利を入力できるよう、システム面での対応を急遽迫られています。
加えて、こうした金融機関の労力にも関わらず、「マイナス金利導入」が急激な「株安・円高」を誘引したとの報道が多く、「マイナス金利」の評判をさらに落とす結果になっています。
■ヘッジファンドの狙い撃ちで「急速な株安・円高」を誘引 ただ、米ドル/円の115円からの急落は、2月の日経225オプションのSQ(※)を利用して、ヘッジファンドに狙い撃ちされたと言われています。
(※編集部注:「SQ」とは日経225先物などの株価指数先物や株価指数オプションといった取引の最終決済を行なうための価格のこと。株価指数先物は3月、6月、9月、12月の第2金曜日、オプション取引は毎月第2金曜日がSQ算出日となっている)
【参考記事】
●3月株価暴落をジム・ロジャーズが警鐘!NYダウ下落なら本格的なリスクオフ相場に(2月16日、西原宏一&松崎美子)
2月12日(金)は日経225オプションのSQ。
SQ前日はマーケットが荒れる傾向にあるのですが、今回のSQ前日は日本市場は建国記念の日の祝日で休場、中国も春節(旧正月)で休場であったため、流動性が枯渇する中、ヘッジファンド勢に狙い撃ちされ、急速な株安・円高を誘引したと言われています。
実際、今回、日経平均のSQ値は1万5156円という安値で終わっています。そしてSQ値が安値で決まったあとは、日経平均と米ドル/円が反発しました。
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
ただ、今回の「急速な株安・円高」の流れは、「日銀のマイナス金利導入」後に起こっていることも確かであるため、当局も対応に追われています。
前回のコラムでご紹介したように「介入」を示唆するコメントも多数。
【参考記事】
●行き詰まったアベノミクス。ヘッド&ショルダー完成のドル/円は105円台へ下落の公算(2月12日、西原宏一)
加えて、本邦年金と思われる大口の日本株の買いが持ち込まれ、前述のヘッジファンド勢の買い戻しも加わり、「日経平均と米ドル/円」はなんとか値を戻しています。
日経平均 日足(出所:株マップ.com)
こうしたセンチメントの悪化を改善するには、本邦当局の単独介入という一時的な措置ではなく…
【参考記事】
●日銀のマイナス金利導入で相場大荒れ! 米ドル/円は急上昇→急反落→ジリ上げ
黒田総裁が切り札として繰り出した「マイナス金利」だったが、マーケットの評判は芳しくない…。マイナス金利導入が急激な「株安・円高」を誘引したとの報道も多くなっている (C)Bloomberg
過去のコラムでも触れましたが、1月29日(金)という時期に発表されたこともあり、多くの運用担当者は、2016年度の運用計画を大幅に見直す必要に迫られ、会議の連続…。
【参考記事】
●日銀のマイナス金利の効果は賛否両論。円安・株高は中長期マネーがカギを握る(2月4日、西原宏一)
また、外資系銀行はECB(欧州中央銀行)がすでにマイナス金利を導入しているため問題ないようですが、邦銀、とくに地方銀行はマイナス金利を入力できるよう、システム面での対応を急遽迫られています。
加えて、こうした金融機関の労力にも関わらず、「マイナス金利導入」が急激な「株安・円高」を誘引したとの報道が多く、「マイナス金利」の評判をさらに落とす結果になっています。
■ヘッジファンドの狙い撃ちで「急速な株安・円高」を誘引 ただ、米ドル/円の115円からの急落は、2月の日経225オプションのSQ(※)を利用して、ヘッジファンドに狙い撃ちされたと言われています。
(※編集部注:「SQ」とは日経225先物などの株価指数先物や株価指数オプションといった取引の最終決済を行なうための価格のこと。株価指数先物は3月、6月、9月、12月の第2金曜日、オプション取引は毎月第2金曜日がSQ算出日となっている)
【参考記事】
●3月株価暴落をジム・ロジャーズが警鐘!NYダウ下落なら本格的なリスクオフ相場に(2月16日、西原宏一&松崎美子)
2月12日(金)は日経225オプションのSQ。
SQ前日はマーケットが荒れる傾向にあるのですが、今回のSQ前日は日本市場は建国記念の日の祝日で休場、中国も春節(旧正月)で休場であったため、流動性が枯渇する中、ヘッジファンド勢に狙い撃ちされ、急速な株安・円高を誘引したと言われています。
実際、今回、日経平均のSQ値は1万5156円という安値で終わっています。そしてSQ値が安値で決まったあとは、日経平均と米ドル/円が反発しました。
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
ただ、今回の「急速な株安・円高」の流れは、「日銀のマイナス金利導入」後に起こっていることも確かであるため、当局も対応に追われています。
前回のコラムでご紹介したように「介入」を示唆するコメントも多数。
【参考記事】
●行き詰まったアベノミクス。ヘッド&ショルダー完成のドル/円は105円台へ下落の公算(2月12日、西原宏一)
加えて、本邦年金と思われる大口の日本株の買いが持ち込まれ、前述のヘッジファンド勢の買い戻しも加わり、「日経平均と米ドル/円」はなんとか値を戻しています。
日経平均 日足(出所:株マップ.com)
こうしたセンチメントの悪化を改善するには、本邦当局の単独介入という一時的な措置ではなく…
豪ドル円 軽率に動くと失敗する局面 昨日の私は危なかった。
是川銀蔵曰く「誰もがじっとしておれなくなる。ひとりだけ動かずにいるのは非常に難しく、また、つらいものだ。しかし軽率に動くと失敗する」という状況が今の私のようです。昨日、計測に動いて失敗するところでした。DMMFX口座中心の豪ドル円売りポジションせの攻め継続中です。DMMFX FX口座数 国内第一位 FX業者の評判と体験談
FTSE100両建て 配当金生活良い感じです。
FTSE100が、上昇しています。私のくりっく株365でのポジションの一部にも利益がのりはじめました。調度良い機会なので、その一部ポジションの利益確保のために新たに2枚の売りポジションを作り両建て状態としています。くりっく株365 高配当と安定性 私の使い方
ユーロ/円のターゲットは118円?102円? 126円を割り込むと急落の可能性が!
■2012年11月に中長期のレジスタンスラインを突破 今回はユーロ/円の分析を行なう。まずは、月足チャートからご覧いただきたい。
ユーロ/円は、2008年に約170円(正確には、169.95円)の高値をつけてから、下落に転じた。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
そして、月足チャートで見ると、2012年3月に2008年の高値を起点としたレジスタンス・ライン「ピンクの破線(細線)」を上に抜けたのだ が、この時点では、結局、トレンド転換が起こらなかった、と判断したので、2012年4月の高値に合わせて、新たなレジスタンス・ライン「緑の破線」を表 示した。
つまり、レジスタンス・ライン「ピンクの破線(細線)」を上に抜けた時には、ユーロ/円は、下落トレンドのままで、上昇トレンドに転換していない、と判断した。
しかし、改めて引き直した中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を明確に上に抜ける場合は、「買いシグナル」なので、要注意と考えていた。
2012年の11月に、中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を、明確に上に抜け、「買いシグナル」を発した、と考える。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大) (出所:ヒロセ通商)
■150円近辺をピークに下落トレンドに転換した可能性 一昨年(2014年)の10月31日(金)に、日銀が追加の金融緩和策を発表したことを材料に、ユーロ/円が急騰した。
それで、その時点での直前の安値(134円台前半)に合わせて、サポート・ライン「赤の破線」を表示した。
高値150.00円アラウンド(149.75-80円水準)をつけるまでは、このサポート・ライン「赤の破線」に従って上昇した、と考える。
しかし、昨年(2015年)の1月中旬(1月15日木曜日)の急落で、このサポート・ライン「赤の破線」を割り込んだ。「売りシグナル」を発した、と考える。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大) (出所:ヒロセ通商)
この時点(2015年1月15日木曜日)で、ユーロ/円が、トレンド転換した可能性がある、と考えた。
つまり、ユーロ/円の94円台から150円近辺まで上昇した期間が、「上昇トレンド」であり、150円近辺がピーク(最高値)で、「下落トレンド」に転換している可能性がある、ということだ。
ユーロ/円は、この「売りシグナル」に従い、126.00円近辺まで下落した。
しかし、126.00円近辺を底に、反転して、大きく急騰した。
それで、新たに、一番右のサポート・ライン「緑の破線」を表示した。
ユーロ/円 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
126円台からの反転、大きな上昇で、ユーロ/円のトレンドは判然としなくなった(つまり、はっきりしなくなった、わからなくなった)、と考えた。
昨年(2015年)の4月以降の値動きでは、ユーロ/円は、126円台にまで急落し、そして、141円台に急騰した。
しかし、ユーロ/円は一番右のサポート・ライン「緑の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。
個人的な思惑になるが、月足チャートに、「赤の破線」で示したサポート・ラインを割り込んだことで、その時点でトレンド転換が起こっているのではないか?(=すでに、下落トレンドに転換しているのではないか?)と、考えている。
このところの値動きでは、昨年(2015年)の12月3日(木)のECB(欧州中央銀行)理事会後のドラギ総裁の発表した「追加の緩和策」が、事前に期待した程の内容ではなかったことで、強烈な「ユーロの買い戻し」となった。
12月3日(木)のユーロ/円の安値は129円台ミドルをつけているが、安値(129円台ミドル)から急上昇して、134円台をつけている。
しかし、この値動きで「上昇トレンド」に転換したとは言えない、と考えている。
つまり、一番右のサポート・ライン「緑の破線」を割り込んで発せられた「売りシグナル」が有効、と考える。
■マイナス金利導入の影響は月足では見つからない 先月末(1月29日)の日銀政策決定会合で、マイナス金利の導入が発表されて、「円売り」になった。
ユーロ/円は、129円台から132円台に急上昇している。
しかし、現時点の月足チャートで見る限りでは、特段の変化は見つからない。
つまり、一番右のサポート・ライン「緑の破線」を割り込んで発せられた「売りシグナル」が有効、と考える。
続いて、週足チャートをご覧いただき…
ユーロ/円は、2008年に約170円(正確には、169.95円)の高値をつけてから、下落に転じた。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
そして、月足チャートで見ると、2012年3月に2008年の高値を起点としたレジスタンス・ライン「ピンクの破線(細線)」を上に抜けたのだ が、この時点では、結局、トレンド転換が起こらなかった、と判断したので、2012年4月の高値に合わせて、新たなレジスタンス・ライン「緑の破線」を表 示した。
つまり、レジスタンス・ライン「ピンクの破線(細線)」を上に抜けた時には、ユーロ/円は、下落トレンドのままで、上昇トレンドに転換していない、と判断した。
しかし、改めて引き直した中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を明確に上に抜ける場合は、「買いシグナル」なので、要注意と考えていた。
2012年の11月に、中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を、明確に上に抜け、「買いシグナル」を発した、と考える。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大) (出所:ヒロセ通商)
■150円近辺をピークに下落トレンドに転換した可能性 一昨年(2014年)の10月31日(金)に、日銀が追加の金融緩和策を発表したことを材料に、ユーロ/円が急騰した。
それで、その時点での直前の安値(134円台前半)に合わせて、サポート・ライン「赤の破線」を表示した。
高値150.00円アラウンド(149.75-80円水準)をつけるまでは、このサポート・ライン「赤の破線」に従って上昇した、と考える。
しかし、昨年(2015年)の1月中旬(1月15日木曜日)の急落で、このサポート・ライン「赤の破線」を割り込んだ。「売りシグナル」を発した、と考える。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大) (出所:ヒロセ通商)
この時点(2015年1月15日木曜日)で、ユーロ/円が、トレンド転換した可能性がある、と考えた。
つまり、ユーロ/円の94円台から150円近辺まで上昇した期間が、「上昇トレンド」であり、150円近辺がピーク(最高値)で、「下落トレンド」に転換している可能性がある、ということだ。
ユーロ/円は、この「売りシグナル」に従い、126.00円近辺まで下落した。
しかし、126.00円近辺を底に、反転して、大きく急騰した。
それで、新たに、一番右のサポート・ライン「緑の破線」を表示した。
ユーロ/円 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
126円台からの反転、大きな上昇で、ユーロ/円のトレンドは判然としなくなった(つまり、はっきりしなくなった、わからなくなった)、と考えた。
昨年(2015年)の4月以降の値動きでは、ユーロ/円は、126円台にまで急落し、そして、141円台に急騰した。
しかし、ユーロ/円は一番右のサポート・ライン「緑の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。
個人的な思惑になるが、月足チャートに、「赤の破線」で示したサポート・ラインを割り込んだことで、その時点でトレンド転換が起こっているのではないか?(=すでに、下落トレンドに転換しているのではないか?)と、考えている。
このところの値動きでは、昨年(2015年)の12月3日(木)のECB(欧州中央銀行)理事会後のドラギ総裁の発表した「追加の緩和策」が、事前に期待した程の内容ではなかったことで、強烈な「ユーロの買い戻し」となった。
12月3日(木)のユーロ/円の安値は129円台ミドルをつけているが、安値(129円台ミドル)から急上昇して、134円台をつけている。
しかし、この値動きで「上昇トレンド」に転換したとは言えない、と考えている。
つまり、一番右のサポート・ライン「緑の破線」を割り込んで発せられた「売りシグナル」が有効、と考える。
■マイナス金利導入の影響は月足では見つからない 先月末(1月29日)の日銀政策決定会合で、マイナス金利の導入が発表されて、「円売り」になった。
ユーロ/円は、129円台から132円台に急上昇している。
しかし、現時点の月足チャートで見る限りでは、特段の変化は見つからない。
つまり、一番右のサポート・ライン「緑の破線」を割り込んで発せられた「売りシグナル」が有効、と考える。
続いて、週足チャートをご覧いただき…