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FXで勝つには「●●」 ここの認識が「一生勝てない」か「いつかは勝てるか」の分かれ道 ブログ

FXで勝つには「●●」 ここの認識が「一生勝てない」か「いつかは勝てるか」の分かれ道

私は大学卒業後証券会社に勤めました。大手証券ではなく兜町というところにしか支店がないような地場の証券会社です。この証券会社を選んだのは正解でした。給料は大手証券の3分の2くらいなのですが、その分ノルマもなく勉強する時間と心の余裕があったからです。時間と心の余裕があることで、お客様をじっくりと観察することもでき、「なぜこの人は勝てないのか?」とか「この人が勝てたのはただの運か・実力か?」なんてことを考えながら見ることができました。その姿勢は今も変わりません。そんな経験から、言えることがあります。FXで勝つには「●●」、この中に何の感じが入るかでその人のこれからの投資成績がわかる。つまり「一生勝てない投資家で終わる」か「いつかは勝てる投資家になれる」かが決まるということです。今回は、これについて書かせていただきます。
VIX指数の魅力と恐怖 CFD取引「米国VI」研究 ブログ

VIX指数の魅力と恐怖 CFD取引「米国VI」研究

VIX指数は、S&P500を対象とするオプション取引のボラティリティを元に算出・公表している指数です。数値が高いほど投資家が相場の先行きに不透明感を持っているとされます。別名恐怖指数とも呼ばれていて、相場が荒れるときに暴騰する傾向があります。CFD取引で売買することが可能で、魅力的な特徴を持っているので、いずれ今後売買対象としたいと思っています。ここで、定期的に記事を追加しながら戦略を練っていきます。GMOクリック証券CFD取引に私が魅了される理由
ECBのQE縮小を織込み急騰のユーロ/ドル、 1.18ドル台半ばを明確に上抜けるかに注目 ブログ

ECBのQE縮小を織込み急騰のユーロ/ドル、 1.18ドル台半ばを明確に上抜けるかに注目

■ユーロ/米ドルの月足チャートを分析 今回は、ユーロ/米ドルの分析を行なう。まずは、月足チャートをご覧いただきたい。

ユーロ/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 相場を振り返る。

 2012年半ばころから、2014年半ばころまでの上昇は、サポート・ライン「緑の破線」に従っていた、と考える。

 ユーロ/米ドルは、このサポート・ライン「緑の破線」を割り込んだ。

 このサポート・ライン「緑の破線」を割り込んだ時点で、まず、「売りシグナル」を発した、と考える。

 長期のサポート・ライン「赤の破線」を表示した。

 月足チャートを見てのとおりに、ユーロ/米ドルはこの長期のサポート・ライン「赤の破線」を割り込み、その時点でさらなる「売りシグナル」を発した、と考える。

■2008年以降は月足でウェッジを形成 長期のレジスタンス・ライン「紫の破線」を表示した。

ユーロ/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 2008年以降のユーロ/米ドルが、下落トレンド(下落傾向)にあることを示している、と考える。

 1.18ドル台に「紫の破線」で水平線を表示した。

 これらの2本の「紫の破線」に注目すると、ユーロ/米ドルは、「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成した、と考える。

 2015年1月の値動きで、重要なチャート・ポイント1.2000ドルを割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

 そして、1.18ドル台の水平線「紫の破線」を、割り込み、「三角保ち合い(ウェッジ)」を下に抜けて、さらなる「売りシグナル」を発した、と考える。

 この1.18ドル台ミドルを割り込んで発せられた「売りシグナル」に従い、ユーロ/米ドルは、1.04ドル台ミドル(1.0460-65水準)の安値を付けた。

 1.04ドル台からは、1.17ドル台に大きく反発(上昇)した。

 しかし、1.17ドル台からは、再び下落に転じている。

 ユーロ/米ドルは、1.17ドル台から1.05ドル台に下落したが、1.05ドル台から1.16ドル台にまで再度、上昇している。

■直近の「売りシグナル」はフェイルになり、反発上昇 月足チャートに1.04ドル台ミドルの水平線「ピンクの破線」を表示した。

ユーロ/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 昨年末(2016年12月中旬)の値動きで、従来の最安値である1.04ドル台ミドル(1.0460-65ドル水準)を下に抜けた。

 最安値の更新で、「売りシグナル」を発した、と考える。

 しかし、最安値を更新して、1.03ドル台ミドル(1.0350ドル)も割り込んだが、その後、大きく反発上昇しているので、この「売りシグナル」は、フェイル(失敗)と考える。

 1.0350ドル割れの安値から反発(上昇)して、一番右のレジスタンス・ライン「緑の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 1.17ドル台の高値を上に抜けるまでは、この一番右のレジスタンス・ライン「緑の破線」の傾きを緩やかにして、下落トレンドが持続している、と考えることも可能でしたが、先週の値動きで、1.17ドル台の高値を更新した。

 それで、レジスタンス・ライン「緑の破線」を上に抜けた時点で、「買いシグナル」を発したことを確認した、と考える。

 1.17ドル台の高値を更新したので、トレンド転換を考える必要がある、と考える。

 この上には、1.18ドル台ミドル、1.2000ドルと、チャート・ポイント(重要な節目)があるが、上昇トレンドに転換したのならば、それらを意識する必要がある。

 まずは、「1.18ドル台ミドルを上に抜けるのか、否か?」に、注目している。

■ヘッド&ショルダー完成による下落局面が終了した? 続いて、別のラインなどを表示したもう1つの月足チャートをご覧いただきたい。ユーロ/米ドルの中長期のチャートの形状から、「ヘッド&ショルダー(※)」を考えていた。

(※編集部注:「ヘッド&ショルダー」はチャートのパターンの1つで、天井を示す典型的な形とされている。典型的なものは3つの山がある形で、これを人の頭と両肩に見立てて「ヘッド&ショルダー」と呼び、仏像が3体並んでいるように見えるため「三尊」と呼ぶこともある)

ユーロ/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 当初は、3つの山で「ヘッド&ショルダー」を想定したのだが、3つの山では「ヘッド&ショルダー」を完成せずに、1.20ドル台から1.4000ドル近辺まで上昇した。

 しかし、1.4000ドル近辺から反転下落し、4つ目の山を作った、と考える。

 そして、1.2000ドル近辺(正確には、1.18ドル台ミドル)のネック・ラインを下に抜けて、4つの山の「ヘッド&ショルダー」を完成した、と考える。

 ネック・ライン(1.18ドル台ミドルの水平線)「紫の破線」を割り込んだ時点で、「ヘッド&ショルダー」を完成させて、「売りシグナル」を発した、と考える。

 「ヘッド&ショルダー」の形状を「ピンクの破線」で表示している。

 この「ヘッド&ショルダー」に着目して、その値幅が最大になる場合のターゲットを「茶色の破線(両端矢印)」で示している。

 その場合のターゲットは、週足チャートを見てのとおりに、0.8000ドル近辺になる。

一番右の低い山に注目すると、その値幅は約2000ポイントだ。

 今回の安値は、1.0350ドル近辺だから、ネック・ライン(=1.18ドル台ミドル)から、2000ポイント下のターゲットを達成できなかった、と考える。

 ユーロ/米ドルは、「ヘッド&ショルダー」を完成したが、先週(7月24日~)、1.17ドル台の高値を上に抜けたことで、上述の「ヘッド&ショルダー」によるユーロ/米ドルの下落局面が、終了した可能性が出てきた。

■週足では「窓」を開けて急落し、「売りシグナル」を発していた 次に、週足チャートを覧いただきたい。ユーロ/米ドルは、1.2000ドルを割り込んだ時点で、「窓(Gap)」を開けて、「売りシグナル」を発した、と考える。

ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 そして、1.18ドル台ミドルの水平線「赤の破線」を割り込み、従来の安値を更新して、「売りシグナル」を発した、と考える。

 レジスタンス・ライン「ピンクの破線」を表示した。

 このレジスタンス・ライン「ピンクの破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 ユーロ/米ドルは、週足チャートに「緑の破線」で示したボックス相場を形成した、と考える。

ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ボックス相場「緑の破線」の上限は1.17ドル台前半程度、下限は1.0350ドル近辺、と考える。

 チャートの形状を見ると、ボックス相場「緑の破線」の上限(1.17ドル台前半程度)が、レジスタンス(上値抵抗)だ。

 このレジスタンス(上値抵抗)を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 さらに、1.18ドル台ミドルを上に抜ける場合は、トレンド転換が起こり、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換する可能性がある。

 現在のマーケット(相場)は、まさに1.18ドル台ミドル水準にある。

 明確に、上抜けすると、トレンド転換と判断できる。

 ボックス相場「緑の破線」を上に抜けたので、このボックス相場の値幅分(1400ポイント)上昇する可能性がある。

 続いて、日足チャートをご覧いただき…
ECBのQE縮小を織込み急騰のユーロ/ドル、 1.18ドル台半ばを明確に上抜けるかに注目 ブログ

ECBのQE縮小を織込み急騰のユーロ/ドル、 1.18ドル台半ばを明確に上抜けるかに注目

■ユーロ/米ドルの月足チャートを分析 今回は、ユーロ/米ドルの分析を行なう。まずは、月足チャートをご覧いただきたい。

ユーロ/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 相場を振り返る。

 2012年半ばころから、2014年半ばころまでの上昇は、サポート・ライン「緑の破線」に従っていた、と考える。

 ユーロ/米ドルは、このサポート・ライン「緑の破線」を割り込んだ。

 このサポート・ライン「緑の破線」を割り込んだ時点で、まず、「売りシグナル」を発した、と考える。

 長期のサポート・ライン「赤の破線」を表示した。

 月足チャートを見てのとおりに、ユーロ/米ドルはこの長期のサポート・ライン「赤の破線」を割り込み、その時点でさらなる「売りシグナル」を発した、と考える。

■2008年以降は月足でウェッジを形成 長期のレジスタンス・ライン「紫の破線」を表示した。

ユーロ/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 2008年以降のユーロ/米ドルが、下落トレンド(下落傾向)にあることを示している、と考える。

 1.18ドル台に「紫の破線」で水平線を表示した。

 これらの2本の「紫の破線」に注目すると、ユーロ/米ドルは、「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成した、と考える。

 2015年1月の値動きで、重要なチャート・ポイント1.2000ドルを割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

 そして、1.18ドル台の水平線「紫の破線」を、割り込み、「三角保ち合い(ウェッジ)」を下に抜けて、さらなる「売りシグナル」を発した、と考える。

 この1.18ドル台ミドルを割り込んで発せられた「売りシグナル」に従い、ユーロ/米ドルは、1.04ドル台ミドル(1.0460-65水準)の安値を付けた。

 1.04ドル台からは、1.17ドル台に大きく反発(上昇)した。

 しかし、1.17ドル台からは、再び下落に転じている。

 ユーロ/米ドルは、1.17ドル台から1.05ドル台に下落したが、1.05ドル台から1.16ドル台にまで再度、上昇している。

■直近の「売りシグナル」はフェイルになり、反発上昇 月足チャートに1.04ドル台ミドルの水平線「ピンクの破線」を表示した。

ユーロ/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 昨年末(2016年12月中旬)の値動きで、従来の最安値である1.04ドル台ミドル(1.0460-65ドル水準)を下に抜けた。

 最安値の更新で、「売りシグナル」を発した、と考える。

 しかし、最安値を更新して、1.03ドル台ミドル(1.0350ドル)も割り込んだが、その後、大きく反発上昇しているので、この「売りシグナル」は、フェイル(失敗)と考える。

 1.0350ドル割れの安値から反発(上昇)して、一番右のレジスタンス・ライン「緑の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 1.17ドル台の高値を上に抜けるまでは、この一番右のレジスタンス・ライン「緑の破線」の傾きを緩やかにして、下落トレンドが持続している、と考えることも可能でしたが、先週の値動きで、1.17ドル台の高値を更新した。

 それで、レジスタンス・ライン「緑の破線」を上に抜けた時点で、「買いシグナル」を発したことを確認した、と考える。

 1.17ドル台の高値を更新したので、トレンド転換を考える必要がある、と考える。

 この上には、1.18ドル台ミドル、1.2000ドルと、チャート・ポイント(重要な節目)があるが、上昇トレンドに転換したのならば、それらを意識する必要がある。

 まずは、「1.18ドル台ミドルを上に抜けるのか、否か?」に、注目している。

■ヘッド&ショルダー完成による下落局面が終了した? 続いて、別のラインなどを表示したもう1つの月足チャートをご覧いただきたい。ユーロ/米ドルの中長期のチャートの形状から、「ヘッド&ショルダー(※)」を考えていた。

(※編集部注:「ヘッド&ショルダー」はチャートのパターンの1つで、天井を示す典型的な形とされている。典型的なものは3つの山がある形で、これを人の頭と両肩に見立てて「ヘッド&ショルダー」と呼び、仏像が3体並んでいるように見えるため「三尊」と呼ぶこともある)

ユーロ/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 当初は、3つの山で「ヘッド&ショルダー」を想定したのだが、3つの山では「ヘッド&ショルダー」を完成せずに、1.20ドル台から1.4000ドル近辺まで上昇した。

 しかし、1.4000ドル近辺から反転下落し、4つ目の山を作った、と考える。

 そして、1.2000ドル近辺(正確には、1.18ドル台ミドル)のネック・ラインを下に抜けて、4つの山の「ヘッド&ショルダー」を完成した、と考える。

 ネック・ライン(1.18ドル台ミドルの水平線)「紫の破線」を割り込んだ時点で、「ヘッド&ショルダー」を完成させて、「売りシグナル」を発した、と考える。

 「ヘッド&ショルダー」の形状を「ピンクの破線」で表示している。

 この「ヘッド&ショルダー」に着目して、その値幅が最大になる場合のターゲットを「茶色の破線(両端矢印)」で示している。

 その場合のターゲットは、週足チャートを見てのとおりに、0.8000ドル近辺になる。

一番右の低い山に注目すると、その値幅は約2000ポイントだ。

 今回の安値は、1.0350ドル近辺だから、ネック・ライン(=1.18ドル台ミドル)から、2000ポイント下のターゲットを達成できなかった、と考える。

 ユーロ/米ドルは、「ヘッド&ショルダー」を完成したが、先週(7月24日~)、1.17ドル台の高値を上に抜けたことで、上述の「ヘッド&ショルダー」によるユーロ/米ドルの下落局面が、終了した可能性が出てきた。

■週足では「窓」を開けて急落し、「売りシグナル」を発していた 次に、週足チャートを覧いただきたい。ユーロ/米ドルは、1.2000ドルを割り込んだ時点で、「窓(Gap)」を開けて、「売りシグナル」を発した、と考える。

ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 そして、1.18ドル台ミドルの水平線「赤の破線」を割り込み、従来の安値を更新して、「売りシグナル」を発した、と考える。

 レジスタンス・ライン「ピンクの破線」を表示した。

 このレジスタンス・ライン「ピンクの破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 ユーロ/米ドルは、週足チャートに「緑の破線」で示したボックス相場を形成した、と考える。

ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ボックス相場「緑の破線」の上限は1.17ドル台前半程度、下限は1.0350ドル近辺、と考える。

 チャートの形状を見ると、ボックス相場「緑の破線」の上限(1.17ドル台前半程度)が、レジスタンス(上値抵抗)だ。

 このレジスタンス(上値抵抗)を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 さらに、1.18ドル台ミドルを上に抜ける場合は、トレンド転換が起こり、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換する可能性がある。

 現在のマーケット(相場)は、まさに1.18ドル台ミドル水準にある。

 明確に、上抜けすると、トレンド転換と判断できる。

 ボックス相場「緑の破線」を上に抜けたので、このボックス相場の値幅分(1400ポイント)上昇する可能性がある。

 続いて、日足チャートをご覧いただき…
サヤの動きと損益の仕組み NYダウ サヤ取り編 ブログ

サヤの動きと損益の仕組み NYダウ サヤ取り編

私のNYダウ売買は、日経225とのサヤ取りで行っています。このサヤ取りは、NYダウと日経225の価格差(サヤ)を利益に変えていくものなのですが、慣れていないと今一つ理解しにくいところがあります。今回はその仕組みについて書かせていただきます。くりっく株365 高配当と安定性 私の使い方
「ポジション追加ゼロの理由」 ドルコスト平均法FX積立 2017年8月分実行 ブログ

「ポジション追加ゼロの理由」 ドルコスト平均法FX積立 2017年8月分実行

2017年8月のドルコスト平均法FX積立は、入金のみでポジションはゼロです。これには2つの理由があります。買い平均値を豪ドル円現在値が上回ってきた。豪ドル円高値圏という認識のため、少し待った方が安いところで買えそうだ。現在のポジション状況などを元に、詳細部分を記事にまとめさせて頂きました。SBIFXトレードを使ったドルコスト平均法運用状況
NYダウ30採用銘柄 2017年版  いまさらながらまとめてみました。 ブログ

NYダウ30採用銘柄 2017年版  いまさらながらまとめてみました。

くりっく株365でのNYダウ運用を上場とともに始めてから1年が経過しました。1年も売買していながら採用銘柄をまとめていなかったことに気づきました。2017年時点の採用銘柄一覧をこの記事でまとめておきます。くりっく株365 高配当と安定性 私の使い方
売り材料のないFOMC後になぜ米ドル安? 気をつけろ! それは相場反転のサインだ ブログ

売り材料のないFOMC後になぜ米ドル安? 気をつけろ! それは相場反転のサインだ

■FOMC後に米ドルが急落、米ドル安が一段と進む 米ドル安が一段と進んでいる。7月26日(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)を受けた後の急落もあって、ドルインデックスは一時93.15の安値にトライし、2016年6月以来の安値を更新、ユーロ/米ドルは2015年1月以来の高値にトライしている状況だ。

ドルインデックス 日足(出所:Bloomberg)

ユーロ/米ドル 週足(出所:Bloomberg)

 米ドル/円に至っては、112円前半の抵抗を再度確認、中段保ち合いを余儀なくされている。

米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)

 米ドル安トレンドの進行は、トレンドフォローの視点では当然の成り行きなので、本コラムが強調してきた「ユーロは買うのみ」という考え方もロジック的に正しかった。

■ユーロは「買うのみ」から「買ってもよいが、気をつけて」へ しかし、ここまで来て、このロジックを若干修正する必要が出ている。慎重なスタンスも取り入れて、「ユーロは買うのみ」から「買ってもよいが、気をつけて」へ変更したいと思う。

 まず、テクニカルの視点では、米ドル安のトレンドがこれからも続くと思われるが、目先の状況は明らかに「オーバーシュート」(売られすぎ)であり、少なくともいったんスピード調整(切り返し)を起こす確率が高いだろう。

 場合によっては、オーバーシュートの深刻さと比例して、切り返しも相応の値幅になるかと思う。

■米ドル全体が「売られすぎ」のサインが随所に オシレーター系の中では、RSIがもっとも代表的指標なので、同指標をもって週足を見ると、足元でRSIの安値は2012~2013年の位置を下回り、2011年5月安値に接近する勢いを見せている。

 一方、昨日(7月27日)、ドルインデックスは93.15の安値にトライし、2016年6月安値に迫ったものの、2011年5月の安値(約72.70)に比べれば、はるかに高いレベルにあるのがわかる。

ドルインデックス 週足(出所:Bloomberg)

 こうなると、答は1つしかないだろう。すなわち、米ドル全体が売られすぎている。あまりにも売られすぎているから、RSIは記録的な安値に接近しており、マーケットの「一辺倒」が逆に近々の反転可能性を暗示している。

■FOMCの声明内容はドル売り材料になるようなものだった? この見方は、ファンダメンタルズ上の視点でも検証される。7月26日(水)のFOMCを受けて米ドル全体が急落したが、FOMC自体が材料であったかと言えば、非常に微妙なところだ。

 一部巷の解釈では、FOMC声明に「ハト派」と受け取られる節があったから米ドルが売られた云々もあったが、結果論にすぎず、恣意的な解釈であろう。

 実際のところ、金利の据え置きにしても、これからのスタンスに関する声明にしても、マーケットの予想どおりだったのだから、米ドル売り自体は材料の中身と関係なく進められた側面が大きい。

 これこそトレンドの慣性であり、また行きすぎの証拠の1つである。なにしろ、米ドル売りは「材料なし」、または予想どおりのFOMCが「意外な材料」として利用されたのである。このような「ネコも杓子も」米ドル売りにつながる状況は「正常」ではない。

 米ドル売りモメンタムの強さに感心させられるが…
売り材料のないFOMC後になぜ米ドル安? 気をつけろ! それは相場反転のサインだ ブログ

売り材料のないFOMC後になぜ米ドル安? 気をつけろ! それは相場反転のサインだ

■FOMC後に米ドルが急落、米ドル安が一段と進む 米ドル安が一段と進んでいる。7月26日(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)を受けた後の急落もあって、ドルインデックスは一時93.15の安値にトライし、2016年6月以来の安値を更新、ユーロ/米ドルは2015年1月以来の高値にトライしている状況だ。

ドルインデックス 日足(出所:Bloomberg)

ユーロ/米ドル 週足(出所:Bloomberg)

 米ドル/円に至っては、112円前半の抵抗を再度確認、中段保ち合いを余儀なくされている。

米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)

 米ドル安トレンドの進行は、トレンドフォローの視点では当然の成り行きなので、本コラムが強調してきた「ユーロは買うのみ」という考え方もロジック的に正しかった。

■ユーロは「買うのみ」から「買ってもよいが、気をつけて」へ しかし、ここまで来て、このロジックを若干修正する必要が出ている。慎重なスタンスも取り入れて、「ユーロは買うのみ」から「買ってもよいが、気をつけて」へ変更したいと思う。

 まず、テクニカルの視点では、米ドル安のトレンドがこれからも続くと思われるが、目先の状況は明らかに「オーバーシュート」(売られすぎ)であり、少なくともいったんスピード調整(切り返し)を起こす確率が高いだろう。

 場合によっては、オーバーシュートの深刻さと比例して、切り返しも相応の値幅になるかと思う。

■米ドル全体が「売られすぎ」のサインが随所に オシレーター系の中では、RSIがもっとも代表的指標なので、同指標をもって週足を見ると、足元でRSIの安値は2012~2013年の位置を下回り、2011年5月安値に接近する勢いを見せている。

 一方、昨日(7月27日)、ドルインデックスは93.15の安値にトライし、2016年6月安値に迫ったものの、2011年5月の安値(約72.70)に比べれば、はるかに高いレベルにあるのがわかる。

ドルインデックス 週足(出所:Bloomberg)

 こうなると、答は1つしかないだろう。すなわち、米ドル全体が売られすぎている。あまりにも売られすぎているから、RSIは記録的な安値に接近しており、マーケットの「一辺倒」が逆に近々の反転可能性を暗示している。

■FOMCの声明内容はドル売り材料になるようなものだった? この見方は、ファンダメンタルズ上の視点でも検証される。7月26日(水)のFOMCを受けて米ドル全体が急落したが、FOMC自体が材料であったかと言えば、非常に微妙なところだ。

 一部巷の解釈では、FOMC声明に「ハト派」と受け取られる節があったから米ドルが売られた云々もあったが、結果論にすぎず、恣意的な解釈であろう。

 実際のところ、金利の据え置きにしても、これからのスタンスに関する声明にしても、マーケットの予想どおりだったのだから、米ドル売り自体は材料の中身と関係なく進められた側面が大きい。

 これこそトレンドの慣性であり、また行きすぎの証拠の1つである。なにしろ、米ドル売りは「材料なし」、または予想どおりのFOMCが「意外な材料」として利用されたのである。このような「ネコも杓子も」米ドル売りにつながる状況は「正常」ではない。

 米ドル売りモメンタムの強さに感心させられるが…