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主要クロス円の反落は押し目買いの好機。 NYダウのバブルは3万ドルを超えてから! ブログ

主要クロス円の反落は押し目買いの好機。 NYダウのバブルは3万ドルを超えてから!

■ユーロ/円、豪ドル/円の反落が米ドル/円の頭を押さえた 米中合意の可能性が注目される中、為替相場は米ドル全体がやや米ドル高の方向に傾いた。ドルインデックスは200日移動平均線(200日線)の支持を確認した形で98前半を再打診、主要外貨のうち、ユーロと豪ドルの反落が大きかった。

【参考記事:FX初心者のための基礎知識入門】

●キング・オブ・テクニカル指標。相場の動きをなめらかにする移動平均線とは?

ドルインデックス 日足(クリックで拡大)(出所:TradingView)

 クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)において、ユーロ/円と豪ドル/円の反落が米ドル/円の頭を押さえ、200日線乗せの本格化を後ずれさせた感じだ。

世界の通貨VS円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足) 

米ドル/円 日足(クリックで拡大)(出所:TradingView) 

 しかし、米国株を中心に、堅調な値動きが続く以上、リスクオフに逆戻りはなかろう。したがって、ドルインデックスの反発をリスクオフの前兆とは解釈できないだろう。

 要するに、途中のスピード調整という位置づけでフォローしていけば、メインシナリオから外れることはない。

 なにしろ、典型的なリスクオンの局面では、「米ドルは対円のみ上昇の傾向が鮮明となり、米ドルは対主要外貨ではむしろ反落した結果、主要クロス円が揃って上昇を加速する」といった市況が想定されるから、本格的なリスクオンの局面はこれからだともいえる。

■バブルの話はNYダウが3万円台に乗せてからでも 筆者が繰り返し指摘してきたように、足元の米国株はバブルではないことも、非常に重要な視点である。米国株のバブル化があれば、むしろこれからなので、それは為替市場の値動きと整合性をもって表れるだろう。

【参考記事】

●米国株の本格的なバブルはこれからだ! 米ドル/円の反落はスピード調整にすぎない(2019年11月1日、陳満咲杜)

 具体的な数値を言うのは躊躇されるところもあるが、あえて言うなら、NYダウが3万ドルの大台を超えたあとでバブル云々を言っても遅くなかろう(とはいえ、NYダウの3万ドル達成があればバブルと認定できる、とは限らないから、ご注意を)。

NYダウ 日足(クリックで拡大)(出所:TradingView) 

 いずれにせよ、目下の米ドル/円は非常に「出遅れている」感が強い。何しろ、今月(11月)の米ドル/円は、変動率が非常に小さく(値幅は1.6円程度しかない)、このままでは2019年年初来、最低水準の変動率となる。

 しかし、2019年年初来の値幅自体も大したものではない。4月高値112.41円から8月安値104.45円で計算すれば、約8円程度なので、このままで年末を迎えれば、昨年(2018年)の10円足らずよりも低い水準を記録してしまう。

米ドル/円 週足(クリックで拡大)(出所:TradingView) 

 昨年(2018年)は歴史的に低い変動率だったことから考えて、記録更新の可能性もあるが、やはりこれから動く可能性も大きいのではないかと思う。今年(2019年)ももう少しで終わるところではあるが…。

 ゆえに、仮にこれから米ドル/円が上昇を加速していっても、別にサプライズではなかろう。「正常な」市況に戻るだけなので、むしろ当然な成り行きであろう。米ドル/円の続伸、また、上昇モメンタムの加速があれば、クロス円の上昇なしでは整合性が取れないから、前述のドルインデックスの位置づけに関する見方と合致する。

 前述の見方が正しければ、目下みられるユーロ/米ドルの…
メキシコペソ円スプレッド+スワップポイント調査 2019年11月15日 ブログ

メキシコペソ円スプレッド+スワップポイント調査 2019年11月15日

メキシコペソ円のスプレッド+スワップポイントによる取引条件調査です。利益を増やしていくための資料として役に立てればと思っています。スプレッド+スワップポイント 7口座比較FX口座スプレッド買スワップ売スワップセントラル短資FX原則固定0.2銭130-140サクソバンク証券平均実績0.161銭87.8-141.6LIGHTFX原則固定0.3銭151-151GMOクリック証券原則固定0.3銭100-110ヒロセ通商原則固定0.3銭140-190マネーパートナーズ原則固定0.3銭110-130くりっく3650.5-1.0銭95-95table.tbl_ualm{table-layout:fixed;border-collapse: collapse;}table.tbl_ualm{width:100%;}table.tbl_ualm td{padding:5px;background-color:#FFFFFF;}table.tbl_ualm th.colh{padding:5px;background-color:#4682B4;color:#FFF;}table.tbl_ualm,table.tbl_ualm td,table.tbl_ualm th{border:solid 1px #C0C0C0;}セントラル短資FXのスプレッドは12月20日までのキャンペーンLIGHTFXのスワップポイントは11月15日までのキャンペーンサクソバンク証券のスプレッド実績は前月(2019年10月)の平均値(日本時間8時~16時)前回と比べると、スプレッドの大きな変更はありません。セントラル短資FXは、原則固定0.2銭提供継続中です。サクソバンク証券は、日本時間でキャンペーンに関係なく、平均スプレッド0.161銭を実現しています。サクソバンク証券 月間平均スプレッドスプレッドの分布割合95%の確率でスプレッド0.2銭以内という実績です。今後もスプレッドでは、この2強がトップを走る状況が続きそうですね。スワップポイントでは、LIGHTFXとくりっく365の動きに注目しています。LIGHTFX:151円の高水準を11月15日まで継続中くりっく365:売りスワップポイントをー95円と低負担に下げるLIGHTFXの151円は今日までの予定ですが、来週以降どれくらいになるのかに注目です。来週のスワップポイント次第では、他社が大きく動くことになるかもしれません。高水準が継続するようであれば、くりっく365との組み合わせでスワップポイントサヤ取りを仕掛けていくのも有効な一手になります。来週の状況は、下記ページにてお伝えしていきます。スワップポイントサヤ取り 本日の最適組合せスプレツド比較 関連ページ米ドル円スプレッド・スワップポイント最強5社比較英ポンド円スプレッド+スワップポイント比較メキシコペソ円スプレッド+スワップポイント比較サイト内他記事お気楽FX 相場生活入門トップページ
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(11/15 金) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(11/15 金)

  -------------11/14ドル円相場------------------------- アジアから欧州にかけては、中国指標の鈍化や米中通商協議への懸念などからじり安歩調。NYタイムは108.50のストップを付けて下げが加速。米中協議の難航を伝えるFT報道で108.237まで下押した。 OP108.763 HI108.861  LO108.237 CL108.419 -----------11/14主な出来事-------------------------- 08:50 日本7-9月期GDP速報値(前期比年率)+0.2% 前回+1.3%(1.8%) 予想+0.8%  09:30 オーストラリア10月新規雇用者数 -1.90万人 前回+1.47万人(1.25万人) 予想+1.50万人 オーストラリア10月失業率 5.3% 前回5.2% 予想5.2%  11:00 中国10月小売売上高(前年比)+7.2% 前回+7.8% 予想+7.9% 11:00 中国10月鉱工業生産(前年比)+4.7% 前回+5.8% 予想+5.4%  16:00 ドイツ7-9月期GDP速報値(前期比)+0.1% 前回-0.1%(-0.2%) 予想-0.1%  18:30 イギリス10月小売売上高(前月比) -0.1%前回0.0% 予想0.2% 19:00 ユーロ7-9月期GDP改定値(前期比)+0.2% 前回+0.2% 予想+0.2%  22:30 アメリカ10月生産者物価指数(前月比)+0.4% 前回-0.3% 予想+0.3% 22:30 アメリカ10月生産者物価指数(前年比)+1.1% 前回+1.4% 予想+0.9%  22:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 22.5万件 前回21.1万件 予想21.5万件  24:00 パウエルFRB議長(議会証言)「米経済は持続的な拡大の可能性が高い」「米債務は経済より速く拡大しており持続不可能」「他の景気サイクルに見られた警告シグナルは見られない」 28:00 メキシコ中銀、政策金利を7.75%から7.50%に引き下げ  --------11/14株式・債券・商品----------------------- 日経平均 23141.55▼178.32豪ASX  6735.053△36.695上海総合 2909.870 △4.629英FT  7292.76▼58.45独DAX  13180.23▼49.84NYダウ 27781.96▼1.63 日10年債利回り -0.0670%▼0.0250豪10年債利回り 1.177%▼0.094英10年債利回り 0.709%▼0.050独10年債利回り -0.351%▼0.051米02年債利回り 1.5914%▼0.0446米10年債利回り 1.8186%▼0.0674 NY原油 56.77 ▼0.35NY金 1473.40△10.10 ------------11/15注目材料---------------------------- <国内>特になし <海外>
11:15 デベルRBA副総裁講演11:45 ポロズ・カナダ中銀総裁講演16:00 8月トルコ失業率17:00 メルシュECB専務理事講演17:30 7-9月期香港GDP確定値18:00 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演19:00 9月ユーロ圏貿易収支19:00 10月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値22:30 9月対カナダ証券投資22:30 11月米ニューヨーク連銀製造業景気指数22:30 10月米輸入物価指数22:30 10月米小売売上高23:15 10月米鉱工業生産指数23:15 10月米設備稼働率24:00 9月米企業在庫26:00 バイトマン独連銀総裁、講演----- 米議会でトランプ大統領弾劾調査の公聴会 ------------11/15きょうのひとこと-------------------- 米中通商協議に加え香港情勢も不透明さが増す中で迎えた金曜日。円が買われやすい流れは続きそうです。とはいえ、いつなんどき新ネタが飛び出すかわからない材料だけに(特に米中問題)、流れが好転した場合のリスクを考えると一方的に円を買うのもためらわれるところでしょう。 本日もよろしくお願いします。 
トルコリラ・メキシコペソ・南アフリカランドで活躍中のストラテジー 【10万円からはじめるFX自動売買 みんなのシストレストラテジー研究】 ブログ

トルコリラ・メキシコペソ・南アフリカランドで活躍中のストラテジー 【10万円からはじめるFX自動売買 みんなのシストレストラテジー研究】

2019年11月15日現在のみんなのシストレのストラテジーランキングの概況と気になるストラテジーを紹介させていただきます。今回紹介するのは、トルコリラ円・メキシコペソ円・南アフリカランド円の新興国3通貨で利益を積み上げているストラテジーです。2019年11月15日 ストラテジーランキング一年間でのストラテジーランキングです。いずれも、みんなのシストレで「フォロー⇒セレクト」することで自動売買開始できるストラテジーです。素晴らしい成績を出しているストラテジーが並んでいますね。年間利益100%で運用資金が2倍になるということなので、1位の313%は1年間で4倍になったということです。これがこのままいつまでも続くということはないかもしれませんが、ちょっと資金を預けたくなりますね。この中で「成績が安定していて面白そうだ」と思ったのが2位のストラテジー「ふるさーびす」です。ピックアップストラテジー「ふるさーびす」 「ふるさーびす」の概要です。「ふるさーびす」のステータスは、個人トレーダーです。「みんなのFX」の個人口座にて実際に取引を行うユーザーの売買が自動売買ストラテジーとして提供されています。運用通貨は、トルコリラ・メキシコペソ・南アフリカランドの高金利3通貨ペア中心です。損益グラフをみると、年初に大き目の含み損となったものの、そのあとは堅実に利益を伸ばしてきています。勝率は88.70%と高く、基本的には「買い」中心で攻めているようです。公開されている売買記録もご覧ください。ふるさーびす 売買記録10月からの決済記録を抽出してみました。ふるさーびす 約1カ月半の決済記録通貨ペア売買数量約定価格決済損益約定日時NZDJPY売1000069.076-2902019/11/13 2:46NZDJPY売1000069.121802019/11/12 22:35NZDJPY売1000069.134-5602019/11/12 22:29MXNJPY売100005.6812902019/11/11 18:29MXNJPY売500005.68618002019/11/11 15:21MXNJPY売500005.68630002019/11/11 15:21MXNJPY売500005.68624502019/11/11 15:21MXNJPY売500005.6869502019/11/11 15:21NZDJPY売1000069.136-2802019/11/11 11:10ZARJPY売100007.32919202019/11/6 23:32ZARJPY売200007.32937202019/11/6 23:32MXNJPY売300005.6581802019/11/5 3:54MXNJPY売300005.65810802019/11/5 3:54MXNJPY売300005.658902019/11/5 3:54MXNJPY売300005.65812602019/11/5 3:54NZDJPY売1000069.47211302019/11/1 13:41MXNJPY売300005.62733602019/10/22 6:05MXNJPY売300005.64649502019/10/18 5:02MXNJPY売500005.64667502019/10/18 5:02MXNJPY売500005.64655502019/10/18 5:02MXNJPY売300005.64634802019/10/18 5:02MXNJPY売500005.6463002019/10/18 5:02MXNJPY売100005.646-2702019/10/18 5:02MXNJPY売100005.607-6602019/10/14 7:02MXNJPY売500005.607-30002019/10/14 7:01MXNJPY売100005.595-7902019/10/11 21:51MXNJPY売300005.555-24002019/10/11 15:39MXNJPY売500005.4666002019/10/8 19:06MXNJPY売500005.4661002019/10/8 19:06MXNJPY売300005.4693002019/10/8 19:05table.tbl_uwtv{table-layout:fixed;border-collapse: collapse;}table.tbl_uwtv{width:100%;}table.tbl_uwtv td{padding:5px;background-color:#FFFFFF;}table.tbl_uwtv th.colh{padding:5px;background-color:#4682B4;color:#FFF;}table.tbl_uwtv th.rowh{padding:5px;background-color:#F5F5F5;color:#000;}table.tbl_uwtv,table.tbl_uwtv td,table.tbl_uwtv th{border:solid 1px #C0C0C0;}この売買記録をみると、NZドル円も売買対象通貨として入っているのが確認できます。1回1回の損益は小さく、小刻みに売買をしていくスタイルです。数銭くらい利益が乗ったら決済という感じですね。注目したいのが、「損きりもきっちりやっている」ところです。利益が中心ではあるものの、ちょこちょこと損きりを入れながらやっています。なかなか面白そうです。みんなのシストレは、みんなのFXで裁量トレードしているトレーダーの売買を自動売買として利用することもできます。自動売買利用を許可しただけですが、相当数の方が売買を提供しています。こういう仕組みは、日本ではみんなのシストレだけです。このお陰で、プログラムだけでは表現できないような売買もみんなのシストレ自動売買として利用できます。今回の「ふるさーびす」もその一つです。私のフォローリストに加えて、今後の動きも観察していきます。
米ドル/円は2段構えのバリアが上値阻む! 狭いレンジで推移後、108.50円割れか? ブログ

米ドル/円は2段構えのバリアが上値阻む! 狭いレンジで推移後、108.50円割れか?

■NYダウの史上最高値更新で、米ドル/円は攻めたが… みなさん、こんにちは。

 今月(11月)に入ってからの米ドル/円は、底堅い展開が続いており、何度か109.50円を攻める展開。

米ドル/円 日足(出所:TradingView)

 米ドル/円が底堅い要因は、まず、米中貿易協議の部分合意期待。

 そして、もっとも影響を及ぼしているのが、NYダウが史上最高値更新を続けるなど、好調な米国株。

NYダウ 日足(出所:Bloomberg)

 その米国株が堅調な理由としては、「隠れQEでバブルへGO!」という解説が目立ちます。

【参考記事】

●米ドル/円は109.50円と110円に2段構えのバリア!? 抜けないなら手前で戻り売りか(11月11日、西原宏一&大橋ひろこ)

 FRB(米連邦準備制度理事会)は、10月中旬以降に月600億ドルの短期国債の購入を開始し、これを少なくとも2020年の第2四半期まで継続すると発表しました。

 結果、FRBのバランスシートは拡大。

 ただ、パウエルFRB議長は、これは「量的緩和ではない」とコメント。

 しかし、市場に流動性を供給していることは確かなので、マーケットではこれを、「隠れQE(量的緩和策)」と呼んでいます。

 この「隠れQE」がバブルを延命する形で、米国株は急騰しないまでも、静かに最高値を更新。

 そして、米国株の上昇がリスクオンとみなされ、マーケットは米ドル/円を109円台ミドルまで押し上げます。

米ドル/円 日足(出所:TradingView)

 しかし、「隠れQE」は米ドル安要因でもあるため、株上昇による米ドル/円の上昇も限定的です。

■2段構えのバリアオプションが、米ドル/円の上昇を阻む さらに、米ドル/円の上値を抑えているのが、バリアオプション。

 マーケット関係者によれば、米ドル/円の109.50円と110.00円には、まとまったバリアオプションが設定されているとのこと。

【参考記事】

●米ドル/円は109.50円と110円に2段構えのバリア!? 抜けないなら手前で戻り売りか(11月11日、西原宏一&大橋ひろこ)

 そのため、米ドル/円は、どうしても109.50円のバリアオプションが超えられず、高値は109.49円止まり。

米ドル/円 日足(出所:TradingView)

 そして、11月13日(水)のNY市場では、ウォールストリート・ジャーナルの「米中、農産物の購入巡り協議が難航」との報道で、一時、米ドル/円は108.66円まで下落しました。

米中、農産物の購入巡り協議が難航-WSJ

米国と中国の通商協議は、農産物の購入を巡り困難な状況に直面していると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が事情に詳しい複数の関係者の話として報じた。

出所:Bloomberg

 米ドル/円を108円台ミドルでサポートしているのが、本邦機関投資家の米ドル買い注文だと言われています。

 結果、米ドル/円は108.50円と109.50円のレンジの中でスタック。

 繰り返しますが、「隠れQE」は米国株の延命を誘引しますが、米ドル安要因でもあります。そして、109.50円と110.00円のバリアオプションに阻まれ、米ドル/円の上値は限定的です。そうなると、狭いレンジでの往来の後、ブレイクするのは108.50円ではないでしょうか?

米ドル/円 日足(出所:TradingView)

 一方、今週(11月11日~)…
米連続利下げ終わりで米株高も息切れ? ドル/円はレンジ…108円台前半で買い方針 ブログ

米連続利下げ終わりで米株高も息切れ? ドル/円はレンジ…108円台前半で買い方針

■米中交渉が暗礁に乗り上げたら円買いの心構えを 先週(11月4日~)から今週(11月11日~)にかけて、特段、大きな変化はありませんが、一応、最近の政治状況、そして経済状況を1つずつチェックしていきましょう。

【参考記事】

●NYダウ史上最高値更新も為替は膠着…。株高・円安の動きが鈍くなった理由とは?(11月7日、今井雅人)

 まず、米中の貿易交渉です。現在、部分合意に向けての最終的な詰めの協議がされています。

 この中で、どうやらこれまで米中両国がかけ合っている関税を段階的に撤廃するという交渉も行われているようです。こちらは、うまくいくかどうか、よくわかりません。

 その状況次第では、最悪、部分合意すらもできないという事態に陥る可能性は、まだゼロとは言えない状況です。

 もし、交渉が暗礁に乗り上げてしまったときは、リスクオフで株安、円高になると思いますので、思い切って円買いポジションを取る心構えをしておくと良いのではないかと思います。

世界の通貨VS円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足)

■英下院選挙は12月に入ると大勢が予想しやすくなる 次にブレグジット(Brexit・英国のEU離脱)の問題です。英議会下院は解散し、選挙戦に入りました。

【参考記事】

●州知事選敗北がトランプ大統領の痛手に。NYダウ史上最高値更新もドル/円は重い(11月7日、西原宏一)

 世論調査を見ると、今のところ、与党保守党がリード。次に、労働党、自由民主党、ブレグジット党という順番で続いているようです。

英下院選挙の世論調査では、ジョンソン英首相が率いる与党保守党がリードしているようだ (C)Justin Sullivan/Getty Images

 単純に言えば、保守党とブレグジット党がブレグジット推進政党、労働党と自由民主党がEU(欧州連合)残留派政党という構図ですので、どちらが過半数を獲得するかが注目です。

 12月に入ってくると大勢が予想しやすくなってきます。市場への影響が出てくるかもしれませんので、注意しておきましょう。

 さて、政治状況はこれぐらいにして、景気動向、金融政策を…
米ドル円 スプレッド・スワップポイント比較 2019年11月14日 ブログ

米ドル円 スプレッド・スワップポイント比較 2019年11月14日

2019年11月14日時点の米ドル円スプレッド比較です。ヒロセ通商が米ドル円スプレッドを0.2銭に縮小しています。12月21日までのキャンペーンではあるものの、全体の流れ次第ではそのまま定着ということにもなりそうです。ここでは、スプレッド上位FX口座をスワップポイント条件も加味して比較しています。米ドル円 スプレッド・スワップポイント最強6社比較比較した6口座はここです。FXTF MT4DMMFXみんなのFXGMOクリック証券YJFX!ヒロセ通商FXTFMT4以外は、全て0.2銭に米ドル円スプレッドを縮小しているところです。FX口座スプレッドスワップ買スワップ売FXTFMT40.1銭原則固定25-112DMMFX0.2銭原則固定62-62みんなのFX0.1銭原則固定50-50GMOクリック証券0.2銭原則固定47-49YJFX!0.2銭原則固定50-65ヒロセ通商0.2銭原則固定20-130table.tbl_xfha{table-layout:fixed;border-collapse: collapse;}table.tbl_xfha{width:100%;}table.tbl_xfha td{padding:5px;background-color:#FFFFFF;}table.tbl_xfha th.colh{padding:5px;background-color:#4682B4;color:#FFF;}table.tbl_xfha,table.tbl_xfha td,table.tbl_xfha th{border:solid 1px #C0C0C0;}スワップポイントは11月14日13時時点の公式ページでの公開値です。みんなのFXは11月29日までのキャンペーンです。ヒロセ通商は12月21日までのキャンペーンです。米ドル円でのスワップポイント10円は、スプレッド0.1銭に相当します。つまり、スプレッド0.1銭狭くてもスワップポイント差が10円以上あれば、翌日には同じような含み損益になっているという見方もできます。FXTFMT4口座は、スプレッドは0.1銭で抜きんでているものの、スワップポイントがちょっと悪いんです。スキャルピング・日計り売買中心このタイプは、FXTFMT4かみんなのFXのどちらかが有利です。みんなのFXは延長可能性があるとはいえ、キャンペーンでの0.1銭スプレッドです。安定感があるという意味で、FXTFMT4が一歩リードという気がします。公式ページで「日本 No.1 最狭スプレッド挑戦計画」も立ち上げていますので、今後も楽しみです。数日以上保有+買いで攻めたい方米ドル円でのスワップポイント投資など、数日以上保有する場合は、低スプレッド+高スワップポイントのFX口座がおすすめです。この基準でいくと、今回はDMMFXが抜きんでています。スプレッド0.2銭と首位0.1銭には少しだけ及ばないものの、スワップポイントで62円と6社の中では断トツの高さです。数日以上保有+売りで攻めたい方ここから円高気味の相場展開を想定されている方もいると思います。腰を据えて、売りで攻めるのであれば売りポジションでのマイナススワップポイントが少ない口座が適しています。今回は、-49円のGMOクリック証券が最も低負担の口座になっています。両建てで攻めるという選択肢スワップポイントサヤ取りのような形で両建てでポジションを保有していく形での攻めを検討されている方もいるかもしれません。その場合は、先程の「買い」と「売り」の2口座で両建てすると、1万通貨で1日あたり13円のスワップポイント差利益を得ることもできます。スプレッドがそれぞれ0.2銭と狭いので、1週間も保有すればスプレッドコスト回収日数をクリアして利益となっていきます。両建てポジションで様子をみながら大きく動き出したときに、勝負をかけたい場合などはこの方法もよいかもしれません。スプレツド比較 関連ページドル円スプレッド・スワップポイント最強5社比較英ポンド円手数料7社比較メキシコペソ円手数料 7口座比較サイト内他記事お気楽FX 相場生活入門トップページ
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(11/14 木) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(11/14 木)

  -------------11/13ドル円相場------------------------- 米中協議への期待が後退。欧州序盤の109.147を高値にNY市場終盤の108.652まで調整含みの展開。なお、米株は一時の下げから持ち直したが、米長期金利の戻りは鈍かった。 OP108.977 HI109.147  LO108.652 CL108.808 -----------11/13主な出来事-------------------------- 10:00 RBNZ、政策金利を1.00%に維持 16:00 ドイツ10月消費者物価指数・改定値(前月比)+0.1% 前回+0.1% 予想+0.1%16:00 ドイツ 10月消費者物価指数・改定値(前年比)+1.1% 前回+1.1% 予想+1.1% 18:30 イギリス10月消費者物価指数(前月比)-0.2% 前回+0.1% 予想-0.1% イギリス10月消費者物価指数(前年比)+1.5% 前回+1.7% 予想+1.6% イギリス10月消費者物価指数・コア(前年比)+1.7%前回+1.7%予想+1.7% 18:30  イギリス10月生産者物価指数(前年比)+0.8%
前回+1.2%
予想+0.9% 18:30 イギリス10月小売物価指数(前年比)+2.1% 前回+2.4% 予想+2.2% 19:00 ユーロ9月鉱工業生産(前月比)+0.1% 前回+0.4% 予想-0.3%  22:30 アメリカ10月消費者物価指数(前月比)+0.4% 前回0.0% 予想+0.3% アメリカ10月消費者物価指数(前年比)+1.8% 前回+1.7% 予想+1.7% アメリカ10月消費者物価指数・コア(前年比)+2.3% 前回+2.4% 予想+2.4%  23:30 パウエルFRB議長、証言原稿 「景気に関する最新情報がわれわれの見通しとおおむね一致する状況が続く限り、現在の金融政策スタンスが適切であり続ける公算が大きい」「ただし、この見通しに対し留意すべきリスクは残る」 25:30 パウエルFRB議長、議会証言「見通しは依然として明るい。この景気拡大が持続し得ない理由はない」「景気拡大11年目というまれな状況は多いに好ましいことだ。これを延ばすため、できる限りのことをやっていく決意だ」 28:00 アメリカ10月財政収支 -1345億ドル 前回+828億ドル 予想-1330億ドル  28:30 米中通商協議が農産物購入を巡り「暗礁に乗り上げた」-WSJ  --------11/13株式・債券・商品----------------------- 日経平均 23319.87▼200.14豪ASX  6698.358 ▼54.613上海総合 2905.241▼9.582英FT  7351.21▼14.23独DAX  13230.07▼53.44NYダウ 27783.59△92.10 日10年債利回り -0.0420%▼0.0220豪10年債利回り 1.271%▼0.012英10年債利回り 0.759%▼0.047独10年債利回り -0.300%▼0.048米02年債利回り 1.6360%▼0.0262米10年債利回り 1.8860%▼0.0487 NY原油 57.12 △0.32NY金 1463.30△9.60 ------------11/14注目材料---------------------------- <国内>08:50  対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)08:50  7-9月期GDP速報値 <海外>09:01  10月英RICS住宅価格09:30  ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演09:30  10月豪雇用統計11:00  10月中国鉱工業生産11:00  10月中国小売売上高16:00  7-9月期独GDP速報値16:00  9月トルコ鉱工業生産17:30  10月スウェーデン失業率18:30  10月英小売売上高18:45  デギンドスECB副総裁講演19:00  7-9月期ユーロ圏GDP改定値19:30  クオールズFRB副議長、あいさつ20:00  レーンECB専務理事講演22:30  9月カナダ新築住宅価格指数22:30  10月米卸売物価指数22:30  前週分の米新規失業保険申請件数23:00  クラリダFRB副議長、講演23:00  クノット・オランダ中銀総裁、講演23:10  エバンズ米シカゴ連銀総裁、講演24:00  パウエルFRB議長、米下院予算委員会で証言25:00  EIA週間在庫統計25:45  デイリー米サンフランシスコ連銀総裁あいさつ26:00  ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演26:20  ブラード米セントルイス連銀総裁講演27:00  カプラン米ダラス連銀総裁講演28:00  メキシコ中銀政策金利----  BRICS首脳会議(ブラジリア) ------------11/14きょうのひとこと-------------------- WSJの暗礁報道で米中通商協議への「期待」が後退していますが、米株は史上最高値を更新。合意への「不安」が持ち上がったわけではないので、市場センチメントが悪化している様子はありません。108.70前後のサポートを維持できるかどうかが本日のドル円の見どころでしょう。 本日もよろしくお願いします。  
「行使方法 キャッシュ」 米ドル円コールオプション売り20万通貨で権利行使発生 ブログ

「行使方法 キャッシュ」 米ドル円コールオプション売り20万通貨で権利行使発生

FXオプションで権利行使では「キャッシュ」を使っています。「行使方法 キャッシュ」としたときの権利行使の流れとFXオプションを使ったことによるメリットなどをまとめました。。この運用法は以下の特長があります。FXオプションからのスワップ投資 5つの特長安値でFXポジションを作るのに有効FXオプションを使って、FXポジションの買い平均値を下げるFXオプションでプレミアム受取利益が発生。FXポジション変更後はスワップ投資でスワップポイント+為替利益を狙う月10~20万円のスワップ+プレミアム受取+米ドル円上昇による売買利益を想定では、はじめさせていただきます。行使方法キャッシュによる権利行使前回記事での保有中ポジションです。今回権利行使となったのは、画像にある4つのポジションのうち、下の2本です。いずれも、コールオプション売りで10万通貨×2本=20万通貨保有していました。前週時点では20万通貨合計で差引損益ー45,600円となっていたポジションです。参考記事:【FXオプションからのスワップ投資 2019年11月7日】その2本が権利行使になっています。行使設定は、口座管理画面で権利行使の方法を選ぶ設定です。行使設定は2種類あって、「スポット」と「キャッシュ」があります。ポジション作成時にもしなければ、「スポット」で設定されています。参考記事:FXオプション権利行使方法「スポット」と「キャッシュ」の違い「キャッシュ」にするときはポジション事に「設定変更」します。変更は権利行使日の2日前までであれば、いつでもできます。変更も簡単です。先程の参考記事で詳しく書いていますが、本来権利行使には、「現金精算」と「FXポジションに変更して保有」の2種類あります。FXポジションに変更するには条件があります。誤解を恐れず、簡単に書けばこういうことになります。スポットは、「条件が揃えばFXポジションに変更する」キャッシュは、「いつでもニコニコ現金精算」私はいつもは「スポット」を使うのですが、今回は「キャッシュ」を使っています。キャッシュしたときの権利行使は、FXポジションが発生⇒即決済という流れで動きます。キャッシュのときの流れこれが、昨日夜の権利行使の約定報告です。同じ時間ですが、一番下が権利行使日に最初に発生した取引です。なので、下から順番にみていきます。約定確認 米ドル円売りポジション108円で発生コールオプション10万通貨の権利行使価格は108円でした。ポジション作成当時0.487のプレミアム代金(10万通貨なので48,700円)を受け取っているポジションです。このポジションで権利行使が行われると「権利行使価格の米ドル円売りポジション」が発生します。今回の場合、権利行使価格は108円です。なので「108円の米ドル円売りポジション 10万通貨」が発生しています。Expire Event プレミアムゼロの時今回権利行使となったポジションは2本あります。この表示はもう一本の米ドル円コールオプション売りポジションのものです。ポジション作成当時0.303のプレミアム代金(10万通貨なので30,300円)を受け取っています。このポジションの権利行使価格は109.25円です。権利行使時間の米ドル円値は、108.7595でしたので、このオプションのプレミアム価値はゼロ円になります。こういう時はFXオプションポジションが消滅するだけなので、この「Expire Event」というメッセージがでます。プレミアム価値ゼロなので、ポジション作成時に受け取った30,300円は、そのまま満額受取確定ということになります。約定確認 買い決済108.7595円一番上の「約定確認 買い決済108.7595円」は、この①で発生した売りポジションが決済されたということです。同じ時間で一瞬に出来事ですが、108円の売りポジション⇒108.7595円で損きり、という売買が起きています。この売買結果は、口座管理画面をみると確認できます。クリックすると拡大します。一番上のー75,950円が損きり金額です。これだけみると、「このFXオプション売買は最終損失だった」と思ってしまうかもしれません。でも、そうではないんです。FXオプションは「ポジション作成時」と「ポジション決済時」の両方で金銭の受け渡しが発生します。総合損益は、その両方をみて確認します。ここまでの流れでの損益をまとめてみます。今回の権利行使の損益まとめ項目損益額①ポジション作成時48,700円受取(利益)②ポジション作成時30,300円受取(利益)③ポジション精算時-75,950円支払(損失)合計損益2,750円table.tbl_bcjy{table-layout:fixed;border-collapse: collapse;}table.tbl_bcjy{width:100%;}table.tbl_bcjy td{padding:5px;background-color:#FFFFFF;}table.tbl_bcjy th.colh{padding:5px;background-color:#4682B4;color:#FFF;}table.tbl_bcjy,table.tbl_bcjy td,table.tbl_bcjy th{border:solid 1px #C0C0C0;}2,750円ですが、利益になりました。このコールオプション売り(FXの米ドル円売りと似た性質)は、米ドル円107円台から2本に分けて仕掛けたものです。107円台で権利行使価格108円のコールオプション売り仕掛け108円台で権利行使価格109.25円のコールオプション売り仕掛けこんな感じでやっています。単純な米ドル円売りで攻めていれば、まだ10万円以上の含み損です。それが、利益にもっていけたというのはFXオプション活用によるものです。今後も利益を出しやすくできるFXオプションを活用していきます。「売り」「買い」の両方が出来るFXオプション取引を提供しているのは、日本ではサクゾバンク証券のみです。FXオプション口座は、FX口座開設後に手続きできます。FXオプションからのスワップ投資 概略この取引は、「FXオプションからのスワップ投資」と呼んでいます。FXオプションを使って安値で米ドル円買いポジションを作るスワップポイント+プレミアム利益を受取りながら上昇期を待つ上昇期には利益をだして資金を増やしていくこういう流れを、このブログでお見せしていければと思っています。参考記事:【FXオプションからのスワップ投資】とは 米ドル円などの先進国通貨は、上げたり下げたりを繰り返しています。新興国通貨のように値を下げ続けるような展開にはなりにくいという特徴があります。理論上は、「米ドル円を安値で買いポジションを作ってスワップポイントを受取続けながら大きく上昇するのを待つ」というやり方はとても有効です。とはいものの、「安値で米ドル円買いポジションを作る」というのは狙ってもなかなか出来るものではありません。FXオプションを活用することで、「現在値よりも数円下の値でポジションを作る」ことが可能になります。「現在値よりも数円買値を下げたポジション」を作っていけば、今までよりも安定感のあるなスワップ投資をやっていけるようになります。それを現実の運用記録を元に公開しているのが、この運用記事です。具体的には以下の手順で行います。FXオプションからのスワップ投資 手順現在値よりも安値の権利行使価格で米ドル円プットオプション売りを作成(プレミアム受取利益発生)権利行使日、米ドル円が権利行使価格よりも安値であれば米ドル円買いポジション発生権利行使日、米ドル円が権利行使価格よりも高値であればポジション消滅で終了発生した米ドル円買いポジションでスワップ投資開始FXオプション活用といっても、やり方は簡単です。米ドル円のプットオプション売りを長期保有するだけだからです。プットオプション売りの仕組み米ドル円プットオプション売りは上図のような性質を持ちます。「売り」の性質上、オプション値が上がれば損失・下がれば利益となります。FXオプションの仕組みは下記ページにてまとめています。参考記事:FXオプションの仕組み今後の値動きでどうなるかを列挙するとこうなります。期日までは、米ドル円上げなら下がり(利益増あるいは損失減))、米ドル円下げなら上がる(利益減あるいは損失増)。日数が経てば時間的価値減少とともに下がりやすい(利益増または損失減)。利益が取りやすいものの利益上限は限定される。大きな円高となれば、相応の含み損となる。米ドル円が期日に権利行使価格よりも上がればプレミアム分の利益を受け取れる。米ドル円が期日に権利行使価格よりも下がればプレミアム分の利益を受け取って買いポジションが発生する。プットオプション売りは、米ドル円が大きく下げればオプションポジションを作ったときの米ドル円値よりも安値でFX口座での米ドル円買いポジションへと変身します。上昇してしまった時は、FX口座での米ドル円買いポジションは発生しないのですが、プットオプション売りポジション作成時のプレミアム受取分は単純に利益になります。このプレミアム受取利益も、積み上がると大きなものになります。この辺は、現実のポジションに合わせて運用記事の中で解説させていただきます。。尚、要注意は下げ相場です。米ドル円プットオプション売りは、米ドル円買いポジションと同じ宿命を負っています。つまり、米ドル円下げ相場では含み損となるということです。この含み損も、現在値で米ドル円買いポジションを作ったよりは少なくて済むのですが、10円・20円の円高となればそれなりの含み損となりえます。このリスクは、資金管理や損きりで臨機応変に対応していきます。FXオプションからのスワップ投資 保有ポジション状況この運用で保有しているポジションは、「FXオプションのポジション」と「FXポジション」の2種類に分かれます。FXポジションは、FXオプションの権利行使によって発生したものをくりっく365口座に移動させたものです。それぞれの状況を定期的に確認しています。FXオプション部分(11月14日)ここで確認して頂きたいこと。ここでは、現実のポジションをもとに、プットオプション売りの2つのポイントが確認できます。下げ相場:含み損を抑制する効果がどのようなものか上げ相場:利益が限定されるということがどのようなものか参考記事:FXオプションの含み損抑制効果と測定のための基礎資料(米ドル円)つまり、相場が下落したときにFXでの含み損よりも小さくなる、または利益になってしまうという特徴です。現在保有中のポジションがこちらです。保有中のFXオプションポジションは2本です。米ドル円現在値は108.760円です。米ドル円プットオプション売り 1本目1番上のポジションです。作成日:2019年8月9日FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り作成時点の米ドル円:105.954円権利行使価格:108.00円権利行使期日:12月11日売買数量5万通貨プレミアム:3.491利益上限:3.491×5万通貨=174,550円プレミアム現在値は0.415です。2019年11月14日現在、このポジションの損益状況項目損益プレミアム受取利益174,550円含み損ー20.750円差引損益153,800円このポジションは、12月11日の権利行使日を迎えます。権利行使日に権利行使価格108円以上であれば、プレミアム価値はゼロとなりポジション作成時に受けとった174,550円が満額利益として確定します。米ドル円が現在値近辺で推移してくれると、満額利益確定となりそうです。米ドル円プットオプション売り 2本目2番目のポジションです。作成日:2019年9月5日FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り作成時点の米ドル円:106.560円権利行使価格:106.00権利行使期日:2020年1月8日売買数量2万通貨プレミアム:1.918利益上限:1.918×2万通貨=38,360円プレミアム現在値は0.329です。本日のポジション損益状況項目損益プレミアム受取利益38,360円含み損ー6,580円差引損益31,780円このポジションの権利行使価格は、106.00円です。現在途中決済すれば、FXオプションとしての損益は31,780円利益です。このまま2020年1月8日の権利行使日に米ドル円が権利行使価格106円以上であればプレミアム価値はゼロ円となり、このポジションで得たプレミアム利益受取38,360円の満額受取が確定することになります。あと2か月、まだまだわかりません。FXポジション部分(11月14日)現在保有中のポジションは、米ドル円買いポジション30万通貨です。保有ポジションのスワップポイントは99,420円、明日には10万円突破しそうです。FXオプションの権利行使日にFXポジションとなったものを、くりっく365口座に移動させて保有しています。参考記事:FXの実質買値を下げる方法と手順の事例FXポジションをサクソバンク証券からくりっく365に移動させたのは、「くりっく365の米ドル円スワップポイントが長年高水準を継続している実績」があるためです。このポジションは、長期保有前提でスワップポイントを受取ながら上昇期を待っているところです。本日のくりっく365米ドル円スワップポイントは55円です。ここのところ減ってきてはいるものの、くりっく365だけが減っているわけではありません。全体的に米ドル円のスワップポイントは低下傾向です。ちなみに、サクソバンク証券の米ドル円買いスワップポイントは34円です。くりっく365の55円は、20円以上高い水準となっています。円高影響をFXオプションの恩恵で相殺  全体状況2019年11月14日時点の各項目の損益項目損益FXオプション損益883,995円FX損益(確定分)-1,026,427円FX+FXオプション(含み損益)582,090円総合損益(含み損益考慮)439,658円米ドル円現在値108.76円table.tbl_krep{table-layout:fixed;border-collapse: collapse;}table.tbl_krep{width:100%;}table.tbl_krep td{padding:5px;background-color:#FFFFFF;}table.tbl_krep th.colh{padding:5px;background-color:#4682B4;color:#FFF;}table.tbl_krep,table.tbl_krep td,table.tbl_krep th{border:solid 1px #C0C0C0;}運用開始日:2019年3月21日運用通貨:米ドル円買いポジション最大40万通貨(FX+プットオプション売り合計運用資金1200万円(1万通貨あたり30万円)今回の記事前半部分のFXオプション権利行使「キャッシュ」での損益は、FX損益(確定分)で合算しています。前回記事の総合損益は、440,858円でした。当時の米ドル円は108.97円です。今週の米ドル円は、108.76円ですので前週よりも20銭程度円高です。FXで保有中の米ドル円買いポジションは、含み益を減らしています。それでも、総合損益は439,658円と前週とほぼ同水準です。これは、FXオプションポジションの効果のお陰です。保有中のプットオプション売りで差引損益が増加している。コールオプション売りポジションの権利行使で利益が確保できた。金額自体は小さいのですが、FXでスワップポイントを受け取りながら、FXオプションによる恩恵も受け取ることができています。この流れでやっていけば、ここからも手堅く資産増加を続けていけるかなと感じています。今週以降は、米ドル円の値動きに合わせて次の動きを検討していきます。ここから仕掛ける可能性のあるポジション米ドル円下落:米ドル円プットオプション売り追加米ドル円上昇:米ドル円売りまたはプットオプション買い動きが出るまでは、現状のポジションで資産を増やしていく方針です。米ドル円買いポジション保有で使用中、くりっく365は米ドル円で長期間高水準提供を続けています。「売り」「買い」の両方が出来るFXオプション取引を提供しているのは、日本ではサクゾバンク証券のみです。FXオプション口座は、FX口座開設後に手続きできます。FXオプション運用の主要ページFXオプションの特徴と運用状況「FXオプションからのスワップ投資」やり方とルール運用記録と気づき「FXオプションからのスワップ投資」FXオプション 具体的な作成事例FXオプションとは含み損抑制効果とその「限界」のまとめ FXオプションリスクサイト内他記事お気楽FX 相場生活入門トップページ