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19日のドル円相場ときょうのひとこと(1/22 月) ブログ

19日のドル円相場ときょうのひとこと(1/22 月)

   ----------1/19ドル円相場------------------------ 米政府機関の一部が閉鎖へ OP111.058 HI111.127 LO110.493 CL110.824  -----------1/19主な出来事-------------------------- 16:00(独) 12月生産者物価指数 (前年比)+2.3%前回+2.5%予想+2.3% 18:30(英) 12月小売売上高 (自動車燃料含む:前月比)-1.5%前回+1.1%(+1.0%)予想-1.0% 22:30(加) 11月製造業出荷 (前月比)+3.4%前回-0.4%(-0.6%)予想+2.0% 22:30(加) 11月国際証券取引高+195.6億CAD前回+208.1億CAD(+207.7億CAD) 24:00(米) 1月ミシガン大消費者信頼感指数・速報94.4前回95.9予想97.0 ------------1/19株式・債券・商品---------------------- 日経平均 23808.06△44.69豪ASX 6005.806 ▼8.760上海総合 3487.864 △13.110英FT 7730.79△29.83独DAX  13434.45△153.02NYダウ 26071.72△53.91 日10年債利回り 0.0850%△0.0010豪10年債利回り 2.866%△0.054英10年債利回り 1.337%△0.008独10年債利回り0.568%▼0.004米2年債利回り 2.0647%△0.0214米10年債利回り 2.6592%△0.0336 NY原油 63.37 ▼0.58NY金 1333.10△5.90
 ------------1/22きょうの注目材料---------------------
 <国内>なし <海外>15:00 米上院、つなぎ予算を採決の予定22:30    11月カナダ卸売売上高------  ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)------------1/22きょうのひとこと---------------------- 通算19回目の米政府機関閉鎖が始まりました。とはいえ、軍や警察などはもちろんのこと、郵便や空港業務なども通常営業で、閉鎖されるのはごく一部(自由の女神に入場できないそうです)の模様です。過去の例では多くが短期間(最短1日、最長21日)のうちに終息している事もあって、市場は「慣れっこ」です。また、中間選挙を11月に控えて与野党ともに「弱腰」と見られたくない半面、「悪者」にもなりたくない事を市場は理解しているのでしょう。協議が泥沼化して閉鎖が長引かない限り、市場への影響は小さいと見ています。  本日もよろしくお願いいたします。 
ドルコスト平均法実践5年の気づきその1:「決済なくとも積立複利5%確保」 ブログ

ドルコスト平均法実践5年の気づきその1:「決済なくとも積立複利5%確保」

現在純ドルコスト平均法FX積立の売買は、以下のような流れでやっています。下げ相場期間:レバレッジを最大4倍まで上げながら毎月積立金で豪ドル円買いポジションを作る。上げ相場期間:レバレッジを最大0倍まで下げながら毎月積立金で豪ドル円買いポジションを作る。ある程度上昇:利益確定ルールに該当したら買いポジションを決済していく。利益確定後:利益確定後は、時期を見ながら再度買いポジション用資金として使う。この流れで、10年・20年かけて大きな資産形成をしていくのを目的としています。レバレッジを変動させないのが、単純なドルコスト平均法での積立です。仮に、10万円積立で毎月レバレッジ2倍と固定するのであれば単純なドルコスト平均法では売買数量は以下のようになります。単純なドルコスト平均法の買い方豪ドル円100円水準:買い数量 2000通貨(10万円×レバレッジ2倍÷100円=2000)豪ドル円80円水準:買い数量 2500通貨(10万円×レバレッジ2倍÷80円=2500)レバレッジを基準にして数量を決めていくことで、豪ドル円が下落していけば自然に買い数量も増えていきます。これによって、単純に2000通貨づつ買うよりも買い平均値を下げる効果がでてくるのがドルコスト平均法の考え方です。私たちは、これにもう一工夫しています。レバレッジそのものも変動させています。こうすることで、ドルコスト平均法効果を更に大きく出せるようにしました。先程のパターンでいくと以下のようなイメージになります。私たちのFX積立の買い方豪ドル円100円でレバレッジ1倍の買い 1000通貨(10万円×レバレッジ1倍÷100円=1000)豪ドル円80円でレバレッジ3倍の買い 3750通貨(10万円×レバレッジ3倍÷80円=3750)先程の「単純なドルコスト平均法の買い方」に比べて売買数量に大きな差がついています。上げ相場で買う数量は少なく、下げ相場で買う数量は大きくなっているのが確認できると思います。この形で5年以上コツコツと続けてきました。ここまでの約5年間のFX積立を振り返ってみての気づきがいくつかあります。この中には、やってみてわかった事もあります。無論、良いことばかりではありません。「長所」もあれば「短所」もあります。これからFX積立を始めようという方の参考になると思いますので一つづつ、紹介させていただきます。
今夜の注目材料は? ブログ

今夜の注目材料は?

東京市場のドル/円は、米政府機関の閉鎖懸念が重しとなって110.70円台まで値を下げています。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

1/19(金)
17:15  スイス12月生産者輸入価格
18:00  ユーロ圏11月経常収支
18:30☆英12月小売売上高
22:30  カナダ11月月製造業出荷
22:30  カナダ11月国際証券取引高
22:45  ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演
24:00☆米1月ミシガン大消費者信頼感指数・速報
27:00  クオールズFRB副議長、講演
※☆は特に注目の材料

この後も引き続き、米暫定予算案が上院で可決されるかが焦点です。本日で現在の暫定予算の期限が切れることから、通過できなければ米政府機関が一部閉鎖される見通しです。もっとも、時間外のNYダウ平均先物は小幅安に留まっている事などから、それほど悲観的な見方にはなっていない様子です。2013年に大規模な政府機関閉鎖を経験している事などから、最終的には可決されるだろうとの楽観論が根底にあるようです。
米ドル/円の下値は限定的で英ポンド/円は 158円台後半をめざす!? 昨年の市況にヒント ブログ

米ドル/円の下値は限定的で英ポンド/円は 158円台後半をめざす!? 昨年の市況にヒント

■クロス円が堅調に推移している理由とは? 米ドル安の市況が続いている。一方、主要クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)は堅調な値動きを保ち、英ポンド/円は高値を更新した。

世界の通貨VS円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足)

 前回(1月12日)のコラムで指摘した「主要クロス円の多くは押し目買いのタイミング」が先週(2017年1月8日~)後半にあったから、米ドル/円の下落はあっても、円高の市況とは言い切れない。

【参考記事】

●米長期金利上昇でサプライズのドル安に。「日銀騒動」はポジション調整の口実か(2017年1月12日、陳満咲杜)

 もっとも、主要クロスが上昇するロジックはシンプルだ。米ドル安の受け皿の役割を、主に円以外の主要通貨が果たせば、該当通貨の円に対するレートが上昇していくしくみである。

 要するに、米ドル/円の下落があったものの、ユーロや英ポンドなどの主要通貨は対米ドルの上昇がより強かったので、ユーロ/円、英ポンド/円などクロス円の上昇は自然の成り行きであったわけだ。

■テクニカル上のサインからも、押し目買いのタイミングだった 先週1月11日(木)、12日(金)あたりがクロス円の押し目を拾うタイミングであったことについて、テクニカル上の示唆も多かった。高値更新している英ポンド/円はその代表格なので、1月9日(火)のレポートをもって説明したい。本文は以下のとおり。

英ポンド/円 日足(1月12日作成、クリックで拡大)(出所:FXブロードネット)

ポンド/円はドル/円の急落につられた形で急落してきた。日銀政策変動に関する思惑がなおくすぶるが、思惑先行ですでに織り込まれ、また反落波の行き過ぎが見られたので、ここからは反転してくるでしょう。

注目していただきたいのは、まず昨年11月28日の大陽線、「フェイクセットアップ」のサインを点灯してから上昇トレンドを維持、また昨年12月8日高値をブレイクしたことで昨年9月高値から形成されてきた大型変動レンジの上限の突破を意味し、上値余地を暗示していたこと。

従って、ここから昨年12月15日の「フォールス・ブレイクアウト」のサインを否定(同日安値を大きく下回る)しない限り、ブルトレンドが維持され、目先の急落があってもなお許容範囲であろう。実際、パターンの繰り返しを想定する場合、昨年12月15日と同様、GMMAにおける長期線グループの支持が確認した形でブルトレンドへ復帰、または15日自体のように、一時6日安値を割りこんでから切り返す、といった値動きが想定される。この意味では、仮に一時149円台前半の打診があっても、忽ちベアトレンドへ転換するといった判断が性急であろう。

そもそも昨年11月末の安値再打診や同28日の「フェイクセットアップ」はおなじ性質を持ち、大型レンジ変動がすでに一旦上放れを果たした以上、途中の反落はあくまでスピード調整と見做すべきであろう。・・・総じて下値余地限定、また下値打診があれば押し目好機

とみるべきであろう。大型レンジが上放れした後の「倍返し」、まだまだ大きい上値余地を示唆している以上、押し目買いのスタンスで臨みたい。

 執筆中の現時点の英ポンド/円チャートは次のとおり…
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(1/19 金) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(1/19 金)

   ----------1/18ドル円相場------------------------ 米予算への不透明感広がりドルを圧迫 OP111.267 HI111.479 LO110.695 CL111.074  -----------1/18主な出来事--------------------------- 09:30 (豪) 12月就業者数 +3.47万人前回+6.16万人→+6.36万人予想+1.50万人   09:30 (豪) 12月失業率 5.5%前回5.4% 予想5.4%   16:00 (中国) 10-12月期GDP (前年比) +6.8%前回+6.8% 予想+6.7%  16:00 (中国) 12月鉱工業生産 (前年比) +6.2%前回+6.1% 予想+6.1%  16:00 (中国) 12月小売売上高 (前年比) +9.4%前回+10.2% 予想+10.2%   20:00 (トルコ) トルコ中銀政策金利を 8.00%に維持 22:23 (南ア) SARB政策金利発6.75%に維持 22:30 (米) 12月住宅着工件数  119.2万件前回129.7万件→129.9万件予想127.5万件 (米) 12月建設許可件数 130.2万件前回129.8万件→130.3万件予想129.5万件   22:30 (米) 1月フィラデルフィア連銀製造業指数 22.2前回26.2→27.9予想25.0   22:30 (米) 新規失業保険申請件数 22.0万件前回26.1万件 予想24.9万件   マコネル米共和党・上院院内総務「(米のつなぎ予算が成立せず)一部政府機関の閉鎖を懸念」 トランプ米大統領「政府機関が閉鎖する可能性は非常に高く、閉鎖した場合、軍隊に悪影響」 ライアン米下院議長「民主党は軍の予算を盾にとっている」「議会はつなぎ予算案を成立させるべき」  ------------1/18株式・債券・商品--------------------- 日経平均 23763.37▼104.97豪ASX 6014.566 ▼1.248上海総合 3474.754 △30.083英FT 7700.96▼24.47独DAX  13281.43△97.47NYダウ 26017.81▼97.84 日10年債利回り 0.0840%▼0.0060豪10年債利回り 2.812%△0.023英10年債利回り 1.330%△0.022独10年債利回り0.573%△0.011米2年債利回り 2.0434%△0.0002米10年債利回り 2.6256%△0.0352 NY原油 63.95 ▼0.02NY金 1327.20▼12.00 ------------1/19きょうの注目材料--------------------- <国内>未定    1月月例経済報告 <海外>16:00    独12月生産者物価指数17:15    スイス12月生産者輸入価格18:00    ユーロ圏11月経常収支(季節調整済)18:30    英12月小売売上高指数22:30    カナダ11月製造業出荷22:30    カナダ11月証券投資22:45    ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演24:00    米1月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値27:00    クオールズFRB副議長、講演 ------------1/19きょうのひとこと---------------------- きょう19日に失効する暫定予算をめぐり、米議会が紛糾しています。このまま予算切れとなると、米政府機関の一部が閉鎖(シャットダウン)に追い込まれる可能性も出てきます。ただ、だからといって過度に悲観的になる必要はありません。米国ではシャットダウンはそう珍しい事ではありませんし(1970年代以降で18回も起きています)、実際にシャットダウンが起きても数日で終了するケースがほとんどです。シャットダウンを賭けた共和党と民主党の「チキンレース」も毎度おなじみの事ですが、11月に中間選挙を控えて「犯人」にされるのはどちらにとっても避けたいところでしょう。  本日もよろしくお願いいたします。 
今日のテクニカル見通し:メキシコペソ/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:メキシコペソ/円

メキシコペソ/円は、今年に入り5.90円レベルで上値重く推移してきましたが、17日に突破した事で上値余地が拡大。本日朝に5.971円まで上値を伸ばしています。目先的には200日線に向けて上伸余地が生まれたと見ますが、同線は昨年12月の上昇局面でも上値抵抗として機能しており、突破は用意ではなさそうです。


(上記メキシコペソ/円日足の外貨ネクストネオのチャートは1/19の10:43現在)

○上値目処について
200日線(6.050円)が昨年12月に続いて上値抵抗となりそうですが、もし突破できれば、月足の一目均衡表の基準線(6.162円)に向けた一段高も考えられます。この水準も超えられるようならば、17年7月高値(6.426円)が見えてきそうです。

○下値目処について
まずは、5.90円レベルが下値指示に変わるか注目です。この水準に6日線(5.909円)や75日線(5.917円)などもあります。割った場合の次の目処は20日線(5.820円)であり、このあたりでも下げ止まらないようならば、ボリンジャーバンド-2シグマ(5.651円)に向けた一段安も考えられます。

○下値目処
5.954円(日足の一目均衡表の雲下限)
5.909円(6日線)
5.908円(13週線)
5.820円(20日線)
5.738円(5/18安値)
5.751円(4/20安値)
5.851円(日足の一目均衡表の転換線)
5.870円(週足の一目均衡表の転換線)
5.825円(日足の一目均衡表の基準線)
5.874円(6/5安値)
5.678円(12/26安値)
5.652円(週足の一目均衡表の雲下限)
5.651円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
5.638円(7/19高値6.426円-8/29安値6.032円の下げ幅を、8/29安値から引いた値)

○上値目処
5.977円(52週線)
6.007円(週足の一目均衡表の基準線)
6.011円(日足の一目均衡表の雲上限)
6.026円(26週線)
6.031円(週足の一目均衡表の雲上限)
6.032円(8/29安値)
6.046円(200日線)
6.052円(月足の一目均衡表の転換線)
6.140円(17年7月高値6.202円-11月安値5.827円の下げ幅61.8%戻し)
6.162円(月足の一目均衡表の基準線)
6.334円(17年9月高値)
6.426円(17年7月高値)
米ドル/円のさらなる下落は考えにくい! ここからは緩やかな円安に戻っていくか ブログ

米ドル/円のさらなる下落は考えにくい! ここからは緩やかな円安に戻っていくか

■ユーロの影響が大きかった1週間 ここ1週間は、ユーロ相場が市場全体に大きな影響を与えた週となりました。

 まず、1月11日(木)に公表された、昨年(2017年)12月14日(木)に開催されたECB(欧州中央銀行)理事会の議事録に、「金融政策や政策方針のさまざまな次元に関わる文章(ガイダンス)について、2018年初めに再検討を加える可能性がある」という指摘があったことが明らかになりました。

 これを受けて、金融市場では、金融政策引き締めへの早期転換の可能性が高まったとの見方が広がり、ユーロの上昇が始まりました。

 その後、12日(金)に「ドイツの社会民主党(SPD)がメルケル独首相と連立協議開始で暫定合意した」との報道を受けて、さらにユーロは上昇。

【参考記事】

●ECB議事録と独連立暫定合意でユーロ上昇! ドル売り継続も、IMMのユーロロングに注意(1月15日、西原宏一&大橋ひろこ)

ユーロVS世界の通貨 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロVS世界の通貨 4時間足)

 ユーロ/米ドルは、1.19ドル台前半から1.23ドル台前半まで、400pipsほど急騰しました。17日(水)のアジア時間では、一時1.23233ドルまで値を上げています。

【参考記事】

●ユーロ/米ドルはまだまだ上昇!?ターゲットは短期的には1.265ドル、ゆくゆくは1.31ドル台!(1月17日、松田哲)

●ユーロ/米ドルに1.26ドルまでの上昇余地! 米ドル/円は季節的に上値が重い時期!?(1月16日、バカラ村)

ユーロ/米ドル 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 4時間足)

■ECB、1月は政策ガイダンスの変更を実施せず!? その後は、ECBのコンスタンシオ副総裁をはじめとする、当局者からの相次ぐユーロ高けん制発言を受けて、ユーロは反落しています。

 副総裁は新聞社のインタビューで、最近のユーロ高について問われ、「ファンダメンタルズの動向を反映しない急激な動きについては懸念している」と答えました。また、「ファンダメンタルズを見るとインフレ率は2017年12月に若干低下した。拙速な行動で成長の息の根を止めてはならない」とも発言しています。

ユーロ/米ドル 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 1時間足)

 ECBは、1月25日(木)の定例理事会において金融政策を決めますが、副総裁の発言を見る限り、その場では政策ガイダンス変更の可能性がほぼないことを示唆しているとの見方が広がり、ユーロは急落しました。

 ユーロ/米ドル急騰の動きにつられて、米ドル/円でも…
ドル/円は110.00円の攻防が流れを決める! ドル安の流れと機関投資家の買い需要交錯 ブログ

ドル/円は110.00円の攻防が流れを決める! ドル安の流れと機関投資家の買い需要交錯

■徐々にテクニカル分析も効き始めたビットコイン みなさん、こんにちは。

 先週(1月8日~)から今週(1月15日~)にかけて、多くのメディアが連日、仮想通貨を取り上げていました。

 もっとも多かったのが、1月17日(水)の仮想通貨全体の暴落を取り上げたものになるのですが…。

 たしかに、ビットコイン/円は、年初の200万円レベルと比較すると暴落と言えますが、昨年(2017年)1月に10万円だったビットコインが105万円になったからといって暴落という表現を使うのは、いまひとつ釈然としません。

ビットコイン/円 週足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ビットコイン/円 週足)

 個人的に興味を持ったのが、仮想通貨の流動性。

 たとえば、ビットコイン/円・日足のシーケンシャルでは、セットアップカウントダウンをていねいにカウントして反落という、デマーク(※)の教科書どおりの動きとなっています。

(※編集部注:「デマーク」とはTDシーケンシャルなどのテクニカル指標を開発したトーマス・R・デマーク氏のこと)

 アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)は別として、ビットコインは徐々にテクニカル分析も効き始めています。

 これは、参加者が増えて流動性を増しているということになります。仮想通貨の需要は、これからも高まるのではないでしょうか?

■米ドルは上値の重い展開、米ドル/円は110円割れに迫る 為替市場に話題を戻すと、米ドルは、引き続き、上値の重い展開。

 米ドル円は111.00円を割り込み、一時110.00円という大台を割り込む寸前まで急落しました。

米ドル/円 日足(出所:Bloomberg)

 米ドル安は対円のみならず、対ユーロや対英ポンドでも米ドル安が進行。

 以下は、ユーロ/米ドルの日足チャートです。

 ユーロ/米ドルは、昨年(2017年)9月8日に1.2092ドルの高値に到達。

 その後、調整局面入りし、4カ月が経過しました。

 充分な調整を経た後、先週、1月11日(木)のECB(欧州中央銀行)議事要旨がタカ派トーンだったことをきっかけに、節目の1.2092ドルをブレイクし、対ユーロでも再び米ドル安が進行。

【参考記事】

●ECB議事録と独連立暫定合意でユーロ上昇! ドル売り継続も、IMMのユーロロングに注意(1月15日、西原宏一&大橋ひろこ)

ユーロ/米ドル 日足(出所:Bloomberg)

 加えて、英ポンドや豪ドルでも米ドル安が進みつつあります。

英ポンド/米ドル 日足(出所:Bloomberg)

豪ドル/米ドル 日足(出所:Bloomberg)

 総体的な米ドル下落の背景には、オプション市場の動きも反映されています。

 1月15日(月)のオプション市場では、ユーロ/米ドルや米ドル/円のみならず、英ポンド/米ドルや豪ドル/米ドルでも米ドルのプット高(※)が急速に進行。

(編集部注:「プット」は売る権利のことで、「コール」が買う権利のこと)

 前回のコラムで紹介させていただきましたが、米国債利回り上昇が米ドル/円の上昇を誘引せず、相関性が断ち切れて米ドル/円はじり安の展開。

【参考記事】

●米ドル/円、株や米長期金利の上昇に追随できず…。111円割れなら107円台も視野!(1月11日、西原宏一)

 他通貨でもその傾向が鮮明になりつつあり、オプションマーケットでも、米ドルのプット購入が目立ちはじめ、それが米ドルの下落をさらに誘引しました。

 前述の米国債利回りに続き、米ドル/円と…