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PF(プロフィットファクター) MT4商用EAで留意するポイント
商用EA選び、第二のポイントは「PF(プロフィットファクター)」です。PFは、以下の計算式で求められます。PF = 総利益 / 総損失総利益が40万円で総損失が20万円であれば、PFは2となります。一般的にはこの数値が高ければ高いほど、大きな利益を出してくれるEAの目安とされます。商用EAの紹介ページでも、PF値が高いということはよく強調されます。私も、商用EA選びでPFを重視します。ただ、その見方は一般的なものとは違うかもしれません。商用EA選びで重視しているPFの見方についてまとめました。
日銀政策限界で円高になるってホント? <i style=”font-style:normal;font-size: 97%;”>夏バテ相場打破の鍵は8月2日の高値・安値</i>
■相場も夏バテ(?)で一進一退、米ドルの勢いがいまいち 夏バテの如く、為替市場は一進一退を続け、トレンドレスの状態を示している。ドルインデックスは95の節目をキープしているものの、上値も96半ばに制限され、中段保ち合いの様相を呈している。
ドルインデックス 日足(出所:CQG)
先週末(2016年8月5日)の米雇用統計が予想より良かったにもかかわらず、米ドル全体の勢いはいまいちだ。
なにしろ、あの「最弱」とされる英ポンドがなお安値更新しておらず、ユーロは200日線以上をキープ、利下げされた豪ドルに至っては、一昨日(8月10日)までリバウンドし、高値を更新していた。
英ポンド/米ドル 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/米ドル 日足)
ユーロ/米ドル 日足(出所:CQG)
豪ドル/米ドル 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 日足)
トレンドレスの状況は、米ドル/円の値動きでもしっかり観察される。
先週末(8月5日)米雇用統計の改善を受け、100.87円から切り返し、今週月曜日(8月8日)の高値102.66円へとつなげたが、一昨日(8月10日)、再度100.90円まで押して、昨日(8月11日)、また反騰してきた。
足元102円の節目回復をもって、今週(8月8日~)の高値102.66円を再打診する勢いを示し、底割れを回避できた模様だ。
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
■米ドル/円の底割れを予想する声が多いが、果たして!? ウォール街では、モルガンスタンレーを中心に、米ドル/円の底割れを予想する声がなお多い。主な根拠は日銀が量的緩和やマイナス金利政策を推進しきれず、そろそろ政策変更の時期に差し掛かるといった推測にあるようだ。
EU(欧州連合)も日本も、量的緩和政策が続いても効果が表れないから、ECB(欧州中央銀行)もBOJ(日本銀行)もそろそろ軌道修正しなければならない、といった理屈だ。
結論から申し上げると、理屈が正しいとしても、為替相場の反応は別として考えたほうがよいかと思う。何しろ、政策変更=円買いといったロジックを検証するのに、過去の相場がよいヒントを出してくれているから、見逃せない。
米ドル/円の好例は、何といっても2016年1月末に日銀がマイナス金利に踏み切った後の値動きだろう。2月から猛烈な円高トレンドが推進されたわけで、日銀政策がいわゆる「逆噴射」の市況をもたらした。
したがって、仮に日銀が政策の効果が限定されると認め、また、これからの政策推進の余地が限定的と示唆するとしても、それによって円買いの方向に進むといった保証はまったくないはずだ。
場合によっては前回のように「逆噴射」、つまり、日銀が白旗を揚げた時点でかえって円安の方向に動く、といった場合も想定される。相場は理外の理だ。
要するに、「逆噴射」があったからこそ、相場のトレンドがどこにあるか、そして、どちらがホンモノかを一目瞭然で判断できる。この意味では、前回のコラムで指摘したように、本来、米ドル/円底割れの有無は、米雇用統計が改善された場合ではなく、芳しくなかった場合にこそ、より信頼できるシグナルが得られたはずだ。
【参考記事】
●雇用統計の結果が悪い方がいいワケは? 中銀不信により上昇中の究極の通貨って?(2016年8月5日、陳満咲杜)
この意味では、日銀が政策をさらに推進していく場合よりも、日銀が敗北を認め、また政策の変更を図る場合こそ、円高の限界を計る好機になると思う。
とはいえ、日銀の敗北云々は時期尚早で…
ドルインデックス 日足(出所:CQG)
先週末(2016年8月5日)の米雇用統計が予想より良かったにもかかわらず、米ドル全体の勢いはいまいちだ。
なにしろ、あの「最弱」とされる英ポンドがなお安値更新しておらず、ユーロは200日線以上をキープ、利下げされた豪ドルに至っては、一昨日(8月10日)までリバウンドし、高値を更新していた。
英ポンド/米ドル 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/米ドル 日足)
ユーロ/米ドル 日足(出所:CQG)
豪ドル/米ドル 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 日足)
トレンドレスの状況は、米ドル/円の値動きでもしっかり観察される。
先週末(8月5日)米雇用統計の改善を受け、100.87円から切り返し、今週月曜日(8月8日)の高値102.66円へとつなげたが、一昨日(8月10日)、再度100.90円まで押して、昨日(8月11日)、また反騰してきた。
足元102円の節目回復をもって、今週(8月8日~)の高値102.66円を再打診する勢いを示し、底割れを回避できた模様だ。
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
■米ドル/円の底割れを予想する声が多いが、果たして!? ウォール街では、モルガンスタンレーを中心に、米ドル/円の底割れを予想する声がなお多い。主な根拠は日銀が量的緩和やマイナス金利政策を推進しきれず、そろそろ政策変更の時期に差し掛かるといった推測にあるようだ。
EU(欧州連合)も日本も、量的緩和政策が続いても効果が表れないから、ECB(欧州中央銀行)もBOJ(日本銀行)もそろそろ軌道修正しなければならない、といった理屈だ。
結論から申し上げると、理屈が正しいとしても、為替相場の反応は別として考えたほうがよいかと思う。何しろ、政策変更=円買いといったロジックを検証するのに、過去の相場がよいヒントを出してくれているから、見逃せない。
米ドル/円の好例は、何といっても2016年1月末に日銀がマイナス金利に踏み切った後の値動きだろう。2月から猛烈な円高トレンドが推進されたわけで、日銀政策がいわゆる「逆噴射」の市況をもたらした。
したがって、仮に日銀が政策の効果が限定されると認め、また、これからの政策推進の余地が限定的と示唆するとしても、それによって円買いの方向に進むといった保証はまったくないはずだ。
場合によっては前回のように「逆噴射」、つまり、日銀が白旗を揚げた時点でかえって円安の方向に動く、といった場合も想定される。相場は理外の理だ。
要するに、「逆噴射」があったからこそ、相場のトレンドがどこにあるか、そして、どちらがホンモノかを一目瞭然で判断できる。この意味では、前回のコラムで指摘したように、本来、米ドル/円底割れの有無は、米雇用統計が改善された場合ではなく、芳しくなかった場合にこそ、より信頼できるシグナルが得られたはずだ。
【参考記事】
●雇用統計の結果が悪い方がいいワケは? 中銀不信により上昇中の究極の通貨って?(2016年8月5日、陳満咲杜)
この意味では、日銀が政策をさらに推進していく場合よりも、日銀が敗北を認め、また政策の変更を図る場合こそ、円高の限界を計る好機になると思う。
とはいえ、日銀の敗北云々は時期尚早で…
株は堅調、ドル/円は上値が重い。弱まる <i style=”font-style:normal;font-size: 97%;”>日本株とドル/円の相関、原因は日銀にあり</i>
先週は夏季休暇をいただいておりました。
今週からまたよろしくお願いします。
■7月日銀会合以降の日本株は底堅い。でも、米ドル/円は… 7月28日(木)~29日(金)に開催された日銀の金融政策決定会合では、ETF買入れ増額を決定。
ETF保有残高が現行の約3.3兆円からほぼ倍増するペースで買い入れすることとなります。つまり、年間約6兆円に相当するペース。
【参考記事】
●日銀追加緩和決定も主な政策はETF買入れ増額のみ。米ドル/円は発表前から乱高下
●日銀会合後から米ドル安の流れが鮮明に。利下げ見込む、豪・英中銀の発表に注目!(8月1日、西原宏一&大橋ひろこ)
日本株は、この大規模なETFの買い入れ額増額により、底堅い展開。
日経平均 日足(出所:CQG)
ただ、それ以外はウワサされていたような「サプライズ緩和」はなし。
最近の黒田日銀は、なぜか「戦力の逐次投入」が目立っています。
そのため、米ドル/円は日本株に追随せず、相変わらず上値の重い展開が続いており、本稿執筆時点でも102.00円レベルで推移。
これまでの日本株と米ドル/円の相関関係が弱まっている展開です。
日経平均&米ドル/円 日足(出所:CQG)
■いろいろあった2016年だが、結局、円高の流れは変わらず ヘリマネ論議まで飛び出し、米ドル/円の1週間物のボラティリティが24%まで急騰するなど、英国の国民投票なみに注目を集めた7月の日銀金融政策決定会合ですが、前述のようにサプライズはなし。
【参考記事】
●ドル/円のボラティリティがリーマン以来の高水準! 日銀会合後の乱高下に要注意(7月28日、西原宏一)
結果、米ドル/円の上値も引き続き限定的な展開。
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
2016年に入って、英国の国民投票や、何度かの日銀金融政策決定会合といった多くのイベントはありましたが、円高の流れは変わらず。
世界の通貨VS円 週足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 週足)
現時点の米ドル/円は102.00円レベル。つまり、今年(2016年)の最安値圏内での推移となっています。
今のところ、アベノミクス相場の50%(=100.60円)でサポートされていますが、105円台が極めて重くなってきています。
【参考記事】
●ドル/円は105円決壊で100.60円へ下落中! 英ポンド/円は1カ月以内に30%乱高下!?(6月16日、西原宏一)
●ドル/円のボラティリティがリーマン以来の高水準! 日銀会合後の乱高下に要注意(7月28日、西原宏一)
これに加えて、米ドル/円の上値を重くしている要因のひとつが…
今週からまたよろしくお願いします。
■7月日銀会合以降の日本株は底堅い。でも、米ドル/円は… 7月28日(木)~29日(金)に開催された日銀の金融政策決定会合では、ETF買入れ増額を決定。
ETF保有残高が現行の約3.3兆円からほぼ倍増するペースで買い入れすることとなります。つまり、年間約6兆円に相当するペース。
【参考記事】
●日銀追加緩和決定も主な政策はETF買入れ増額のみ。米ドル/円は発表前から乱高下
●日銀会合後から米ドル安の流れが鮮明に。利下げ見込む、豪・英中銀の発表に注目!(8月1日、西原宏一&大橋ひろこ)
日本株は、この大規模なETFの買い入れ額増額により、底堅い展開。
日経平均 日足(出所:CQG)
ただ、それ以外はウワサされていたような「サプライズ緩和」はなし。
最近の黒田日銀は、なぜか「戦力の逐次投入」が目立っています。
そのため、米ドル/円は日本株に追随せず、相変わらず上値の重い展開が続いており、本稿執筆時点でも102.00円レベルで推移。
これまでの日本株と米ドル/円の相関関係が弱まっている展開です。
日経平均&米ドル/円 日足(出所:CQG)
■いろいろあった2016年だが、結局、円高の流れは変わらず ヘリマネ論議まで飛び出し、米ドル/円の1週間物のボラティリティが24%まで急騰するなど、英国の国民投票なみに注目を集めた7月の日銀金融政策決定会合ですが、前述のようにサプライズはなし。
【参考記事】
●ドル/円のボラティリティがリーマン以来の高水準! 日銀会合後の乱高下に要注意(7月28日、西原宏一)
結果、米ドル/円の上値も引き続き限定的な展開。
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
2016年に入って、英国の国民投票や、何度かの日銀金融政策決定会合といった多くのイベントはありましたが、円高の流れは変わらず。
世界の通貨VS円 週足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 週足)
現時点の米ドル/円は102.00円レベル。つまり、今年(2016年)の最安値圏内での推移となっています。
今のところ、アベノミクス相場の50%(=100.60円)でサポートされていますが、105円台が極めて重くなってきています。
【参考記事】
●ドル/円は105円決壊で100.60円へ下落中! 英ポンド/円は1カ月以内に30%乱高下!?(6月16日、西原宏一)
●ドル/円のボラティリティがリーマン以来の高水準! 日銀会合後の乱高下に要注意(7月28日、西原宏一)
これに加えて、米ドル/円の上値を重くしている要因のひとつが…
スワップ金利サヤ取り 南アフリカランド円両建て決済
南アフリカランド円売りで使っていた口座でマイナススワップポイントが急上昇して買いで受け取るスワップポイントを逆転してしまいました。今後収束する可能性はあるものの、私の両建てポジションは一旦決済しております。
NYダウ 為替影響度比較 くりっく株365・CFD・直接投資比較
くりっく株365での取扱いが始まったこともありNYダウ取引が注目を浴びています。これにより、NYダウの取引はいろんな口座で可能な時代となりました。ところが、同じ値幅で利益をだしても口座によって利益額が違ってくるというのはあまり知られていません。このわかりにくい原因は「為替影響度の差」にあります。ここでは、くりっく株365・CFD取引・米国株直接投資の場合で比較し、その特徴をまとめてみました。比較代表口座は、手数料が安く取引条件が良いと思われる以下の3口座を使っています。くりっく株365:CFD取引:米国株直接投資:
+73,315円 ユーロ円買い転換 外為どっとコム口座軌道に乗ってきた手応え
昨日記事:無料シグナルでユーロ円売り継続中で「そろそろ買いシグナル出そうだ」的なことを書いたのですが、本日希望通りユーロ円買いシグアンルが発生しています。無事利益確定ができました。外為どっとコム 半自動売買口座としての使い方
目先底堅く推移している米ドル/円だが 大局は下落、今週ベストな戦略は?
■週足ではダブルボトムを完成後、ウェッジを2つ上抜け 今回は、米ドル/円の分析を行なう。まずは、週足チャートをご覧いただきたい。
週足チャートには、「75.00円-86.00円のボックス相場」を、「赤の破線」で表示している。
米ドル/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
下限は、歴史的最安値の75.32円と断定することもできるので、「75.32円-86.00円のボックス相場」と考えてもOKだ。
2010年半ばから2012年12月末まで2年以上にわたり、このボックス相場が続いた。このボックス相場の上限86.00円を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
その形状を見ると、ダブル・ボトムを完成した、と考える。
米ドル/円は、この「買いシグナル」に従い、急上昇した。
その上昇過程では、「緑の破線」で示したように、「三角保ち合い(ウェッジ)」を作った。この「三角保ち合い(ウェッジ)」「緑の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
このウェッジ「緑の破線」を上に抜けて、「ピンクの破線」で示した新たな「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成した、と考える。
この三角保ち合い(ウェッジ)「ピンクの破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
■2014年10月31日の日銀追加緩和で急騰 110.00円近辺がレジスタンス(上値抵抗)になっていたが、一昨年(2014年)の10月31日(金)に、「日銀の追加緩和策」が発表されると、高値を更新して、「買いシグナル」を発した、と考える。
この「買いシグナル」に従い大きく上昇して、この時点では121円台後半の高値をつけている(この時の高値は、121.80-85円水準)。
121円台後半の高値を付けてからの米ドル/円は、「紫の破線」で示したように、新たな三角保ち合い(ウェッジ)を形成した、と考える。
米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
そして、昨年(2015年)の5月下旬に、高値(122.00円近辺)を明確に更新した時点で、三角保ち合い「紫の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発したと考える。
この「買いシグナル」に従い、昨年(2015年)6月初旬に、高値125.80-85円レベルをつけている。
■最高値更新後は下落に転じる 125円台をつけて最高値を更新した後の米ドル/円は、下落に転じている。
米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
120円台ミドルにまで急落したが、120円台ミドルから反発して125円台を回復し、三角保ち合い(ウェッジ)「紫の破線」のサポート・ラインに支えられている状態だった。
ただし、このサポート・ライン「紫の破線」を割り込む場合は、「売りシグナル」なので、要注意だと考えていた。
上述のように考えていたところ、このサポート・ライン「紫の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した。
この「売りシグナル」で、パニック気味に116円台前半まで急落したが、116円台前半からは反発急騰して、121円台を回復した。
しかし、その後は、120.00円程度を中心レートに、上下動を繰り返した。
昨年(2015年)11月6日(金)の米国雇用統計をきっかけに、米ドル/円は、121円台から123円台に急上昇している。
2015年12月15日(火)、16日(水)のFOMCの直前は、120円台程度だったが、FOMCで、米国の利上げ開始が発表されてからは、123円台をつけている。
しかし、昨年(2015年)末の相場は、円高気味に推移し、年末のクローズは、120.00円近辺だった。
2015年末の時点では、120.00円がサポート(チャート・ポイント)に…
週足チャートには、「75.00円-86.00円のボックス相場」を、「赤の破線」で表示している。
米ドル/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
下限は、歴史的最安値の75.32円と断定することもできるので、「75.32円-86.00円のボックス相場」と考えてもOKだ。
2010年半ばから2012年12月末まで2年以上にわたり、このボックス相場が続いた。このボックス相場の上限86.00円を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
その形状を見ると、ダブル・ボトムを完成した、と考える。
米ドル/円は、この「買いシグナル」に従い、急上昇した。
その上昇過程では、「緑の破線」で示したように、「三角保ち合い(ウェッジ)」を作った。この「三角保ち合い(ウェッジ)」「緑の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
このウェッジ「緑の破線」を上に抜けて、「ピンクの破線」で示した新たな「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成した、と考える。
この三角保ち合い(ウェッジ)「ピンクの破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
■2014年10月31日の日銀追加緩和で急騰 110.00円近辺がレジスタンス(上値抵抗)になっていたが、一昨年(2014年)の10月31日(金)に、「日銀の追加緩和策」が発表されると、高値を更新して、「買いシグナル」を発した、と考える。
この「買いシグナル」に従い大きく上昇して、この時点では121円台後半の高値をつけている(この時の高値は、121.80-85円水準)。
121円台後半の高値を付けてからの米ドル/円は、「紫の破線」で示したように、新たな三角保ち合い(ウェッジ)を形成した、と考える。
米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
そして、昨年(2015年)の5月下旬に、高値(122.00円近辺)を明確に更新した時点で、三角保ち合い「紫の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発したと考える。
この「買いシグナル」に従い、昨年(2015年)6月初旬に、高値125.80-85円レベルをつけている。
■最高値更新後は下落に転じる 125円台をつけて最高値を更新した後の米ドル/円は、下落に転じている。
米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
120円台ミドルにまで急落したが、120円台ミドルから反発して125円台を回復し、三角保ち合い(ウェッジ)「紫の破線」のサポート・ラインに支えられている状態だった。
ただし、このサポート・ライン「紫の破線」を割り込む場合は、「売りシグナル」なので、要注意だと考えていた。
上述のように考えていたところ、このサポート・ライン「紫の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した。
この「売りシグナル」で、パニック気味に116円台前半まで急落したが、116円台前半からは反発急騰して、121円台を回復した。
しかし、その後は、120.00円程度を中心レートに、上下動を繰り返した。
昨年(2015年)11月6日(金)の米国雇用統計をきっかけに、米ドル/円は、121円台から123円台に急上昇している。
2015年12月15日(火)、16日(水)のFOMCの直前は、120円台程度だったが、FOMCで、米国の利上げ開始が発表されてからは、123円台をつけている。
しかし、昨年(2015年)末の相場は、円高気味に推移し、年末のクローズは、120.00円近辺だった。
2015年末の時点では、120.00円がサポート(チャート・ポイント)に…