ブログ

ポンド/ドル、高値更新するもかぶせ線に注意 ブログ

ポンド/ドル、高値更新するもかぶせ線に注意

ポンド/ドル相場は13日に昨年9月以来の高値となる1.3320ドル台まで上昇するも、その勢いを維持できずに失速。前日の陽線にかぶさる陰線が出現している。これは「かぶせ足」と呼ばれ、高値圏で出現すると天井示唆と解されます。


(上記ポンド/ドル・日足の外貨ネクストネオのチャートは9/14の16:28現在)

本日は英国で金融政策が発表される。市場予想では政策金利や資産買い入れ規模の変更は予想されておらず、声明文でのインフレや経済の見通しに注目が集まっています。

12日に発表された英8月消費者物価指数は前年比+2.9%と、英中銀(BOE)のインフレ目標上限(3%)に迫った事により一部で利上げ期待が浮上するも、13日の英8月雇用統計で週平均賃金の伸びが予想を下回ったため、その後は期待がややしぼんでいます。BOEがインフレ高進は一時的との見方を示すようならば、利上げ期待が後退してポンド相場に下落圧力が掛かる公算です。
 
米ドル/円の反動を大きくさせた原因は? 不確定要素だらけで、決め打ちは無理… ブログ

米ドル/円の反動を大きくさせた原因は? 不確定要素だらけで、決め打ちは無理…

■米ドル/円は完全にダマシのチャートに 北朝鮮が9月9日(土)の建国記念日に何か行動を起こすのではないかという懸念から、先週末8日(金)はリスクオフの流れとなり、円高が進行。米ドル/円は一時、107円台前半まで下落しました。

【参考記事】

●ドル/円は108円を割込み「売りシグナル」に!? 米金融政策は重要だが雇用統計は価値低下(9月6日、松田哲)

 マーケット関係者の中には、今年(2017年)の安値を下抜けしたため、105円ぐらいまで米ドル安・円高が進むと予測している人もいました。しかし、9日(土)に北朝鮮が何も行動を起こさなかったことで、週明け11日(月)から、一気に巻き戻しが進みました。

米ドル/円 日足(出所:Bloomberg)

 予想は一瞬にしてはずれ、チャート的には完全にダマシとなってしまいました。その後、今週(9月11日~)は円買いの解消が進み、米ドル/円は110円台後半まで戻してきています。

【参考記事】

●北朝鮮リスクでドル/円下落も急反発警戒! 上昇再開のユーロ/米ドルは新ステージへ(9月11日、西原宏一&大橋ひろこ)

■税制改革への期待だけじゃない。米ドル/円反動の原因は? 米ドル/円が110円台を回復してから、110円台後半まで米ドル高・円安が進んだ直接的な原因となったのは、昨日、9月13日(水)のトランプ米大統領の発言でした。

 トランプ米大統領は自身のツイッターで、「史上最大の減税と税制改革の承認プロセスが近く始まる」と発表しました。

トランプ米大統領は「史上最大の減税と税制改革の承認プロセスが近く始まる」とツイッターで発言。米ドル高・円安の要因に (C)Mark Wilson/Getty Images

 さらに、それと呼応する形でライアン米下院議長が、「税制改革が25日週に発表される骨子でスタートし、税制を策定する委員会が議員らの意見を募ることになる」と表明しました。

 こうした発表を好感して、米ドル高がさらに進みました。

米ドルVS世界の通貨 30分足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 30分足)

 しかし、本質的には、元々、北朝鮮のリスクを大きく見すぎていた投資家が多くいたため、一時的な円買いポジションが積み上がり過ぎてしまったことが、米ドル/円の反動をここまで大きくさせた原因であると私は考えています。

 さて、ここにきて、今度は市場の中では米ドル/円は111.00円を…
今夜の注目材料は?9/14 ブログ

今夜の注目材料は?9/14

東京市場のドル/円は、一時110.70円台まで上昇して月初来高値を更新しましたが、その後は伸び悩んでいます。北朝鮮が日本列島を核爆弾で海に沈めるなどと威嚇したと事から、リスク選好ムードが弱まり、日経平均がマイナス圏に沈む中、110.40円前後まで押し戻されました。欧米市場の展開を読む上で、注目材料を確認しておきましょう。 9/14(木)16:30☆ スイス中銀(SNB)政策金利発表17:00   4-6月期南アフリカ経常収支20:00☆ BOE政策金利発表20:00☆ BOE議事録20:00☆ トルコ中銀政策金利発表21:30   カナダ7月新築住宅価格指数21:30☆ 米新規失業保険申請件数21:30☆ 米8月消費者物価指数24:30   バイトマン独連銀総裁、講演25:00   メルシュECB理事、講演 ※☆は特に注目の材料 米連邦公開市場委員会(FOMC)が次の利上げ時期を模索する中、今夜の米8月消費者物価指数に注目が集まっています。インフレ率の上昇が加速すれば、12月利上げ観測が高まりドル高に振れる公算ですが、反対にもし減速してしまうと米国債利回りの低下とともにドル安が進む事になるでしょう。なお、市場予想は前月比+0.3%、前年比+1.8%、コア前年比+1.6%(前回:+0.1%、+1.7%、+1.7%)となっています。 また、今夜は英中銀(BOE)が金融政策発表を行います。政策は据え置きの見込みですが、8月のインフレ上ブレの評価とともに、利上げ支持票の数(据え置き反対票、前回は2票)などが焦点となりそうで、同時発表の議事録に関心が集まっています。 その他、本日はスイス中銀(SNB)とトルコ中銀(TCMB)も政策金利を発表する予定であり、いずれも現状維持が見込まれています。 
今日のテクニカル見通し:カナダドル/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:カナダドル/円

カナダ/円相場は、今月に入り7月に付けた年初来高値(89.719円)を突破すると、14日の東京市場で91円台に上伸しています。

日足と週足の一目均衡表では、上昇を示唆するとされる三役好転が点灯しています。したがって、日足の一目均衡表の転換線や20日線などが機能している間は特に、上昇トレンド継続と見たほうが良さそうです。



(上記カナダ/円・週足の外貨ネクストネオのチャートは9/14の12:24現在)


(上記カナダ/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは9/14の12:24現在)

○上値目処について
足下でボリンジャーバンド+2シグマ(91.099円)を押し上げる形で上昇しており、まずはこの水準が目処となりそうです。この水準を突破すると、15年10/9高値(93.241円)まで主だった目処が見当らないため、92円ちょうど等の心理的節目に注目する事となりそうです。

○下値目処について
6日線(90.068円)を割ったとしても、日足の一目均衡表の転換線(89.279円)や20日線(88.407円)が下値を支えそうです。これらで下げ止まらないようならば、75日線(86.820円)に向けた下押しもあるでしょう。


○上値目処
91.006円(現時点での、9/14高値)
91.099円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
93.241円(15年10/9高値)
94.080円(15年8/4安値)
94.400円(14年12月高値106.496円-16年11月安値74.832円の下げ幅61.8%戻し)
96.935円(月足の一目均衡表の雲上限)

○下値目処
90.664円(14年12月高値106.496円-16年11月安値74.832円の下げ幅1/2戻し)
90.068円(6日線)
89.719円(7/26高値)
89.318円(月足の一目均衡表の雲下限)
89.279円(日足の一目均衡表の転換線)
88.407円(20日線)
88.236円(日足の一目均衡表の基準線、週足の一目均衡表の転換線)
87.508円(日足の一目均衡表の雲の上限)
87.844円(13週線)
86.820円(75日線)
ユーロ/円は上昇トレンドに転換!目先の 戦術は「買い」だが、損切りはどこに置く? ブログ

ユーロ/円は上昇トレンドに転換!目先の 戦術は「買い」だが、損切りはどこに置く?

■ユーロ/円日足は日銀マイナス金利導入で「売りシグナル」 今回はユーロ/円の分析を行なう。まず、日足チャートをご覧いただきたい。2016年1月29日(金)の日銀政策決定会合で、マイナス金利の導入が発表されて、急激な「円売り」になった。

ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 それで、ユーロ/円は132円台に急上昇している。

 しかし、日銀が、マイナス金利を導入したにもかかわらず、132円台を高値にして、ユーロ/円は下落した(この日足チャートには、132円台の高値は表示されていない)。

 上述のとおりに、ユーロ/円は、マイナス金利を導入したにもかかわらず下落した。

 日足チャートを見てのとおりに、ユーロ/円はその下落過程で120円台ミドルを割り込み、安値を更新して、「売りシグナル」を発した、と考える。

 ユーロ/円は、この「売りシグナル」に従い下落して、ボックス相場「茶色の破線」を形成した、と考える。

ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 このボックス相場「茶色の破線」の上限は123.00円近辺、下限は115.50円近辺、と考える。

■英国国民投票を材料に急激に下落後、反発 昨年(2016年)6月23日(木)に実施された英国の国民投票の結果が、6月24日(金)の東京市場で報道された。

 英国民が、EU(欧州連合)からの離脱を選択したことから、「リスク回避(リスク・オフ)」の思惑が広がり、安全通貨とみなされる「円買い」になった。

 ユーロ/円は、ボックス相場「茶色の破線」の下限(115.50円近辺)を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

 この「売りシグナル」に従い、パニック気味に大きく急落して110.00円も割り込んだ。

 109円台からは、反発している。

 115円を割り込んでからのユーロ/円は、ボックス相場「ピンクの破線」を形成した、と考える。

ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ボックス相場「ピンクの破線」の上限は118.50円近辺、下限は109.00円近辺、と考える。

 レジスタンス・ライン(1)「緑の破線」と…
サヤ取りで大損する前に読み記事 サヤ取りはリスクが低いはなぜ間違いなのか? ブログ

サヤ取りで大損する前に読み記事 サヤ取りはリスクが低いはなぜ間違いなのか?

前々回くりっく株365サヤ取りの仕掛け方と損益の仕組みでは、「サヤ取りは両建てを基本とするため、一般の裁量トレードで の暴落などによる影響を受けにくくリスクが低いとも言われている」と書きました。前回サヤ取りの種類 リターンの大きいサヤ取りはどれか?では、サヤ取りの種類とリスクの違いなどについて書かせていただきました。今回は、その2回分のまとめとなります。NYダウ配当金生活 当初の予定と運用記録くりっく株365サヤ取り2018 連載バックナンバー
株式・日経225先物からの参入増加中? くりっく株365がが選ばれる3つの理由 ブログ

株式・日経225先物からの参入増加中? くりっく株365がが選ばれる3つの理由

くりっく株365が2017年度も伸び続けています。口座開設数は10万口座を超え、取引数量もデコボコながら右肩上がりの増加を続けています。質問を頂く方の傾向をみると、ここのところは株式投資や日経2225先物からくりっく株365に移ってきている方が多い感じがします。株式投資家からみたくりっく株365の魅力をまとめてみました。くりっく株365 高配当と安定性 私の使い方
AT&T(T) 業績推移データスリップ ブログ

AT&T(T) 業績推移データスリップ

AT&Tは、高配当で人気があります。定期的に買い増しなどもするのですが、そのタイミング探しに「業績推移」を使っています。企業業績見通しは定期的に変更されていくため、この推移を管理していくことで「割安」「割高」の判断にも使えます。使っている業績見通しはSBI証券のを使用しています。米国株で1億円