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くりっく株365手数料比較 2017年最新版
数年前より利用しているくりっく株365は、今年に入り人気が高まっているように感じます。それに合わせて手数料も一段と低下してきていて取引環境がより快適になってきています。現在のくりっく株365手数料比較をまとめてみました。くりっく株365 高配当と安定性 私の使い方
スワップポイント3倍デー 3つのパターン 分類表
スワップポイント発生には、3倍デーというのがあります。通常1日のところ3日以上発生する日のことを「3倍デー」という呼び方をしたりします。このスワップポイント3倍デーには、FX口座によって3つのパターンがあります。この違いは、スワップ金利サヤ取り(異業者両建)をする際には、ポジション仕掛けを有利にするためのポイントにもなります(参考記事:スワップポイント付与日数の違いを利用したFX両建ての小技)。今回は、この口座分類知っておいて損のない部分ですので参考になれば幸いです。
「トラリピ 決済トレール」検証 得意な局面で荒稼ぎ?
これまで負け続けてきた「決済トレール」ですが、優位性の片りんが見え始めてきました。売買記録とともにその特徴をまとめてみました。マネースクウェア・ジャパン(m2j) トラリピ検証中
米軍シリア空爆でもドル/円は110円死守! 米雇用統計後にここが守られるかがカギ
■米軍のシリア空爆で、金や円が買われる 「多事の秋(※)」ならぬ、「多事の春」が来ている。
(編集部注:「多事の秋」とは、「多事多難な時」、「問題が多発する季節」を表す中国の言葉)
この原稿を書いている間に、米軍がシリア政府軍空爆、というニュースが伝えられ、「有事の金」や「リスクオフの円」が買われるといった、いつもの反応パターンが見られた。
世界の通貨VS円 15分足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 15分足)
金価格 5分足 (出所:Bloomberg)
■トランプ大統領はロシア、中国双方に圧力をかけた? ところで、今回のトランプ米大統領の決定は、かなり大胆かつ綿密であると思う。なにしろ、習近平中国国家主席が訪米している真っ只中に軍事行動を決定するのが普通ではない上、「親露」とされるトランプ氏がロシアへの対抗を辞さないという強いメッセージを発しているのだ。これはロシアのみならず、中国への圧力とも読み取れる。
今回の米中首脳会談のメインテーマは、北朝鮮問題であると言われる中、中国の援助なしでは事実上維持できない北朝鮮にとって、中国の態度が重要であることは言うまでもない。
すでに米単独軍事行動も選択肢の1つと明言したトランプ政権は、今回のシリア攻撃を通じて、一石二鳥の効果を狙っているのではないかと推測される。
大胆な決定を下した一方、ロシア側に事前通知したとも報道されたように、ロシアとの全面対決を回避する用意をうかがわせる注意深い一面も見られ、さすがトランプ流の手腕だと感心させられた。この報道もあったせいか、米ドル/円は執筆中の現時点で、110円の心理的節目を割り込めずにいる。
米ドル/円 5分足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 5分足)
■シリアも北朝鮮も支援なしでは成り立たない国家だが… シリアが地政学上の問題児とされるなら、北朝鮮も然りであろう。前者はロシアの直接軍事支援、後者は中国の経済支援によって成り立っている「ならず者」に近い国家であり、簡単な打開策は見つからないままだ。
ロシアの軍事支援によってアサド政権が存続し、中東の混迷が深まる一方、北朝鮮は核兵器を手に入れ、また、その攻撃能力を確実に向上させているという。
米国にとって、ロシア、中国と直接渡り合うのが問題解決の近道とされるが、そう簡単な構図にはならないと思う。特に北朝鮮の場合、かなり厄介である。
今や中国にとっても、北朝鮮は危険な存在になりつつあるに違いない。なにしろ、中国の援助(特に石油)なしでは成り立たないにもかかわらず、金政権はまったく中国の話を聞かず、最近はもっぱら核兵器の使用をほのめかすため、中国指導部は神経を尖らせている。
わかりやすく言えば、「ならず者国家」が「支援してくれないと、こちらは自爆もあるぞ、自爆は核爆弾だからこわいぞ」と言っているような話だ。
このあたり、中国はかつての苦い経験があるからこそ…
(編集部注:「多事の秋」とは、「多事多難な時」、「問題が多発する季節」を表す中国の言葉)
この原稿を書いている間に、米軍がシリア政府軍空爆、というニュースが伝えられ、「有事の金」や「リスクオフの円」が買われるといった、いつもの反応パターンが見られた。
世界の通貨VS円 15分足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 15分足)
金価格 5分足 (出所:Bloomberg)
■トランプ大統領はロシア、中国双方に圧力をかけた? ところで、今回のトランプ米大統領の決定は、かなり大胆かつ綿密であると思う。なにしろ、習近平中国国家主席が訪米している真っ只中に軍事行動を決定するのが普通ではない上、「親露」とされるトランプ氏がロシアへの対抗を辞さないという強いメッセージを発しているのだ。これはロシアのみならず、中国への圧力とも読み取れる。
今回の米中首脳会談のメインテーマは、北朝鮮問題であると言われる中、中国の援助なしでは事実上維持できない北朝鮮にとって、中国の態度が重要であることは言うまでもない。
すでに米単独軍事行動も選択肢の1つと明言したトランプ政権は、今回のシリア攻撃を通じて、一石二鳥の効果を狙っているのではないかと推測される。
大胆な決定を下した一方、ロシア側に事前通知したとも報道されたように、ロシアとの全面対決を回避する用意をうかがわせる注意深い一面も見られ、さすがトランプ流の手腕だと感心させられた。この報道もあったせいか、米ドル/円は執筆中の現時点で、110円の心理的節目を割り込めずにいる。
米ドル/円 5分足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 5分足)
■シリアも北朝鮮も支援なしでは成り立たない国家だが… シリアが地政学上の問題児とされるなら、北朝鮮も然りであろう。前者はロシアの直接軍事支援、後者は中国の経済支援によって成り立っている「ならず者」に近い国家であり、簡単な打開策は見つからないままだ。
ロシアの軍事支援によってアサド政権が存続し、中東の混迷が深まる一方、北朝鮮は核兵器を手に入れ、また、その攻撃能力を確実に向上させているという。
米国にとって、ロシア、中国と直接渡り合うのが問題解決の近道とされるが、そう簡単な構図にはならないと思う。特に北朝鮮の場合、かなり厄介である。
今や中国にとっても、北朝鮮は危険な存在になりつつあるに違いない。なにしろ、中国の援助(特に石油)なしでは成り立たないにもかかわらず、金政権はまったく中国の話を聞かず、最近はもっぱら核兵器の使用をほのめかすため、中国指導部は神経を尖らせている。
わかりやすく言えば、「ならず者国家」が「支援してくれないと、こちらは自爆もあるぞ、自爆は核爆弾だからこわいぞ」と言っているような話だ。
このあたり、中国はかつての苦い経験があるからこそ…
スワップポイント外貨発生(米ドル・英ポンド・スイスフラン等)パターン 2つの留意点
FX口座によっては、ユーロドル・ポンドドル・ユーロポンドなどスワップポイントが米ドル・英ポンドのような外貨で発生するものがあります。外貨で発生したスワプポイントは、いずれ円に両替されるのですが、その両替タイミングはFX口座によって違いがあります。この違いは、通常の運用法では気にする必要もないのですがスワップ金利サヤ取り(異業者両建)では注意が必要です。今回は、それらの留意点についてまとめました。
ドル/円の上値重いが節目110円も割れず。 話題の「忖度」と米ドル買いに関係が…!?
■トランポノミクス失速と北朝鮮問題で「米ドル安・円高」継続 みなさん、こんにちは。
前回のコラムでもご紹介させていただいたように、トランポノミクス(※)の失速による米ドル安は継続。
(※編集部注:「トランポノミクス」とは、ドナルド・トランプ氏とエコノミクス(経済学)を合わせた造語で、トランプ氏が掲げる経済政策のこと)
ヘルスケア法案の採決が中止されたことで、トランプ大統領の求心力が低下しています。
【参考記事】
●トランポノミクス失速でさらなる米ドル安も。新年度入りで本邦勢がどう動くかがカギに(3月30日、西原宏一)
●米中首脳会談はあの国がリスク要因に!? 悪材料出尽くしの英ポンドは上昇ターンへ!(4月3日、西原宏一&大橋ひろこ)
トランポノミクスに対するリスクは、トランプ政権及び共和党の目指す経済政策の実行が遅れてしまうことといわれていましたが、それが現実のものとなります。
加えて、北朝鮮に絡むリスクが顕在化し、有事リスクが、日本株を押し下げます。
そして、本日(4月6日)からの米中首脳会談とマーケットには不安定材料が多く、円高要因には事欠きません。
米国債利回りの低下も相まって、米ドル/円の戻しは極めて重く、本稿執筆時点では110円台ミドルでの攻防を演じています。
米長期金利(米10年物国債利回り) 日足(出所:Bloomberg)
ただ見方を変えてみれば、米ドル/円の上値が重いことも確かですが、110.00円がなかなか割れないことも確かです。
マーケットでは、本邦機関投資家からの米ドル買いが110.00円をサポートしているといわれています。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
■新年度入りも、本邦機関投資家からの外貨フローは入らず 今週(4月3日~)から本邦企業は新年度入り。
マーケット参加者は、本邦投資家からどの程度リスクアセットに資金が向かうかに注目していました。
【参考記事】
●トランポノミクス失速でさらなる米ドル安も。新年度入りで本邦勢がどう動くかがカギに(3月30日、西原宏一)
ところが、北朝鮮リスクもあり、日経平均は上がるどころか、1万9000円を割り込み軟調な展開となっています。
日経平均 日足(出所:Bloomberg)
本邦機関投資家からの外貨フローもほとんど入らず、米ドル/円の上値は極めて限定的に。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
ただ、本稿執筆時点までは110円台前半の米ドル買い需要が引かず、下げ渋っています。
前述のように、多くの本邦機関投資家が動いていないのに…
前回のコラムでもご紹介させていただいたように、トランポノミクス(※)の失速による米ドル安は継続。
(※編集部注:「トランポノミクス」とは、ドナルド・トランプ氏とエコノミクス(経済学)を合わせた造語で、トランプ氏が掲げる経済政策のこと)
ヘルスケア法案の採決が中止されたことで、トランプ大統領の求心力が低下しています。
【参考記事】
●トランポノミクス失速でさらなる米ドル安も。新年度入りで本邦勢がどう動くかがカギに(3月30日、西原宏一)
●米中首脳会談はあの国がリスク要因に!? 悪材料出尽くしの英ポンドは上昇ターンへ!(4月3日、西原宏一&大橋ひろこ)
トランポノミクスに対するリスクは、トランプ政権及び共和党の目指す経済政策の実行が遅れてしまうことといわれていましたが、それが現実のものとなります。
加えて、北朝鮮に絡むリスクが顕在化し、有事リスクが、日本株を押し下げます。
そして、本日(4月6日)からの米中首脳会談とマーケットには不安定材料が多く、円高要因には事欠きません。
米国債利回りの低下も相まって、米ドル/円の戻しは極めて重く、本稿執筆時点では110円台ミドルでの攻防を演じています。
米長期金利(米10年物国債利回り) 日足(出所:Bloomberg)
ただ見方を変えてみれば、米ドル/円の上値が重いことも確かですが、110.00円がなかなか割れないことも確かです。
マーケットでは、本邦機関投資家からの米ドル買いが110.00円をサポートしているといわれています。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
■新年度入りも、本邦機関投資家からの外貨フローは入らず 今週(4月3日~)から本邦企業は新年度入り。
マーケット参加者は、本邦投資家からどの程度リスクアセットに資金が向かうかに注目していました。
【参考記事】
●トランポノミクス失速でさらなる米ドル安も。新年度入りで本邦勢がどう動くかがカギに(3月30日、西原宏一)
ところが、北朝鮮リスクもあり、日経平均は上がるどころか、1万9000円を割り込み軟調な展開となっています。
日経平均 日足(出所:Bloomberg)
本邦機関投資家からの外貨フローもほとんど入らず、米ドル/円の上値は極めて限定的に。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
ただ、本稿執筆時点までは110円台前半の米ドル買い需要が引かず、下げ渋っています。
前述のように、多くの本邦機関投資家が動いていないのに…
日経225-NYダウ さや急拡大
くりっく株365口座でやっているNYダウ配当金生活ポジションの含み益がここ1週間で拡大中です。その状況と今後の対応などについてまとめましあ。くりっく株365 高配当と安定性 私の使い方
なぜ、こんなに米ドルの上値は重たいの? 米ドル/円、近いうちに110円を割り込むか
■米ドル/円は、まだ下落する可能性が高いと考える理由 先週(3月27日~)のIMM(国際通貨先物市場)の通貨先物ポジション状況を見て、やや驚かされました。
米ドル/円が、110円台にまで米ドル安・円高が進んでいるにもかかわらず、投機筋の米ドル/円のポジションは、まだ、かなりのドルロングだということであります。
IMM(国際通貨先物市場)のポジション状況(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移)
その前の週(3月20日~)に比べれば、たしかにその金額は減少しています。しかし、同じ110円台で推移していた2016年の4月、5月は、逆にかなりのドルショートになっていたことと比べると、非常に対照的です。
【参考記事】
●原油価格反転による安定感は一時的。米ドル/円は戻りのメドを慎重に見極めたい(2016年4月21日、今井雅人)
このポジションを見る限り、米ドル/円は、まだ下落の可能性が高いと考えておいた方が良いのではないかと、思ってしまいます。
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
■ADP雇用統計の好結果に反応するも、勢い続かず ちょうど、このことを示唆するような動きが4月5日(水)にありました。
毎月、米雇用統計の前に発表される、民間会社が調査しているADP雇用統計の結果が発表されました。
3月分に関して、予想では前月比18.5万人の増加であったところが、26.3万人の増加という結果となり、米ドル/円も、一時111.50円近辺にまで急騰。しかし、その勢いはまったく長続きせずに反落しています。
■FOMC議事録後も、米ドルの上値は重たかった そして、その後、日本時間の未明、0.25%の利上げを実施した時のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録(3月14日-15日分)が発表されました。
そこでは、「大部分の参加者は、FF金利(※)の漸進的な上昇が継続すると予想し、FOMCの再投資政策の変更が年内に適切になる可能性が高いと判断した」と記されています。
(※編集部注:「FF金利」とは、フェデラルファンド金利のことで、FFレートとも呼ばれる。米国の政策金利)
つまりこれから、徐々にではありますが、政策金利が上昇していき、それと同時に、現在、約4兆5000億ドルあるFRB(米連邦準備制度理事会)のバランスシートの縮小開始につながるような政策変更が、年内に行われる可能性が高いと言っているのです。
英語で「テーパリング」と呼ばれているものです。これも金融引き締めですので、普通に考えれば米ドル高に反応するはずです。
事実、瞬間的には米ドル高となりましたが、それも続かず、結局、110円台前半にまで反落する展開となっています。非常に米ドルの上値が重い、という印象だけが残った相場展開でした。
米ドル/円 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)
こうした動きになっている一番の背景は…
米ドル/円が、110円台にまで米ドル安・円高が進んでいるにもかかわらず、投機筋の米ドル/円のポジションは、まだ、かなりのドルロングだということであります。
IMM(国際通貨先物市場)のポジション状況(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移)
その前の週(3月20日~)に比べれば、たしかにその金額は減少しています。しかし、同じ110円台で推移していた2016年の4月、5月は、逆にかなりのドルショートになっていたことと比べると、非常に対照的です。
【参考記事】
●原油価格反転による安定感は一時的。米ドル/円は戻りのメドを慎重に見極めたい(2016年4月21日、今井雅人)
このポジションを見る限り、米ドル/円は、まだ下落の可能性が高いと考えておいた方が良いのではないかと、思ってしまいます。
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
■ADP雇用統計の好結果に反応するも、勢い続かず ちょうど、このことを示唆するような動きが4月5日(水)にありました。
毎月、米雇用統計の前に発表される、民間会社が調査しているADP雇用統計の結果が発表されました。
3月分に関して、予想では前月比18.5万人の増加であったところが、26.3万人の増加という結果となり、米ドル/円も、一時111.50円近辺にまで急騰。しかし、その勢いはまったく長続きせずに反落しています。
■FOMC議事録後も、米ドルの上値は重たかった そして、その後、日本時間の未明、0.25%の利上げを実施した時のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録(3月14日-15日分)が発表されました。
そこでは、「大部分の参加者は、FF金利(※)の漸進的な上昇が継続すると予想し、FOMCの再投資政策の変更が年内に適切になる可能性が高いと判断した」と記されています。
(※編集部注:「FF金利」とは、フェデラルファンド金利のことで、FFレートとも呼ばれる。米国の政策金利)
つまりこれから、徐々にではありますが、政策金利が上昇していき、それと同時に、現在、約4兆5000億ドルあるFRB(米連邦準備制度理事会)のバランスシートの縮小開始につながるような政策変更が、年内に行われる可能性が高いと言っているのです。
英語で「テーパリング」と呼ばれているものです。これも金融引き締めですので、普通に考えれば米ドル高に反応するはずです。
事実、瞬間的には米ドル高となりましたが、それも続かず、結局、110円台前半にまで反落する展開となっています。非常に米ドルの上値が重い、という印象だけが残った相場展開でした。
米ドル/円 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)
こうした動きになっている一番の背景は…
「買いシグナル」点灯も上値は限定的だった ユーロ/円、やっぱり下落トレンド継続!?
■ユーロ/円は週足でダブル・ボトムのネックラインを上抜け 今回はユーロ/円の分析を行なう。まずは、週足チャートをご覧いただきたい。週足チャートに「94.00円-112.00円のボックス相場」(赤の破線)を表示した。
ユーロ/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ユーロ/円は、この「94.00円-112.00円のボックス相場」の上限を抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。いわゆる「ダブル・ボトム」を作り、その上限(ネック・ライン)を上抜けして「買いシグナル」を発した、と言える。
ユーロ/円の上昇は、大局で見れば、当初はサポート・ライン(1)「ピンクの破線」に従っていた、と考える。
そしてユーロ/円は、139円台ミドルを上に抜けた時点で、2009年の高値を更新した。2009年の高値を更新したことで、「買いシグナル」を発した、と考える。
この「買いシグナル」に従い、ユーロ/円は上昇して、高値145円台をつけている。
■149.75-80円水準の高値をつけた後は下落に転じる この高値(145円台)をつけてからのユーロ/円は、調整局面を迎えて、サポート・ライン(1)「ピンクの破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。
そして、「紫の破線」で示したボックス相場を形成した、と考える。
ユーロ/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「紫の破線」の上限は145円台ミドル、下限は134.00円、と考える。
2014年10月31日(金)に、日銀が追加の金融緩和策を発表したことを材料に、ユーロ/円が急騰した。
ユーロ/円は、ボックス相場「紫の破線」の上限(145円台ミドル)を上に抜けて、この時点での最高値を更新して「買いシグナル」を発した、と考える。
この「買いシグナル」に従い、上昇して、149.75-80円水準の高値をつけている。
ユーロ/円が、高値を更新したので、サポート・ライン(2)「ピンクの破線」を表示した。
ユーロ/円は149.75-80円水準の高値をつけてから、下落に転じている。それで、「緑の破線」で示したボックス相場を形成していると考えた。
ユーロ/円は急落してサポート・ライン(2)「ピンクの破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。
■売りシグナル点灯後、特殊な状況の影響で反発 そして、134.00円を割り込んだので、ボックス相場「緑の破線」を下にブレイクし、さらなる「売りシグナル」を発した、と考える。「134.00円を下に抜けた」ということは、「新安値を更新した」ということなので、当然に「売りシグナル」だ。
ユーロ/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場のセオリーは、「ボックス相場の下限を割り込む場合は、下限から、その値幅分下落する」である。
つまり、下限は134.00円近辺、ボックス相場の値幅は16円だから、ターゲットは118.00円近辺になる。「緑の破線(両端矢印)」で表示しているのが、その値幅だ。
週足チャートを見てのとおりに、上述のターゲットは、ほぼ達成した。
ユーロ/円は、134.00円を割り込んで発せられた「売りシグナル」に従い、
130円台前半(安値は130.10-15円水準)にまで急落したが、いったんそこから反発している。
この反発で、136円台の戻り高値をつけたが、再度急落して、今度は130.00円を割り込み、新値を更新した。
ユーロ/円は、126.00円近辺に急落したが、126.00円近辺から、反転急騰している。
2015年のゴールデン・ウィークの直前あたりからは、ポジション調整による「ユーロの買戻し」が出ていた、と考える。
2015年のゴールデン・ウィークが始まると、市場参加者が極端に少ない中で、スパイラルに急上昇した、と考える。
ユーロ/円が上昇を続けたので、サポート・ライン(3)「ピンクの破線」を表示した。
このサポート・ライン(3)「ピンクの破線」がこのサポート・ライン(3)「ピンクの破線」が、有効な間は、(=このラインを割り込まない場合は、)ユーロ/円が、高値圏での保ち合いを続けている、と判断した。
この時点でのユーロ/円は、ボックス相場「青の破線」を形成した、と考える。
ユーロ/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「青の破線」の上限は141.00円近辺、下限は126.00円近辺、と考える。
そして、週足チャートを見てのとおりに、ユーロ/円はこのサポート・ライン(3)「ピンクの破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。
2016年1月29日(金)の日銀政策決定会合で…
ユーロ/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ユーロ/円は、この「94.00円-112.00円のボックス相場」の上限を抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。いわゆる「ダブル・ボトム」を作り、その上限(ネック・ライン)を上抜けして「買いシグナル」を発した、と言える。
ユーロ/円の上昇は、大局で見れば、当初はサポート・ライン(1)「ピンクの破線」に従っていた、と考える。
そしてユーロ/円は、139円台ミドルを上に抜けた時点で、2009年の高値を更新した。2009年の高値を更新したことで、「買いシグナル」を発した、と考える。
この「買いシグナル」に従い、ユーロ/円は上昇して、高値145円台をつけている。
■149.75-80円水準の高値をつけた後は下落に転じる この高値(145円台)をつけてからのユーロ/円は、調整局面を迎えて、サポート・ライン(1)「ピンクの破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。
そして、「紫の破線」で示したボックス相場を形成した、と考える。
ユーロ/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「紫の破線」の上限は145円台ミドル、下限は134.00円、と考える。
2014年10月31日(金)に、日銀が追加の金融緩和策を発表したことを材料に、ユーロ/円が急騰した。
ユーロ/円は、ボックス相場「紫の破線」の上限(145円台ミドル)を上に抜けて、この時点での最高値を更新して「買いシグナル」を発した、と考える。
この「買いシグナル」に従い、上昇して、149.75-80円水準の高値をつけている。
ユーロ/円が、高値を更新したので、サポート・ライン(2)「ピンクの破線」を表示した。
ユーロ/円は149.75-80円水準の高値をつけてから、下落に転じている。それで、「緑の破線」で示したボックス相場を形成していると考えた。
ユーロ/円は急落してサポート・ライン(2)「ピンクの破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。
■売りシグナル点灯後、特殊な状況の影響で反発 そして、134.00円を割り込んだので、ボックス相場「緑の破線」を下にブレイクし、さらなる「売りシグナル」を発した、と考える。「134.00円を下に抜けた」ということは、「新安値を更新した」ということなので、当然に「売りシグナル」だ。
ユーロ/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場のセオリーは、「ボックス相場の下限を割り込む場合は、下限から、その値幅分下落する」である。
つまり、下限は134.00円近辺、ボックス相場の値幅は16円だから、ターゲットは118.00円近辺になる。「緑の破線(両端矢印)」で表示しているのが、その値幅だ。
週足チャートを見てのとおりに、上述のターゲットは、ほぼ達成した。
ユーロ/円は、134.00円を割り込んで発せられた「売りシグナル」に従い、
130円台前半(安値は130.10-15円水準)にまで急落したが、いったんそこから反発している。
この反発で、136円台の戻り高値をつけたが、再度急落して、今度は130.00円を割り込み、新値を更新した。
ユーロ/円は、126.00円近辺に急落したが、126.00円近辺から、反転急騰している。
2015年のゴールデン・ウィークの直前あたりからは、ポジション調整による「ユーロの買戻し」が出ていた、と考える。
2015年のゴールデン・ウィークが始まると、市場参加者が極端に少ない中で、スパイラルに急上昇した、と考える。
ユーロ/円が上昇を続けたので、サポート・ライン(3)「ピンクの破線」を表示した。
このサポート・ライン(3)「ピンクの破線」がこのサポート・ライン(3)「ピンクの破線」が、有効な間は、(=このラインを割り込まない場合は、)ユーロ/円が、高値圏での保ち合いを続けている、と判断した。
この時点でのユーロ/円は、ボックス相場「青の破線」を形成した、と考える。
ユーロ/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「青の破線」の上限は141.00円近辺、下限は126.00円近辺、と考える。
そして、週足チャートを見てのとおりに、ユーロ/円はこのサポート・ライン(3)「ピンクの破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。
2016年1月29日(金)の日銀政策決定会合で…