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今夜の注目材料は? ブログ

今夜の注目材料は?

東京市場のドル/円は、昨日までの円安の流れが一服する中、日経平均が一時2万円の大台を割ると111.70円台まで下落しています。欧米市場に入るに注目イベントを確認しておきましょう。

6/30(金)
16:55  6月独雇用統計
17:30  1-3月期英GDP・確報値
17:30  1-3月期英経常収支
18:00☆6月ユーロ圏消費者物価指数・速報値
19:30  ラウテンシュレーガーECB理事、講演
21:00  5月南アフリカ貿易収支
21:30  5月米個人所得
21:30  5月米個人消費支出(PCE)
21:30☆5月米コアPCEデフレーター
21:30☆4月カナダGDP
21:30  5月カナダ鉱工業製品価格
21:30  5月カナダ原料価格指数
22:45☆6月米シカゴ購買部協会景気指数
23:00  6月米ミシガン大消費者信頼感指数・確報値
※☆は特に注目の材料

米国の金利正常化ペースが「経済データ次第」とされる中、本日は5月コアPCEデフレーターに注目です。事前予想は前年比+1.4%と前月(+1.5%)と比べわずかながら伸びが鈍化すると見られています。

また、ユーロ圏で6月消費者物価指数・速報値の発表が予定されています。事前予想は前年比+1.2%と、こちらも前月(+1.4%)から伸びの鈍化が見込まれています。
今日のテクニカル見通し:南アフリカランド/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:南アフリカランド/円

ランド/円相場は、先月25日に8.715円まで値を上げるも、その後は同水準で伸び悩み。一方、足元で75日線がサポートとなっているほか、昨年6月安値6.271円と今年4月安値7.895円を結ぶサポートラインもあり、下値も堅そうです。ボリンジャーバンドの上下の幅も狭くなっており、現状は次の動きを待つ展開が続いています。目先は8.70円台とサポートラインの、どちらをブレイクするか注目です。


(上記ランド/円日足の外貨ネクストネオのチャートは6/30の11:10現在)

○上値目処について
まずは、冒頭で触れた8.70円レベルの攻防に注目です。ちょうどボリンジャーバンド+2シグマもこのあたりにあり、バンド上限を押し上げるローソク足が出現するようならば、上昇トレンドに入る可能性があります。このゾーンは目標値に乏しいため、目先的には3/21高値(8.963円)を試すことになると見ます。

○下値目処について
日足や週足の一目均衡表では、8.40円台に複数の目標値があり、注目されます。この水準にはボリンジャーバンド-2シグマ(8.481円)や75日線(8.453円)もあり、割れると下値余地が拡大する公算です。すぐ下にある昨年6月と今年4月安値の安値を結ぶサポートライン(8.352円)でも下げ泊まらない場合、200日線(8.264円)に向けた一段安もあるでしょう。

○上値目処
8.593円(20日線)
8.627円(6日線)
8.706円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
8.715円(5/25高値)
8.963円(3/21高値)
9.050円(14年11月高値10.804円-16年1月安値6.213円の下げ幅61.8%戻し)
9.162円(15年9月高値)

○下値目処
8.532円(日足の一目均衡表の基準線)
8.515円(26週線)
8.481円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
8.453円(75日線)
8.435円(13週線)
8.429円(3/20高値8.963円-4/11安値7.895円の下げ幅1/2戻し)
8.429円(日足の一目均衡表の雲上限、週足の一目均衡表の基準線)
8.416円(日足の一目均衡表の雲下限、週足の一目均衡表の転換線)
8.352円(昨年6月安値6.271円と今年4月安値7.895円を結ぶサポートライン)
8.297円(2/8安値)
8.264円(200日線)
8.258円(月足の一目均衡表の基準線)
8.111円(日足の一目均衡表の転換線)
8.055円(月足の一目均衡表の転換線)
8.039円(52週線)
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/30 金) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/30 金)

 ----------6/29ドル円相場概況--------------------- OP 112.272HI 112.926LO 111.814CL 112.162 東京市場は 、112.40円台まで買いが先行するも戻り売りに押されて伸び悩んだ。それでも112.10円台は維持するなど下値も堅かった。欧州市場は欧州債利回りの上昇に触発されて米債利回りも上昇する中、低金利の円を売る動きが再燃。112.50円の抵抗を突破して112.70円台まで上昇した。NY市場でもGDPの上方修正を受けて112.926円まで上値を伸ばしたが、小高く始まった米国株が下落に転じるとムードが一変。NYダウが250ドル安まで売り込まれる中、円売りの巻き戻しが活発化して一気に112円を割り込んだ。ストップロスを巻き込みながら111.814円まで下げた後は、株価とともに戻り歩調となり112.10円台で取引を終えた。 -----------6/29主な出来事---------------------------- 18:41 ホールデン英MPC委員「生活費の上昇を抑制するため、利上げの可能性を真剣に検討する必要がある」 21:00 (独) 6月消費者物価指数・速報 (前年比) +1.6%前回+1.5% 予想+1.4%  21:30 (米) 新規失業保険申請件数 24.4万件前回24.1万件→24.2万件前回24.0万件   21:30 (米) 1-3月期GDP・確報 (前期比年率) +1.4%前回+1.2% 予想+1.2%  (米) 1-3月期個人消費・確報 (前期比年率) +1.1%前回+0.6%予想+0.6%    ------------6/29株式・債券・商品----------------------
  ---------6/30きょうの注目材料------------------------- <国内>08:30    5月完全失業率08:30    5月全国消費者物価指数08:30    6月東京都区部消費者物価指数08:50    5月鉱工業生産速報14:00    5月新設住宅着工戸数19:00    外国為替平衡操作の実施状況(介入実績) <海外>07:45    5月NZ住宅建設許可件数08:01    6月英Gfk消費者信頼感指数10:00    6月中国製造業PMI15:00    5月独小売売上高指数15:00    5月南アフリカマネーサプライM315:45    6月仏消費者物価指数・速報値15:45    5月仏生産者物価指数16:00    6月スイスKOF景気先行指数16:55    6月独雇用統計17:30    1-3月期英GDP確定値17:30    1-3月期英経常収支18:00    6月ユーロ圏消費者物価指数・速報値19:30    ラウテンシュレーガーECB専務理事、講演21:00    5月南アフリカ貿易収支21:30    5月米個人消費支出(PCE)21:30    5月米個人所得21:30    5月米PCEコアデフレータ21:30    4月カナダGDP21:30    5月カナダ鉱工業製品価格21:30    5月カナダ原料価格指数22:45    6月米シカゴPMI23:00    6月米ミシガン大消費者信頼感指数・確報値 --------6/30きょうのひとこと------------------------- 欧米金利の上昇を背景に「円キャリートレード」復活!などと囃されて1ヵ月半ぶりの113円台目前まで上昇したドル円でしたが、欧米株が(金利上昇を嫌気して?)下げると112円割れへと急反落する事になりました。円キャリーに腰が入っていなかったと言えばそれまでですが、リスク許容度の低下に極めて脆いというキャリートレードの弱みが露呈した格好でもあります。アゲアゲモードが一服したきょうの動きが重要になりそうです。 本日もよろしくお願いいたします。    
機関投資家が円キャリートレードで勝負!? 急速な円安。注意しつつ流れに乗りたい ブログ

機関投資家が円キャリートレードで勝負!? 急速な円安。注意しつつ流れに乗りたい

■米国への諦め… 米ドル上昇に期待できない 今年(2017年)は、ヘッジファンドなどの機関投資家の運用成績が不調のようで、連日、「解約続出」や「リストラ」などといったニュースを目にします。

 そんな状況の中、彼らも利益を上げるチャンスがないか、ずっと模索を続けてきました。そして今、1つの手法に傾いているようです。それは「円キャリートレード」(※)です。


(※編集部注:「円キャリートレード」とは、一般的に金利が非常に低い円で資金を調達し、それを相対的に金利の高い外貨に替えて運用する手法のことをいう)

 その背景には、米国への諦めがあります。米国は今年(2017年)に入って2度の利上げを実施しました。しかし、長期金利が上昇していかないのは、以前のコラムで紹介したとおりです。

【参考記事】

●ドル高にならないのは長期金利が原因! 利上げでも米国債が買われる理由は?(6月22日、今井雅人)

●タカ派印象のFOMCなのに…ドル高ならず! 金利頼みの米ドル/円は、動きにくくなるか(6月15日、今井雅人)

米長期金利(米10年債利回り) 日足(出所:Bloomberg)

 そんな状況なので、米ドルの上昇にもあまり期待できなくなってきました。

米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)

■米国以外の先進国で引き締め期待が高まる その一方で、米国以外の国で金融政策に動きが出てきています。

 まずはカナダです。BOC(カナダ銀行[カナダの中央銀行])のウィルキンス上級副総裁は6月12日(月)に、「国内経済が成長を続ける中で、政策金利を過去最低水準で維持するかどうかについて検討する」と発言しました。

 つまり、景気が良くなってきたので、少し金利を上げていったほうがいいかもしれないという認識を示したわけです。

加ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:加ドル/円 4時間足)

 また、ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁は6月27日(火)、「ユーロ圏経済のリフレーションで金融姿勢を引き締めずに非従来型の措置を引き揚げる余地が生じている」と発言しました。

 これによって、欧州各国の長期金利が急上昇しています。

独長期金利(独10年債利回り) 1時間足(出所:Bloomberg)

 そして、6月28日(水)には英国でも、BOE(イングランド銀行[英国の中央銀行])のカーニー総裁から、金融緩和策の縮小に向けた発言がありました。

【参考記事】

●経済不振なのに利上げ!? それは短期的には通貨の買い材料だが、中期的には売り材料(6月27日、バカラ村)

●2017年内は英利上げなしと思った方がよい。英国発のブラックスワンを再度警戒!(6月23日、陳満咲杜)

英ポンド/米ドル 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/米ドル 1時間足)

 米国だけでなく、その他の先進国からも金融引き締め政策への転換を意識させる発言が出てきているということです。


 その一方、日本だけは…
機関投資家が円キャリートレードで勝負!? 急速な円安。注意しつつ流れに乗りたい ブログ

機関投資家が円キャリートレードで勝負!? 急速な円安。注意しつつ流れに乗りたい

■米国への諦め… 米ドル上昇に期待できない 今年(2017年)は、ヘッジファンドなどの機関投資家の運用成績が不調のようで、連日、「解約続出」や「リストラ」などといったニュースを目にします。

 そんな状況の中、彼らも利益を上げるチャンスがないか、ずっと模索を続けてきました。そして今、1つの手法に傾いているようです。それは「円キャリートレード」(※)です。


(※編集部注:「円キャリートレード」とは、一般的に金利が非常に低い円で資金を調達し、それを相対的に金利の高い外貨に替えて運用する手法のことをいう)

 その背景には、米国への諦めがあります。米国は今年(2017年)に入って2度の利上げを実施しました。しかし、長期金利が上昇していかないのは、以前のコラムで紹介したとおりです。

【参考記事】

●ドル高にならないのは長期金利が原因! 利上げでも米国債が買われる理由は?(6月22日、今井雅人)

●タカ派印象のFOMCなのに…ドル高ならず! 金利頼みの米ドル/円は、動きにくくなるか(6月15日、今井雅人)

米長期金利(米10年債利回り) 日足(出所:Bloomberg)

 そんな状況なので、米ドルの上昇にもあまり期待できなくなってきました。

米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)

■米国以外の先進国で引き締め期待が高まる その一方で、米国以外の国で金融政策に動きが出てきています。

 まずはカナダです。BOC(カナダ銀行[カナダの中央銀行])のウィルキンス上級副総裁は6月12日(月)に、「国内経済が成長を続ける中で、政策金利を過去最低水準で維持するかどうかについて検討する」と発言しました。

 つまり、景気が良くなってきたので、少し金利を上げていったほうがいいかもしれないという認識を示したわけです。

加ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:加ドル/円 4時間足)

 また、ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁は6月27日(火)、「ユーロ圏経済のリフレーションで金融姿勢を引き締めずに非従来型の措置を引き揚げる余地が生じている」と発言しました。

 これによって、欧州各国の長期金利が急上昇しています。

独長期金利(独10年債利回り) 1時間足(出所:Bloomberg)

 そして、6月28日(水)には英国でも、BOE(イングランド銀行[英国の中央銀行])のカーニー総裁から、金融緩和策の縮小に向けた発言がありました。

【参考記事】

●経済不振なのに利上げ!? それは短期的には通貨の買い材料だが、中期的には売り材料(6月27日、バカラ村)

●2017年内は英利上げなしと思った方がよい。英国発のブラックスワンを再度警戒!(6月23日、陳満咲杜)

英ポンド/米ドル 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/米ドル 1時間足)

 米国だけでなく、その他の先進国からも金融引き締め政策への転換を意識させる発言が出てきているということです。


 その一方、日本だけは…
強烈なレジスタンス突破したユーロ/円は 135円へ! ドラギ総裁発言でユーロ急騰! ブログ

強烈なレジスタンス突破したユーロ/円は 135円へ! ドラギ総裁発言でユーロ急騰!

■ユーロ/円の上昇が米ドル/円を押し上げ みなさん、こんにちは。

 前回のコラムでご紹介させていただいた、米ドル/円の6カ月サイクル。

 このサイクル通り、6月14日(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)前後に、108.83円に到達し底値を確認した米ドル/円は、その後、じり高で推移しました。

【参考記事】

●米ドル/円は半年サイクルでトレンド転換! FOMCきっかけの米ドル高は継続か?(6月22日、西原宏一)

 ただ、米ドル/円は底堅いものの、なかなか節目である112円を上抜けられなかったのですが、ついにそのレジスタンスを突破。

米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)

 そのレジスタンスを超えるきっかけとなったのが、ユーロ/円、英ポンド/円を筆頭とするクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)の上昇。

 特に強烈なレジスタンスだった126.00円をブレイクし、本稿執筆時点で

128円台まで急騰しているユーロ/円が米ドル/円を押し上げています。

ユーロ/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 日足)

■ドラギ総裁の発言で、ユーロ/円は急騰 では、何がユーロ/円を急騰させているのか?

 ユーロ円を急騰させたのが、ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁のコメント。

 6月27日(火)にドラギ総裁は「デフレ圧力はリフレ(※)に変わった」とコメント。

(※編集部注:「リフレ」とは、デフレからは脱したが、まだインフレにはなっていない状態のこと)

 呼応して、独国債利回りは急上昇 、ユーロ/米ドルも節目の1.1300ドルを超えて大幅に上昇しました。

独長期金利(独10年物国債利回り) 日足(出所:Bloomberg)

ユーロ/米ドル 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)

 米ドル/円が6カ月サイクルに入っているため、ユーロ/米ドルの上昇は、ユーロ/円の急騰につながります。

 結果、ユーロ/円は重要なレジスタンスだった126.00円をあっさりブレイクし、本稿執筆時点では、128円台まで急騰しています。

 ここで、6月27日(火)のドラギ総裁のコメントを確認すると「Deflationary forces have been replaced by reflationaryones=デフレ圧力はリフレ圧力に置き換わった」とコメントしています。

 5月25日(木)の当コラムでマーケットのコンセンサスを…
強烈なレジスタンス突破したユーロ/円は 135円へ! ドラギ総裁発言でユーロ急騰! ブログ

強烈なレジスタンス突破したユーロ/円は 135円へ! ドラギ総裁発言でユーロ急騰!

■ユーロ/円の上昇が米ドル/円を押し上げ みなさん、こんにちは。

 前回のコラムでご紹介させていただいた、米ドル/円の6カ月サイクル。

 このサイクル通り、6月14日(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)前後に、108.83円に到達し底値を確認した米ドル/円は、その後、じり高で推移しました。

【参考記事】

●米ドル/円は半年サイクルでトレンド転換! FOMCきっかけの米ドル高は継続か?(6月22日、西原宏一)

 ただ、米ドル/円は底堅いものの、なかなか節目である112円を上抜けられなかったのですが、ついにそのレジスタンスを突破。

米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)

 そのレジスタンスを超えるきっかけとなったのが、ユーロ/円、英ポンド/円を筆頭とするクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)の上昇。

 特に強烈なレジスタンスだった126.00円をブレイクし、本稿執筆時点で128円台まで急騰しているユーロ/円が米ドル/円を押し上げています。

ユーロ/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 日足)

■ドラギ総裁の発言で、ユーロ/円は急騰 では、何がユーロ/円を急騰させているのか?

 ユーロ円を急騰させたのが、ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁のコメント。

 6月27日(火)にドラギ総裁は「デフレ圧力はリフレ(※)に変わった」とコメント。

(※編集部注:「リフレ」とは、デフレからは脱したが、まだインフレにはなっていない状態のこと)

 呼応して、独国債利回りは急上昇 、ユーロ/米ドルも節目の1.1300ドルを超えて大幅に上昇しました。

独長期金利(独10年物国債利回り) 日足(出所:Bloomberg)

ユーロ/米ドル 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)

 米ドル/円が6カ月サイクルに入っているため、ユーロ/米ドルの上昇は、ユーロ/円の急騰につながります。

 結果、ユーロ/円は重要なレジスタンスだった126.00円をあっさりブレイクし、本稿執筆時点では、128円台まで急騰しています。

 ここで、6月27日(火)のドラギ総裁のコメントを確認すると「Deflationary forces have been replaced by reflationary ones=デフレ圧力はリフレ圧力に置き換わった」とコメントしています。

 5月25日(木)の当コラムでマーケットのコンセンサスを…
カナダ/円、7月利上げ観測が急浮上 ブログ

カナダ/円、7月利上げ観測が急浮上

今月12日のウィルキンス加中銀(BOC)副総裁を始めとしてBOC要人からタカ派的発言が相次ぐ中、28日にポロズ総裁とパターソンBOC副総裁が「2年前の利下げにより原油価格の下落の影響をやり過ごすことができた」とし、「カナダ経済は最悪期を脱した」と指摘したことで、来月12日のBOC理事会での利上げ観測が急速に高まっています。金利先物市場では、来月の利上げ確率は27日の38%から68%に急上昇しています。


(上記カナダ/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは6/29の16:57現在)

カナダ/円は一連の動きに添う形で堅調に推移すると、28日に2月以来約4ヶ月ぶり高値となる86.323円まで上昇して、昨年12月高値(88.916円)と今年1月高値(88.650円)を結ぶレジスタンスラインに迫りました。こうした中、昨日の上伸を阻んだレジスタンスライン(本日は86.605円)を突破するようならば、昨年12月高値まで上値余地が拡大するでしょう。