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昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/31 火) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/31 火)

 
----------10/30ドル円相場概況--------------------- OP 113.702HI 113.835LO 113.026CL 113.180 東京市場のドル円は、仲値公示にかけて113.835円まで買われるも後が続かず113.50円台へと弱含んだ。欧州市場でも113.70-50円台で上値が重い展開が続いた。NY市場に入ると、マナフォート氏の訴追でロシアゲート疑惑が再燃。株安・円高の流れとなり113円台前半へ下落。トランプ大統領の目玉政策である法人減税を5年間かけて段階的に引き下げる案を米下院が検討しているとの報道も株とドルの重しとなり、113.026円の安値を付けた。パウエル氏がFRB議長に就任する可能性が高まった事もドルを圧迫した。 -----------10/30主な出来事---------------------------- 16:00 (独) 9月小売売上高指数 (前月比) +0.5%前回-0.4%→-0.2%予想+0.5%   21:30 (米) 9月個人所得 (前月比) +0.4%前回+0.2% 予想+0.4%  (米) 9月個人消費支出 (前月比) +1.0%前回+0.1% 予想+0.9% (米) 9月コアPCEデフレーター (前年比) +1.3%前回+1.3% 予想+1.3%   22:00 (独) 10月消費者物価指数・速報 (前年比)+1.6%前回 +1.8%予想 +1.7%   トランプ陣営の元選挙対策本部長マナフォート氏が大陪審によって起訴 米下院、法人税の段階的引き下げを検討 トランプ米大統領はパウエル氏を次期FRB議長に任命する見込み-NYタイムス ------------10/30株式・債券・商品----------------------  ------------10/31きょうの注目材料--------------------- <国内>08:30    9月完全失業率08:30    9月有効求人倍率08:50    9月鉱工業生産速報未定    日銀金融政策決定会合未定    経済・物価情勢の展望(10月、基本的見解)15:30    黒田日銀総裁、定例会見19:00    外国為替平衡操作の実施状況(介入実績) <海外>06:45    9月NZ住宅建設許可件数09:00    10月NBNZ企業信頼感09:01    10月英Gfk消費者信頼感指数10:00    10月中国製造業PMI15:30    7-9月期仏GDP速報値16:45    10月仏消費者物価指数速報値16:45    9月仏卸売物価指数18:15    ビスコ・イタリア中銀総裁、講演19:00    9月ユーロ圏失業率19:00    7?9月期ユーロ圏GDP速報値19:00    10月ユーロ圏消費者物価指数速報値21:00    9月南アフリカ貿易収支21:30    8月カナダGDP21:30    9月カナダ鉱工業製品価格21:30    9月カナダ原料価格指数21:30    7-9月期米雇用コスト指数22:00    8月米ケース・シラー住宅価格指数22:45    10月米シカゴ購買部協会景気指数23:00    10月米消費者信頼感指数29:30    ポロズ・カナダ中銀総裁、議会証言  ------------10/31きょうのひとこと---------------------- ロシアゲート疑惑に絡んで初の訴追者が出たと報じられていますが、FBIに訴追されたマナフォート氏の罪状はウクライナとの取引に関するもので、トランプ陣営の元選対本部長としての活動に関するものではないそうです。「パウエル新FRB議長」についても、あくまでも対抗馬のテイラースタンフォード大教授に比べるとハト派寄りという評価にすぎません。いずれもドル売り材料としての賞味期限は長くなさそうです。  本日もよろしくお願いいたします。
メキシコペソ円 くりっく365参入開始 同時比較で見えた攻略の糸口 メキシコペソ 取引条件同時時間帯比較 ブログ

メキシコペソ円 くりっく365参入開始 同時比較で見えた攻略の糸口 メキシコペソ 取引条件同時時間帯比較

くりっく365でのメキシコペソ円取扱いが今週より始まりました。2日目の今日は最初のスワップポイント金額も発表されています。スワップ投資・両建て投資の両方で使えそうな特徴がいくつか見えてきているのでご紹介させていただきます。
今夜から明朝の注目材料は? ブログ

今夜から明朝の注目材料は?

東京市場のドル/円は、ゴトー(5・10)日の仲値公示に絡んで113.80円台まで値を上げるも、その後は伸び悩んでいます。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

10/30(月)
17:00  10月スイスKOF景気先行指数
19:00  10月ユーロ圏消費者信頼感・確報
21:30  9月米個人消費支出(PCE)
21:30  9月米個人所得
21:30☆9月米コアPCEデフレーター
22:00☆10月独消費者物価指数・速報

10/31(火)
06:45  9月NZ住宅建設許可
08:50  9月日鉱工業生産・速報
10:00☆10月中国製造業PMI
10:00  10月中国非製造業PMI 
※☆は特に注目の材料

今週中に次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長が指名されるとの見方が強まる中、前週に続いて議長人事が中心テーマとなりそうです。市場関係者の間では、テイラー・スタンフォード大教授ならドル高、テイラー氏と比べハト派のパウエルFRB理事ならドル安の反応が見込まれます。

また、明日朝に中国で10月製造業PMIが発表されます。市場予想は52.1と前月(52.4)からの小幅低下となっています。 
失敗続きだった投資家が成功するまでの道 成功の女神は絶望の淵にいる ブログ

失敗続きだった投資家が成功するまでの道 成功の女神は絶望の淵にいる

株式投資でもFXでも投資家は、成功にしても失敗にしても不思議と同じような道をあるきます。ほとんどの大成功者も、成功のきっかけをつかむまでに「長い長い試行錯誤」を経験しています。だからこそ、これから投資を始めようとする人やちょっと失敗をした方が、これから成功するためにこの「長い長い試行錯誤」とはどのようなものかを知っておくことは有益です。同じ失敗を繰り返さないことが出来るかもしれません。絶望の淵で成功の光明を掴めるかもしれません。そして、もしかすると「最初から成功の道に入れる可能性」だってあります。それぞれの立ち位置で効果は違ってきますが、一読されておいて損はないと思います。
今日のテクニカル見通し:ドル/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:ドル/円

ドル/円相場は、朝方のツイッターでも書きましたが、取引時間中の114円台半ばと、終値ベースでの114円台が、いずれも上値を抑える格好となっています。これら2つが115円台乗せに向けた関門となっている様子です。

チャート形状が先月後半から今月初めにどことなく似ている事から、調整が入った場合は日足の一目均衡表の基準線や転換線のほか、ボリンジャーバンド-2シグマなどが機能するか注目です。


(上記ドル/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは10/30の10:51現在)

○下値目処について
日足の一目均衡表の転換線(113.292円)や基準線(112.958円)、20日線(112.932円)辺りが下値支持となるようならば、調整は浅そうです。ただし、これらを割ってしまうようならば、200日線(111.740円)やボリンジャーバンド-2シグマ(111.636円)などが位置する111円台後半に向けた一段安も考えられます。

○上値目処について
冒頭で触れた、取引時間中の7/11高値(114.491円)と、終値での114円台定着が、ポイントです。これらを達成できれば上値余地が拡大する公算です。ただ、3/10高値(115.503円)まで主だった目標値が見当らないため、心理的節目の115円ちょうどに注目です。

○下値目処
113.568円(10/20高値)
112.958円(日足の一目均衡表の基準線)
112.932円(20日線)
112.835円(日足の一目均衡表の転換線)
112.264円(52週線)
112.180円(週足の一目均衡表の雲上限)
111.740円(200日線)
111.731円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
111.651円(10/16安値)
111.411円(26週線)
111.410円(月足の一目均衡表の転換線)
111.274円(月足の一目均衡表の基準線)
111.266円(13週線)
111.169円(75日線)


○上値目処
113.744円(6日線)
114.228円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
114.448円(10/27高値)
114.491円(7/11高値)
114.640円(昨年12月高値118.661円-今年4月安値108.134円の61.8%戻し)
115.503円(3/10高値)
115.838円(月足の一目均衡表の雲上限)
115.977円(16年1月安値)
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/30 月) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/30 月)



 ----------10/27ドル円相場概況--------------------- OP 113.966HI 114.448LO 113.643CL 113.693 東京市場のドル円は、ユーロ売りの受け皿としてドルが買われる流れの中で底堅く推移。日本株の上昇も支えとなり114.20円台まで強含んだ。欧州市場でも114.30円台まで買いが先行したが、ポンド円をはじめクロス円が軒並み軟化すると一時114円台を割り込むなど神経質に上下。NY市場では強い米GDPを受けて114.448円まで上昇したが買いは続かず。カタルーニャの独立宣言を受けて米債に逃避的な買いが入ると(金利低下)、114円割れへと反落。次期FRB議長にパウエル氏有力と伝わると売りに拍車がかかり113.70円前後まで続落した。その後、株価の堅調を眺めて114円付近まで値を戻すも、週末の引けにかけて再び売りが強まると113.643円の安値を付けた。 -----------10/27主な出来事---------------------------- 08:30 (日) 9月全国消費者物価指数 (生鮮食品除く:前年比) +0.7% 前回+0.7% 予想+0.7%  09:30 (豪) 7-9月期生産者物価指数 (前年比) +1.6% 前回+1.7%  12:00 豪高裁、二重国籍を保持していたジョイス副首相の当選無効の判決 21:30 (米) 7-9月期GDP・速報 (前期比年率) +3.0%前回+3.1% 予想+2.6%  21:30 (米) 7-9月期個人消費・速報 (前期比年率) +2.4% 前回+3.3%予想 +2.1%  22:29 スペインカタルーニャ州が独立を宣言 23:00 トランプ大統領、次期FRB議長にパウエル理事指名へ傾く -関係筋 23:00 (米) 10月ミシガン大消費者信頼感指数・確報 100.7 前回101.1 予想100.7  27:25 ラホイ・スペイン首相「カタルーニャ自治州のプチデモン首相を解任」「カタルーニャ議会を解散し、12月21日に選挙を行う」 ------------10/27株式・債券・商品---------------------- ------------10/30きょうの注目材料---------------------
<国内>なし <海外>16:00    9月独小売売上高指数17:00    10月スイスKOF景気先行指数18:30    9月英消費者信用残高18:30    9月英マネーサプライM419:00    10月ユーロ圏消費者信頼感指数21:30    9月米個人消費支出(PCE)21:30    9月米個人所得21:30    9月米PCEコアデフレータ22:00    10月独消費者物価指数(CPI)速報値 ------------10/30きょうのひとこと---------------------- ドル円は114円台半ばの壁にまたしても行く手を阻まれた格好です。ドルの先高感は維持しつつも、114円台のドル買いには慎重にならざるを得ないところでしょう。次期FRB議長人事や税制改革にロシアゲート疑惑(きょうにも初の訴追者が出る可能性も)など、良くも悪くも米政治に市場の関心が集まっています。(昨年末にも同じ事を言った気もしますが)大統領がトランプだけに、「良い目(カード)が出るか悪い目が出るか」が全く読めません。 本日もよろしくお願いいたします。
くりっく株365サヤ取り 2017年実際の売買にみる成功と失敗 ブログ

くりっく株365サヤ取り 2017年実際の売買にみる成功と失敗

くりっく株365サヤ砦の今年の売買記録をご紹介します。この時期は、今回紹介したルールがまだ固まってきていない時期です。そのため、現状ルールから見れば「ルール違反」となる売買もあります。ルール違反してどういう状況となったのかなども併せてお読みになってください。今回の売買は、3月末に1本目の仕掛けを開始して8月中旬でポジションゼロとしています。約5か月間ですが、売買回数は多くはありません。この「大きなうねりを取る」ゆったりとした売買が、前回くりっく株365サヤ取り2つの課題で書いた「うねり取りでのサヤ取り」の特徴でもあります。サヤ取り売買の流れを確認して頂く参考としてまとめてみました。この連載記事を読むのが初めての方は、最初から読み直すことをお勧めいたします。NYダウ配当金生活 当初の予定と運用記録くりっく株365サヤ取り2018 連載バックナンバー
今からでも遅くない! 米ドルは買い!! 日経平均の上げっぷりにドル/円も追いつく ブログ

今からでも遅くない! 米ドルは買い!! 日経平均の上げっぷりにドル/円も追いつく

■ユーロ/円の反落が今後の相場の流れを暗示? ユーロ/円は、一昨日(10月25日)、9月高値を更新したものの、昨日(10月26日)、大きく反落してきた。円安をリードしてきたユーロ/円の変化は、これからの相場の流れを暗示していると思う。

ユーロ/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 日足)

 昨日(10月26日)のユーロの急落は、ECB(欧州中央銀行)政策の決定がきっかけだった。ECBは量的金融緩和の規模半減と、2018年9月までの延長を決定し、また、将来の規模拡大・再延長の可能性も示唆した。

 QE(量的緩和策)縮小自体は既定路線だったが、その内容が「緩やか」な出口戦略だったとして、ユーロ売りの口実に使われた模様だ。

 というのも、ユーロの頭打ち、また反落は、日足では大型「三尊型(※)」天井の形成をもってすでに示唆されていた。ECB政策の発表は、下落の引き金を引いたにすぎないとみるべきであろう。

(※編集部注:「三尊型」はチャートのパターンの1つで、天井を示す典型的な形とされている。仏像が3体並んでいるように見えるために「三尊型」と呼ばれていて、人の頭と両肩に見立てて「ヘッド&ショルダー」と呼ぶこともある)

【参考記事】

●ひどい米雇用統計結果でも米ドルは予想どおり上昇! でも続かなかった理由とは?(2017年10月13日、陳満咲杜)

 換言すれば、仮にECBが今回「急激」な政策を打ち出して、ユーロの切り返しがあったとしても、上値は限定的だったと思われる。

 こういった構造的なポイントは、ユーロ/米ドルとドルインデックスを比較対照してみれば、よりわかりやすいだろう。

ユーロ/米ドル 日足(クリックで拡大)(出所:FXブロードネット)

ドルインデックス 日足(出所:Bloomberg)

■メインクロス円の上昇モメンタムは低下 ユーロ/円をはじめ、メインクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)の多くはブル(上昇)トレンドをなお維持しているものの、上昇モメンタムの低下がみられてきた。

 豪ドル/円は9月高値トライどころか、再度87円の節目割れの可能性も示唆され、英ポンド/円は切り返しを維持しているものの、9月高値まではなお距離あり、といった状況だ。

豪ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/円 日足)

英ポンド/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/円 日足)

■米ドル上昇にともない、クロス円の値動きはどうなる? 上昇モメンタムの失速は、前述のドルインデックスのフォーメーションから大きなヒントを得られる。

 前回のコラムでも暗示したように、クロス円の上昇モメンタムは、緩やかな米ドル高が最も重要な前提条件である。

【参考記事】

●現在のドル/円日足チャートはユーロ/ドルが6月に上昇し始めたときと同じサインが点灯!(2017年10月20日、陳満咲杜)

 米ドル/円が上昇波を展開する一方、ユーロなど主要外貨が米ドルに対して保ち合いを保てれば、結果的にクロス円の上昇を加速させることになる。一昨日(10月25日)のユーロ/円の高値更新はその好例であった。

 しかし、昨日(10月26日)のユーロ急落に照らして考えると、米ドル全体がこれから反騰のスピードを加速していく可能性が大きいから、クロス円の上昇スピードが外貨の下落加速で抑えられることも十分想定されるわけだ。

 とはいえ、米ドル/円がブル基調を保つ限り、クロス円の多くがたちまちベア(下落)トレンドへ転換するとは思わない。場合によっては、いわゆる「深押し」したあと、再度ブルトレンドへ復帰する可能性が大きいから、次の押し目チャンスを狙えばよいだけの話だ。

 ところで、ユーロ、英ポンド、豪ドルのうち…
今夜の注目材料は? ブログ

今夜の注目材料は?

東京市場のドル/円は、日経平均や米長期金利の上昇を受けて114.30円台まで値を上げました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

10/27(金)
19:45  アンジェローニECB顧問、講演
20:00  バイトマン独連銀総裁、講演
21:30☆米7-9月期GDP・速報
21:30☆米7-9月期個人消費・速報
23:00  10月米ミシガン大消費者信頼感指数・確報
※☆は特に注目の材料

昨日の米下院での予算案可決により税制改革の実現が期待される中、本日は米7-9月期国内総生産(GDP)に注目です。市場予想は前期比年率+2.6%となっており、予想を上回る伸びとなれば更なるドル買いを後押ししそうです。
テイラー氏がFRB議長でもドル高は一時的!? 米大統領の訪日迫る。ポジション整理へ! ブログ

テイラー氏がFRB議長でもドル高は一時的!? 米大統領の訪日迫る。ポジション整理へ!

 個人的なことではありますが、衆議院選挙が無事終わり、何とか当選することができました。

 選挙期間中は、金融市場のことを細かくみる余裕があまりありませんでしたが、今週(10月23日~)から、また本格的にやっていきたいと考えています。

【参考記事】

●FXで5000万円超儲けたザイFX!連載陣の今井雅人さんが衆院選で4回目の当選!

■堅調な状態を保ちながら、ゆっくりした動きへ ここ3週間ほど、日経平均は連騰を続けてきましたが、さすがに高値警戒感と買い疲れが交じり合いもみあいに入ってきました。

【参考記事】

●衆院選後の株価上昇は長くは続かない!? 米ドル/円は114円台半ばにレジスタンス(10月25日、松田哲)

 ただ、大きく反落するようなことは、北朝鮮関連で危機的な状況に入ってこない限り、起きそうもないと考えています。

日経平均 日足(出所:Bloomberg)

 金融市場全体は堅調な状態を保ちながら、ゆっくりとした動きになってくるのではないかと予想しています。

■日本の機関投資家が米ドル/円やクロス円を下支え このように金融市場が活況な状況下で、日本の生保(生命保険会社)を中心とする機関投資家は、かなり積極的な投資姿勢を見せるようになってきました。

 ここ数年、日本の生保は外債投資をする場合、為替リスクを避けるため、為替ヘッジ付きの外債に投資する傾向がありました。しかし、今週(10月23日~)明らかになってきている平成29年度下半期の運用方針では、為替ヘッジをつけない、いわゆるオープン外債への投資を積極化する方針を打ち出しています。

【参考記事】

●ドル/円は118円への上昇過程! 注目は…!? NZドルを反落させたネガティブ材料とは?(10月26日、西原宏一)

●与党圧勝で海外勢の日本株買いが再開? 米ドル/円は目先114円台半ば突破がカギに(10月23日、西原宏一&大橋ひろこ)

 オープン外債投資では、外貨買い・円売りが起きるので、円安を誘発する効果があるのは言うまでもありません。

 すでに、市場では米ドル/円の113円台に、日本の生保の米ドル買い注文が散見されるようになってきています。

 こういう環境を考慮すれば、米ドル/円、クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)ともに、円高にはなりにくいと考えられます。

 米ドル/円、ユーロ円での円売り方針は、依然として有効ではないかと考えています。

米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)

ユーロ/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 日足)

 では、あえて円高リスクを考えるとすれば…