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これは、リーマンショック以上の危機!! 世界的な米ドル不足で米ドル全面高に ブログ

これは、リーマンショック以上の危機!! 世界的な米ドル不足で米ドル全面高に

■リーマンショック以上の危機に! これまでの危機にはない金融市場の相関が、さらに強まっています。新型コロナウイルスの影響は、非常に深刻です。

 この危機は、リーマンショック以上です。

 リーマンショックは金融危機だったので、資金を潤沢に提供すれば、ある程度、効果がありました。しかし、今度の危機は、実体経済からきています。

 これだけ感染力が強いウイルスの感染対策をするには、通常の経済活動を犠牲にするしかありません。しかも、それは長期間にわたります。少し感染が収まってきたからといって、手を緩めると、また感染が広がるリスクがあるところが厄介です。

 つまり、完全に正常な状態で、各国が経済活動を再開できるようになるには、かなりの時間がかかってしまうということです。

【参考記事】

●新型コロナの影響は最短でも数カ月続く。米ドル/円は、戻りがあれば必ず叩き売り!(3月12日、今井雅人)

●新型コロナのダメージに金融緩和や財政出動は効かない!? 米ドル/円は105円前後へ(3月5日、今井雅人)

●新型肺炎は中国の問題から世界的な問題へ。米ドル/円は105円程度まで下落の可能性も(2月28日、今井雅人)

 そして、そのことが明らかになってきた途端、金融市場も崩れ始めたという流れです。

■すべてのリスク資産を現金化する動きに まず、それは株式市場の崩壊から始まりました。

 新型コロナウイルス対策による企業業績へのダメージは計り知れませんので、暴落するのはある意味、当然です。

NYダウ 日足(出所:Bloomberg)

 また、経済活動が滞れば、原油などの商品市場が、需要低下のために急落するというのも自然な流れです。

NY原油(WTI)先物 日足(出所:Bloomberg)

 ただ、ここからが、これまでのケースとは違いました。

 最近の危機のときは、株価が下落すると、デフレ懸念から長期金利が低下していました。つまり、債券が買われていたということです。

 そして、株価の下落がリスクオフをもたらし、結果として、為替市場では円高になるという相関もありました。安全資産の金も、こういうときは上昇していました。

 ところが、今回は違います。損失があまりにも大きいため、とにかくお金がなくなってしまうので、すべてのリスク資産を現金化する、という動きになりました。

■世界的な米ドル不足で米ドルは上昇 その結果、債券も売られ、結果として長期金利も上昇する。金も現金化のために売られる。そして、それでも、企業も投資家も、お金が足りなくなってしまう…。

米長期金利(10年物国債利回り) 日足(出所:Bloomberg)

NY金 日足(出所:Bloomberg)

 特に、世界的には、米ドルが不足するという事態が生じました。そのため、資金市場で米ドルを調達することはもとより、為替市場でも米ドルを買って、米ドルを確保するという動きになりました。

【参考記事】

●FRBが流動性供給策導入も、米ドルの需給逼迫は継続! 株安でも米ドル/円は上昇か(3月19日、西原宏一)

●利下げにもかかわらずレパトリで米ドル高。弱い商品市況。豪ドルは弱い通貨に逆戻りか(3月18日、志摩力男)

●株式市場崩壊、恐怖の米ドル買いが進行! 「リスクオフの円高」ロジックは崩れた!?(3月13日、陳満咲杜)

米ドルVS世界の通貨 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 4時間足)

 これが、今回の流れです。もう1度…
FRBが流動性供給策導入も、米ドルの需給 逼迫は継続! 株安でも米ドル/円は上昇か ブログ

FRBが流動性供給策導入も、米ドルの需給 逼迫は継続! 株安でも米ドル/円は上昇か

■FRBは危機的対応も、米国株は下落… みなさん、こんにちは。

 先月(2月)からの米国株の急落に対し、FRB(米連邦準備制度理事会)は、3月15日(日)に、緊急利下げという思い切った対策を打ち出します。


米FRBが緊急利下げ、債券買い入れ再開や他のツール活用も

米連邦準備理事会(FRB)は15日、政策金利をゼロ付近に引き下げ、債券買い入れを再開するとしたほか、危機時の対応手段の活用に踏み切った。

出所:ロイター

 利下げ幅は驚きの1.00%で、政策金利は一気に0.00~0.25%のレンジへ。

(出所:Bloombergのデータを基にザイFX!編集部にて作成)

 加えて、国債などの買い入れも再開すると発表しました。

 ところが、米国株は下げ止まらず。

NYダウ 日足(出所:Bloomberg)

 実は、今回のコロナショックによる米金融の混乱は、銀行間のものではなく、企業の資金繰り悪化によるものであるとの指摘が増えています。

 振り返ってみれば、2008年のリーマンショックの時は、銀行間において信用収縮が起きたため、企業に対する信用スプレッドが上昇してしまったわけです。

 結果、米企業の金融の血流が悪化しました。

 ところが、今回は、銀行には問題はありませんが、金融機関から企業の間で資金の流れが目詰まりを起こしています。

 FRBの思い切った対策も金融機関から企業の間での目詰まりに対するものではありませんので、米国株の下落を止める効果がなかったわけです。

■FRBのCP市場への流動性供給策導入は不発か… 当然、FRBもその点についての認識はあるため、銀行と企業との間の資金の目詰まりを解消するために、次の一手に打って出ます。

 FRBの次の一手は、「CP(※)市場への流動性供給策!」

(※編集部注:CP(コマーシャルペーパー)とは、企業が短期資金の調達の為に発行する無担保の約束手形のこと。企業は公開市場で割引形式で発行する)

米FRB、CP市場への流動性供給策を導入 新型コロナ対策で

米連邦準備理事会(FRB)は17日、新型コロナウイルス危機によるクレジット市場の緊張緩和に向け、2008年の金融危機時に導入したコマーシャルペーパー・ファンディング・ファシリティー(CPFF)を再び導入すると発表した。

出所:ロイター

 これにより、コロナショックによって苦しくなった米企業の資金繰りが楽になると思われました。

 このことをチェックするために、3カ月物のCPと同じ期間の米短期金利のスプレッドを見てみます。

米コマーシャルペーパー3カ月物スプレッド 日足(出所:Bloomberg)

 少なくとも、本稿執筆時点(3月18日)では、このスプレッドは改善しておらず…。

 ロイターには、「FRBのCP市場の支援策は不十分」とする記事が掲載されています。

FRBのCP市場支援策、不十分の声も 低格付け物に懸念


米連邦準備理事会(FRB)が17日に発表したコマーシャルペーパー(CP)市場への流動性供給策を巡り、一部投資家の間で不十分との見方が出るなど、評価はまちまちとなっている。

出所:ロイター

 つまり、米ドル不足は解消していないことを意味するため、引き続き、米ドルは底堅く推移すると想定されます。

 主要通貨をチェックすると、英ポンド/米ドルは1.15ドル台、ユーロ/米ドルは1.09ドル水準、そして、豪ドル/米ドルは0.6000ドルの大台を割り込み、0.57ドル台で推移しています。

英ポンド/米ドル 日足(出所:Trading View)

ユーロ/米ドル 日足(出所:Trading View)

豪ドル/米ドル 日足(出所:Trading View)

 クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)下落の…
米ドル円スワップポイント200円超 くりっく365のスワップポイント高騰現象で利益を増やす方法 ブログ

米ドル円スワップポイント200円超 くりっく365のスワップポイント高騰現象で利益を増やす方法

3ヶ月に1回、月末に起きることが多いくりっく365のスワップポイント高騰現象が今月発生しています。始まったのは今週月曜日発表分からと、いつもより大分早目です。既に一部通貨ペアの高騰ぶりはもの凄いことになっています。ほぼ定例化している現象ですので、これを活かして利益に繋げていきたいですよね。今回は、高騰現象の状況とともに私なりの活用方針を記事にしました。
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(3/19 木) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(3/19 木)

 -------------3/18ドル円相場------------------------- 市場は円よりドルを志向。究極のリスク回避でドル円は月初来高値108.652まで上昇。 OP107.650 HI108.652 LO106.752 CL108.068  -----------3/18主な出来事----------------------------- 07:19 モリソン豪首相「すべての国民に海外へ渡航しないよう伝える」「人体の緊急事態を宣言する」 08:50 日本2月貿易統計(通関ベース、季調前) 1兆1098億円 前回-1兆3126億円(-1兆3132億円) 予想+9172億円  19:00 ユーロ1月貿易収支(季調前)+13億ユーロ 前回+231億ユーロ 19:00 ユーロ2月消費者物価指数(HICP)・改定値(前年比)+1.2%前回+1.2% 予想+1.2%  21:30 カナダ2月消費者物価指数(前年比) +2.2% 前回+2.4% 予想+2.1%  21:30 アメリカ2月住宅着工件数(年率換算)159.9万件 前回156.7万件(162.4万件) 予想150.0万件  21:30 アメリカ2月建設許可件数(年率換算)146.4万件 前回155.1万件(155.0万件) 予想150.0万件  00:50 クオモNY州知事「NY州での新型コロナウイルス感染、前日から1008人増の2382人」 ---------3/18株式・債券・商品------------------------- 日経平均 16726.55▼284.98豪ASX  4953.202▼340.208上海総合 2728.756▼50.885英FT  5080.58▼214.32独DAX  8441.71▼497.39NYダウ 19898.92▼1338.46 日10年債利回り 0.0810%△0.0630豪10年債利回り 1.214%△0.180英10年債利回り 0.796%△0.242独10年債利回り -0.235%△0.198米02年債利回り 0.5337%△0.0412米10年債利回り 1.1915%△0.1131 NY原油 20.37 ▼6.58NY金 1477.90▼47.90 ------------3/19注目材料---------------------------- <国内>08:30  2月全国消費者物価指数08:50  対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)08:50  1月20-21日分の日銀金融政策決定会合議事要旨  <海外>06:45  10-12月期NZGDP09:30  2月豪雇用統計12:30  RBA臨時会合14:00  ロウRBA総裁講演17:30  スイス中銀政策金利18:00  3月独Ifo企業景況感指数19:00  1月ユーロ圏建設支出21:30  10-12月期米経常収支21:30  3月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数21:30  前週分の米新規失業保険申請件数23:00  2月米景気先行指標総合指数未定   南ア中銀政策金利 ------------3/19きょうのひとこと-------------------- 「ドルの奪い合い」、足元のドル高をこう表現する方もいらっしゃいます。後先考えずドル買いに殺到するのは、トイレットペーパーの買占めと同じ心理状態なのかもしれません。手持ちがなくなったら困るので多めに確保しておこうというアレですね。FRBが大量資金供給を行い、日銀・ECB・BOEなどは協調してドル無制限供給に動いているので(在庫は十分にあるので)、そう長くは続かないと思いますが、短期的にどこまで買われるかは全く読めません。 本日もよろしくお願いいたします。  
【2020年3月19日】 ブログ

【2020年3月19日】

この運用法は以下の特長があります。FXオプションからのスワップ投資 5つの特長安値でFXポジションを作るのに有効FXオプションを使って、FXポジションの買い平均値を下げるFXオプションでプレミアム受取利益が発生。FXポジション変更後はスワップ投資でスワップポイント+為替利益を狙う月5~10万円のスワップ+プレミアム受取(2019年11月10~20万より変更)による定期収入米ドル円上昇時はFX買いポジションでの不定期利益「売り」「買い」の両方が出来るFXオプション取引を提供しているのは、日本ではサクゾバンク証券のみです。FXオプション口座は、FX口座開設後に手続きできます。FXオプションからのスワップ投資 保有ポジション状況この運用で保有しているポジションは、「FXオプションのポジション」と「FXポジション」の2種類に分かれます。FXポジションは、FXオプションの権利行使によって発生したものをくりっく365口座に移動させたものです。それぞれの状況を定期的に確認しています。FXオプション部分(3月19日)現在保有中のポジションはこちらです。保有中のFXオプションポジションは5本です。米ドル円現在値は108.165円です。米ドル円コールオプション売り作成日:2020年2月14日FXオプション内容:米ドル円 コールオプション売り作成時点の米ドル円:109.841円権利行使価格:110.000円権利行使期日:3月25日売買数量10万通貨プレミアム:0.467利益上限:0.467×10万通貨=46,700円損益分岐点:110.00+0.467=110.467円プレミアム現在値は0.827です。本日のポジション損益状況項目損益プレミアム受取利益46,700円含み損-82,700円差引損益-36,000円コールオプション売りは、「上げ相場で損失・下げ相場で利益」で「利益限定・損失限定なし」という性質を持ちます。権利行使価格110円ですので、先週米ドル円が100円台前半まで下げたときには「安全圏」と思っていたポジションです。でも、本日の米ドル円値は108円台・・・期日までに110円を超える可能性・・・ありますよね。米ドル円コールオプション売り作成日:2020年2月28日FXオプション内容:米ドル円 コールオプション売り作成時点の米ドル円::109.405円権利行使価格:109.500円権利行使期日:3月25日売買数量10万通貨プレミアム:0.744利益上限:0.744×10万通貨=74,400円損益分岐点:109.50+0.744=110.244円プレミアム現在値は0.978です。本日のポジション損益状況項目損益プレミアム受取利益74,400円含み損-97,800円差引損益-23,400このポジションも権利行使価格109.50円なので、前週までは「これは問題なく満額利益確保」と思っていたポジションです。相場は何が起こるかわかりませんねぇ。米ドル円プットオプション売り作成日:2020年3月10日FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り作成時点の米ドル円:105.400円権利行使価格:105.00権利行使期日:2020年5月27日売買数量10万通貨プレミアム:2.369利益上限:2.369×10万通貨=236,900円損益分岐点:105.00-2.369=102.631円プレミアム現在値は2.313です。本日のポジション損益状況項目損益プレミアム受取利益236,900円含み損-231,300円差引損益5,600円プットオプション売りは、「上げ相場で利益・下げ相場で損失」で「利益限定・損失限定なし」という性質を持ちます。コールオプション売りは、米ドル円上昇で損失になるのですがこのポジションは利益が増えていくので、全体のバランスをとっている感じになっています。米ドル円コールオプション売り作成日:2020年3月12日FXオプション内容:米ドル円 コールオプション売り作成時点の米ドル円:104.69円権利行使価格:107.00権利行使期日:3月25日売買数量10万通貨プレミアム:0.548利益上限:0.548×10万通貨=54,800円損益分岐点:107.000+0.356=107.548円プレミアム現在値は2.384です。本日のポジション損益状況項目損益プレミアム受取利益54,800円含み損-238,400円差引損益-183,600円権利行使価格が107円ですので、米ドル円が現在のまま推移すれば損きりとなる予定です。損失分を他のオプション利益で埋められない場合は、FXポジションの利益確定も検討します。米ドル円プットオプション売り作成日:2020年3月16日FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り作成時点の米ドル円:106.379円権利行使価格:103.00権利行使期日:2020年3月25日売買数量10万通貨プレミアム:0.838利益上限:0.838×10万通貨=83,800円損益分岐点:103.00-0.838=102.162円プレミアム現在値は0.617です。本日のポジション損益状況項目損益プレミアム受取利益83,800円含み損-61,700円差引損益22,100円権利行使価格103円です。現在値から5円以上下げる局面にならなければ利益を確保できる予定です。FXポジション部分(3月19日)現在保有中のポジションは、米ドル円買いポジション20万通貨です。この保有ポジションのうち10万通貨は、FXオプションの権利行使日にFXポジションとなったものを損きりして、くりっく365口座で建て直したものです。参考記事:FXの実質買値を下げる方法と手順の事例FXポジションをサクソバンク証券からくりっく365に移動させたのは、「くりっく365の米ドル円スワップポイントが長年高水準を継続している実績」があるためです。参考:3月19日のスワップポイントくりっく365 231円サクソバンク証券 180円スワップポイント差は51円あります。ここのところ各社のスワップポイントは大きく変動中で、サクソバンク証券の180円も相当の高水準です。それでもくりっく365の優位は変わりませんね。2020年3月19日 総合損益とここからの方針2020年3月19日時点の各項目の損益項目損益FXオプション損益1.127,355円FX損益(確定分)-663,542円FX+FXオプション(含み損益)-592,730総合損益(含み損益考慮)-128,917円米ドル円現在値108.165円table.tbl_krep{table-layout:fixed;border-collapse: collapse;}table.tbl_krep{width:100%;}table.tbl_krep td{padding:5px;background-color:#FFFFFF;}table.tbl_krep th.colh{padding:5px;background-color:#4682B4;color:#FFF;}table.tbl_krep,table.tbl_krep td,table.tbl_krep th{border:solid 1px #C0C0C0;}運用開始日:2019年3月21日運用通貨:米ドル円買いポジション最大40万通貨(FX+プットオプション売り合計運用資金1200万円(1万通貨あたり30万円)ここのところの円高により、総合損益はー676,577円となっています。米ドル円買いポジション保有で使用中、くりっく365は米ドル円で長期間高水準提供を続けています。「売り」「買い」の両方が出来るFXオプション取引を提供しているのは、日本ではサクゾバンク証券のみです。FXオプション口座は、FX口座開設後に手続きできます。FXオプション運用の主要ページFXオプションの特徴と運用状況「FXオプションからのスワップ投資」やり方とルール運用記録と気づき「FXオプションからのスワップ投資」FXオプション 具体的な作成事例FXオプションとはサイト内他記事お気楽FX 相場生活入門トップページ
豪ドル円60円割れはあるのか・・豪ドル円手書きグラフからの見通し   【2020年3月18日】 ブログ

豪ドル円60円割れはあるのか・・豪ドル円手書きグラフからの見通し   【2020年3月18日】

為替相場が大荒れに荒れています。豪ドル円も底なしのように下げ続けています。こんな時でも、私たちが日々やることは一緒です。日々場帳・グラフを描きながら売買判断をしていくだけで十分に乗り切っていけます。今のグラフ状況と私なりの豪ドル円見通しをまとめました。
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(3/18 水) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(3/18 水)

-------------3/17ドル円相場------------------------- グローバルに株価が反発する中、ドル調達の動きも相まって107.859まで上伸。 OP105.900 HI107.859 LO105.816 CL107.616

  -----------3/17主な出来事----------------------------- 09:30 オーストラリア10-12月期住宅価格指数(前期比)+3.9% 前回+2.4% 予想+4.5%  09:30 RBA議事録「新型コロナウイルスの感染拡大が世界全体の経済活動に大きな混乱をもたらす事が「ますますはっきりしたと確認」「理事会は豪州経済を支援するため、更なる金融緩和を行う用意がある」 19:00 ドイツ3月ZEW景況感調査(期待指数) -49.5 前回8.7 予想-30.0  18:30 イギリス2月失業保険申請件数 1.73万件 0.55万件(-0.02万件) 18:30 イギリス2月失業率 3.5% 予想3.4% 18:30 イギリス11-1月失業率(ILO方式)3.9% 前回3.8% 予想3.8%  21:30 アメリカ2月小売売上高(前月比) -0.5% 前回+0.3%(0.6%) 予想+0.2% 21:30 アメリカ2月小売売上高(除自動車)(前月比)-0.4% 前回+0.3%(0.6%) 予想+0.2%  22:15 アメリカ2月鉱工業生産(前月比) +0.6% 前回-0.3%(-0.5%) 予想+0.4% 22:15 アメリカ2月設備稼働率 77.0% 前回76.8%(76.6%) 予想77.1%  23:00 アメリカ1月企業在庫(前月比) -0.1% 前回+0.1% 予想-0.1%  23:55 FRB、CP市場への流動性供給プログラムを復活 27:30 米ホワイトハウス、最大1.2兆ドル規模の経済対策を検討 ---------3/17株式・債券・商品------------------------- 日経平均 17011.53△9.49豪ASX  5293.410 △291.410上海総合 2779.641 ▼9.613英FT  5294.90△143.82独DAX  8939.10△196.85NYダウ 21237.38△1048.86 日10年債利回り 0.0180%△0.0010豪10年債利回り 1.034%△0.124英10年債利回り 0.554%△0.116独10年債利回り -0.434%△0.028米02年債利回り 0.4925%△0.1326米10年債利回り 1.0784%△0.3602 NY原油 26.95 ▼1.75NY金 1525.80△39.30 ------------3/18注目材料---------------------------- <国内>08:50  2月貿易収支(通関ベース)11:27  黒田日銀総裁国会出席13:00  黒田日銀総裁国会出席 <海外>06:45  10-12月期NZ経常収支17:00  2月南アフリカ消費者物価指数19:00  1月ユーロ圏貿易収支19:00  2月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)・改定値20:00  1月南アフリカ小売売上高21:30  2月カナダ費者物価指数21:30  2月米住宅着工件数21:30  2月米建設許可件数23:30  EIA週間在庫統計 ------------3/18きょうのひとこと-------------------- 欧米株価が大幅反発してドル円が上昇という事で、一見リスクオン(リスクオフの逆流)の動きですが、クロス円は豪ドル円を筆頭に多くが下落しており、円が全面的に売られているわけではありません。むしろドルが全面高で、現金化=ドル資金確保の動きに見えます。いずれにしても、ドル円は不安定な動きが続くと見ておいたほうが良さそうです。 本日もよろしくお願いいたします。 
大暴落などの超高ボラティリティ相場はFXオプションで攻める ストラングル売り戦略 ブログ

大暴落などの超高ボラティリティ相場はFXオプションで攻める ストラングル売り戦略

大暴落などの時期には、ボラティリティが高水準になります。そうなったときに有効な一手になるかもしれないのが今回紹介する「ストラングルの売り戦略」です。実際の仕掛け方と留意点をまとめました。超高ボラティリティとなったときの攻め方2020年3月現在、為替相場はボラティリティが非常に高くなっています。この影響はFXオプションで顕著にでていています。これだけボラティリティが高くなることは滅多にありません。滅多にないのですが、「こういう時期に使えそうな戦略」がありますのでご紹介させていただきます。それは「ストラングルの売り戦略」です。ストラングルの売り戦略は、現在値から離れた権利行使価格の2つのオプションを「売る」ことで成立します。ストラングル戦略で作るポジションコールオプション売りプットオプション売り*いずれも現在値から離れた権利行使価格で仕掛けます。こうすることで、「利益は大きくないものの利益が出しやすい」という形のポジションとなります。ストラングルの売り戦略は、本来それほど大きな利益を出せるものではありません。でも、現在のような高ボラティリティの時期には様相が変わってきます。ストラングル売り戦略 仕掛け方この画像は3月16日朝のFXオプション画面です。クリックすると拡大します。画像時の状況月日:3月16日米ドル円レート 106.45円権利行使日3月25日のプレミアム表権利行使日まであと10日、土日を除けば8日営業日しかないのにプレミアムが高いままです。ここで薄青色部分でストラングル売りを仕掛けるとこうなります。コールオプション売り権利行使価格 108.00円プレミアム 1.04710万通貨で104,700円受取プットオプション売り権利行使価格 104.00円プレミアム 1.03110万通貨で103,100円ポジション作成時のプレミアム受取額104,700円+103,100円=207,800円権利行使日に満額利益確定となる米ドル円値下限104.000円ー上限108.000円の範囲内このポジションの損益分岐点プレミアム合計 1.047+1.031=2.078上限:108.00+2.078=110.078円下限:104.00-2.078=101.922円損益分岐点:下限101.922円-上限110.078円の範囲内平常時はあと8営業日しかないと現在値から2円も離れた権利行使価格のプレミアムは0.1程度しかないものです。それが、1以上あります。0.1が1ですので通常時の10倍です。これは、超高ボラティリティのお蔭です。これをストラングルの売り戦略として2つのポジションで攻めれば、2以上のプレミアムを受け取れます。10万通貨の仕掛けで最初に受け取れる利益が207,800円です。これが満額利益にできる米ドル円水準が104-108円、満額とはいかないものの利益を出せる損益分岐点となる値幅は101.922-110.078円とかなり広くなります。これで、権利行使日までの日数は8営業日です。途中段階でこの値幅を超えても問題はありません。権利行使日の権利行使時間にに米ドル円がこの値幅の中に入ってくれれば利益が確保できるからです。どうでしょうね。私は、かなり分の良い勝負という気がします。留意点:リスクについてただ、意識しておかねばならないのは「リスクはそれなりにある」ということです。そもそもこれだけのプレミアムが提示されているというのは、FXオプション提供側のサクソバンク証券からすれば、そこの値まで動く可能性があるからです「これは絶対いける」・・・なんて思ったら大けがします。損失となった場合の対応策は考えておくべきです。損失となったときに考えられる対応策損きりで終了FXポジションとして保有していく。単純に損きりで終了させるのが、もっともシンプルですっきりします。ただ、場合によっては権利行使日にFXポジションに変換させて保有していくというのも有効な一手です。権利行使日に108円以上に上昇した時のFXポジションコールオプション売り⇒FX売りポジション権利行使日に104円以下に下落した時のFXポジションプットオプション売り⇒FX買いポジションこの辺の仕組みを押さえて、対応策を予め決めておきます。先日、私も高ボラティリティを活用した仕掛けを投下しています。参考記事:新型コロナウイルス相場にFXオプションで挑む このポジションはプットオプション売りですが、この前段階でコールオプションも何本か仕掛けてあります。ポジション全体でみると「ストラングルの売り戦略」という状況になっています。これがどのような結果になるかは、来週の権利行使日以降に記事にまとめる予定です。
みんなのリピート注文 4つのメリットと3つのデメリット ブログ

みんなのリピート注文 4つのメリットと3つのデメリット

リピート系自動売買で使っているみんなのリピート注文、実際に使っていて感じるメリット・デメリットをまとめました。みんなのリピート注文は、私の運用スタイルに合っていると感じたので2020年3月より本格的に使っています。デメリット部分をきっちりと認識しながらメリットを生かす形で資産増につなげていければと思っています。みんなのリピート注文 4つのメリットその1:スワップポイント差ゼロみんなのリピート注文を提供するみんなのシストレ口座は、スワップポイント差ゼロです。これ私にとっては非常にありがたいです。私のリピート系自動売買運用は以下の特徴があります。自動売買は買い中心+手動売買は売り中心いろんな局面で両建てを多用する。両建てを多用する運用でポイントになるのが「スワップポイント」です。米ドル円であれば買いで受取・売りで支払になります。一般的なFX口座では、「買いスワップポイント受取は少なく・売りスワップポイント支払は多く」となるのが通常の姿です。同じ通貨ペアで両建てをする場合、このスワップポイント差が負担となります。運用を続けていけばいくほど、この負担は増えていきます。トラリピなどのリピート系自動売買口座は、このスワップポイント差が大きくなる傾向もあります。このスワップポイント差を気にせずに両建て運用をされている方も多くいらっしゃいますが、私はどうしても気になってしまいます。みんなのリピート注文では、このスワップポイント差がゼロになるため、全く気にせずにいつもの売買ができます。手数料負担が少ないのもメリットの一つです。その2:手数料無料・スプレッドも最高水準先日、リピート系自動売買5口座の手数料・スプレッド比較をしてみました。参考記事:【2020年3月】リピート系自動売買スプレッド 5社比較みんなのリピート注文、手数料・スプレッド水準はリピート系自動売買の中で最高水準といってよいかと思います。この差は、売買を重ねていけばいくほど利益の差としてでてくる部分です。その3:一旦停止・再稼働も可能みんなのリピート注文は、単純に稼働停止させると保有注文が全て自動決済されてしまいます。それを防ぐのが「自動決済停止」機能です。画像右側に「決済する」「自動決済停止」の2つのボタンが並んでいるのが確認できるかと思います。みんなのリピート注文をポジションを残したまま稼働停止する時は、ポジション一本づつ「自動決済停止」してから行えば保有ポジションは残ります。例えば、みんなのリピート注文「買い」を暴落相場で稼働させたままにしておくと無限に買いポジションを作ってしまうことになります。こういう時に自動決済停止を使えばポジションの自動決済を防げます。それを防ぐには「みんなのリピート注文を一時停止」にするのが有効な選択肢です。この機能はいずれ使う予定です。その4:他の自動売買ストラテジーとの併用可能みんなのリピート注文と一般の自動売買ストラテジーを同じみんなのシストレ口座で稼働させることもできます。そもそもみんなのリピート注文は、みんなのシストレ口座で提供されている自動売買ストラテジーの一つです。当然ながら、他の自動売買ストラテジーを同時稼働させることもできてしまうのです。みんなのシストレには「AIストラテジー」など面白いストラテジーが揃っています。また、みんなのFXで売買をしている方のトレードも自動売買ストラテジーとして提供されています。みんなのFX口座で運用公開を承諾した方のみですが、相当な数の運用が公開されています。みんなのリピート注文運用を軌道に乗せてから、この辺の活用は考えていく予定でいます。みんなのリピート注文 3つのデメリットその1:設定完全固定みんなのリピート注文は、提供されているもの以外の設定はできません。トラリピやトライオートFXなどのように自由に設定を考えたりすることは出来ない仕組みになっています。まあ、ここはしょうがないところという気もします。その分、他の自動売買ストラテジーを使えるというメリットもあります。問題は次の部分です。その2:1通貨ごとの設定も実質1つ現状1通貨ペアで提供されている設定が「買いで1つ」「売りで1つ」だけなのです。ここは増やしてほしいですね。多分、いずれ増やしてくれるだとろとは期待しています。ループイフダンのような感じで、1通貨で10種類くらいあると自由度がかなり違います。その3:みんなのシストレ内で裁量トレード売買ができないみんなのリピート注文を動かしているみんなのシストレは、自動売買専用口座です。裁量トレードはできない設計になっています。他のリピート系自動売買は、同一口座内で裁量トレードもできるんですけどね。自動売買で保有したポジションを手動決済するのはできるのですが、新規ポジションの注文を出したりするなどの機能は持っていません。これも最初は痛い部分だなと思っていました。これ対応するため、資金を「裁量トレードのみんなのFX」「自動売買のみんなのシストレ」という具合に分けて運用することにしました。この部分は、慣れてしまうと「これでよかったかも」と思っている部分もあります。みんなのFX口座はスプレッド業界最狭水準ですので、このメリットを活かすことができるからです。総合判断でみんなのリピート注文を使っています。みんなのリピート注文で感じているメリット・デメリットをまとめてみました。これらを総合的に勘案して「みんなのリピート注文」をリピート系自動売買口座として使っています。売買本数などの制御はできませんので、そこは一時停止などで対応していきます。この辺は手間というほどでもありません。他のリピート系自動売買運用でも実績を残してきた「自動売買+手動売買」の形をみんなのリピート注文で実行していくことで、資産増に弾みがつけられそうな気がしています。実際にどうなっていくのかは、今後の運用でお見せしてまいります。みんなのリピート注文+手動売買 関連ページみんなのリピート注文+手動売買 運用関連ページみんなのリピート注文+手動売買 運用状況みんなのリピート注文 メリット・デメリットサイト内他記事お気楽FX 相場生活入門トップページ
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(3/17 火) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(3/17 火)

 -------------3/16ドル円相場------------------------- FRBの緊急利下げで105円台へ急落。107.567まで小反発するも日銀緊急緩和が不発気味で再び軟化。105.140まで下値を拡大したがNY市場に入ると106円台を回復。ダウ3000ドル安も、リスク回避の円買いとドル資金確保の動きが交錯。 OP107.042 HI107.567 LO105.140 CL105.965   -----------3/16主な出来事----------------------------- 07:39 パウエルFRB議長「新型肺炎は米国や世界に深刻な影響を与えている」「新型肺炎によりインフレは抑制される見通し」「債券購入は緩和的状況を一段と助長する」「今週予定されていたFOMCは開かない」「マイナス金利が米国にとって適切な政策とはみていない」 10:06 豪中銀(RBA)「国債を流通市場で購入する用意がある」「追加の政策措置について19日に発表する予定」 11:00 中国1-2月小売売上高(前年比)-20.5% 予想-4.0% 11:00 中国1-2月鉱工業生産(前年比)-13.5% 予想-3.0%  16:10 黒田日銀総裁「新型コロナウイルスの影響は時間差で来る、今後も影響続く」「前倒し会合は主要国協調の枠組みの一環」「国債買い入れ、必要に応じていくらでも増やすことができる」「金融機関が傷んだリーマンショック時とは違う」「新型コロナの感染が終息すれば、経済の回復はかなり急速だろう」「消費低迷もあるが、原油価格の大幅安が物価に下押し圧力の可能性」「決定会合後の株安、悲観する必要はない」「ETF購入、マーケット見て必要な限り12兆円ベースでやっていく」 21:30 アメリカ3月ニューヨーク連銀製造業景気指数 -21.5 前回12.9 予想5.0 29:00 アメリカ1月対米証券投資 +1229億ドル 前回+782億ドル(787億ドル)  02:21 G7首脳TV会議「世界の貿易、投資を支援」「必要な政策を何でもやることで一致」「金融、財政措置を新型コロナウイルス対策に活用」 28:28 トランプ米大統領「新型ウイルスとの闘いは7、8月まで続く可能性もある」「米国は新型ウィルス渦でリセッションに向かうかもしれない」 ---------3/16株式・債券・商品------------------------- 日経平均 17002.04▼429.01豪ASX  5002.016 ▼537.279上海総合 2789.254 ▼98.173英FT  5151.08▼215.03独DAX  8742.25▼489.83NYダウ 20188.52▼2997.10 日10年債利回り 0.0170%▼0.0370豪10年債利回り 0.910%▼0.068英10年債利回り 0.438%△0.025独10年債利回り -0.461%△0.083米02年債利回り 0.3599%▼0.1304米10年債利回り 0.7182%▼0.2421 NY原油 28.70 ▼3.03NY金 1486.50▼30.20 ------------3/17注目材料---------------------------- <国内>13:30  1月鉱工業生産確報13:30  1月設備稼働率 <海外>09:30  10-12月期豪住宅価格指数09:30  3月RBA理事会議事要旨18:30  2月英雇用統計(失業率/失業保険申請件数推移)18:30  11-1月英失業率(ILO方式)19:00  3月独ZEW景況感指数19:00  3月ユーロ圏ZEW景況感指数19:00  レーン・フィンランド中銀総裁、講演21:30  1月対カナダ証券投資21:30  1月カナダ製造業出荷21:30  2月米小売売上22:00  2月ロシア鉱工業生産22:15  2月米鉱工業生産指数22:15  2月米設備稼働率23:00  1月米企業在庫23:00  3月米NAHB住宅市場指数-----  フロリダなど4州で米大統領選民主党予備選 ------------3/17きょうのひとこと-------------------- FRBと日銀の緊急緩和でも株価の下げが止まりません。新型コロナウイルス・パンデミックで世界的な景気縮小が避けられないとの見方が強まっています。そんな中、ドル円は底堅いといえば底堅い動きです。究極のリスク回避モードで基軸通貨のドル需要が根強いと見られるほか、本邦公的資金のドル買いなども噂されているようです。  本日もよろしくお願いいたします。