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くりっく株365税金 NYダウ 現物株買うより有利な税金の仕組み
くりっく株365の配当相当額、金額は勿論ですが税金上も有利なところがあることはあまり知られていません。そこでは米国の現物株を買うときとの税金上の違いなどについてまとめてみました。NYダウ配当金生活 概要
ヒロセ通商 スワップ投資・スワップ金利サヤ取りで注意すべき事項
ここのところヒロセ通商の頑張りが目立ちます。その一つが「固定スワップポイントでの高水準維持」です。表向きキャンペーンではあるものの、1年以上業界最高水準のスワップポイントを提供し続けている通貨ペアもあります。7月25日から始めた南アフリカランド円15円も僅差で首位となる日もでてきており、スワップ投資人気の4通貨全てで一位となることも多くなってきました。スワップ投資でヒロセ通商さんを使う時の留意点を2つまとめました。ヒロセ通商 体験談と評価
NYダウ配当金生活 売買ルール概略
くりっく株365口座でNYダウ配当金生活を新規開始してから2週間が経過しました。大まかな売買ルールとこれからの売買見通しについてまとめさせて頂きます。くりっく株365 高配当と安定性 私の使い方
「ヘリマネ相場」再来!?目先の円安はやや オーバー、しばらくは波乱含みの展開に!
■戻り売りから一転押し目買い!の理由とは? 市場センチメントほど移り変わるものはないだろう。前回本コラムを書いた時点(8月26日午後)では、市場関係者の多くが米ドル/円の戻り売りを狙っていたが、今(9月2日午後)は一転して押し目買いに変わっている。
【参考記事】
●ジャクソンホールでは、イエレン議長より黒田総裁に注目すべし! その理由は?(2016年8月26日、陳満咲杜)
米ドル/円 日足 このようなセンチメントの変化は割とわかりやすいから、今週月曜朝(8月29日)に書いた文章を開示し、説明したいと思う。本文は以下のとおり。
「戻り売り」から「押し目買い」へ
市場はいつも行き過ぎる、この習性を分かれば、ドル/円が7月高値107.49の打診や今月16日99.44までの下落があっても、別にサプライズなどをしなかったでしょう。何しろ、市場関係者の多くが目先流行る材料しか反応しないから、市場センチメントに支配され、過度な値動きになったのも当然の成り行きだ。
振り返してみれば分かるように、6月24日英EU離脱決定で円が急騰、一日6円超の値幅をもって円高の行き過ぎを暗示したものの、その後7月高値107.49までの急騰が決して「スピード調整」といった位置づけではなく、安倍政権の財政出動や日銀「ヘリマネ」の可能性に対する期待のほうが大きな原動力だったことが分かる。
勿論、このような過大、過激な期待自体が行き過ぎであった。だから、その材料が剥落していくと、今度は一転して「日銀政策限界論」が台頭し、また市場センチメントを支配していた。ゆえに、再度99.44まで安値をトライ、「底割れ」の様子を強めたわけだ。
しかし、巷の俗論に流されず、しっかり自分の頭で考えれば分かるように、「ヘリマネ」も「日銀限界論」も行き過ぎた観測で、もたらした市況自体も「ダマシ」の公算が大きかった。だから、7月高値時と反対に、先週は「逆張り」の発想を持たないといけなかった。イエレンさんの話を待ってから判断してもよかったが、問題の核心はイエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の発言ではなく、市場自体の内部構造だ。この意味では、先週末イエレンさんがどう言うかと関係なく、ドル/円の「行き過ぎ」、即ち「売られすぎ」が修正されやすい時期にあったから、反騰してくるのが当然の結果だと思う。
最後に、市場センチメントは所詮常に変わるものである。一夜にして、従来の「戻り売り」から「押し目買い」に大きく変換しても別にサプライズにならないというか、当たり前のことだと悟らないと市場に付いていけない。この意味でも、市場センチメントとお付き合いしてもよいか、流されてはいけないことを肝に銘じたい。
■テクニカルの視点で市場センチメントの変化を分析 では、テクニカルの視点はどうなっただろうか。同じく今週月曜朝(8月29日)のレポートをもって説明したい。チャートと本文は以下のとおり。
米ドル/円 日足(2016年8月29日) アナリシス:先週反騰、イエレンFRB議長による利上げ示唆で101.26をブレイク、日足における「二番底」を証左したと見る。もっとも、先週指摘した通り、6月24日一時99割れまでの急落、昨年高値を起点とした大型反落波の終点として想定されやすく、先々週100関門割れがあったものの、安値更新できず、「二番底」の蓋然性が示されたから、先週の値動きは当然の成り行き。もっとも、7月高値107.49までのリバウンド、底打ちを示唆する最初の値動きと受け取れ、7月高値を起点とした下落、そのリバウンドの行き過ぎに対するスピード調整と位置づけ、先々週一時99.50割れをもってその役割を果たしたと見る。所謂「二番底」の測定だが、そもそも6月安値100まで進行したドル安・円高の流れ、基本的には1月29日(日銀マイナス金利導入を決定)高値121.69を起点とした下落波の一環とみなし、また同高値を起点とした下落波を大型ジグザグ変動と見做した場合、5月30日高値111.45を起点とした下落が最終子波に当たるから、99割れをもって同子波が十分延長された、というシナリオに基づいていたので、先週の値動きをその一環と見做す。その上、英国民投票日の6月24日だけではなく、その前日の6月23日高値のブレイクが確認され、同日罫線の「アウトサイト」の意味合いに鑑み、7月高値までの切り返しを軽視すべきではないことも既述の通り、大きな値幅を示していた6月24日に続き、6月23日高値のブレイク自体、ひとつのサインと見做され、ドル安・円高の一服のみではなく、トレンド自体の終焉、といった可能性が示唆された公算が大きいから、先週の反騰がむしろ「出遅れた」と言える。先々週まで、日銀政策限界論による円買いや夏場の商い薄で8月2日陰線に包まれる形の「インサイド」を一旦下放れしたが、安値更新をできなかったことに鑑み、先週の反騰、同下値打診が「ダマシ」であったことを示唆、ドル/円の「二番底」がすでに確認された以上、今週続伸しよう。先週末の罫線自体が強気「リバーサル」のサインを点灯、ベアトレンドの再開、同日安値割れが前提条件となるだけに、ハードルは高い。ロングスタンスを維持。
このように、今週(8月29日~)の米ドル/円の切り返し継続自体は自然の成り行きであるから、これからも続伸していくと思われるかもしれないが、ここで筆者は再び「ちょっと待って」と言いたい。
換言すれば、月曜朝(8月29日)に書いた文章どおり…
【参考記事】
●ジャクソンホールでは、イエレン議長より黒田総裁に注目すべし! その理由は?(2016年8月26日、陳満咲杜)
米ドル/円 日足 このようなセンチメントの変化は割とわかりやすいから、今週月曜朝(8月29日)に書いた文章を開示し、説明したいと思う。本文は以下のとおり。
「戻り売り」から「押し目買い」へ
市場はいつも行き過ぎる、この習性を分かれば、ドル/円が7月高値107.49の打診や今月16日99.44までの下落があっても、別にサプライズなどをしなかったでしょう。何しろ、市場関係者の多くが目先流行る材料しか反応しないから、市場センチメントに支配され、過度な値動きになったのも当然の成り行きだ。
振り返してみれば分かるように、6月24日英EU離脱決定で円が急騰、一日6円超の値幅をもって円高の行き過ぎを暗示したものの、その後7月高値107.49までの急騰が決して「スピード調整」といった位置づけではなく、安倍政権の財政出動や日銀「ヘリマネ」の可能性に対する期待のほうが大きな原動力だったことが分かる。
勿論、このような過大、過激な期待自体が行き過ぎであった。だから、その材料が剥落していくと、今度は一転して「日銀政策限界論」が台頭し、また市場センチメントを支配していた。ゆえに、再度99.44まで安値をトライ、「底割れ」の様子を強めたわけだ。
しかし、巷の俗論に流されず、しっかり自分の頭で考えれば分かるように、「ヘリマネ」も「日銀限界論」も行き過ぎた観測で、もたらした市況自体も「ダマシ」の公算が大きかった。だから、7月高値時と反対に、先週は「逆張り」の発想を持たないといけなかった。イエレンさんの話を待ってから判断してもよかったが、問題の核心はイエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の発言ではなく、市場自体の内部構造だ。この意味では、先週末イエレンさんがどう言うかと関係なく、ドル/円の「行き過ぎ」、即ち「売られすぎ」が修正されやすい時期にあったから、反騰してくるのが当然の結果だと思う。
最後に、市場センチメントは所詮常に変わるものである。一夜にして、従来の「戻り売り」から「押し目買い」に大きく変換しても別にサプライズにならないというか、当たり前のことだと悟らないと市場に付いていけない。この意味でも、市場センチメントとお付き合いしてもよいか、流されてはいけないことを肝に銘じたい。
■テクニカルの視点で市場センチメントの変化を分析 では、テクニカルの視点はどうなっただろうか。同じく今週月曜朝(8月29日)のレポートをもって説明したい。チャートと本文は以下のとおり。
米ドル/円 日足(2016年8月29日) アナリシス:先週反騰、イエレンFRB議長による利上げ示唆で101.26をブレイク、日足における「二番底」を証左したと見る。もっとも、先週指摘した通り、6月24日一時99割れまでの急落、昨年高値を起点とした大型反落波の終点として想定されやすく、先々週100関門割れがあったものの、安値更新できず、「二番底」の蓋然性が示されたから、先週の値動きは当然の成り行き。もっとも、7月高値107.49までのリバウンド、底打ちを示唆する最初の値動きと受け取れ、7月高値を起点とした下落、そのリバウンドの行き過ぎに対するスピード調整と位置づけ、先々週一時99.50割れをもってその役割を果たしたと見る。所謂「二番底」の測定だが、そもそも6月安値100まで進行したドル安・円高の流れ、基本的には1月29日(日銀マイナス金利導入を決定)高値121.69を起点とした下落波の一環とみなし、また同高値を起点とした下落波を大型ジグザグ変動と見做した場合、5月30日高値111.45を起点とした下落が最終子波に当たるから、99割れをもって同子波が十分延長された、というシナリオに基づいていたので、先週の値動きをその一環と見做す。その上、英国民投票日の6月24日だけではなく、その前日の6月23日高値のブレイクが確認され、同日罫線の「アウトサイト」の意味合いに鑑み、7月高値までの切り返しを軽視すべきではないことも既述の通り、大きな値幅を示していた6月24日に続き、6月23日高値のブレイク自体、ひとつのサインと見做され、ドル安・円高の一服のみではなく、トレンド自体の終焉、といった可能性が示唆された公算が大きいから、先週の反騰がむしろ「出遅れた」と言える。先々週まで、日銀政策限界論による円買いや夏場の商い薄で8月2日陰線に包まれる形の「インサイド」を一旦下放れしたが、安値更新をできなかったことに鑑み、先週の反騰、同下値打診が「ダマシ」であったことを示唆、ドル/円の「二番底」がすでに確認された以上、今週続伸しよう。先週末の罫線自体が強気「リバーサル」のサインを点灯、ベアトレンドの再開、同日安値割れが前提条件となるだけに、ハードルは高い。ロングスタンスを維持。
このように、今週(8月29日~)の米ドル/円の切り返し継続自体は自然の成り行きであるから、これからも続伸していくと思われるかもしれないが、ここで筆者は再び「ちょっと待って」と言いたい。
換言すれば、月曜朝(8月29日)に書いた文章どおり…
+73,315円 ユーロ円専用外為どっとコム口座 2016年8月成績
外為どっとコムは、提供しているツールや情報量の多さで定評のあるFX業者です。私の売買も、月に数回のユーロ円売買シグナルですがなかなかの高い精度を保ってで利益を積み上げてくれています。外為どっとコム 半自動売買口座としての使い方
<i style=”font-style:normal;font-size: 97%;”>雇用統計後のドル/円は100円割れ!?105円!?</i> 下旬の日銀会合次第では95円の可能性も
■注目は、9月2日(金)の米雇用統計! 9月2日(金)の米雇用統計が非常に重要になってきました。
先週末の8月26日(金)、イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長がジャクソンホールで開催された経済シンポジウムで講演し、「ここ数カ月で利上げの環境が整ってきた」という発言をしました。
さらに、それに関連してフィッシャーFRB副議長が、「イエレン議長の発言は、9月の利上げもありうるという意味だ」というような趣旨の発言をしましたので、市場で米利上げの期待感が高まっています。また、そうした期待感を受けて、米国の金利も上昇しました。
為替市場でも、それまではこの先、米ドル安になるという見方が強く、ポジションもドルショートに傾いている状況でしたので、その反動で米ドル高に向かっています。
米ドル/円は、103円台半ばまで上昇してきました。
米ドル/円 4時間足 (リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
■予想値を超えれば、米ドル/円105円へ! だけど… さて、今後のことですが、イエレンFRB議長も、フィッシャーFRB副議長も「利上げペースは、経済情勢による」とも発言しています。
そこで、重要になってくるのが、冒頭でお伝えした米雇用統計です。
米雇用統計(非農業部門雇用者変化数)(詳しくはこちら → 経済指標/金利:米国主要経済指標の推移)
9月1日(木)現在の予想値は、非農業部門雇用者変化数の前月比が18万人の増加となっています。予想値の18万人を超えてくるような結果になれば、利上げムードがさらに高まるでしょう。
まだ市場はドルショートですので、ますます米ドルは上昇し、米ドル/円も105円程度まで上昇してくるのではないかと思っています。ただ、利上げの期待感だけではそのあたりまで上昇するのが、せいぜいではないかとも思います。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
逆に悪い結果になった場合…
先週末の8月26日(金)、イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長がジャクソンホールで開催された経済シンポジウムで講演し、「ここ数カ月で利上げの環境が整ってきた」という発言をしました。
さらに、それに関連してフィッシャーFRB副議長が、「イエレン議長の発言は、9月の利上げもありうるという意味だ」というような趣旨の発言をしましたので、市場で米利上げの期待感が高まっています。また、そうした期待感を受けて、米国の金利も上昇しました。
為替市場でも、それまではこの先、米ドル安になるという見方が強く、ポジションもドルショートに傾いている状況でしたので、その反動で米ドル高に向かっています。
米ドル/円は、103円台半ばまで上昇してきました。
米ドル/円 4時間足 (リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
■予想値を超えれば、米ドル/円105円へ! だけど… さて、今後のことですが、イエレンFRB議長も、フィッシャーFRB副議長も「利上げペースは、経済情勢による」とも発言しています。
そこで、重要になってくるのが、冒頭でお伝えした米雇用統計です。
米雇用統計(非農業部門雇用者変化数)(詳しくはこちら → 経済指標/金利:米国主要経済指標の推移)
9月1日(木)現在の予想値は、非農業部門雇用者変化数の前月比が18万人の増加となっています。予想値の18万人を超えてくるような結果になれば、利上げムードがさらに高まるでしょう。
まだ市場はドルショートですので、ますます米ドルは上昇し、米ドル/円も105円程度まで上昇してくるのではないかと思っています。ただ、利上げの期待感だけではそのあたりまで上昇するのが、せいぜいではないかとも思います。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
逆に悪い結果になった場合…
“上海合意”は破棄とマーケットは認識。 米利上げ観測&日銀追加緩和観測高まる!
■日銀のETF購入で日本株下げ止まるも円高は収まらず みなさん、こんにちは。
7月の日銀金融政策決定会合での、年間6兆円のETF購入という発表で日本株は下げ止まり。
【参考記事】
●日銀追加緩和決定も主な政策はETF買入れ増額のみ。米ドル/円は発表前から乱高下
日経平均 日足(出所:株マップ.com)
ただ、円高が収まらず、日本株上昇の足かせとなっていました。
【参考記事】
●株は堅調、ドル/円は上値が重い。弱まる日本株とドル/円の相関、原因は日銀にあり(8月12日、西原宏一)
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
■米ドル安・円高が止まらなかったのは上海合意の影響か? 8月まで「米ドル安・円高」の流れが止まらなかったのは、マーケットの一部でウワサされている上海合意の影響が挙げられます(過去のコラム参照)。
【参考記事】
●安倍首相が米国に「介入しない」と宣言!? 上海合意で、米ドル/円は100円も視野に!(4月7日、西原宏一)
●上海合意で「株高・資源高・米ドル安」が進行中だが今後の狙いはユーロ/円の上昇(4月21日、西原宏一)
昨年(2015年)、米国の利上げがウワサされた局面では、以前と相違し、多くの新興国は米国の利上げを受け入れる体制ができていました。
ただ、中国だけは別。米国の利上げ予測が台頭したことにより、昨年(2015年)夏のチャイナショックを誘引します。
【参考記事】
●人民元ショックの対抗策で浜田節が炸裂!? 日本株高でドル/円は128円へ上昇濃厚!(2015年8月13日、西原宏一)
●上海株暴落、商品市況悪化でも豪ドル下落が緩慢だった理由判明! 豪ドル下落再開か(8月20日、西原宏一)
これを受けて、今年(2016年)2月に、米国と中国の間で上海合意が結ばれたのだろう、という展開でした。この合意により、米国の利上げは延期され、米ドルも軟調となりました。米ドル高と中国人民元高は修正、そして、米ドル安・円高に。
■米ドル/円は20%調整、125円から100円台まで急落 この上海合意の真偽はわかりませんが、対円での米ドルは20%ほど調整があるのではないかとマーケットではウワサされていました。
そして事実として、今年(2016年)の米ドル/円は、昨年(2015年)につけた125円という高値から20%も下落し、100円台までの急落を演じました。
米ドル/円 週足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 週足)
■イエレン議長の講演は予想どおりも、伏兵登場! 米国の利上げ観測の後退により、米国株も堅調に推移。
NYダウ 週足(出所:CQG)
先週(8月22日~)、ジャクソンホールの時点では米国株も最高値を更新、原油も持ち直していました。
【参考記事】
●FRB副議長の発言により米金利急騰でドル上昇! 9月利上げは経済指標次第!(8月30日、西原宏一&大橋ひろこ)
そして、8月26日(金)にジャクソンホールにおいて、FRB(米連邦準備制度理事会)のイエレン議長の講演を迎えます。
イエレン議長の講演は、マーケットのコンセンサスどおり、米国の利上げに言及するも、時期は明示せず。
このイエレン議長の講演に呼応して米ドル/円は一時、100.00円を割り込むまで下落。そこに伏兵が現れたのです。
それはFRBの…
7月の日銀金融政策決定会合での、年間6兆円のETF購入という発表で日本株は下げ止まり。
【参考記事】
●日銀追加緩和決定も主な政策はETF買入れ増額のみ。米ドル/円は発表前から乱高下
日経平均 日足(出所:株マップ.com)
ただ、円高が収まらず、日本株上昇の足かせとなっていました。
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●株は堅調、ドル/円は上値が重い。弱まる日本株とドル/円の相関、原因は日銀にあり(8月12日、西原宏一)
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
■米ドル安・円高が止まらなかったのは上海合意の影響か? 8月まで「米ドル安・円高」の流れが止まらなかったのは、マーケットの一部でウワサされている上海合意の影響が挙げられます(過去のコラム参照)。
【参考記事】
●安倍首相が米国に「介入しない」と宣言!? 上海合意で、米ドル/円は100円も視野に!(4月7日、西原宏一)
●上海合意で「株高・資源高・米ドル安」が進行中だが今後の狙いはユーロ/円の上昇(4月21日、西原宏一)
昨年(2015年)、米国の利上げがウワサされた局面では、以前と相違し、多くの新興国は米国の利上げを受け入れる体制ができていました。
ただ、中国だけは別。米国の利上げ予測が台頭したことにより、昨年(2015年)夏のチャイナショックを誘引します。
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これを受けて、今年(2016年)2月に、米国と中国の間で上海合意が結ばれたのだろう、という展開でした。この合意により、米国の利上げは延期され、米ドルも軟調となりました。米ドル高と中国人民元高は修正、そして、米ドル安・円高に。
■米ドル/円は20%調整、125円から100円台まで急落 この上海合意の真偽はわかりませんが、対円での米ドルは20%ほど調整があるのではないかとマーケットではウワサされていました。
そして事実として、今年(2016年)の米ドル/円は、昨年(2015年)につけた125円という高値から20%も下落し、100円台までの急落を演じました。
米ドル/円 週足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 週足)
■イエレン議長の講演は予想どおりも、伏兵登場! 米国の利上げ観測の後退により、米国株も堅調に推移。
NYダウ 週足(出所:CQG)
先週(8月22日~)、ジャクソンホールの時点では米国株も最高値を更新、原油も持ち直していました。
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そして、8月26日(金)にジャクソンホールにおいて、FRB(米連邦準備制度理事会)のイエレン議長の講演を迎えます。
イエレン議長の講演は、マーケットのコンセンサスどおり、米国の利上げに言及するも、時期は明示せず。
このイエレン議長の講演に呼応して米ドル/円は一時、100.00円を割り込むまで下落。そこに伏兵が現れたのです。
それはFRBの…