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衝撃のバノン解任。ヒンデンブルグ・オーメン 点灯で米株急落、ドル/円は108円下抜けも!? ブログ

衝撃のバノン解任。ヒンデンブルグ・オーメン 点灯で米株急落、ドル/円は108円下抜けも!?

■スティーブ・バノン主席戦略官解任の衝撃 みなさん、こんにちは。

 今週(8月21日~)は、ジャクソンホールでの経済シンポジウムを控えているため、それまで大きな動きはないだろうというのがコンセンサスでしたが、米国株が神経質な動きを繰り返しています。

 その要因のひとつが、先週末、8月18日(金)に飛び込んできたスティーブ・バノン主席戦略官の解任報道。

 彼は、生粋のエスタブリッシュメントの経歴でありながら、保守派のブライトバートニュースを運営し、トランプ大統領の選挙戦において重要な役割を果たしてきました。

写真は主席戦略官を解任されたスティーブ・バノン氏。バノン氏はトランプ大統領の選挙戦において重要な役割を果たしてきたのだが… (C)NurPhoto/Getty Images

 マーケットの一部では、バノン氏がいなければ、トランプ大統領は誕生しなかったと言っても過言ではないという意見も…。

 その彼が解任されます。

 マーケットの最初の反応は、米国株の上昇でした。

NYダウ 1時間足(出所:Bloomberg)

 バノン氏の存在がトランプ政権の不安定要素と考える参加者が多数いたためです。

 ただ、解任、辞任が続くトランプ政権ですが、バノン氏も解任されると、当初からトランプ大統領を支えているのはケリーアン・コンウェイ大統領顧問他、数名ということになり、トランプ政権の不透明感が増しています。

 まず、ジョン・マケイン議員らが反対に回り、オバマケア廃止案が否決。

 次の重要課題である「減税」というテーマをうまく乗り切れればいいのですが、これも難航するようだと、トランプ政権の政策遂行能力に疑問符がつきます。


重要課題である「減税」というテーマを乗り切れればいいが、難航するようだと、トランプ政権の政策遂行能力に疑問符がつく (C)Mark Wilson/Getty Images

 本来、トランプ政権が掲げる政策の効果を織り込みつつ、続伸を続けていた米国株ですが、トランプ政権の混迷を反映して上値が徐々に重くなってきています。

NYダウ 日足(出所:Bloomberg)

 上値が徐々に重くなった米国株ですが、5月、6月に続いて…
衝撃のバノン解任。ヒンデンブルグ・オーメン 点灯で米株急落、ドル/円は108円下抜けも!? ブログ

衝撃のバノン解任。ヒンデンブルグ・オーメン 点灯で米株急落、ドル/円は108円下抜けも!?

■スティーブ・バノン主席戦略官解任の衝撃 みなさん、こんにちは。

 今週(8月21日~)は、ジャクソンホールでの経済シンポジウムを控えているため、それまで大きな動きはないだろうというのがコンセンサスでしたが、米国株が神経質な動きを繰り返しています。

 その要因のひとつが、先週末、8月18日(金)に飛び込んできたスティーブ・バノン主席戦略官の解任報道。

 彼は、生粋のエスタブリッシュメントの経歴でありながら、保守派のブライトバートニュースを運営し、トランプ大統領の選挙戦において重要な役割を果たしてきました。

写真は主席戦略官を解任されたスティーブ・バノン氏。バノン氏はトランプ大統領の選挙戦において重要な役割を果たしてきたのだが… (C)NurPhoto/Getty Images

 マーケットの一部では、バノン氏がいなければ、トランプ大統領は誕生しなかったと言っても過言ではないという意見も…。

 その彼が解任されます。

 マーケットの最初の反応は、米国株の上昇でした。

NYダウ 1時間足(出所:Bloomberg)

 バノン氏の存在がトランプ政権の不安定要素と考える参加者が多数いたためです。

 ただ、解任、辞任が続くトランプ政権ですが、バノン氏も解任されると、当初からトランプ大統領を支えているのはケリーアン・コンウェイ大統領顧問他、数名ということになり、トランプ政権の不透明感が増しています。

 まず、ジョン・マケイン議員らが反対に回り、オバマケア廃止案が否決。

 次の重要課題である「減税」というテーマをうまく乗り切れればいいのですが、これも難航するようだと、トランプ政権の政策遂行能力に疑問符がつきます。


重要課題である「減税」というテーマを乗り切れればいいが、難航するようだと、トランプ政権の政策遂行能力に疑問符がつく (C)Mark Wilson/Getty Images

 本来、トランプ政権が掲げる政策の効果を織り込みつつ、続伸を続けていた米国株ですが、トランプ政権の混迷を反映して上値が徐々に重くなってきています。

NYダウ 日足(出所:Bloomberg)

 上値が徐々に重くなった米国株ですが、5月、6月に続いて…
トランプ大統領への不信感でドル買えず…。 割り切ってレンジディールに徹するべき! ブログ

トランプ大統領への不信感でドル買えず…。 割り切ってレンジディールに徹するべき!

■日ごとに高まるトランプ大統領への不信感… トランプ大統領への不信感は、日を追うごとに高まってきています。これは、決して逆に向かうことはないでしょう。

 この政権が続く限り、米ドルは買いたくないとさえ思えてしまう状況です。

 トランプ大統領は、頼みの経済界からもそっぽを向かれてきています。

【参考記事】

●ドルは当面低空飛行!? 投資家が米ドルを買えない一番の原因はトランプ大統領だ!(8月17日、今井雅人)

 トランプ大統領は日本時間の8月23日(水)に、メキシコとの国境付近に壁を建設する問題で、政府閉鎖も辞さない姿勢を示したほか、これができなければ、NAFTA(北米自由貿易協定)から離脱するとも取れる発言をしました。

 これを受けて23日(水)のNYダウは下落し、為替市場では米ドル安、円高が進行しています。

NYダウ 日足(出所:Bloomberg)

米ドル/円 30分足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 30分足)

■マーケットにネガティブな発言が一段と増える!? こうした傾向は、これからも続くでしょう。それは、トランプ大統領の置かれている立場を考えてみれば、よくわかります。

 トランプ大統領は、共和党支持者で、特に白人至上主義の人たちに押し上げられて大統領になっています。最近、一部メディアの調査でトランプ政権の支持率が、就任以来最低の34%となりましたが、この支持率を支えているのが、白人至上主義の人たちです。

 つまり、34%はコアなトランプ支持者です。トランプ大統領の立場になって考えてみれば、これだけ世間の目が厳しくなってきている中、原点に返ってコアな支持者を大切にしようというマインドになることは想像に難くありません。

一部メディアによると、トランプ大統領の支持率は就任以来最低の34%に低下。世間の目が厳しくなる中、コアな支持者を大切にしようという姿勢が強まりそう… (C)Mark Wilson/Getty Images

 であるとすれば、マーケットに対してネガティブな発言が今後も続く、あるいは、さらに増えてくると考えておくべきでしょう。

【参考記事】

●“アレ”に比べたら北朝鮮リスクもトランプ氏のゴタゴタも小粒! クロス円は一巡後上昇へ(8月18日、陳満咲杜)

●トランプ氏の“ご乱心”に市場は過剰反応。今回の「リスクオフ」はホンモノではない!(8月14日、陳満咲杜)

 そうした状況下では、やはり米ドルを積極的に買っていくのは…
トランプ大統領への不信感でドル買えず…。 割り切ってレンジディールに徹するべき! ブログ

トランプ大統領への不信感でドル買えず…。 割り切ってレンジディールに徹するべき!

■日ごとに高まるトランプ大統領への不信感… トランプ大統領への不信感は、日を追うごとに高まってきています。これは、決して逆に向かうことはないでしょう。

 この政権が続く限り、米ドルは買いたくないとさえ思えてしまう状況です。

 トランプ大統領は、頼みの経済界からもそっぽを向かれてきています。

【参考記事】

●ドルは当面低空飛行!? 投資家が米ドルを買えない一番の原因はトランプ大統領だ!(8月17日、今井雅人)

 トランプ大統領は日本時間の8月23日(水)に、メキシコとの国境付近に壁を建設する問題で、政府閉鎖も辞さない姿勢を示したほか、これができなければ、NAFTA(北米自由貿易協定)から離脱するとも取れる発言をしました。

 これを受けて23日(水)のNYダウは下落し、為替市場では米ドル安、円高が進行しています。

NYダウ 日足(出所:Bloomberg)

米ドル/円 30分足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 30分足)

■マーケットにネガティブな発言が一段と増える!? こうした傾向は、これからも続くでしょう。それは、トランプ大統領の置かれている立場を考えてみれば、よくわかります。

 トランプ大統領は、共和党支持者で、特に白人至上主義の人たちに押し上げられて大統領になっています。最近、一部メディアの調査でトランプ政権の支持率が、就任以来最低の34%となりましたが、この支持率を支えているのが、白人至上主義の人たちです。

 つまり、34%はコアなトランプ支持者です。トランプ大統領の立場になって考えてみれば、これだけ世間の目が厳しくなってきている中、原点に返ってコアな支持者を大切にしようというマインドになることは想像に難くありません。

一部メディアによると、トランプ大統領の支持率は就任以来最低の34%に低下。世間の目が厳しくなる中、コアな支持者を大切にしようという姿勢が強まりそう… (C)Mark Wilson/Getty Images

 であるとすれば、マーケットに対してネガティブな発言が今後も続く、あるいは、さらに増えてくると考えておくべきでしょう。

【参考記事】

●“アレ”に比べたら北朝鮮リスクもトランプ氏のゴタゴタも小粒! クロス円は一巡後上昇へ(8月18日、陳満咲杜)

●トランプ氏の“ご乱心”に市場は過剰反応。今回の「リスクオフ」はホンモノではない!(8月14日、陳満咲杜)

 そうした状況下では、やはり米ドルを積極的に買っていくのは…
くりっく株365サヤ取り 場帖の書き方 ブログ

くりっく株365サヤ取り 場帖の書き方

ここのところくりっく株365のサヤ取りに興味を持ちはじめた方が増えているようです。サヤ取りは、下げ相場でも下げ相場でも利益が出せる運用法です。現在の相場は、NYダウ・日経225ともび上げ一辺倒が望めない状況となっていることもあってサヤ取りの良さが見直されているのかもしれません。ここのところ質問をよくいただく「場帖の書き方」について記事にまとめさせていただきます。
豪中銀が豪ドル高を嫌がっても豪ドル/ドル 買いで付いていきたい理由とは? ブログ

豪中銀が豪ドル高を嫌がっても豪ドル/ドル 買いで付いていきたい理由とは?

■月足の「高値圏での乱高下」が後々の下落を示唆 今回は豪ドル/米ドルの分析を行なう。まず、月足チャートからご覧いただきたい。

 月足チャートを見ると、豪ドル/米ドルは中長期のサポート・ライン「太い緑の破線」を割り込み、その時点で「売りシグナル」を発したと考える。 

豪ドル/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 上のチャートでは、中長期のサポート・ライン「太い緑の破線」の傾きを緩やかにして、実際の相場に合わせ調整している。

 豪ドル/米ドルは高値圏で「紫の破線」で示した「下値0.9400ドル近辺-上値1.1100ドル近辺のボックス相場」を形成していたと考える。

 そして、ボックス相場「紫の破線」の下限を割り込み、さらなる「売りシグナル」を発したと考える。「紫の破線」で示した「下値0.9400ドル近辺-上値1.1100ドル近辺のボックス相場」は、「高値圏での乱高下」と考えることができる。

 「高値圏での乱高下」は、後々の下落を示唆するケースが多々ある。

このボックス相場「紫の破線」の下限(0.9400ドル)を割り込んだことで、大きく下落する可能性を示唆していたと考える。

■ボックス相場下抜け後も乱高下を続ける 豪ドル/米ドルは0.9400ドルを割り込み発せられた「売りシグナル」に従い、0.88ドル台にまで下落したが、0.88ドル台から急反発して、0.97ドル台にまでリバウンド(反転上昇)した。 

豪ドル/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 しかし、2013年12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、「テーパリング(量的緩和策の縮小)実施」が発表されたことを材料に、豪ドルは再度大きく下落し、0.86ドル台の安値をつけている。

 しかし、0.86ドル台の安値から今度は大きく急騰し、戻り高値は0.9500ドル近辺(0.9500-05ドルレベル)をつけている。

 戻り高値の0.9500ドル近辺(0.9500-05ドルレベル)から、再び大きく下落している。

 豪ドル/米ドルは、「ピンクの破線」で示した「上値0.9800ドル程度-下値0.8600ドル程度のボックス相場」を形成していた、と考える。 

豪ドル/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 そして、このボックス相場「ピンクの破線」の下限を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

 この「売りシグナル」に従い、豪ドル/米ドルは、大きく下落した。それで、一番右のレジスタンス・ライン「緑の破線」を表示した。

■直近はボックス相場を上抜けし「買いシグナル」 豪ドル/米ドルは、0.8600ドル近辺を下に抜けたことで、ボックス相場「ピンクの破線」下限を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

豪ドル/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 0.8600ドル近辺を下に抜けたので、新安値を更新して「売りシグナル」を発した、と考えることもできる。

 この「売りシグナル」に従い、相場は大きく下落して、0.68ドル台前半程度の安値を付けている。

 0.68ドル台前半の安値を付けてからの豪ドル/米ドルは、ボックス相場「茶色の破線」を形成した、と考える。

豪ドル/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ボックス相場「茶色の破線」の上限は0.7850ドル近辺、下限は0.6800ドル近辺、と考える。

 直近の値動きで、豪ドル/米ドルは、一番右のレジスタンス・ライン「緑の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 そして、ボックス相場「茶色の破線」を上に抜けて、さらに「買いシグナル」を発した、と考える。

■週足でも急落を示唆していた 続いて、週足チャートをご覧いただきたい。週足チャートを見ると、豪ドル/米ドルは1.10ドル台にまで大きく上昇したが、その上昇は、サポート・ライン「緑の破線」に従っていたと考える。 

豪ドル/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 豪ドル/米ドルは、高値圏で「紫の破線」で示した「下値0.9400ドル-上値1.1100ドルの約1700ポイント幅のボックス相場」を形成したと考える。  

 その後、2013年5月上旬にサポート・ライン「緑の破線」を割りみ、「売りシグナル」を発したと考える。

 そして、「紫の破線」で示したボックス相場の下限0.9400ドルを割り込み、さらなる「売りシグナル」を発したと考える。  

 ボックス相場のセオリーに従えば、ボックス相場の下限0.9400ドルからボックスの値幅分(1700ポイント)下落したところがターゲットになる。つまり、0.7700ドル程度がターゲットだ。

 週足チャートを見てのとおりに、上記のターゲットはすでに達成したと考える。

 この「紫の破線」で示したボックス相場を下に抜けた時点で、大きく急落する可能性が高いことを示唆していた、と考える。

 2013年から2014年にかけての豪ドル/米ドルは…
豪中銀が豪ドル高を嫌がっても豪ドル/ドル 買いで付いていきたい理由とは? ブログ

豪中銀が豪ドル高を嫌がっても豪ドル/ドル 買いで付いていきたい理由とは?

■月足の「高値圏での乱高下」が後々の下落を示唆 今回は豪ドル/米ドルの分析を行なう。まず、月足チャートからご覧いただきたい。

 月足チャートを見ると、豪ドル/米ドルは中長期のサポート・ライン「太い緑の破線」を割り込み、その時点で「売りシグナル」を発したと考える。 

豪ドル/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 上のチャートでは、中長期のサポート・ライン「太い緑の破線」の傾きを緩やかにして、実際の相場に合わせ調整している。

 豪ドル/米ドルは高値圏で「紫の破線」で示した「下値0.9400ドル近辺-上値1.1100ドル近辺のボックス相場」を形成していたと考える。

 そして、ボックス相場「紫の破線」の下限を割り込み、さらなる「売りシグナル」を発したと考える。「紫の破線」で示した「下値0.9400ドル近辺-上値1.1100ドル近辺のボックス相場」は、「高値圏での乱高下」と考えることができる。

 「高値圏での乱高下」は、後々の下落を示唆するケースが多々ある。

このボックス相場「紫の破線」の下限(0.9400ドル)を割り込んだことで、大きく下落する可能性を示唆していたと考える。

■ボックス相場下抜け後も乱高下を続ける 豪ドル/米ドルは0.9400ドルを割り込み発せられた「売りシグナル」に従い、0.88ドル台にまで下落したが、0.88ドル台から急反発して、0.97ドル台にまでリバウンド(反転上昇)した。 

豪ドル/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 しかし、2013年12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、「テーパリング(量的緩和策の縮小)実施」が発表されたことを材料に、豪ドルは再度大きく下落し、0.86ドル台の安値をつけている。

 しかし、0.86ドル台の安値から今度は大きく急騰し、戻り高値は0.9500ドル近辺(0.9500-05ドルレベル)をつけている。

 戻り高値の0.9500ドル近辺(0.9500-05ドルレベル)から、再び大きく下落している。

 豪ドル/米ドルは、「ピンクの破線」で示した「上値0.9800ドル程度-下値0.8600ドル程度のボックス相場」を形成していた、と考える。 

豪ドル/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 そして、このボックス相場「ピンクの破線」の下限を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

 この「売りシグナル」に従い、豪ドル/米ドルは、大きく下落した。それで、一番右のレジスタンス・ライン「緑の破線」を表示した。

■直近はボックス相場を上抜けし「買いシグナル」 豪ドル/米ドルは、0.8600ドル近辺を下に抜けたことで、ボックス相場「ピンクの破線」下限を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

豪ドル/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 0.8600ドル近辺を下に抜けたので、新安値を更新して「売りシグナル」を発した、と考えることもできる。

 この「売りシグナル」に従い、相場は大きく下落して、0.68ドル台前半程度の安値を付けている。

 0.68ドル台前半の安値を付けてからの豪ドル/米ドルは、ボックス相場「茶色の破線」を形成した、と考える。

豪ドル/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ボックス相場「茶色の破線」の上限は0.7850ドル近辺、下限は0.6800ドル近辺、と考える。

 直近の値動きで、豪ドル/米ドルは、一番右のレジスタンス・ライン「緑の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 そして、ボックス相場「茶色の破線」を上に抜けて、さらに「買いシグナル」を発した、と考える。

■週足でも急落を示唆していた 続いて、週足チャートをご覧いただきたい。週足チャートを見ると、豪ドル/米ドルは1.10ドル台にまで大きく上昇したが、その上昇は、サポート・ライン「緑の破線」に従っていたと考える。 

豪ドル/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 豪ドル/米ドルは、高値圏で「紫の破線」で示した「下値0.9400ドル-上値1.1100ドルの約1700ポイント幅のボックス相場」を形成したと考える。  

 その後、2013年5月上旬にサポート・ライン「緑の破線」を割りみ、「売りシグナル」を発したと考える。

 そして、「紫の破線」で示したボックス相場の下限0.9400ドルを割り込み、さらなる「売りシグナル」を発したと考える。  

 ボックス相場のセオリーに従えば、ボックス相場の下限0.9400ドルからボックスの値幅分(1700ポイント)下落したところがターゲットになる。つまり、0.7700ドル程度がターゲットだ。

 週足チャートを見てのとおりに、上記のターゲットはすでに達成したと考える。

 この「紫の破線」で示したボックス相場を下に抜けた時点で、大きく急落する可能性が高いことを示唆していた、と考える。

 2013年から2014年にかけての豪ドル/米ドルは…
豪中銀が豪ドル高を嫌がっても豪ドル/ドル 買いで付いていきたい理由とは? ブログ

豪中銀が豪ドル高を嫌がっても豪ドル/ドル 買いで付いていきたい理由とは?

■月足の「高値圏での乱高下」が後々の下落を示唆 今回は豪ドル/米ドルの分析を行なう。まず、月足チャートからご覧いただきたい。

 月足チャートを見ると、豪ドル/米ドルは中長期のサポート・ライン「太い緑の破線」を割り込み、その時点で「売りシグナル」を発したと考える。 

豪ドル/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 上のチャートでは、中長期のサポート・ライン「太い緑の破線」の傾きを緩やかにして、実際の相場に合わせ調整している。

 豪ドル/米ドルは高値圏で「紫の破線」で示した「下値0.9400ドル近辺-上値1.1100ドル近辺のボックス相場」を形成していたと考える。

 そして、ボックス相場「紫の破線」の下限を割り込み、さらなる「売りシグナル」を発したと考える。「紫の破線」で示した「下値0.9400ドル近辺-上値1.1100ドル近辺のボックス相場」は、「高値圏での乱高下」と考えることができる。

 「高値圏での乱高下」は、後々の下落を示唆するケースが多々ある。

このボックス相場「紫の破線」の下限(0.9400ドル)を割り込んだことで、大きく下落する可能性を示唆していたと考える。

■ボックス相場下抜け後も乱高下を続ける 豪ドル/米ドルは0.9400ドルを割り込み発せられた「売りシグナル」に従い、0.88ドル台にまで下落したが、0.88ドル台から急反発して、0.97ドル台にまでリバウンド(反転上昇)した。 

豪ドル/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 しかし、2013年12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、「テーパリング(量的緩和策の縮小)実施」が発表されたことを材料に、豪ドルは再度大きく下落し、0.86ドル台の安値をつけている。

 しかし、0.86ドル台の安値から今度は大きく急騰し、戻り高値は0.9500ドル近辺(0.9500-05ドルレベル)をつけている。

 戻り高値の0.9500ドル近辺(0.9500-05ドルレベル)から、再び大きく下落している。

 豪ドル/米ドルは、「ピンクの破線」で示した「上値0.9800ドル程度-下値0.8600ドル程度のボックス相場」を形成していた、と考える。 

豪ドル/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 そして、このボックス相場「ピンクの破線」の下限を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

 この「売りシグナル」に従い、豪ドル/米ドルは、大きく下落した。それで、一番右のレジスタンス・ライン「緑の破線」を表示した。

■直近はボックス相場を上抜けし「買いシグナル」 豪ドル/米ドルは、0.8600ドル近辺を下に抜けたことで、ボックス相場「ピンクの破線」下限を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

豪ドル/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 0.8600ドル近辺を下に抜けたので、新安値を更新して「売りシグナル」を発した、と考えることもできる。

 この「売りシグナル」に従い、相場は大きく下落して、0.68ドル台前半程度の安値を付けている。

 0.68ドル台前半の安値を付けてからの豪ドル/米ドルは、ボックス相場「茶色の破線」を形成した、と考える。

豪ドル/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ボックス相場「茶色の破線」の上限は0.7850ドル近辺、下限は0.6800ドル近辺、と考える。

 直近の値動きで、豪ドル/米ドルは、一番右のレジスタンス・ライン「緑の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 そして、ボックス相場「茶色の破線」を上に抜けて、さらに「買いシグナル」を発した、と考える。

■週足でも急落を示唆していた 続いて、週足チャートをご覧いただきたい。週足チャートを見ると、豪ドル/米ドルは1.10ドル台にまで大きく上昇したが、その上昇は、サポート・ライン「緑の破線」に従っていたと考える。 

豪ドル/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 豪ドル/米ドルは、高値圏で「紫の破線」で示した「下値0.9400ドル-上値1.1100ドルの約1700ポイント幅のボックス相場」を形成したと考える。  

 その後、2013年5月上旬にサポート・ライン「緑の破線」を割りみ、「売りシグナル」を発したと考える。

 そして、「紫の破線」で示したボックス相場の下限0.9400ドルを割り込み、さらなる「売りシグナル」を発したと考える。  

 ボックス相場のセオリーに従えば、ボックス相場の下限0.9400ドルからボックスの値幅分(1700ポイント)下落したところがターゲットになる。つまり、0.7700ドル程度がターゲットだ。

 週足チャートを見てのとおりに、上記のターゲットはすでに達成したと考える。

 この「紫の破線」で示したボックス相場を下に抜けた時点で、大きく急落する可能性が高いことを示唆していた、と考える。

 2013年から2014年にかけての豪ドル/米ドルは…
両建て派のためのFX口座 4つのポイント 2017年版 ブログ

両建て派のためのFX口座 4つのポイント 2017年版

私のFX取引は、スワップ金利サヤ取り(異業者両建)をはじめとして両建てを多用します。1口座内で豪ドル円両建てなど、同一通貨を両建てすることもよくあります。1口座内で同一通貨を両建てする場合は、FX口座をどこにするかの選択も重要になります。今回は、2017年段階で口座内で同一通貨両建てに向くFX口座のポイントと実際に使っている口座についてまとめてみました。