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主体性のないユーロ/円をどう判断する? 買いポジションはいったんストップが賢明
■ユーロ/円は英国国民投票を材料に急激に下落後、反発 今回はユーロ/円の分析を行なう。まずは、日足チャートをご覧いただきたい。このチャートは2016年9月ころからなので表示されていないが、2016年6月23日(木)に実施された英国の国民投票の結果が、6月24日(金)の東京市場で報道された。
ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
英国民が、EU(欧州連合)からの離脱を選択したことから、「リスク回避(リスク・オフ)」の思惑が広がり、安全通貨とみなされる「円買い」になった。
ユーロ/円は、パニック気味に大きく急落して110.00円も割り込み、109円台の安値を付けている。ただし、109円台からは、反発している。
ユーロ/円は、安値圏でボックス相場「ピンクの破線」を形成した、と考える。
ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「ピンクの破線」の上限は118.50円近辺、下限は109.00円近辺、と考える。ただし、便宜上この日足チャートでは、ボックス相場「ピンクの破線」の下限は110円台程度に表示している。
ユーロ/円は、ボックス相場「ピンクの破線」の上限(118.50近辺)を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
■124円台の高値から下落し、一回り大きいボックス相場形成 ユーロ/円は、この「買いシグナル」に従い、124円台の高値を付けた。しかし、124円台の高値を付けてからのユーロ/円は垂れ下がって、重要なサポート(チャート・ポイント)だった120円台ミドル、そして120.00円を割り込んだ。
この時点では、トレンド転換が起こっていない、つまり、下落トレンドのままである可能性が高くなった、と考えた。
ユーロ/円は、ボックス相場「紫の破線」を形成した、と考える。
ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「紫の破線」の上限は124.00円近辺、下限は118.00円近辺、と考える。
ユーロ/円は、下限の118.00円から123.00円近辺まで、いったん反発(上昇)したが、高値を更新することなく、再び下落した。
そして、このボックス相場「紫の破線」を下に抜けて、「売りシグナル」を発した、と考える。
ボックス相場のセオリーに従うならば、このボックス相場「紫の破線」を下に抜けて、「売りシグナル」を発した場合のターゲットは、112.00円近辺になる。
しかし、日足チャートを見てのとおりに、115.00円近辺を底値にして、大きく急反発(急上昇)している。
それで、「赤の破線(太線)」で示した、一回り大きいボックス相場を形成した、と考える。
ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「赤の破線(太線)」の上限は126.00円近辺、下限は115.00円近辺、と考える。
ユーロ/円は、118.00円近辺の「売りシグナル」に従い、115.00円割れ(114円台後半)に下落した。
しかし、115.00円割れ(114円台後半)から大きく上昇したので、サポート・ライン(1)「青の破線」を表示した。
2017年4月23日(日)のフランス大統領選挙が材料に…
ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
英国民が、EU(欧州連合)からの離脱を選択したことから、「リスク回避(リスク・オフ)」の思惑が広がり、安全通貨とみなされる「円買い」になった。
ユーロ/円は、パニック気味に大きく急落して110.00円も割り込み、109円台の安値を付けている。ただし、109円台からは、反発している。
ユーロ/円は、安値圏でボックス相場「ピンクの破線」を形成した、と考える。
ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「ピンクの破線」の上限は118.50円近辺、下限は109.00円近辺、と考える。ただし、便宜上この日足チャートでは、ボックス相場「ピンクの破線」の下限は110円台程度に表示している。
ユーロ/円は、ボックス相場「ピンクの破線」の上限(118.50近辺)を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
■124円台の高値から下落し、一回り大きいボックス相場形成 ユーロ/円は、この「買いシグナル」に従い、124円台の高値を付けた。しかし、124円台の高値を付けてからのユーロ/円は垂れ下がって、重要なサポート(チャート・ポイント)だった120円台ミドル、そして120.00円を割り込んだ。
この時点では、トレンド転換が起こっていない、つまり、下落トレンドのままである可能性が高くなった、と考えた。
ユーロ/円は、ボックス相場「紫の破線」を形成した、と考える。
ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「紫の破線」の上限は124.00円近辺、下限は118.00円近辺、と考える。
ユーロ/円は、下限の118.00円から123.00円近辺まで、いったん反発(上昇)したが、高値を更新することなく、再び下落した。
そして、このボックス相場「紫の破線」を下に抜けて、「売りシグナル」を発した、と考える。
ボックス相場のセオリーに従うならば、このボックス相場「紫の破線」を下に抜けて、「売りシグナル」を発した場合のターゲットは、112.00円近辺になる。
しかし、日足チャートを見てのとおりに、115.00円近辺を底値にして、大きく急反発(急上昇)している。
それで、「赤の破線(太線)」で示した、一回り大きいボックス相場を形成した、と考える。
ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「赤の破線(太線)」の上限は126.00円近辺、下限は115.00円近辺、と考える。
ユーロ/円は、118.00円近辺の「売りシグナル」に従い、115.00円割れ(114円台後半)に下落した。
しかし、115.00円割れ(114円台後半)から大きく上昇したので、サポート・ライン(1)「青の破線」を表示した。
2017年4月23日(日)のフランス大統領選挙が材料に…
主体性のないユーロ/円をどう判断する? 買いポジションはいったんストップが賢明
■ユーロ/円は英国国民投票を材料に急激に下落後、反発 今回はユーロ/円の分析を行なう。まずは、日足チャートをご覧いただきたい。このチャートは2016年9月ころからなので表示されていないが、2016年6月23日(木)に実施された英国の国民投票の結果が、6月24日(金)の東京市場で報道された。
ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
英国民が、EU(欧州連合)からの離脱を選択したことから、「リスク回避(リスク・オフ)」の思惑が広がり、安全通貨とみなされる「円買い」になった。
ユーロ/円は、パニック気味に大きく急落して110.00円も割り込み、109円台の安値を付けている。ただし、109円台からは、反発している。
ユーロ/円は、安値圏でボックス相場「ピンクの破線」を形成した、と考える。
ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「ピンクの破線」の上限は118.50円近辺、下限は109.00円近辺、と考える。ただし、便宜上この日足チャートでは、ボックス相場「ピンクの破線」の下限は110円台程度に表示している。
ユーロ/円は、ボックス相場「ピンクの破線」の上限(118.50近辺)を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
■124円台の高値から下落し、一回り大きいボックス相場形成 ユーロ/円は、この「買いシグナル」に従い、124円台の高値を付けた。しかし、124円台の高値を付けてからのユーロ/円は垂れ下がって、重要なサポート(チャート・ポイント)だった120円台ミドル、そして120.00円を割り込んだ。
この時点では、トレンド転換が起こっていない、つまり、下落トレンドのままである可能性が高くなった、と考えた。
ユーロ/円は、ボックス相場「紫の破線」を形成した、と考える。
ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「紫の破線」の上限は124.00円近辺、下限は118.00円近辺、と考える。
ユーロ/円は、下限の118.00円から123.00円近辺まで、いったん反発(上昇)したが、高値を更新することなく、再び下落した。
そして、このボックス相場「紫の破線」を下に抜けて、「売りシグナル」を発した、と考える。
ボックス相場のセオリーに従うならば、このボックス相場「紫の破線」を下に抜けて、「売りシグナル」を発した場合のターゲットは、112.00円近辺になる。
しかし、日足チャートを見てのとおりに、115.00円近辺を底値にして、大きく急反発(急上昇)している。
それで、「赤の破線(太線)」で示した、一回り大きいボックス相場を形成した、と考える。
ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「赤の破線(太線)」の上限は126.00円近辺、下限は115.00円近辺、と考える。
ユーロ/円は、118.00円近辺の「売りシグナル」に従い、115.00円割れ(114円台後半)に下落した。
しかし、115.00円割れ(114円台後半)から大きく上昇したので、サポート・ライン(1)「青の破線」を表示した。
2017年4月23日(日)のフランス大統領選挙が材料に…
ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
英国民が、EU(欧州連合)からの離脱を選択したことから、「リスク回避(リスク・オフ)」の思惑が広がり、安全通貨とみなされる「円買い」になった。
ユーロ/円は、パニック気味に大きく急落して110.00円も割り込み、109円台の安値を付けている。ただし、109円台からは、反発している。
ユーロ/円は、安値圏でボックス相場「ピンクの破線」を形成した、と考える。
ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「ピンクの破線」の上限は118.50円近辺、下限は109.00円近辺、と考える。ただし、便宜上この日足チャートでは、ボックス相場「ピンクの破線」の下限は110円台程度に表示している。
ユーロ/円は、ボックス相場「ピンクの破線」の上限(118.50近辺)を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
■124円台の高値から下落し、一回り大きいボックス相場形成 ユーロ/円は、この「買いシグナル」に従い、124円台の高値を付けた。しかし、124円台の高値を付けてからのユーロ/円は垂れ下がって、重要なサポート(チャート・ポイント)だった120円台ミドル、そして120.00円を割り込んだ。
この時点では、トレンド転換が起こっていない、つまり、下落トレンドのままである可能性が高くなった、と考えた。
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ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
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ユーロ/円は、下限の118.00円から123.00円近辺まで、いったん反発(上昇)したが、高値を更新することなく、再び下落した。
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しかし、日足チャートを見てのとおりに、115.00円近辺を底値にして、大きく急反発(急上昇)している。
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ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「赤の破線(太線)」の上限は126.00円近辺、下限は115.00円近辺、と考える。
ユーロ/円は、118.00円近辺の「売りシグナル」に従い、115.00円割れ(114円台後半)に下落した。
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2017年4月23日(日)のフランス大統領選挙が材料に…
売り方針継続+暴落懸念薄い往来相場でのFXオプション戦略
サヤすべり取りで毎日記入している場帳・グラフ売買では、暴落気味でストーンと落ちそうだと感じるような値動きが年に数回あります。そういう時は、一気に売りポジションを増やして大利を狙っていきます。ただ、そのまま大きく下げないこともあり、そういう時の豪ドル円は往来相場突入となり、下がりそうで下がらない日々が続きます。そういう往来相場で、大きい売りポジションを抱えたままマイナススワップポイントを払い続けるのは心理的負担が大きくなってしまうため、徐々に売りポジションを減らしていくことにしています。売りポジションは減らしたけれど、「下げそうだ」という相場観は変わっていない」という状況です。FXオプションを使うと、こういう「いずれは下げ濃厚と感じている往来相場」でもうちょっとお小遣いを頂くこともできます。先日、この趣旨の売買をしているのでご紹介させていただきます。
FXオプション 4つの基本パターン損益の出方整理
FXオプションは、FX同様必ず儲かるものとかではありません。同じ為替相場をもとに売買するFXとの大きな違いは、「リスクとリターンの取り方」です。「リスクもリターンも無限大」のFXに比べると、FXオプションは様々な調整ができます。この理解は、非常に重要な部分ですので前回の復習として記事をまとめさせていただきました。当連載を初めて読まれる方は第一回からお読みになることをおすすめします。SBIFXトレードを使ったドルコスト平均法FX積立このページの中ほどにある「2018年度 純ドルコスト平均法FX積立2018」が当連載の目次となっております。
ループイフダン損切り(あり/なし)復活 これは有難いです。
ループイフダンで損切り(あり/なし)が選択できるようになりました。これまでは、設定限度までいくと自動的に損きりされてしまう設定だったのですが、今後は選択できるようになります。これで、ループイフダンが、更に使いやすくなります。ループイフダン検証中
米ドル安・ユーロ高基調が終わっても、 ドル/円は安値圏での保ち合いにとどまる!?
■ドルインデックスは底打ち、ユーロ高は終焉か? 猫も杓子も米ドル安一辺倒、特にユーロに対する強気は過剰なので、そろそろ潮の流れが変わってもおかしくなかろう、といった話が、前回の本コラムの趣旨であった。実際に、その兆しがすでに露呈しつつあると思う。
【参考記事】
●過大評価されるユーロと過小評価される円、是正する道はユーロ/円の大逆転のみ!(2018年2月16日、陳満咲杜)
2月15日(木)、ドルインデックスは1月安値を更新した上、その下で大引けした。米ドルの全面安が加速されるだろうと思われたが、翌日(16日)一転して強く反騰し、日足では安値更新(ブレイクアウト)自体が「フォールス」、すなわち「ダマシ」の可能性が示唆された。
ドルインデックス 日足(クリックで拡大)(出所:IG証券)
切り返しが継続できれば、2月8日(木)高値を上回れる見通しだ。この場合、底打ちのパターンが完成、といった判断につながる。
当然のように、米ドルの対極としてユーロには反対のサインが点灯している。ユーロ/米ドルは2月16日(金)にて1月高値を更新したものの、当日一転して陰線で大引けし、その後の反落もあって、高値更新(ブレイクアウト)自体が「フォールス・ブレイクアウト」の可能性を示唆している。
ユーロ/米ドル 日足(クリックで拡大)(出所:IG証券)
この疑いは、2月9日(金)安値の割り込みがあれば認定されるから、ユーロ高終焉の現実味が増しているとみる。
■いったんユーロ安基調に転換すると、加速する可能性も 週足では、RSIなどのオシレーター系指標が弱気ダイバージェンスのサインを構築、2月安値の更新があれば、一段と効いてくるだろう。
ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:IG証券)
前回のコラムでも指摘したように、IMM市場におけるユーロのネットロングポジションが記録上最大の水準に膨らんでいたので、反落があれば、投げ売りが発生すると推測され、また投げ売りが次の投げ売りを呼ぶといった逆循環が始まってもおかしくない。
【参考記事】
●過大評価されるユーロと過小評価される円、是正する道はユーロ/円の大逆転のみ!(2018年2月16日、陳満咲杜)
よって、どこかの時点でユーロ高基調が一転してユーロ安基調に転換し、また昨年(2017年)年初からほぼ一貫して継続していたユーロ高のトレンドが長かっただけに、いったんユーロ安の基調に転換すれば、今度は連続して反落してくる市況を想定しておきたい。
一方、米ドル/円に関してはいろいろ見方がある…
【参考記事】
●過大評価されるユーロと過小評価される円、是正する道はユーロ/円の大逆転のみ!(2018年2月16日、陳満咲杜)
2月15日(木)、ドルインデックスは1月安値を更新した上、その下で大引けした。米ドルの全面安が加速されるだろうと思われたが、翌日(16日)一転して強く反騰し、日足では安値更新(ブレイクアウト)自体が「フォールス」、すなわち「ダマシ」の可能性が示唆された。
ドルインデックス 日足(クリックで拡大)(出所:IG証券)
切り返しが継続できれば、2月8日(木)高値を上回れる見通しだ。この場合、底打ちのパターンが完成、といった判断につながる。
当然のように、米ドルの対極としてユーロには反対のサインが点灯している。ユーロ/米ドルは2月16日(金)にて1月高値を更新したものの、当日一転して陰線で大引けし、その後の反落もあって、高値更新(ブレイクアウト)自体が「フォールス・ブレイクアウト」の可能性を示唆している。
ユーロ/米ドル 日足(クリックで拡大)(出所:IG証券)
この疑いは、2月9日(金)安値の割り込みがあれば認定されるから、ユーロ高終焉の現実味が増しているとみる。
■いったんユーロ安基調に転換すると、加速する可能性も 週足では、RSIなどのオシレーター系指標が弱気ダイバージェンスのサインを構築、2月安値の更新があれば、一段と効いてくるだろう。
ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:IG証券)
前回のコラムでも指摘したように、IMM市場におけるユーロのネットロングポジションが記録上最大の水準に膨らんでいたので、反落があれば、投げ売りが発生すると推測され、また投げ売りが次の投げ売りを呼ぶといった逆循環が始まってもおかしくない。
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よって、どこかの時点でユーロ高基調が一転してユーロ安基調に転換し、また昨年(2017年)年初からほぼ一貫して継続していたユーロ高のトレンドが長かっただけに、いったんユーロ安の基調に転換すれば、今度は連続して反落してくる市況を想定しておきたい。
一方、米ドル/円に関してはいろいろ見方がある…
トランプ政権がまた米ドル安を容認した!? ドル/円は106円台~108円台へレンジ入りか
■大混乱はいったん、落ち着いたけど… 米国の長期金利の上昇に端を発した金融市場の大混乱は、いったん、落ち着きを見せています。
米長期金利(米10年債利回り) 日足(出所:Bloomberg)
NYダウ 日足(出所:Bloomberg)
VIX指数(恐怖指数) 日足(出所:Bloomberg)
ただ、そこから大幅に回復する気配はあまり見られない状態にあります。
その背景にあるのは、やはり、世界中が超金融緩和政策からの脱出を順番に展開していく時期にきているという認識が、市場に広がっているからではないかと思います。
そういう意味においては、まだまだ、市場から不安感が払しょくされることはないだろうと推測できます。
■また米ドル安誘導!? 円安へ向かうムード低下 そんな中で、いくつかのニュースも出てきています。
まず、米国です。
トランプ政権は、2月21日(水)に大統領経済報告を発表しました。その中に、「貿易収支の不均衡を是正する1つの重要な手法は為替相場の調整」という記述があります。
ダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)のときに、ムニューシン米財務長官が同じような発言をしたことで円高が加速し、その後、発言の釈明に追われるということがありました。
【参考記事】
●ファンド勢は米ドル安政策への転換を察知していた!? 今後は神経質な動きに警戒を!(1月25日、今井雅人)
●ムニューシン財務長官のドル安歓迎発言はやっぱり本音? ドル/円は105円目指す過程(2月1日、西原宏一)
1月24日(水)にムニューシン米財務長官が米ドル安容認と受け取れる発言をしたため、為替相場は米ドル安・円高の展開となり、米ドル/円が110円を割り込んだ経緯があったが… (C)Bloomberg/Getty Images
それが大統領経済報告に書き込まれたということで、今後、またトランプ政権の要人から同様の発言があるのではないかという見方が広がったと思います。
そういう意味において、混乱が終わったので、これからまた円安へ向かう、というムードが低下してしまっています。
世界の通貨VS円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 4時間足)
2つ目は、EU(欧州連合)です。1月25日(木)に開催された…
米長期金利(米10年債利回り) 日足(出所:Bloomberg)
NYダウ 日足(出所:Bloomberg)
VIX指数(恐怖指数) 日足(出所:Bloomberg)
ただ、そこから大幅に回復する気配はあまり見られない状態にあります。
その背景にあるのは、やはり、世界中が超金融緩和政策からの脱出を順番に展開していく時期にきているという認識が、市場に広がっているからではないかと思います。
そういう意味においては、まだまだ、市場から不安感が払しょくされることはないだろうと推測できます。
■また米ドル安誘導!? 円安へ向かうムード低下 そんな中で、いくつかのニュースも出てきています。
まず、米国です。
トランプ政権は、2月21日(水)に大統領経済報告を発表しました。その中に、「貿易収支の不均衡を是正する1つの重要な手法は為替相場の調整」という記述があります。
ダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)のときに、ムニューシン米財務長官が同じような発言をしたことで円高が加速し、その後、発言の釈明に追われるということがありました。
【参考記事】
●ファンド勢は米ドル安政策への転換を察知していた!? 今後は神経質な動きに警戒を!(1月25日、今井雅人)
●ムニューシン財務長官のドル安歓迎発言はやっぱり本音? ドル/円は105円目指す過程(2月1日、西原宏一)
1月24日(水)にムニューシン米財務長官が米ドル安容認と受け取れる発言をしたため、為替相場は米ドル安・円高の展開となり、米ドル/円が110円を割り込んだ経緯があったが… (C)Bloomberg/Getty Images
それが大統領経済報告に書き込まれたということで、今後、またトランプ政権の要人から同様の発言があるのではないかという見方が広がったと思います。
そういう意味において、混乱が終わったので、これからまた円安へ向かう、というムードが低下してしまっています。
世界の通貨VS円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 4時間足)
2つ目は、EU(欧州連合)です。1月25日(木)に開催された…
FXオプションのデメリットと感じること
FXオプションを使っていて、デメリットと感じていることをまとめていくページです。使い込むにしたがっていろんなことがわかってくるはずですので、随時追加していきます。
米ドル/円は一気に目標の105円台へ到達! いったん調整後、次のステージは100円へ
■米ドル/円は目標の105円台に到達し、いったん調整に… みなさん、こんにちは
今月(2月)、下げ足を速めていた米ドル/円相場ですが、先週(2月12日~)後半から下落が加速。
節目である108.00円を割り込むと、昨年(2017年)の安値である107.32円もあっさり決壊。
2月16日(金)には、一時105.55円に到達しています。
米ドル/円 日足(出所:Bloomberg)
米ドル/円の105円台というのは、筆者も含め、多くの参加者の今年(2018年)のターゲットレベル。
【参考記事】
●2018年初頭に注目したいのはユーロ/円! 米中間選挙に向けて米ドル/円は105円へ(2017年12月21日、西原宏一)
●米ドル/円、株や米長期金利の上昇に追随できず…。111円割れなら107円台も視野!(1月11日、西原宏一)
そのため、105円台では、ヘッジファンドを中心に利益確定の米ドル買い戻しが断続的にマーケットに投入され、下げ渋り。
結果、2月16日(金)の105.55円をボトムに米ドル/円は反発。
米ドル/円 日足(出所:Bloomberg)
振り返ってみれば、日経平均がボトムをつけたのが、2月14日(水)安値の2万950円。その2日後に、米ドル/円がボトムアウトした展開です。
米ドル/円の日足では、デマーク・インディケーターの「9-13-9」(※)というサインが点灯しており、ひと相場の終焉を示唆。
(※デマーク・インディケーターで、setup=9 countdown=13 setup=9とサイクルが一巡すると、その相場の流れが終焉すると見る)
■オープン外債に絡む米ドル買いもマーケットに投入か 米ドル/円が節目の105円台でボトムをつけた展開でもあることから、このコラムで何度かご紹介させていただいた、オープン外債(為替をヘッジせず、オープンで投資する外債)に絡む米ドル買いもマーケットに投入されている模様。
【参考記事】
●ドル/円は118円への上昇過程! 注目は…!?NZドルを反落させたネガティブ材料とは?(2017年10月26日、西原宏一)
●ドル/円は110.00円の攻防が流れを決める! ドル安の流れと機関投資家の買い需要交錯(1月18日、西原宏一)
●VIX指数急騰で低ボラティリティ相場終焉! 株暴落でも底堅いドル/円も下値余地拡大(2月8日、西原宏一)
明治安田:オープン外債開始、円高進行で年度初-「我慢よかった」
明治安田生命保険は、モーゲージなどの米国の債券に為替リスクを回避せずに1月後半から投資を開始した。年明け以降の急速なドル安・円高を受けて、今年度初のオープン外債への資金投下になる。
運用企画部・運用企画グループの井上伸司氏は20日のインタビューで、今年度はオープン外債のチャンスがなく一切投資してなかったが「ようやくタイミングが来た」と話した。「1ドル=100円割れは想定していない。基本は緩やかな円安という見立て」としている。第3四半期まではあまりにボラティリティーがなさ過ぎたとして「どうしようかと思っていた。そこは我慢できてよかった」と振り返る。
今年に入り円高が加速して15日には1ドル=105円台を付け、米長期金利も上昇している。昨夏も110円を割り込む円高になったが、米長期金利はむしろ年度の最低水準に下がっていた。円高と米金利上昇を受けて1月後半にオープン外債を購入し始めた後も円高が進んだが、継続的に買い下がっており、1000億円台の投資予算があるという。105円を超えた円高は「われわれにはチャンス」と井上氏は話す。
米国の長期金利も、ヘッジ付き米国債券投資に「好ましい水準」に上昇してきたと井上氏はみている。米国の利上げで、コストに相当する日米短期金利差は拡大しヘッジ外債の積み増しを抑制してきた。年明けは金利上昇が長期金利にも波及し、米10年国債は21日には2.9%まで切り上がり投資妙味が出てきたという。
出所:Bloomberg
大手生保が、オープン外債を増やすという報道はこのコラムでも何度かご紹介させていただいたとおり。
【参考記事】
●ドル/円は118円への上昇過程! 注目は…!?NZドルを反落させたネガティブ材料とは?(2017年10月26日、西原宏一)
2月の円高局面では、数社からオープン外債に絡む米ドル買いがマーケットに投入されていると言われていましたが、米ドル/円が105円台で底堅くなったことから、今週(2月19日~)、上記のような生保からの米ドル買いが、かなり米ドル/円マーケットで散見されたと言われています。
米ドル/円 日足(出所:Bloomberg)
米ドル/円が、節目の105円台で底堅くなったことに加え、大手生保からのオープン外債に絡む米ドル買い。
結果、マーケットでは、米ドル/円が中期でもボトムアウトしたという意見も増えてきていますが、果たして、そうでしょうか?
ここで、米ドル/円の推移を…
今月(2月)、下げ足を速めていた米ドル/円相場ですが、先週(2月12日~)後半から下落が加速。
節目である108.00円を割り込むと、昨年(2017年)の安値である107.32円もあっさり決壊。
2月16日(金)には、一時105.55円に到達しています。
米ドル/円 日足(出所:Bloomberg)
米ドル/円の105円台というのは、筆者も含め、多くの参加者の今年(2018年)のターゲットレベル。
【参考記事】
●2018年初頭に注目したいのはユーロ/円! 米中間選挙に向けて米ドル/円は105円へ(2017年12月21日、西原宏一)
●米ドル/円、株や米長期金利の上昇に追随できず…。111円割れなら107円台も視野!(1月11日、西原宏一)
そのため、105円台では、ヘッジファンドを中心に利益確定の米ドル買い戻しが断続的にマーケットに投入され、下げ渋り。
結果、2月16日(金)の105.55円をボトムに米ドル/円は反発。
米ドル/円 日足(出所:Bloomberg)
振り返ってみれば、日経平均がボトムをつけたのが、2月14日(水)安値の2万950円。その2日後に、米ドル/円がボトムアウトした展開です。
米ドル/円の日足では、デマーク・インディケーターの「9-13-9」(※)というサインが点灯しており、ひと相場の終焉を示唆。
(※デマーク・インディケーターで、setup=9 countdown=13 setup=9とサイクルが一巡すると、その相場の流れが終焉すると見る)
■オープン外債に絡む米ドル買いもマーケットに投入か 米ドル/円が節目の105円台でボトムをつけた展開でもあることから、このコラムで何度かご紹介させていただいた、オープン外債(為替をヘッジせず、オープンで投資する外債)に絡む米ドル買いもマーケットに投入されている模様。
【参考記事】
●ドル/円は118円への上昇過程! 注目は…!?NZドルを反落させたネガティブ材料とは?(2017年10月26日、西原宏一)
●ドル/円は110.00円の攻防が流れを決める! ドル安の流れと機関投資家の買い需要交錯(1月18日、西原宏一)
●VIX指数急騰で低ボラティリティ相場終焉! 株暴落でも底堅いドル/円も下値余地拡大(2月8日、西原宏一)
明治安田:オープン外債開始、円高進行で年度初-「我慢よかった」
明治安田生命保険は、モーゲージなどの米国の債券に為替リスクを回避せずに1月後半から投資を開始した。年明け以降の急速なドル安・円高を受けて、今年度初のオープン外債への資金投下になる。
運用企画部・運用企画グループの井上伸司氏は20日のインタビューで、今年度はオープン外債のチャンスがなく一切投資してなかったが「ようやくタイミングが来た」と話した。「1ドル=100円割れは想定していない。基本は緩やかな円安という見立て」としている。第3四半期まではあまりにボラティリティーがなさ過ぎたとして「どうしようかと思っていた。そこは我慢できてよかった」と振り返る。
今年に入り円高が加速して15日には1ドル=105円台を付け、米長期金利も上昇している。昨夏も110円を割り込む円高になったが、米長期金利はむしろ年度の最低水準に下がっていた。円高と米金利上昇を受けて1月後半にオープン外債を購入し始めた後も円高が進んだが、継続的に買い下がっており、1000億円台の投資予算があるという。105円を超えた円高は「われわれにはチャンス」と井上氏は話す。
米国の長期金利も、ヘッジ付き米国債券投資に「好ましい水準」に上昇してきたと井上氏はみている。米国の利上げで、コストに相当する日米短期金利差は拡大しヘッジ外債の積み増しを抑制してきた。年明けは金利上昇が長期金利にも波及し、米10年国債は21日には2.9%まで切り上がり投資妙味が出てきたという。
出所:Bloomberg
大手生保が、オープン外債を増やすという報道はこのコラムでも何度かご紹介させていただいたとおり。
【参考記事】
●ドル/円は118円への上昇過程! 注目は…!?NZドルを反落させたネガティブ材料とは?(2017年10月26日、西原宏一)
2月の円高局面では、数社からオープン外債に絡む米ドル買いがマーケットに投入されていると言われていましたが、米ドル/円が105円台で底堅くなったことから、今週(2月19日~)、上記のような生保からの米ドル買いが、かなり米ドル/円マーケットで散見されたと言われています。
米ドル/円 日足(出所:Bloomberg)
米ドル/円が、節目の105円台で底堅くなったことに加え、大手生保からのオープン外債に絡む米ドル買い。
結果、マーケットでは、米ドル/円が中期でもボトムアウトしたという意見も増えてきていますが、果たして、そうでしょうか?
ここで、米ドル/円の推移を…